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│Perl入門 〜構造化プログラミング編〜 │
│(0)準備 │
│2005/08/25 │
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●テキストの目的
◆Perlでプログラミング
・Perlと言われれば、スクリプト...簡単な記述言語というイメージが強いかもし
れませんが、実際のPerlはオブジェクト指向プログラミングもこなせる可能な高
機能言語です。
・そこで、本テキストではPerlによるコーディングを、スクリプトレベルから構造
化プログラミングへ引き上げるために必要な要素について解説します。
・尚、変数の種類や制御構造、条件分岐、正規表現の利用、文字列処理関数等、簡
単なスクリプトレベルの記述については特に解説を行いません。この内容につい
て知りたい方は「Perl超入門」を参照ください。
◆構造化プログラミングに必要な要素
・構造化プログラミングを行うためには、以下の要素が必須になります。
+ 変数とデータ構造
+ 参照
+ サブルーチン
・また、Perl特有の「知っていると便利な機能」として
+ モジュール
+ クロージャ
+ 型グロブ
があります。本テキストでは、これらの内容について解説する予定です。
●Perlの入手
◆Active Perl
・UNIX系ではGNUのPerlが出回っているので問題は無いでしょう。Windows系では
Active Perlが最も入手しやすいと思います。
URL : http://www.activestate.com/Products/ActivePerl/
・2005/8/23日現在入手できる最新版は(ActivePerl 5.8.7.813)です。
・インストールについて、特に説明することはありません。実行して、後はインス
トーラの指示に従ってください。Path設定、拡張子設定もインストーラが行って
くれます。
・Active Perlをインストールすると、Perlに関する詳細なDocumentがHTML形式で
付いてきます(英語ですけど)。言語仕様の詳細については、このDocumentを参照
するようにして下さい。かなり膨大な量ですが、検索機能を使えばどうにかなる
でしょう。
◆スクリプトの実行方法(Windows2000/XP上)
・インストールが正常に終了していれば
+ *.pl拡張子がPerlインタープリタに関連付けされている。
+ コマンドプロンプトでPerlインタプリタ(例えばC:\Perl\bin)へのPATHが設
定されている。(setコマンドで確認できます)
状態になっているはずです。
・そうであれば、作成したプログラムをエクスローラ上でダブルクリックするか、
コマンドプロンプト上でプログラム名を入力すれば実行できます。
◆Perlの実行オプション
・オプションはPerlプログラム実行時に
+ コマンドライン
+ マジックナンバ(ファイル先頭の「#!」に連なるコマンド列)
の何れかで与えることができます。
・「-w」オプションは、プログラム中のコーディングについて警告を発生させるオ
プションです。デバッグ時の情報として重要なので、実質的にこのオプションは
必須です。
・「-c」オプションは、プログラムの文法エラーをチェックします。プログラムの
実行は行いません。
・コーディングしたプログラムを実行する前に-cオプションでチェックし、少なく
とも文法エラーは処理しないと、-wオプションで発生するエラーが多くなり過ぎ
る傾向にあるので、覚えておくべきでしょう。
・他にも有効なオプションやプラグマが存在しますが、それは進行状況を見ながら
説明することにしたいと思います。
以上
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