稜々たる 11月 下旬 編



11月21日(火) 情報教育に一家言(笑)

        このところ欠席が多い。確かに風邪をひいて休むものもいるのだが、中には自主休校のやつも
        いる。3年生のこの時期になってくると、もうすでに授業時数的には足りてきているので、
        ちょっとぐらいさぼってもどうってことない。ましてや進路なんかも決まった日には、学校
        なんかふけて、自動車教習所でも行った方がまし、なんて考える輩も多い。幸い女子クラスの
        せいか、男子ほど免許免許と、こだわる傾向が少ないが、逆に「寒いから。」とか「面倒臭い
        から。」などという理由でもない理由で休んだりする。いいなぁ、そんな理由で休めるなんて。
        いやもちろん欠席の理由を問うと「風邪です。」って言いますけどね。でも昼休みとか元気に
        騒いでいますけど...(^^;)

        さて本日の4時間目に、またまたホームページ作成授業があった。今回は、前回作った、
        テンプレートバリバリの(笑)自分のページに色々手直しする作業をやった。特にトップページや
        自己紹介のページに、色々文章やイラストを描き加えるという作業。こういう授業をやると
        普段とは違った個性が垣間見られて面白い。いつもはおとなしいやつが過激な文章を綴って
        いたり、フォントや文字サイズ、色などにとことんこだわり、いつまでも先へ進まないやつ。
        そうかと思うとやたらイラストを貼り付けただけで、中身のないページを作るやつ。うーむ、
        面白い。しかし生徒にとっては初めての作業だし、初めて使うソフトだから、当然分からない
        ことが一杯出てくる。その度に飛び回って手助けするのだが、40人近い生徒が一斉に質問
        してくると全然追いつかない。そういうときに助かるのが、一人有能なS君。彼は結構やれる
        ので、私の手が足りないときは、代わりに教えに行かせる。そうすると私に聞くより友達同士の
        方が聞きやすいのか、引っ張りだこでモテモテである。普段のおとなしい彼からすれば、
        八面六臂の活躍。良いアシスタントだ。私も助かっている。その他、何人かは自分で作った
        ことがあるやつもいるので、お互い教えあったりしている。なかなか良い感じ。

        ここで色々考えた。やはりこれからのコンピューター教育ってこういう感じでなければ成り
        立たないと感じた。今までみたいに先生が全ての知識を持っていて生徒に教える、そういう
        授業は限界に来ている。現在数学の先生たちが3人一組でコンピューターの授業を教えているが
        そのやり方自体もう難しいのでは?ティームティーチングといえば聞こえはいいけど、結局
        あまり先生自体あまり詳しくないから、3人でチームを組まないとフォローしきれないと
        考えてのことのようだ。しかし私は今回も一人で教えた。それは一人で教えるという感覚では
        なく、生徒同士に、お互いで教えあうという環境がなければ無理なのだ。確かに今でこそ私の
        方が多少知識があるかもしれないが、もう2、3年もすれば多分生徒の方が知識が上回って
        くるでしょう。その時今のような展開ではいずれ破綻すると思う。生徒が自分たちで考え、
        自分たちで進めていく。コンピューターの場合進度が違うのは当然で、一斉授業でやること
        自体無理がある。先生は進捗状況の見極めと、初歩的なつまずきを手助けするぐらい。あとは
        生徒次第。こういうことを書くと「じゃあ授業内容はどうなるのか?」と必ず言われる。
        個人的な意見だが、コンピューターなんて、「情報」という教科に設定して年間を通じて
        きっちりやるものなのかなぁという気がする。ワープロ、表計算、グラフィック、メール、
        インターネット、それぞれの初歩的なことだけ教えたら、後はそれこそわざわざ全体でやる
        ことではないような気がする。1年次から週2時間、2、3年次には週4時間もきちんと設定
        するから、ネタが尽きてプログラムまでやるから、先生方がヒーヒー言ってしまう。べつに
        みんなプログラマーにするわけではないのだから、楽しいドコ取りだけで良いと思うのだ
        けれど...。私ならタイピングソフトは「北斗の拳」メールは「ポスペ」を使い、インター
        ネットでは「goo」とか使わせて、後は興味があったら勝手にやると思うんだけど。それ以上
        コンピュータースキルって必要?


