頚椎関係 本文へジャンプ
ストレート
ネック


真っ直ぐな首 前湾が無い頚椎の事
横から見て真っ直ぐになっている首の事をストレートネックといいます。
整形外科でレントゲンを撮ってストレートネックだから肩こりなんだとか変形しやすいとか言われる患者さんが多くいます。

本当でしょうか?

レントゲン技師は頚椎のレントゲンを撮るとき顎を引かせて撮影します。
なぜなら椎間を広げて撮影して病理的な問題が写りやすいようにまたはフィルムいっぱいに頚椎の画像を入れて撮影したほうが診断しやすいからです。

しかしこのフィルムだと構造的には不自然な姿勢の頚椎で何時もの自然な状態の自分の頚椎の状態ではないという事になります。

何が言いたいのかというとそういわれた患者さんの多くがストレートネックでは無いからです。

ご自分で判断したいときはいつも腰を後ろに丸めて顎を上げて座ってる人はストレートネックでは無いと思われます。頚椎の4番 5番あたりが可動性亢進していて後ろにも前にも動く場合が多いです。

本当にストレートネックの方もいます。
その方は仰向けに寝ると首の後ろがベッドにくっついていて首の後ろから前のほうへ動かそうとしても硬くて頚椎の前湾が作れません。

他の医療関係者が撮ったレントゲンを鵜呑みにして頚椎の5番の後方変位だと思って矯正すると動きがつきすぎている頚椎を矯正してしまい矯正の場所を間違えてしまいますので初学者や臨床の浅い術者は気をつけなくてはいけないところです!

私はインターン時代に勤めていたクリニックのDrがよくレントゲンを撮らせていたのでレントゲンの画像の診断だけだと直らないと最初から教わりました。

レントゲンは私の場合60%くらいは参考にはなりますがやはり自分でモーションパルペーション(動きを診断すること)をしてからその結果矯正ということになりますね