微々たる 8月 上旬 編



8月1日(火) 大変入学...いやいや体験入学(爆)

        さてさて、あっという間に8月!そして本日は本校の体験入学の日。久々にネクタイなんぞ
        締めたら暑い暑い。ぐったりです。そんなわけで私の今日の仕事は案内係!中学生をぐるぐる
        市中引き回しの刑に...って、冗談ではなく、クーラーもろくにない学校の中を、それも
        夏休み中、生徒もいないから締め切ったままで、温気がこもった校舎内を3時間も連れ回す
        なんて、拷問みたいなものです。いやー中学生も大変だ。
        それも来るわ来るわ総勢270名。よくそんなに来るなというくらい。まっ、これが全部
        うちの学校を受けてくれれば左団扇なのですが、実際には中学校の先生に「夏休み中に、
        高校の体験入学へ行ってこい。一人3校ぐらい回って来いよ。ノルマだぞ。」と言われてる
        らしきふしあり。いちおうそのノルマのために来ている子も多数(笑)とりあえずその時の
        様子は2時間目社会のページに、またまた載せておきましたので、お暇な方はどうぞ(^^;)

        さて300名近く来ると午前5班、午後2班と7グループに分けて案内することになった。
        ちなみに私は午前のC班担当。で、うちの学校の流れは、始めに体育館で全体的な説明を
        した後、班毎に、図書館案内、施設見学、学校紹介ビデオ1(修学旅行・部活動編)、
        学校紹介ビデオ2(学校行事編)、パソコン実習と、それぞれ25分刻みで連れ回すのだ。
        それでもビデオや図書館やパソコンは、それぞれ担当者がいて説明してくれるから、ただ
        連れて行くだけで良いのだが、問題は施設見学。これが大変。それぞれ案内係がその場へ
        行き、色々と説明しなければならないのだ。例えば制服展示コーナーで、制服の特徴について
        ひとくさり、カウンセリング室へ行ってまた一言、トレーニング室や体育館へ行ってまた
        説明と、けっこう大変なのだ。確かにうちの学校独自の特徴のあるところは良い。でも、
        体育館や教室なんて、たいしてどこの学校でも、県立高校なら違いがあるわけじゃなし、
        説明に苦労する。なら適当に説明してさっさと終わらせればいいようなものの、他の班と
        ぶつからないようにするために、何とか25分持たせなければならない。この暑い中
        とってもきつい。他の高校なんかは全体説明だけで終わりという、あっさりしたところから
        制服ファッションショー、ブラスバンドの演奏とか模擬授業など、嗜好を凝らしている
        ところもある。まっ、うちは中くらいというところですかね。

          「はい、これがうちの学校の制服です。うちの特徴はベストやセーターが3種類あり
           自由に選べるというところです。女の子なんかは、その日の気分で色々取り替えて
           着こなしていますよ。」
          (そんな学校指定のベストなんて、色違いで3色も持ってたってしょうがないって)

          「ここは教室です。教室の後ろに個人個人のロッカーがあります。これにはすべて
           鍵がかかる開閉式のものです。」
          (盗難が多いからね)

          「あそこにあるのは自転車置き場です。本校の場合、通学距離に関わらず許可制なので
           どんなに近くても、申し出があれば自転車通学が可能です。これなら遅刻の心配も
           ないですね。」
          (そんなことありませんよね、自転車だって遅刻するやつは遅刻する。なおバイクは
           置けません(笑))


          「ここがトレーニング室です。とても良い器具が揃っています。どこかのスポーツ
           ジム並で、運動系の部活動の生徒には素晴らしい環境です。」
          (と言ってもここ数年、運動系部活の生徒の数は激減しているので宝の持ち腐れ
           だけどね)


        とまぁ、色々説明して回るのです。こちらも疲れたけど中学生もすっかり干からびて
        おりました。そして最後にコンピューター室で、パソコン実習で最後。そこで本校の
        ホームページ(O−TEACHER作(^^;))を軽く紹介したのだけど、何人か見たことが
        あるとのこと。感涙。君はもう合格!(笑)


