次の恋なんていらない

 夕焼けが綺麗に見える駅から        ほんとはさ傷つくのが嫌なんじゃなく   好きだなんて言えずにいたほうが  憂鬱な顔して電車に乗る         『好き』という言葉ひとつ言うだけで    良かったなこんなんじゃ…  落ち込んでる訳を知ってる         普通の関係には二度と          無理に引っ張り出した『勇気』が  夕陽が窓の向こう手を振る         戻れなくなるのが恐いだけ        怒って壊した片思い 『あなたとはずっと友達でいたいな…』    ワルくもない片思いに寄りかかって      なんて言葉でフラれた僕だけど       諦めることに慣れてた僕も        電車が駅のホームに着き  好きな人にちゃんと好きだと        あのコが僕じゃない誰かに        開いたドアから降りる  言えた自分を少し褒めてる         取られると思うと苦しかった       わざと忘れてきた言葉は                                          『次の恋なんてもういらない』  ほんとは少しだけ             電車がトンネルに  自信あったのになぁ…           入るたび窓に映る   普段めったにしないお洒落も        精一杯お洒落した僕が          いつかあのコが驚くほど  これじゃなんの意味もないや        妙に可笑しくて笑えた          絶対かっこよくなってやるっ!  好きだなんて言えずにいたほうが     『好きだなんて言えずにいたほうが        良かったなこんなんじゃ          良かったねそんなんじゃ』  無理に引っ張り出した『勇気』が      トンネルを出た途端  怒って壊した片思い            僕を真っ赤に照らし笑う夕陽              夕焼け色に染まる街並みに         恋だって夢と同じで  走る電車の窓から             持ってるだけじゃしょうがない  かっこわるくスネてみるんだ        蹴散らした涙の先には                 『次の恋なんてもういらないっ!』      幸せがしゃがんで待ってるさ!                                            Vocal Miruuno                                     Words & Music Writting by Miruuno                                       Arrangement by Writting page                                                                             戻る