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・LED照明によって体験したこと、感じたこと

この一年半ほどのLED照明の影響による体験です。

1.間接的に
LEDの照明によって、心身の調子がおかしくなったと感じたのは、スーパーのバイトをしていて、その店全体の照明がすべてLED照明(形は従来の長いタイプ)に変わってからです。
私は総菜作りの厨房に居て、厨房自体は蛍光灯でしたが、店内との仕切りのガラスを通して厨房に入ってくるLED照明の光に影響を受けました。
最初は短時間の勤務で、店の一部がすでにLED照明になっていたけれど、影響を受けていたことは、あまりわかりませんでした。久しぶりに働いたから疲れたのかな、と思っていました。
なぜか勤務が延長されることになると、ほとんど同時に店全体がLED照明に変えられてしまいました。
LED照明を間接的にあびながらの5時間前後勤務になり、それと同時に、家に帰ってからは着替えることもすぐにできず、ソファーに座り、ねむりこけたまま、何もできずにいる日が続きました。身体もですが、とくに頭のつかれ、いたみではないけれど、なんとなく違和感を感じました。
お惣菜をショーケースに品出しするときは、直接浴びました。1時間程度でしたが、なんだか居心地が悪く、下を向くせいかなと思っていましたが、なんとなく貧血のときの立ちくらみの感じや、動悸、頭のふらつきなどを感じながらなるだけ急いで並べて、厨房の中に入ろうとおもっていました。


2.お惣菜の色
ある日、品出しのとき、数種類の和惣菜の入ったセットを見て、ちょっとびっくりしました。ほうれん草の色が黒っぽくなっていました。
このセットは前日の残りでした。そして、置かれていた場所は、ショーケースの一番下の一番手前の、天井からのLED照明があたる場所でした。
その日に入った新しい和惣菜セットを並べようとして、ほうれん草のあざやかな緑が目に入り、前日の残りのセットと見比べた時、あれ?ほうれん草はどこだろう?と、一瞬思うほどでした。セットの入れ物は黒いものだったので、変色したほうれん草とパックが同化して見えたようです。
ほうれん草の入ったお惣菜はよく見ましたが、これほど変色した物をみたのは、店内照明がLED照明に変わってしまってからのことでした。


3.お惣菜の味
帰宅後の調理する時間がなく、仕事のあと店から小魚の南蛮漬けを買って帰りました。パックの場所は上記のほうれん草と同じく、ケースの一番下の手前でLED照明があたるところで、商品数が多く、かなり重ねてある一番上のものを急いでいたので選びました。食べてみると、パックの中で一番上になっていた魚は、ゴムのような感触と味でした。味は下のほうに重なっているものは普通に近くなっていきました。LEDの影響がこれほどとは思いませんでした。


4.気持ち
職場の人たちはベテランの方ばかりで、どの人も、くわしく、よく仕事を教えてくれました。上司が私の体調のことを気遣って、ガラス面に和紙を貼って光をさえぎったりしてくれました。仕事は覚えることや、やることが楽しかったのですが、なぜか休憩時間に親しく楽しく話すことができなかったです。口が動かないのです。照明のせいではないかもしれませんが、なぜか気力が失せるというか、例えば、落ちてくる火の粉を振り払うのに忙しくて、何かに頭が必死で耐えていて、会話をする余裕がなくなるというような感じでした。見えないなにか、聞こえない大音量の音楽を無理やり聞かされているのにたえながら、そこに居る感じでした。


5.心身の状態
開店準備時間は照明が半分なのですが、開店と同時に全部照明が付くと、やはり、目がまぶしく、はっきりと頭痛がしてきて、ときおり呼吸を整えないと作業できないようになりました。なるだけ、光のあたらないところにいるように気をつけましたが、バイトを続けるうちに、気持ち的にもあまりよくなくなりました。いつの間にか、とても落ち込んで、不必要なことを考えていることが増えていたように思います。頭をそんなに使っていないはずなのに、いつも頭を忙しくさせられているような、いつも疲れている状態になり、バイトから帰った後は、眠くて、しんどくて、何もできない状態が続き、周囲にも迷惑をかけていたように思います。収入も大事だけど、心身が持たないとおもったので、やめました。店の照明がLEDになってから3か月後ぐらいでした。
周囲の声には年齢的なものもあるのではないか、というものもありましたが、バイトをやめたら、徐々に心身ともに回復し、今は以前よりも身軽に動き回っていますので、きつさを覚えていた原因は年齢的なものではないとおもわれます。


6.丸いプチプチLED照明のスーパー
どうしてもそういう店に入らなければならないときがあり、入ったら、買い物どころではいないくらい、見えない何かに頭が忙しく反応していることにたえながら、そこに居る感じや、目が開けていられないので、つらい感じがします。


7.家の中のLED照明
小さなパソコンのルーターの照明、録画機器の表示、エアコンの表示、扇風機、など、LED照明のところを紙テープや、アルミホイルなどでふさいだ時の安堵感は忘れられません。なんでこんなに小さな光で、と思うくらいですが、わずかでも、心身に影響が大きいとしたら、街灯や、大画面など、どれだけの影響を及ぼすのだろうと思います。
パソコンのモニターも昔のちいさなテレビにしたら、目がとても楽になりました。 以前パソコンで仕事をしていました。そのときから視力がガタ落ちで、目はいいほうだったのに残念でしたが、年齢や目の酷使以上に、パソコン画面がLEDということを知らず、LEDの害も知らず使用していたことが原因と思われ、残念です。


8.音楽、楽器
LEDスポットがあたっているなかで、演奏することはとてもきつさがともない、本来のことができません。歌っていても、ピアノを弾いていても、あれ?こんなところではずす?こんなところで音程がおかしくなる?という予想外のことが起こります。脳がコントロールを失う瞬間があるような感覚です。
LED照明のお店においてあるベースギターの一番細い弦が切れたことがあります。演奏のあと、弦を緩めようとしたとき切れたそうです。本番中だったらあぶないです。普段ナイロン製のケースに包まれておいてあるのに中まで照明の影響はとおってしまうのでしょうか。LEDのあたった野菜の、表面は平気でも、芯がくさってしまうということを思い出しました。


9.ホール
LED照明のステージで歌うのはとてもきつくなります。音響がよくて声は出るのに、かえってそのことで早く疲れてしまい、なぜか気持ちも落ち込む感じがします。LEDの影響で植物の成長が早いということは劣化も早いということを思い出しました。LEDの空間が人のやる気や、何かを促進させたあげく、早く消費させ、枯渇させてしまうというようなことが、空間によってはあるのかもしれません。
客席でLEDを長時間浴びていると、天井は高かったですが、皮膚がチリチリしてきて、危ない感じがしました。演奏もリラックスして聴くどころか、心身がだるくて、演奏に集中できなかったです。早く外に出たいと思いました。こういうことは、プレーヤーにもよくない影響を与えます。


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