8月2日(水) ホームページ終了

        久々に怒りの日記。実はこれ正確には昨日の話。昨日体験入学だったということは書いたけど
        それに少し関連する話。色々案内して夕方5時頃やっと仕事が一段落ついてホッとした時
        教務部長のK先生が来室。何かと思いきや学校のホームページの件。実は昨日の体験入学の折り
        最後にアンケートをとった。その中に「うちの学校のホームページを見たことがありますか?」
        という質問事項を入れてもらったのだ。4月以降、中学生やその保護者たちが、志望校選びの
        材料として、また中学校側が調べ学習やデータの収集として、高校のホームページをよく見て
        いるらしいのだ。以前にも書いたかもしれないが、そのせいか4月以降カウンター数が上がって
        いる。だからアンケートにも載せてもらったのだ。そしてその結果、多少見たことがあるという
        ものもあったらしい。それは良かった、作った本人としてはそれなりに嬉しい...と、ここ
        までは良かった。

        ところが教務主任は、そのアンケートの反響を知って、昨日初めてうちの学校のホームページを
        見たらしい。以前にも色々な外部からの問い合わせの時に、学校のホームページに聞かれる
        ことがあったらしい。もうすでに作ってから1年近くも経とうとしているのに...。でも
        素人さんであまり興味がない人はそうかもしれないので、それは別にいいのだ。そう思って
        完成したときに、わざわざ紙に全てプリントアウトして(全80ページ!)渡してあったのだ。

        それが昨日になって、色々間違っているとかああいう情報を出すのはまずいのではないか、等々
        言ってきたのだ。そりゃあ確かにミスもあるだろうし情報の選択も不十分かもしれない。公的な
        ものだから色々気を遣うことも多いのでしょう。でも今頃になってそれはないだろうって感じ。
        もしまずいところがあったら、1年も前にプリントアウトして渡してあったんだから、チェック
        してくださいよ。それを昨日初めて見て、あれはまずいとかチェック機関がないとか(確かに
        今現在はホームページに関われる人がいないので、私の個人的なチェックのみ)色々言われた。
        そして外部からクレームが来たら困るから手直しした方が良いのではないかとのこと。

        確かにミスは認めるけど、現行たった一人で作りたった一人でUPして、忙しい中更新して
        それでも本校職員はほとんど知らない、知っているのは外部だけ、そういう報われない仕事を
        していたわけです。これもPRのため、出来る人がいないから仕方ないと、献身的犠牲で
        やってきたのに、今頃になって、それも内部から、しかもよく知らないで簡単に直せなんて..
        ご無体な(泣)そんなにすぐ出来ないのですよ。そうなると各部署に関わる全ての箇所を、再度
        80ページ分プリントアウトし、各部署で会議を持ってもらい、チェックしてもらい、なおかつ
        全部手直しして再度UPし直す...そんなの一朝一夕には無理。何か全部私のせいみたいに
        言われてちょっとご立腹。奉仕的な気持ちでやったものが、もしクレームが来たら私の責任に
        なるみたいなこと言われても...(怒)

        でも冷静に考えてみると、入試情報とかだいぶ昨年度と変わったところもある。古いままの
        情報をそのままにしておくのも問題大あり。色々手直ししなければ行けないのは、実は私が
        よーくわかっている。でも如何せん時間がない。手伝って作り直してくれる人がいない。
        またそれをチェックしてもらう機関もない。要するに現状ではすぐ手直しは無理なのだ。
        なんたってミスがあちこちに見つかっちゃいましたので(^^;)

        そこで本日教頭に相談。でも実は教頭もうちの学校のホームページを見たことない
        らしく(怒)話が一向に通じない。でもとりあえず間違った情報のまま出しているのは
        まずいとはわかってくれた。で、どう対応するかというと、手直しするしかないのだが、
        それが出来るのは今のところ私だけ。その私が3年担任で、その担任を頼むとき教頭は、
        「他の仕事はなるべく軽減するから、是非担任を。」と言った手前、すぐやってくれとは
        言えない。おまけにこのホームページ作成は、全然管轄外の仕事だから無理強いできず。
        そこで色々話し合った結果、とりあえず私が手が空いて手直しできるまで、差し止める
        こととなった。要するに問題あるページは全て工事中に(^^;)そういうことにしたのですが
        こんなに忙しくていったいいつ手直し作業なんか出来るというのでしょう。多分数ヶ月は
        かかるのではないでしょうか。やれやれ。


8月4日(金) 待ちわびて

        愛娘たちの朗報を待ちわびて早8月。早すぎる夏休み(泣)そんなわけで本日も無為な
        登校の繰り返し(笑)この時期になってくると、学校へ来ている教員はほとんど皆無。
        せいぜい10人足らず。運動系部活の顧問か進路指導部の職員、3年の担任の一部。そして
        教頭くらい。平和です(笑)

