・NCR HO150-STD1-12-17

Cherry G81-3077 SAU/01

■ NCR HO150-STD1-12-17 Cherry G81-3077SAU/01  PS/2端子

さて、前回のREALFORCEのキートップが昇華印刷ということで、ライバルとして、ご登場してもらったキートップ。下の、白いやつね。


裏を見てもらうとわかるとおり、これはCherry軸のキートップ。右の白いやつね。


さて、Cherryのキーボード軸は、現在のメカニカルキーの主流で(ひよっとして、現在生産しているのはCherryと、偽軸しかないのかな?)、その キートップに、これが使えるわけですね〜。ということで、このキートップを使っているキーボードがebayでは、高価で取引されてました。(ebayで高 値で引き取られたの、ネタ元は、こちらの方→参照)
$375で落札されたという話です。

と、ebayを巡回してたら、思いもよらず、これが安価で売っていたので落札しました。


裏、表と色が違う。


裏のラベル。今亡き、西ドイツ製です!


G81-3077という型番で、わかる人がいると思いますが、この機種は正確にはメカニカルキーではありません。IBM5576A01がメカニカルキーの 王様!と叫ぶと、たいがい、まわりから「それは違う!」という突っ込みが入るように、各キー軸に電気が通っている回路が組み込まれておらず、全キーを一枚 (正確な枚数は機種による)のメンブレムシートで各キーを押し圧で読み取っているという単純な構造。

この押す機構が、ゴム椀が現在の主流ですが、このG81のやつは、こちらの参照先(→参照)を見て頂くと判るとおり、板バネでできており、キーの反発力のために、わざわざバネまで仕込んでいると いう、随分と凝った機構であります。

Cherryの、この型番G81シリーズは大概、鉄板入りなので、同じメーカーのメカニカルキーボードよりも重いという、なんだか下剋上的な代物ですが、 何故か人気がありません。内容的にはIBM5576A01クラスだと、ひそかに自分的高評価なんですが・・・、というわりには常用してない。まぁ、妙な打 感というのがすべてを物語っているのかも知れませんねぇ。

と、さっきからIBMの名前を出してるのは、このキーボードのこのロゴのせいだったりします。NCRがなかったらIBMがなかったからですしー。


足というか、チルト機構。隣のゴム貼り付けの足は、安っぽい。


取り出すのに一苦労。何故に、こんなに堅いのか?


チルト機構を上げて横から。



同じ型のキーボードでも、廉価版が作成されると、真っ先に簡略されるのが、LED枠なので、この様な立派なのは貴重かもしれないですね。


キートップ外した所。


動画を撮ってみました。板バネが重いせいか、妙な押し心地、押した後にも妙な感覚があり、素直じゃあないです。
キートップの昇華印刷の触り心地はスベスベ。

色々なキーボードを触っていくと、それぞれの設計思想や、それぞれの良さが判り、結局一つに絞れなくて、あっちもこっちも〜となると、大変です。
まして、軸を移植して理想の!というのは、中々に決められないというのが最近の私の迷いだったり。

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