11月22日(水) カタストロフ

        とうとう来てしまった。悪魔の大王が自宅へ(笑)実は昨日の夜、うちのコンピューターの
        ハードディスクが見事に昇天してしまった。一同合掌。ついこの間、死ぬ思いで直して、
        アホみたいに再インストール連続記録を更新し、やっとの思いで使えるように復旧した
        ばかりなのに(泣)あの頃から確かに兆候があった。ウィンドウズを終了させても、電源が
        切れないことがよくあった。画面が固まってしまって、よく強制終了させていた。おまけに
        このところやけに起動に時間がかかり『そろそろデフラグか?』なんて悠長に考えていた。
        ところが昨日の夜、電源を入れてみるとハードディスク内から異様な音。今まで聞いたことが
        ない、不規則な回転音。ウィーン、ウイーンとどう考えてもおかしい。画面もWindows98って
        出るところまで行かない。富士通と出るだけでただ不気味な音を発するのみ。やばいと
        思いつつ一度電源を切って再起動させると、今度はハードディスクが「キュゥーン」と臨終の
        言葉を残し微動だにしなくなった。げげっ!完璧に止まってしまった!何度繰り返そうとも
        何一つ動かなくなってしまった....。うひゃあー、これで完璧に死んでしもうた!もう
        だめだ!ひょえぇぇぇぇ!

        思えば約3年。酷使に酷使を重ねたため、とうとう召されてしまったのね。前回の復旧劇も
        今にして思えば、本当は一度死んだんだけど、無理矢理蘇生してみたものの、もうほとんど
        半身不随のよれよれ状態だったのかもしれない。ここにきてとうとう天命が来たのかもしれない。
        あーあ、思えばこの「高校教師の憂鬱」とともに歩んだマイマシンであった。富士通のデスク
        パワーSV237として、よく頑張ってくれた。「遅い!とろい!」とののしられ、挙げ句の
        果ては無理矢理何度も整形させられ(メモリ増設・ハードディスク増設・SCSUカード増設
        &CD−RW増設)何度も再インストールさせられ、よくここまで持ったものだ。ありがとう
        愛機よ。しかしそれにしてもデータまで道連れにすることないじゃないか(泣)よってこの
        「高校教師の憂鬱」も本日をもって終了させていただきます。愛読者の方々ありがとう!
        O−TEACHERは幸せでした。さらば。もうこの日記も更新されることはないでしょう。
        ありがとうー!
                             ・
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        っていうのは嘘で、仕方がない、これからしばらくの間は、隠れてこっそり学校の
        コンピューターから更新させていただきます。関係者の人黙っていてね(笑)ということで
        次回から新コーナー、「O−TEACHER、新しいコンピューターを買う」が始まり
        ます(うそ)でもマジで買っちゃおう....(ワクワク)


11月24日(金) 卒業文集アンケート

        前回はなぜか学校ネタでなく、個人的なPC話を書いたので、今日はちゃんと学校ネタを
        書こう。しかし水曜日のネタ(笑)水曜日のLHRの時間がまたまたぽっかり空いて、特に
        やることがなかったので、放し飼いにしていても良かったのだが、とうとう切り札を出して
        しまった。それは...卒業文集!学校・学年によってはきちんと作るところも多いのだが
        この学校、しかもこの学年ではそういう雰囲気が全くなく、生徒も教員も「そんなの
        面倒臭いし書かない。」という感じが漂っている。まぁ、だいたいこういうことをやり出すと
        やれ生徒が書かない、校正が大変だ、国語の先生が中心になってくれ、教員の原稿が一番
        集まらないと、だいたい苦労する割にはたいして実りのない仕事になってしまう。おまけに
        生徒から出てくる原稿には「××(実名)むかついていた。」とか「△△先生は贔屓して
        いた。」とかの、思い出を語るどころか日頃の不満ばかりが満載されているし、中には
        「○○君はバイクに乗りながら煙草を吸っていた。」などと、生徒指導に関わる記述が
        載っていた日には、もう収拾がつかなくなる。クラスによっては1/3も出さず、この
        クラスはいったい何人だったのだろうと、後々記憶の矛盾を生じることにもなるし、かと
        いって「お前たち!死んでも出せ!」って怒りながらやらせるものではなし。というわけで
        我が学年ではほとんど話題にすらならなかった。

