連綿たる 5月 下旬 編
5月22日(月) 中間テストが始まれども...
今日から4日間、中間テスト。生徒は午前中2科目ぐらいテストを受けて帰れる。先生たちも
授業がないから楽なはず...なのだがなかなかそうもいかない。3年生はテスト終了後
服装頭髪検査があった。こんなテスト中になぜかというと、テストの最終日に卒業アルバムと
就職希望者履歴書用の写真撮影があるからなのだ。学校によってはほとんどフリーパスで
髪の毛が茶髪だろうが金髪だろうが、はたまた鼻ピアスをしてようがイヤリング・化粧を
していようが、全然OKなところも多い。でもうちの場合、やはりあまりひどいのは...と
いうことでチェックが入るのだ。ましてや就職の履歴書用の写真がヤマンバだった日には
これはもう大変なことになりますよ。というわけでやったわけです。で、事前に予告して
おいたから、この週末に少しは髪を黒く染めるなり、それなりにやってくるだろうと思って
いたが...甘かった。わかってないやつは本当に分かっていない(怒)そんなメイクじゃ
卒業アルバムに載せられねぇーよ!もうこうなったら、卒業アルバムの個人写真、みんな花に
しちゃうぞ!(以上、担任の暴言集より(笑))
そしてお昼には、職員の懇親会のレク。教科持ち回りでやっているのだが、今回は理科がテニス&
バーベキューを企画。でも昨日までの雨でコートが使えず、バーベキューのみ。良かった...
なぜなら、テニス部顧問として、今回の職員レクのテニスで、特別講師として教えることに
なっていたのだ。べつにいいんですけど、人に教えるのは不得意なものですから(教員の資質
欠落(^^;))でもバーベキューだけはたっぷりいただいてきましたよ。そのあと、細々とした仕事を
して(例えばコンピューター委員会の仕事とか、(この話は実は色々あってまた後日))午後を
過ごしました。
そしてラストは国語科の歓送迎会(今頃(笑))今年、大の仲良しのH先生(♀)が転勤され、また
新しくM先生(♀)が加わり、国語科もちょっと様変わりしました。みんなの都合がつかず、
こんなに遅くなってしまったけど、久々の再会やら馬鹿話ありやらで、とても盛り上がりました。
だいたい国語科は、みんな紳士淑女で、すごくスマート。だから座が下品になることもなく、
けっこう落ち着いた飲み会なのです。その中で唯一、座をわかすのが、親方ことK先生と、
くだらないジョークを飛ばす私ぐらい(^^;)でもとてもアットホームな雰囲気で楽しめました。
下戸の私としては、場を盛り上げる係の方ですけど、仲良しのH先生がドタキャンで、ちょっと
残念でした。それでもふだん国語科の先生方は、K先生が1学年主任で学年室詰め、S先生は
進路主任で進路室詰め、A先生は図書室担当で司書室詰め、もちろん私はコンピューターおたくで
情報処理室詰め(笑)...と、みんなバラバラにいることが多く、あまり教科として顔を合わせる
機会が少ないもので(うちの学校の場合、定期的には教科会議をやっていないもので)こういう
機会が意外と親睦を深めるのに大事だったりする。この夜の懇親会でも、また昼のバーベキューの
時にも感じたのですが、やっぱり食事とかお酒の席とか、そういう時じゃないと、なかなか懇親を
深められないものだなぁと感じました。ちょっと寂しいけど、そういうときにしか本音を話さない
人もいたりするし、そういうときに色々な裏話が聞けて、様々な事情がわかったりする。うーむ、
日本的本音と建て前社会で生き抜くには、こういう場にまめにでることも必要なんですね。でも
私の場合、お酒の席は苦手ですし、出世も世渡りもあまり興味がないので、別にいいなり〜(笑)
5月23日(火) 俺に採点させてくれ
本日中間考査第2日目。私の現代文のテストがありました。このところ忙しくてゆっくり
出来なかったので、採点をパパッとやって、午後ゆっくりくつろごうという予定でした。
ところが...。いざ採点をし始めると、
「O−TEACHER、この選択科目の件なんですが...」
とT先生。何かと思えば、やっと始動する成績処理がらみの仕事。中間考査の時に、3年生の登録
フォーマットを確認しておこうという作業。本来学年の教務部の仕事で、副担任の先生方が担当して
やる仕事。ところが相変わらずコンピューター関係に疎い人だらけ。だって作業する
