あんなに好きだったのに

          最終電車を降りて                 ひとり、またひとりと
          疲れた顔してバスを待つ             バスを降りていく人達が
          暖かい夜風なのに                 昨日の君の姿と
          僕の胸には届かない             一瞬重なって見えたり
          彼女を傷つけることを               かくれんぼしてた自分の
          覚悟でさよならを切り出した             弱さを今頃見つけたよ
          昨日の夜も確か                  こんなとこ気付かれるのが
          こんな夜風が吹いていた             本当は恐かったんだ…


          好きという気持ちが             バスは商店街の
          すこしづつ居なくなってきて             前を過ぎ坂を登ってく
          それに気付いた君が僕に             終点はもう、すぐそこなのに
         「好き」と何度も言うのが苦しかった      まだ降りたくない気持ちはなんでだろう


          あんなに好きだったのに           ただひとつ悲しいのは
          大好きだったのに                  大好きだった君を
          どうして君に「さよなら」を              最後の最後で泣かせてしまったこと
          言えたんだろう

                                ちいさな裏切りを
                                許してもらえるなんて思わない
                                でもこれだけは信じて欲しい
                                君をこれ以上苦しめたくなかった


                                あんなに好きだったのに
                                大好きだったのに
                                どうして君に「さよなら」を
                                言えたんだろう


                                あんなに好きだったのに…

                   

                               Vocal 多波 直哉   
                               BackVocal Choko
                                               Words & Music Writting by Miruuno 
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