        しかし、それではあまりに寂しかろうと思い、とりあえずクラスだけの文集でも作ろうかと
        思っていた。しかし今書いたとおり、ある意味冒険である。そして余計に仕事を増やすことでも
        ある。でも3学期は多少時間的に融通が利きそうだし、自分のクラスだけなら、ちゃんとした
        ものではなくても(それこそガリ刷りでも)いいだろうし、多分不穏当な記述もある程度
        操作できそうだし...。と言うことで一念発起してやろうと決めた。ただし頓挫するかも
        しれないが。そこで考えたのだが、ただ普通に生徒の文章だけ載せてもあまり面白くないので
        我がクラス独自のコーナーを入れることにした。幸いデジカメで取り貯めた行事の写真もある
        ので、それも載せてしまおう。そしてクラスの生徒に色々なアンケートを採って、それも
        載せよう。そんなわけで、まだこの時期卒業の感慨にはほど遠いので、先にアンケートを
        作ってそれをやらせた。そのアンケートはこんなやつ。

        ブーブー文句を言うかと思いきや、けっこう楽しんでやっていた。さすが女子クラス、
        こういう地道な書き物作業はよくやる(笑)わいわい騒ぎながらもよく書いていた。これなら
        面白いものが出来そうだと内心喜んでいた。しかし...やっぱりただでは済まなかった。
        書いてある内容がお下劣なもの、下品なもの、下ネタ、ちょっとした誹謗、遠回しな個人攻撃、
        その他読むに堪えないものも若干あり。やれやれ、やっぱり予想通りでしたね(泣)さすがに
        女だけの集団というのは、陰で色々あったらしいと推察。担任にも伺いしれない闇の部分
        あり。女性特有の人間関係の難しさと根深く存在するグループ化...。ちょっと考える
        ところあり。でもまともなものも沢山ありましたけどね(^^;)さてさてこれをどう
        まとめようか...。


11月27日(月) 濃密な人間関係

        私事ですが先週の土曜日クラス会へ行ってきました。大学時代の同じ学部(国文学)のやつです。
        実はこのクラス会、ここ3年連続して行われている。卒業して10年近く経つが、もう5回ほど
        やっている。毎度毎度幹事さんは大変だが、毎回盛況で約1/3近くが集まる。まぁ、常識的に
        考えれば、まだ昔を懐かしむほどの年でもないし、こうしょっちゅうやるのもちょっとやり過ぎ
        かとも思う。でも毎回行けば楽しいし、昔話で盛り上がり途端にタイムスリップできる。だから
        私は毎回参加している。そしていつも思うのだが、この出席率とクラス会の回数の多さは、ある
        意味異常である。しかしなぜか我が学部は、在学中とーっても仲が良く、怖いぐらいに仲間意識の
        強い学科だったのだ。勉強はもちろん、遊び、バイト等々、いつも一緒にいて、まるで中学校に
        ありがちな超仲良しクラスだったのだ。その縁が現在でも続いて毎回開催されている。もちろん
        幹事さんの力が大きいけど。

        そこで感じたのが、この濃厚な人間関係である。私の今までの生涯で、この時ほど濃密な人間関係
        が築かれたことはなかった。概して人間関係に淡泊な私だが、青春時代という甘い幻覚を差し
        引いてもこのときほど、様々な人たちと深く関わったことはなかった。だから良い意味でも
        悪い意味でも影響しあい、傷つけあい、深く付き合った。それが今でも長続きしている理由
        だとも思う。もちろん全然関わりが断たれたやつもいるが、それでも中学校時代・高校時代の
        友人と比べると、あきれるほど多くの友人と続いている。ある意味、とても幸福なことだと、
        宴席で感慨深く思っていた。

        うちのクラスの黒板にこんなことが書いてあった。「12/22忘年会やるよ!参加する人は名前に
        ○をつけてね」おいおい、教室の黒板を使って堂々と宴会開催のお知らせか!?まさか酒とか飲む
        んじゃないだろうなぁ、勘弁してくれよ停学だけは...。なんて思って眺めていた。まぁ、女子
        クラスの忘年会だから大したことはないだろうけど、せめて担任の目の届かぬところで案内をして
        くださいよ(苦笑)しかしそれが書かれてもう数日になるのだが、一向に参加者の名前の○が増え
        ない。最初からずーっと5人ぐらい。要するに一部の友達同士だけ。これってどういうこと?確かに
        クラス全員集まるなんて無理だと思うけど、こんなに集まりが悪いの?ってお門違いながら心配に
        なってきてしまった。まだだいぶ先だから予定が立たないのだろうと思ってもいたが、一部の生徒に
        何気なく聞くと「同じクラスったって、別に仲が良いわけじゃないし...。」まっ、確かにね。
        でも例えば小学校時代とか中学校時代とかのクラス会ってあったでしょ?って聞くと、なんと
        ほとんどのやつがないと答えた。なぜかと聞くと「幹事やる人もいないし、だいたいそんなに仲良く
        ないし、別に行っても意味がない。」とのこと。別に意味があるかどうかという問題でもないと思う
        のだが...。これって最近の浅薄な人間関係の現れなのかなぁ。これって年代別に統計取ると
        年齢が下がるにつれて、クラス会開催率が下がるような気がするんだけど、誰かそんな統計知ら
        ない?とりあえず私は幸せな学生時代を送れたのだと実感した今日でした。