コンピューター室の鍵がどこにあるかすら知らないんだもの(泣)そこで無関係な私が借り出され
やり方の指示。単に生徒の選択科目のところを、表に従ってチェックマークを入れて行くだけの
作業なんだけど、その始めのところの、各クラスデータの呼び出し、及び保存の仕方がわからない
のだ。仕方なく採点の手を休め、しばらくつきあっていましたよ。
さてやっと終わっていざ続きの採点を...と思っていると
「O−TEACHERよ!これ見られるかい?」
と1学年主任のK先生。何かと思えば、春休みに行った韓国旅行の写真がフロッピィに入っている。
これが見られないかとのこと。はいはい、見られます(泣)どうやらデジカメで撮った画像が入って
いる様子。はい、こんな感じです。でもだいぶブレてますね。えっ?これって現像出来ないの
かって?紙にでもいいですか?はい、わかりました。今打ち出しますからちょっと待ってください。
と、カラープリンターで2枚ほど画像を打ち出してあげました。
「この韓国の写真データ、どうしたんですか?」
「いやさー、Hさんがさぁ、わざわざくれたんだよ、手紙付きで。だからどうしても
見ないわけにはいかないっぺ?」
H氏殺す(笑)この忙しいときに。やれやれ。こんどこそ採点が出来る。こういう採点ってリズムが
大切だから、ノるまでけっこうかかるんですよ。そうこうして10分ほどしてエンジンがかかって
きたところで、再び第三の刺客(泣)
「O−TEACHER、ちょっといい?」
「すいません!今忙しいんです!後にしてもらえます!」
「ごめん、じゃあ、いいや。すいません。」
あれ?今の声...教頭先生?やばやば(笑)
5月24日(水) 悩める教員、悩める生徒
本日も中間テスト。で、中間テストの終了後、月曜日あった服装頭髪検査の再検査があった。
私は女子頭髪の係りなので、いちおう明日卒業アルバムの撮影なので、ちゃんと黒く染めてきたか
どうかをチェックしなければならないのだ。これがすごーーーく大変。いちおうそれなりに
染めてはくるのだが、それがとても微妙な色だったり、黒と茶色がまだらになっていたりして
難しいのだ。前にも書いたかもしれないが、だいたいこの頭髪検査というのは、とっても苦手だ。
なぜなら、やっていながら『こんなことに意味はない』と思っているからだ。ならやらきゃいいの
だが、やはりそうもいかない。歯止めが利かなくなるし、こういう身だしなみについての規制が
学校全体の安定や校風、ひいては就職率、受験者数、地元の信頼、落ち着いた学校の雰囲気に
つながるのだ。でも本音を言えば必要ない。いや違うな、必要だとは思うけど、自分が頭髪指導を
やりたくないだけだ。そういう生活指導的なことはあまり得意ではないからだ。でも教員、
ましてや担任ともなると、指導できません、というわけにも行かないし、係りだからやらざるを
得ない。ストレスがたまる...悩みは深い。
テストが終わった放課後、二人の生徒と話をした。ひとりはE本さんという子。彼女はもうすでに
30日近く欠席しており(ほとんど週に一日か二日しか来ていない)中間テストも2日連続休んで
いる。その度に連絡を取っていたのだが、今日久しぶりに登校した。少し話すと、やはりもう
学校を続ける意志がないということ。特に何が嫌だとかいうのではなく、自分の好きに生きたいと
いうようなことらしい。1、2年次も出席日数がギリギリで進級してきた子だけに、色々と気に
していたのだが、やっぱりという感じ。親の方も仕方ないと納得している感じ。とりあえず
急がなくてもいいから、もう少し時間をとって考えようと話す。
もうひとり、M山さんとも話す。こちらは大学進学についての相談。ちょっと斜に構えている
ところもある子だが、実は根は真面目で、色々と真剣に自分の進路について思い悩んでいる様子。
学部や学科の選び方や、受験科目の社会は政経でいいかとか、大学選びの基準は何かとか、
けっこう核心をついた質問ばかり。でもふだんはちょっとヤンキーっぽいけど(笑)実は
とっても大人で、真剣に悩んでいる様子。こちらも真剣にアドバイス。ふだんの生活もこれぐらい
真面目に考えてくれるといいのだけれど(遅刻・欠席多し)(^^;)
5月病とはよく言ったもので、みんなそれぞれ悩み多き時期なのかな?
