・ZENITH Data Systems ZKB-2 ALPS Green Switch このキーボードを最初に、見た時の私の感想は、「使うことがない代物なので手は出さないでおこう」というものでした。 何故かというと、配列です。右Shiftの隣が「/」、つまりカナ入力すると、「ろ」がShiftの右に位置するという点に納得がいかなくて。(後に、私 は、IBM AT84を常用しています。これは、「ろ」が「1」の左になっていたりします。) それでも、鉄の筐体で出来ているという話なので、当時はZKB-2が希少で手に入れられずに、代わりにAT84タイプのをebayで購入しました。 そのAT84タイプの作りが、あまりにも、工業製品的な無骨さゆえに、興味を失いました。 さて、何年か後に、これに再び注目するのは、再び、収集活動を活発化した今年からです。 サイトを巡回していると、本キーボードの写真で、なかなか美しい姿を見たのがきっかけとなり。(→参照) そおいえば、ZKB-2を触った事がなかったと思いだし、ebayを巡回して、うまく見つけたという流れです。 ZKB-2といえば、ALPS軸の黄色が使われている代物が多いのですが、私が購入したものは緑色という、結構珍しい代物ということです。(→参照) ZENITHロゴ 外すと、AT、XT切り替えスイッチが現れます。 裏です。鉄ですよ鉄! 裏ラベルです。鉄に貼ってあるだけあって、頑丈な作りです。 チルト機構です。ここはプラという点が、ちと、がっかり。 チルト機構を立ててみました。チルトにストッパがあり、しっかりと固定できます。まぁ、プラの柔軟性を利用した簡単な機構ですね。ところが、ここに、秘密 があったりして・・・。(後に記述) 横から見たところ。 反対側から。しかし、何故に、こんな所からケーブルが出ているのだろう? チルト機構を出して、横から。 横上から。 反対から。LED窓の処理が、なかなか美しいと思うのは、窓ありばかり見たからでしょうか?たんに、何もせずというのも、おつだと。 キートップは二色成型です。ちょっと肉厚が薄いかな? ちょっとバラしてみようと、キートップを外した所。 LED窓のキートップだけは、二色成型ではないようです。 裏のネジを外す。真ん中の二本はワッシャー付きで、まわり三本と、一つだけがネジ穴が違うものが使われてました。 でっ!上と下を外そうとすると、これがなかなか外れない。何故?と、よくよく見ると、チルト機構が上部分のストッパーとなっていたのでした。 開けると、びっくり、キーボード基盤側にザラ半紙の様なー、いや、もろ、紙が置いてあります。鉄板との絶縁のためか?いや、そんなぁー。 紙をどかして、解体! おぉー、六角レンチが必要とは・・・。試合終了です。 悔しいので、適当に。しかし、ケーブルをわざわざ折り曲げて、横から出してるというのも、よほど、キーボードと本体とをピッタリさせたかったのか。ちなみ に、上のチルト部分を下に貫通させて、足で固定してたわけです。へぇーっ、ちょっと感心した所。 基盤に記述されし、番号・・・、意味わからん。 えっと、送られてきて、初めて開封したので、掃除はしてません。キートップ外してたら、中から、こんなものが出てきた。 文字通り、「釣り」針。 スイッチは、ALPSの緑軸ですが、中のスイッチ部は何だろう?ということで、開けてみました。上の部分と軸とバネ。 スイッチの下の部分と、スイッチ部。灰色接点。まわりが、あまりにも汚いのでカット。 動画を撮ってみました。えーと、またまた講義の最中だったので、話声付きです。また、iPhone4Sで撮ったので、色々と高性能なので、私の鼻息が入っ てたりしてショックです。 このALPSの緑軸は、かつてIBM JXのキーボードで知ってましたが、ここまでスムーズだったのか!と驚きました。また、ALPS軸の中古は、スムーズエイド処理が必須なのが多い中で、よ くもまあ、こんなに状態が良い代物と出会えたことに、まさに奇跡か!クリスマスか!と喜んだ次第です。 |