        そして就職指導の方も、ほとんど会社見学が終わり、現在は結果待ちという状態。つまり
        何となく内内定なのかダメなのか、それを会社からの連絡待ちという状態なのです。だから
        電話番(失礼)担当の進路部職員ぐらいいれば、別に良いのですが、実はうちのクラスの
        2人ほどが、そろそろ連絡が来るはずなので、どうも落ち着かず登校しちゃいました。まだ
        別口で本日も二次面接2人と、来週の月曜日に二次面接1人と、まだまだお盆までは続くの
        ですが、今週の月曜日に面接に行った二人が、話によると4〜5日で結果をお知らせする
        とのことだったので、そろそろと思い、学校へ。

        しかし何もすることもなく(いや、多少細々とした仕事はしていましたが、あまり
        手に付かず。)ただぼーっと電話を待っているのも、退屈で間抜けな話で、部屋の掃除なんて
        したりして(笑)それでもやっぱり手持ち無沙汰なので、進路部の先生に相談すると、
        「ならこっちからかけちゃえば。」えっ!?いいんですか?なら早く言ってくださいよ(笑)
        そんなわけでまず1件目。すると、会社の人が「本当なら本日にもお電話でお伝えする
        ところだったのですが、本年度はなにぶんにも応募者が多くて、会社見学会が一度で終わらず
        第二弾を本日行っておりまして、ですから最終的な判断は来週ご連絡するということで..。」
        あらら。うーむ、まだわからないのね。さっきも書いたけど、昔なら高校生は、一回見学
        一発内定というのが当たり前だったが、最近は二次、三次とあるところも増えている。
        やれやれ、さて次の会社へ。すると「本日選考会議をする予定なので、後ほどご連絡します。」
        「何時ぐらいですか?」「多分夕方頃でしょう。」えっ?朝の9時からいて、夕方まで待つ?
        こりゃ無駄の極み...。そんなわけで進路の先生にお願いして、会社から電話が来たら
        携帯に連絡してもらうことにして撤収(笑)

        そして久々に家でウダウダしていたら、進路のO先生よりTEL。内内定の報あり。やったー!
        やっと一人決定。残り6人(泣)すぐさまその生徒に連絡を取る。本人も喜んでいた。
        やれやれ、こんなことがまた来週も続くのね。


8月8日(火) 気を抜くな!

        久々に登校して仕事。昨日の時点で、就職内内定が3人ほど出た。現時点で7人中内内定3人
        会社からの結果待ち1人、9月の本試験一発勝負組2人、一人行方不明(笑)まずまずの結果で
        しょうか。この不景気で、しかも高卒で、その上女子という超逆風ハンデの中では、まずまず
        健闘したという部類でしょうか。これは担任の力というよりは、今回就職を希望していた
        子たちは、比較的真面目で有利な条件を持っていたから(例えば欠席が少ないとか、運動部に
        入っていたとか)でしょう。他のクラスではけっこうボロボロ落ちてきている様子。やれやれ。

        そこで本日は、その内内定を勝ち取った3人を呼び出し、様々な後処理というか9月本試験に
        向けた準備をさせる。いちおう規定では9月15日が就職試験の解禁なので、そこで初めて
        正式な試験をやり、内定が出る。だから今までの会社見学で送った書類(履歴書や調査書)は
        あくまで仮のものなのだ。そこで9月1日付の正式な書類を作成するために、またまたそれらの
        ことをやらせたのだ。調査書発行願、履歴書、会社見学報告書等々。こちらも正式な調査書
        作成と、色々大変。パッパとやってさっさと終わらせる...つもりだったのだが、生徒の方は
        内内定が出たということで、すっかり浮かれ気分。もう頭の中は就職緊張モードから、夏休み
        全快モードへ切り替わってしまったので(笑)なかなか書類清書が進まない。ついこの間までは
        何とか受かりたい一心で頑張っていたのだが、私からの「内内定出たぞ!」の電話の後は、
        もうダレダレ。1時間程度の作業に3時間以上もかかる始末。お前たち、気が抜けすぎ!

          「あの、O−TEACHER、これ、先生のクラスから出ている調査書発行願なんですが
           ...。」
          「はい、何とか生徒に書かせましたので、よろしくお願いします。」
          「はいはい、生徒が書く部分は全て大丈夫なのですが、先生の印鑑を押す部分がすべて
           抜けていますので...。」
          「・・・・・」

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