5月25日(木) 撮って撮って撮りまくれ
テスト最終日。安息の日々も終わり(泣)...なんて感慨に耽る間もなく、すかさず次の仕事。
それは卒業アルバム撮影!卒業アルバムに載せる個人写真、及び部活動写真&ついでに就職者
履歴書添付用写真...と大撮影オンパレードだったのだ!係はもちろんI先生と私。と言っても
ほとんどI先生が仕切ってくれて、私はその補助みたいなもの。それでも本当に疲れまくりました。
まずはアルバム用個人写真なんだけど、昨日まであれほど口を酸っぱくして、髪の毛の色を直して
こいと言っていたのに、結局直さずに来た奴が多数。だから撮らずじまいの奴が何人も出て、
かえって手間になってしまった(怒)うちのおねえちゃんたちも3人ほどダメ出し。もう本当に
わかってなくて頭に来る。だからその場で頭髪のチェックをしながら、撮影補助をやり
てんてこ舞いの撮影。それでもカメラマンの人は、うちと付き合いが長い業者だから、よーく
うちの現状をわかっていてくれて、色々と気を遣って撮ってくれた。アルバムに載る顔は、一生
ものだから、笑顔が良いということで、一生懸命ギャグを言って、生徒を笑わせながら撮影して
くれました。高校生ぐらいだと、ムスッとした顔の方が格好いいと思っているので、なかなか
笑顔を見せないけど、みんな笑った方がいい顔になるし、後々見返したとき絶対いいのに...。
それでもしかめっ面の生徒たちに、必死にギャグをとばして笑顔を撮ってくれるカメラマンに
大感謝。それにしても「いいねぇ、いいねぇ、その笑顔。もっと笑って悩殺して。」とか太って
いる子に対して「いいねぇ、その笑顔。まるで京塚昌子みたい。」は、どうかと...(笑)
そして午後からは部活動の写真。こちらは部によって色々差があり、顧問が厳しくてビシッと
揃っているけど笑顔のかけらも見られない運動部。幽霊部員ばかりで、お互い名前をよく知らない
まま写っている文化部。けっこう色々ありますね(^^;)もちろん私もパソコン同好会の幽霊顧問
としてちゃっかり写りましたけど(笑)
5月26日(金) 素晴らしき校外学習
本日は校外学習!つまり遠足!うちの学校では学年毎に色々なところに行っているのだが今年は
1年生がI県のD苑、2年はO場、そして我が3年生は、毎年恒例のTDL!そう、つまり東京
ディズニーランドなのだ!実は去年、ディズニーランドはあまり教育的でないという、前校長の
発言で物議を醸したのだが、今の校長は何の問題もなくOK。それでも始めはテーブルマナーとか
進路見学会との意見もあったのだが、生徒の熱烈な支持により、卒業記念思い出作りTDLに
決定した。もちろん私はこういうミーハーな性格だから、何度行っても楽しいディズニーランドは
大歓迎。生徒付きでなきゃもっと良い(笑)ということで行って来ました。
しかし今日は本当に混んでいた。すごい大混雑。集合場所なんて全然確認できない。もう
とりあえずクラス毎に生徒を寄せ集めるのが精一杯。全体注意なんて、とてもじゃないけど、声が
届かない。もう見切り発車で、とっとと入場しろ!解散時間に遅れるな!で、即入場開始。
それでも、うちのクラスのおねえちゃんたちが、6人ほど来ていない。各クラスも3、4人は
欠席連絡が入っている。学年主任が心配して「O−TEACHERのところも欠席かな?」
いえいえ大丈夫。あいつらが来ないはずはない。だって3週間も前から学級日誌に「ディズニー
ランド超楽しみぃー」と書いていましたから。案の定遅刻してきましたけど。過去6度ほど
こういう行事でディズニーランドへ来たけれど、自分のクラス全員出席した(つまりひとりも
欠席者がいない)のは初めて。快挙ですね。最近の子の行事面倒臭がり傾向を考えると。
さて当然先生たちも、本部待機を除いては自由行動ですから、ミーハー教員としては色々
回りたい。でもそろそろそういう仲良しミーハー教員が減ってきて、一緒に回る人も少なく
なってしまった。そんな中、唯一の仲良しさんT先生(♀、28歳)と一緒に回る約束を
していた。でもせっかく回っている途中に本部待機の時間が来ると興をそがれるので(笑)
二人で立候補して一番最初の時間を本部待機に当てた(^^;)そこで二人で本日のお遊び
ルートを相談。でもよく聞いてみるとT先生は、あまり詳しくない様子。そこで
ディズニーランド中級者を自負する私が(推定来園回数25回ぐらい)見事エスコート
しましょう(笑)お嬢様ご希望は?えっ?いつもアトラクションばかりでショーは見た
ことはない?それはもったいない。では待ち時間ばかり長く、たいして数をこなせない
アトラクションは、この際パスして、ショー巡りの旅に出ますか。
ということで、まずはステージで「チャンス・トゥ・ダンス」続いてショーベースで
「ワンス・アポン・ア・マウス」どうです?T先生は「すごーい!きれいー!」の連発。
夢見る少女の瞳になって感動していました。もうウルウルもんでした。そして二人っきりで
ラブラブでお食事の後は(笑)再びショー巡り。3番目はラッキー・ナゲット・ステージで
「ゴールドタウン・フォリーズ」そして定番のディズニー・オン・パレード。でもここで
タイムアップ。パレードを最後まで見られず、後ろ髪を引かれる思いで解散場所へ。うちの
クラスの生徒も十分楽しんだ様子。最後解散場所で死ぬほどカメラマンを頼まれたけど(^^;)
そしてやっと解散。生徒は、帰る人、再入場する人、色々あり。えっ?先生たちはって?
