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幻想郷文芸界を揺るがす、スカーレット・パブリッシングの野望とは!?

そして謎の覆面作家アガサクリスQ、ついに稗田文芸賞に殴り込み!

 

空前絶後の《東方架空小説書評本》シリーズ、5年ぶりの復活にして、ついに完結!

 

 

 

 稗田文芸賞とは、幻想郷文芸振興会が主催する、優れた小説作品を対象とした文学賞。
 後援は稗田出版社と文々。新聞。

■概要

 幻想郷における文芸の振興を目的として、第118季より創設。睦月から師走までの間に発行された小説作品から候補作が選定される。受賞者には正賞として盾、副賞として賞金五十貫文が贈られる。なお、一度受賞した作家の再度の受賞は不可。

 毎年師走中旬に候補作が発表され、下旬に行われる選考会において選考委員の合議により受賞作が決定する。受賞作の発表は文々。新聞紙上にて行われる。

 現在(第10回時点)の選考委員は稗田阿求、射命丸文、パチュリー・ノーレッジ、西行寺幽々子、上白沢慧音、八雲藍の6名。

 第1回から第7回までに関しては、稗田阿求編『稗田文芸賞メッタ斬り!』に、第8回と第9回に関しては同『稗田文芸賞メッタ斬り!リターンズ』、第10回に関しては『稗田文芸賞メッタ斬り!第127季版 受賞作はそれですか?編』(以上、幻想郷文芸振興会刊)に詳しい。

■歴代受賞作
第1回:パチュリー・ノーレッジ『魔法図書館は動かない』
第2回:西行寺幽々子『桜の下に沈む夢』
第3回:上白沢慧音『満月を喰らう獣』
第4回:虹川月音『レインボウ・シンフォニー』、白岩怜『雪桜の街』
第5回:八坂神奈子『天照戦記 蛙は口ゆえ蛇に呑まるる』
第6回:受賞作なし
第7回:風見幽香『輪廻の花』
第8回:黒谷ヤマメ『土の家』、河城にとり『雲の上の虹をめざして』
第9回:古明地さとり『六花』
第10回:霧雨魔理沙『いじわる巫女と三匹の妖精』

(Mukyupedia - 稗田文芸賞の項より抜粋)

 

 

 

 

【第128季〜第132季幻想郷文芸事情】

紅魔館の野望が動き出した第128季から
アガサクリスQ旋風吹き荒れる第132季まで、
5年分の幻想郷文芸事情を総まとめ!

第3回〜第7回八坂神奈子賞と、
第11回〜第15回稗田文芸賞を中心に、
この5年間の幻想郷文芸の動向を
上下2冊にぎゅっと圧縮、一読丸わかり!

東方創想話ジェネリックで好評を博した
第11回〜第15回稗田文芸賞
加筆修正し完全収録!
さらに八坂神奈子賞5年ぶんを
ボリューム満点完全書き下ろし!

【上巻巻末トークショー特別収録!】

幻想郷文芸の草創期から活躍を続ける、
2人のベテラン作家、門前美鈴&十六夜咲夜を
ゲストに招いたスペシャルトークショー!

稗田文芸賞と紅魔館の10年に渡る確執、
その真実がついに明らかに!?

万人に愛される門前美鈴作品の人気の秘密や、
十六夜咲夜の摩訶不思議な創作法など
読みどころ満載の書き下ろし!

 

 

 

 

 

     

 前作『稗田文芸賞メッタ斬り!第127季版 受賞作はそれですか?編』から、早いものでもう5年が過ぎてしまった。5年も空いてしまったのはひとえに編者である私の不徳の致すところであり、関係各方面へご迷惑をお掛けしたこと、まず陳謝したい。
 さて、第133季の今、幻想郷の文芸文化はひとつの区切りを迎えた感がある。それはひとえに、アガサクリスQという稀代のベストセラー作家の登場により、小説という娯楽、読書という趣味が、幻想郷において広く一般化したことだ。
 もはや、読書は選ばれた者だけの娯楽ではない。誰もが本を読み、感想を語り合い、そしてその中からまた新しい書き手が生まれていく。幻想郷はこれから、きっとそんな幸せなサイクルへと入っていくであろう。
 我々、幻想郷文芸振興会の目指してきた世界が、ついに実現しつつあるのだ。
 幻想郷における文芸の振興を目的として設立された稗田文芸賞も、15回という区切りを迎え、充分にその役目を果たしてきたと言えるだろう。

 というわけで――というのも何だが、この『稗田文芸賞メッタ斬り!』シリーズは、今回をもって最終巻となる。もちろんこれからも稗田文芸賞そのものは続いていくが、多様化する幻想郷文芸において、稗田文芸賞が唯一の特権的文学賞であるべきではないと考えるからだ。
 八坂神奈子賞、幻想郷恋愛文学賞、稗田児童文芸賞、パチュリー・ノーレッジ賞。それぞれ異なる基準で異なる作品を選ぶ賞が並び立ち、またそういった権威づけられた評価軸に収まらない作品を読者が自由に評価しあう、そういう場が幻想郷には既に出来上がっている。稗田文芸賞は、そうした無数の価値基準のひとつとして存在すればよい。
 小説は読者のものだ。あらゆる文学賞は、読者にとってはひとつの目安に過ぎない。信用するもしないも、評価するもしないも、読者諸賢の自由である。
 ただそれでも、我々選考委員は、信念と矜持をもって受賞作を選び続けてきた。選ばれた15回ぶんの受賞作群は、幻想郷の文芸における優れた範を示すものであると信ずる。

 この5年間の幻想郷文芸界のまとめとして、またよりよき読書生活のためのブックガイドとして、そして後世の文芸史研究者のための基礎資料として。ここに『稗田文芸賞メッタ斬り!ファイナル』をお届けする。お楽しみいただければ幸いである。

第133季 卯月
幻想郷文芸振興会代表 稗田阿求

 

 

 

 

 

 

Rhythm Five presents 東方Project Fanbook Vol.80&81

稗田文芸賞メッタ斬り!ファイナル
スカーレット野望編/これでおしまい完結編

編著:稗田阿求 著:浅木原忍 絵:すけひろゆう

文庫版 / 野望編:228ページ 完結編:284ページ / 2冊セット2000円(イベント分売不可)

2018年10月14日(日) 東京ビッグサイト

第5回博麗神社秋季例大祭

こ-38ab「Rhythm Five」にて頒布

 

■書店委託情報
スカーレット野望編:とらのあなメロンブックス
これでおしまい完結編:とらのあなメロンブックス

 

 

 

 

presented by Rhythm Five

2018/10/14 coming soon...