・Focus Electronic FK-2001

■Focus Electronic FK-2001 AT端子

前々から、このキーボードの存在を知っていたが、そのロゴに「2001」なんて、まるで「2001年宇宙の旅」という映画が流行ったから、それにあやかっ て付けてみた、とか、「Space!!というロゴを付けたらカッコ良いゼ!」みたいなノリで作られたような雰囲気を漂わせていたので、キワモノ扱いしてま した。

本機種にかんしては、こちらが詳しいです。(Sandy55さんの所のA Little bit of keyboards内のfocus→参照)

さて、twitterでフォローしている中に、ALPS軸の専門家みたいな方がいらして(その方のサイト:あ れあれあ→参照)、その御方が、 本キーボードの動画を紹介してました。(→参 照)
それを見た瞬間に、カッコ良いゼ!と、ついつい熱くなり、ebayでがんばって探して入手した次第であります。

何がカッコ良いって、蓋ですよ蓋!グランドピアノには当然付いてあり、オルガンですら蓋がある物があるのに、なんだって同じキーボードなのに蓋付きのもの が無かったのでしょう?

事務所とか行くと、パソコンのキーボードの上に書類が置いてあることがありますが、この蓋があれば、キーボードのキー軸に負担がかかりません。是非、他の メーカーに見習ってもらいたい。まあ、最近はノートパソコンですから、必然的に蓋ありとなってますがね。ちなみに、このキーボードのこの蓋はオプションで 別売りだったそうです。


このキーボードの写真を眺めていて、キー配列的には、自分的にダメダメダメを連呼したくなるのですが(「ろ」が右Shiftの隣ですから)、裏面には、妙 な色気を感じてます。このシャープなデザインが完成されており、これに何かを加えたりしてもバランスが崩れてしまいそうで、スキが無いと。


チルト機構。閉じていても底面と一体化されております。


チルト機構を出してみると、うーん、簡素だなぁーと。スキを見つけた!ちなみに穴が開いてますが、スイッチとかは入ってません。スイッチはシールで記述さ れている通りなのですが、ebayで確かめた時には、それの意味することが分からなかったです。何を言ってるのか意味不明でしょうが、後にご説明させてい ただきます。


チルト機構無しでの、横から見たところ。



チルト機構出しての横から見たところ。



蓋開けて、横向けて、上ななめから見下げたところ。蓋が書類開けて見るのに最適ですね。


反対側から。蓋の傾き加減が、鏡置いて、自分を眺めるのに最適ですね!


さて、バラすぞぉーと、その前に蓋を取る必要があり、付け根を見ると、意外としっかりと固定されてます。スライドして簡単に外せず、少々マイナスドライ バーでこじ開けつつという苦労がありました。また、取り付ける時には、左右のパーツが違い、これまた確かめて行わないと大変な事になるところです。

左側の付け根に注目です。蓋の開閉部分に隙間がある。


筐体の上下はネジは無く、ハメ殺しとなっており、奥側のハメ部分をマイナスドライバーを駆使して、慎重に開けていきます。筐体の材質が非常に弱く、マイナ スドライバーで削られ傷だらけとなりました。

また、筐体の手前側のツメが、これまた非常に弱く、簡単にツメの根本が壊れてしまいました。


キートップを外して、びっくりしたのは、白色軸だったこと。


ロゴの所が、この様に外れます。中にDIPスイッチがあって、4つのモードに切り替えられると、裏面のシールの説明があります。



DIP SWITCHの説明文。


こっちにも切り替え文字が記述されてますが、穴だけしかありません。



さて、キーボード基盤のお披露目〜。キーボード基盤と筐体とは、ケーブルのアース線がネジ止めされている以外のネジはありません。置いてあるだけです。


キーボード基盤の年号?78年10月7日。


キーボード基盤の裏。


ロゴ見るとFOCUS ELECTRONIC CO.LTD 1989.0818と、表と随分と違うなぁー。


筐体の下部分の年号は、89.9と。


筐体の上部分の年号は、89.10と。


さて、キー軸です。

その前に・・・。
先程の文で「スイッチはシールで記述されている通りなのですが、ebayで確かめた時には、それの意味することが分からなかったです。何を言ってるのか意 味不明でしょうが、後にご説明させていただきます。」という記述の説明です、この機種を紹介されているサイト(→参照) で、ALPSの「青軸」が採用されているものの特徴で、キー配列と裏面に貼ってある説明文、MADE IN TWIWANであるという印象がありました。よくよく、本機での説明文と、青軸のを見ると、まったく違いますね。それを早合点して、これが青軸であると 思った次第であります。

で、まあ、キートップ外すと、白くてロゴ無し・・・。簡易軸?、そんなぁーとバラしてみました。えっと、ALPS軸の中身ばらすと組立大変です、よくま あ、皆さん軸代えとかやるよなぁー(単純に慣れてない)。(中の構造が頭に入ってないと組立出来ませんので、事前に調査しておきましょうね。)


接点は黒?


箱の底を見ないと判らないかも・・・、断念。
一応、キー軸をぺしぺし叩いてる動画も撮っているので、ご参考に→ばっちいスイッチ

動画を撮ってみました。これを入手するキッカケを作って頂いた、元動画の真似をしようとしましたが、なかなか即席では出来ません。うーん、フォーカスが合 わないわ。課題ですね。


さて、実はFK-2001は、これともう一台入手してます。もちろん蓋付きです。蓋がある無しで、このキーボードは私にとっては雲泥の差が付いてます!ま た機会があれば、そちらも紹介できたらと思った次第でありまする。

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