みんなかなりお疲れの様子。でも私とT先生の二人だけは、懲りもせず再入場。だって
最後のステージの「スーパーダンシン・マニア」見てないもん(笑)ということで二人で
それを見て、帰りました。あーあ、楽しんだ。多分私たち二人は生徒よりも楽しんだかも。
そんな二人を、うちのクラスのO川とO部に見つかり、一言いわれました。
「あー!また二人で楽しんでいるー!もう失楽園なんだから。」
ちょっと古すぎ(笑)(ちなみにT先生は既婚者です)
5月29日(月) 学校生活異状なし
もうすっかり夏気分。学校も暑いです。ディズニーランド明け、連休明けでは、当然生徒も
教員もぼっけぼけ(^^;)しかしそれでも学校は続くのです。それでも今日の授業は、先日あった
中間テストのテスト返しで1時間つぶれてしまいましたので、意外と楽かも。しかしそれに
してもこのテストの点数...。今回はかなり簡単めに作ったのですが、けっこうはっきりと
明暗が出ました。進路には3年の1学期の成績が大事だと口をすっぱくして言っていたせいか
本気を出してやった奴はけっこう点を取っている。逆にいつもと同じようにのほほんとして
いる奴、もしくはもうプーだからどうでもいいもんね、と投げてしまった奴との差が激しい
のだ。平均点を見るとそこそこなんだけど、上と下の方の開きが激しい。上は満点近い子が
ゴロゴロいれば、下は赤点バリバリの子がごまんと...。うーむ、動機付けの難しさか。
今日から教育実習生が来たり、クラスでは席替えをやったり、衣替え移行期間だったりと、
まぁ毎年恒例のサブルーチンが繰り返されただけで、たいして大過なしの初夏の午後。
5月30日(火) 嘘のような本当の話の授業変更
この時期、先生方の出張がやたら多い。まぁ、どこの学校も中間テストが終わった頃でもあり、
またどこの学校でも6月半ばは面談が入るため、様々なイベントがこの時期に集中するのだ。
例えば私なんかも6月だけで出張が4本ほど入っている。コンピューターの研修会、同じく
コンピューター関係の県の集まり、進路関係で、各大学や専門学校の教員向け説明会等々。
その他、私は関係ないけど、各教科の研究協議会や部活動の大会など、この時期は本当に出張が
集中するのだ。
で、出張となると当然授業が出来なくなるので、出張の日の授業を振り替える必要が出てくる。
いわゆる授業変更。他の先生と調整して授業をトレードするのだ。学校によってやり方は色々
あるが、うちの学校の場合、授業変更するのが原則で、どうしても出来ない場合のみ自習扱いと
なる。しかしこの授業変更というのがけっこう難しいのだ。だいたい元の時間割はバランス良く
作られているため、授業変更しようとすると無理が出てくる。例えば、とある先生が4時間
連続で授業をやらなければならなくなるとか(普通2時間連続まで)、同じ科目が同じ日に
2時間あるとか(1時間目も現代文、6時間目も同じ現代文とか)そういう無理が出てくる。
それでも何とか頼み込んでお願いして調整するのだ。少しでも空きを作らないように(生徒に
とっては迷惑かもしれないけど(^^;))
さて私だが、さっそく4本も出張があるので、先に他の先生が授業変更する前にやっておか
ないと、にっちもさっちもいかなくなるだろうということで、色々な先生に交渉に回り始めた。
すると「いいですよ。」と快く応じてくれる先生。渋い顔をして嫌々引き受けてくれる先生。
なんだかんだと理由を付けて断られる先生。色々あるのです。私なんかお互い様だからあんまり
断ったことないけど、まぁ、色々あるわけです。そして、やはりとある先生に授業変更を
お願いしに行った時、「いいですよ。でも代わりと言っちゃあなんだが、実は私の方も
O−TEACHERのこの授業と交換して欲しいんですよ。」なんて言われた。はいはい、
もちろんOKです。するとそれを聞いていた隣に座っていた他の先生が「ちょっと待った!
