あしや文学同好会のお知らせ



平成26年度 後期募集中

あしや文学同好会では下記の三講座を開催しております。

平成26年度前期講座 (平成26年4月〜平成27年3月 )


講座内容一覧表

  講座内容 講師 講義日
『源氏物語』
長編化する源氏物語〜紅葉賀、花宴、葵〜
     神戸松蔭女子学院大学誉教
     片岡 利博氏
第1月曜日
10:00〜11:30
俵屋宗達『伊勢物語図色紙』を読み解く     大手前大学・関西大学非常勤講師
     林 進氏
第3金曜日
10:00〜11:30
鑑賞『おくのほそ道』      神戸大学名誉教授
     堀 信夫氏
第4月曜日
10:00〜11:30

 

※講師の都合により講義日の変更があります。ご了承下さい。

 受講料一覧表(平成26年4月〜平成27年3月)
 

6ヵ月受講料
1講座 7,500円
2講座 15,000円
3講座 22,500円

 

申込受付

直接 各講義室へお越し下さい

当日、受付横の電光掲示板で部屋を確認して下さい




                     講義概要


『源氏物語』             片岡 利博

    長編化する源氏物語〜紅葉賀、花宴、葵〜

 若紫巻での「ものの紛れ」の結果、藤壺は不義の子を出産することになり、光源氏の苦悩の人生が始まります。物語は、紅葉賀巻から次第に大河ドラマの様相を呈し始めるのです。すでに読んできた巻々との関連もおさえながら、ていねいに読み進めていきたいと思います。
教科書 『新潮日本古典集成 源氏物語()



『日本美術の巨匠、その名作を読み解く』              林 進

 俵屋宗達筆『伊勢物語図色紙』(益田鈍翁旧蔵本、全三十六図)を読み解く―最期の作品に込めた宗達の願いとは、何であっか―
 江戸時代の初期、京都で活躍した絵師・俵屋宗達は、寛永十年(1633)に、最期の作品として平安王朝の歌物語「伊勢物語」を選び、色紙に描きました。つくり絵という古典的な表現法を用いて、情緒豊かな図面に仕上げました。その色紙絵に親王、門跡、公卿、大名、連歌師、町衆らがひぞって、各章段の和歌や詞書(ことばがき)を書き入れました。今回の講座では、全三十六図の色紙絵シリーズを一図づつ読み解き、かれらが「伊勢物語」をいかに享受したかを考えます。そして、この色紙絵の誕生について推理したいと思います。
* テキスト  色紙絵の教科書は当方で用意いたします。 
* 参考書   『伊勢物語・慶長十三年刊嵯峨本第一種本』 和泉書院
          当方注文用意致します。


鑑賞『おくのほそ道』 
                                堀 信夫   

 20年くらい昔、この会で『おくのほそ道』を講読したことがある。しかし、そのときは研究の現段階の紹介や、旅の事実との照応などが中心であった。そこで今度は、文学作品としての『おくのほそ道』が、どんな魅力を秘めているのか、その作品鑑賞に重点を置いた講義を試みる。文庫本にして僅か50頁ほどの作品が、どうして日本文学を代表する古典の一つに数えられるようになったのか、その秘密に迫りたい。

*この教科書は絶版の為、古書として同好会で用意しておりますのでお問合せ願います。

※教科書は大利書房(阪急芦屋川駅前)で取り扱っております。(電話0797-22-3760)


「漢語百題」Part2
岸田知子先生の漢語にまつわるコラムです。解りやすく深く説明されています。是非、御覧下さい。