もしそう変更するなら、実は私も出張があるんで、こういう三角トレードにしてくれ
ませんか?」はいはい。それでもお互い不都合がないですから良いですよ。するとまた違う
先生が「ああ、そこ変更しちゃったのか...。じゃあしょうがないか。私も
O−TEACHERに、そこの変更頼もうと思ったのに...。いや待てよ、こっちなら
出来るか...あのさぁ、O−TEACHER。こことここを、こういうふうに4人で回して
こうやると授業変更できるんだけどいいかなぁ。」なんだかよくわからなくなってきた。
でも机上ではうまくいっている感じ。「でもこの日、O−TEACHER、同じクラスで
現代文2時間になっちゃうんだよねぇ。」べつにいいですよ、私は。なんて感じで5人もの
先生たちが入り乱れ(笑)授業変更選考会議が開かれてしまった。
「じゃあ、整理するために一回書き出してみましょうか、えーっとまずこの日の
1時間目は....。」
「あれ?ちょっと待ってO−TEACHER、そのクラスの水曜日の授業って...」
「えーっと、1限目現代文、2時間目日本史、3時間目日本史、4時間目現代文...
5時間目リーディング....6時間目もリーディング!」
「これってちょっとまずくない?現代文と日本史とリーディングしかないよ。」
「うーむ、本当だ...」
「でもそれよりも何よりも、一番始めに授業変更を希望していたO−TEACHERの
水曜日の4時間目の現代文....巡り巡ってまた元に戻っているし...」
「えっ!?」(笑)
5月31日(水) 何も書くな!
女子クラスの担任をやっていて、今まで持っていたクラスと違うことは色々ある。やはり女子
だけということで、男の目を気にしないせいか、その行動・態度が違う。まぁ、この辺は
女子校の先生の方が詳しいんだろうが、時々感じる。その中で気がついたネタをひとつ。
それは「女子はよく書く!」ということだ。まぁ、以前からよく授業中に手紙を書いたり、
自分の手帳に色々書き込んだり、概して男より筆まめであるのはわかっていた。もちろん
ノート提出なんかしたりすると、明らかに女子の方がまめにきれいにとってある。だから
提出点なんていつも女子の方が大幅に高かったりする。そういう点においては利点となる
のだが...やはり功罪はあるもので、マイナスの面もあるのだ。
例えば前回もあったのだが、やたら蛍光ペンとかカラフルなペンで、あちこちに書き込む
のだ。それも机とかに。まぁ、机のいたずら書きなんて定番中の定番だから、さして驚くに
値しないのだが、かつて男子なんて、せいぜいくだらない書き込み(例えば例のマーク(^^;))
程度で罪がない。ところが女子ともなるとカラフルペンで、「TOMOKO」とか
「CHIAKI」と、大きく名前を書いたりする。それだけならまだしも、机に好きな男の
名前、好きなミュージシャンの歌詞、イラスト、最後には自分で時間割とか書いたする。
テスト前の大掃除の時は大迷惑である。そういう時つくづく「女子はよく書く」と実感する
のだ。学級日誌もそう。うちのクラスの場合、学級日誌を一人一日ずつで回しているのだが
以前持っていたクラスでは、男子の番になると質素で簡単なものになる。ほとんど書かれて
いないぐらい。ところが女子の番になると、途端にやたら書いてくる。連絡や伝達事項の
記入だけでなく、噂話・無駄話...まるでプライベートな日記のように...。
で、今年のうちのクラスは女子クラスですから...おわかりですよね(^^;)学級日誌には
担任のコメント欄があるので、調子に乗って、初めの2、3人にコメントを書いたら、他の
子たちもこぞって書き始め、コメントを何も書かないと文句を言うのだ。他の子にはこんなに
書いているのに私には返事がないと...。うーむ、書き過ぎるのも大変だ(泣)
「ねぇ、O−TEACHER!何で学級日誌、私の時に何も書いて
くれなかったの!?」
「いやー、ちょっと放課後、会議とかで忙しくってさぁ...」
「みんなには書いてるのに何であたしだけさぁ...」
「悪かった、悪かった。今度はちゃんと書くから。」
「フン!もう書かないから!」
「そう言わず、また書いてくれよ、頼むからさ。」
やれやれ、何で生徒に学級日誌を書いてくれと頼み込まなければならないの
だろう...。
そして次の日、後ろの黒板にチョークで、デカデカと私の似顔絵が描かれていました(笑)