11月28日(火) 提出期限

        そろそろテスト1週間前なのだが、焦っているのは教員だけで生徒はどこ吹く風。私もそろそろ
        テストなぞを詰めなければならなくなった。自分一人ならどうとでもなるのだが、他の先生と
        一緒で統一問題だから、当然進度をあわせて試験範囲を一緒にしなければならない。しかしこれが
        なかなか難しい。同じ時間数なのになぜかいつも私が遅れがち。J先生は最後の段落どころか、
        次の教材に入っているのに、私だけまだ第1段落...。かといってあまりラストスパートを
        かけすぎると、生徒がついてこれなくなって赤点の山。うーむ、どうしていつも私はこんなに
        進むのが遅いのだろう。まっ、いつも無駄話ばかりしているからだけどね。

        概して教員というのは協調性に欠ける職業。だいたい授業となればお山の大将だから、一人で
        勝手きままにできる。教え方、進み具合等々。まぁ、これならば教員の個性と割り切って、ある程度
        寛容になれるのだが、こと連携してやらなければならない仕事に関しては非常に困るのだ。他の
        人と協調して足並みを揃えるということを全然出来ない人(中には意図的にしない人もいる)が、
        意外と存在する。全体で決めたことなのに、すぐ反故にして好き勝手にやる人。そんな人が多い。
        あと多いのが期限を守れない人。全体に関わる仕事で、いついつまで提出するとか集めなければ、
        という時に、全然出来ない人。これは非常に多い。なかなか集まらなくて仕事が先に進まないなんて
        ことは日常茶飯事。それも生徒に関わることなら多少わかるが、教員内部の提出書類の遅延率
        たるや、一般の会社の人が聞いたら驚くような有様。あまり大きな声では言えないが、4月当初に
        「学習計画表」というものを出すことになっている。これは授業の年間計画で、例えば1年の4月は
        ここまで教えて5月はこの内容で、3学期になったらこの教材を、というふうに色々書いて提出する
        書類がある。そして3月に、予定通りいったかどうか再記入して提出するのだ。ところが...
        うちの学校の場合、集める係の人もルーズだからかもしれないが、2学期になっても3学期に
        なっても出さない人がいたりする。しまいには計画と報告を同時に書いて、3月に出したりする。
        全然計画表じゃなかったりする。こういうルーズさがけっこう許されている学校なのだ。
        で、そんな人に限って、生徒の提出物にけっこううるさかったりする。おいおいって感じ。

        さてなんでこんなことを書いたかというと、実は今、来年度の年間行事予定表というのを
        とりまとめている。まだ先の話だが、毎年調整がややこしいので、かなり早くにたたき台を作らねば
        ならない。そこで各分掌・係などのチーフに、記入用の空表を今月はじめに渡した。提出期限は
        20日。しかし提出されたのは3つ。13部署中...。やれやれ。でも毎年のことなんで、こっちも
        予想してましたけどね。困ったもんです。


11月29日(水) 意味ある出張

        本日は出張でした。何の出張かというと、高等学校教育研究会情報教育部会研究協議会という、
        一度では変換できそうにないくらい長ったらしい名前の出張でした。これはいわゆる情報教育に
        関わる研究の発表の場みたいなもの。小中高の代表の先生が自分の学校でやっている研究報告。
        インターネットを使った共同学習の実践例や校内LANの構築例など、まぁ内容はそれなりに
        参考になりました(参考率20%)しかし毎回こういう手のものに出ると思うのだが、だいたい
        こういう研究発表は大体二つのパターンに分かれる。ひとつは、こんなにすごいことをやって
        いますよ、うちは、という自慢話か、こんなに(無理解で非協力的で低予算の中で)苦労して
        頑張っていますという、お涙ちょうだい物語か、どちらかである。確かに海外の小学校と共同で
        調べ学習をしたり、インターネットによるテレビ会議をやったり、とっても先進的でスゴイと
        思うけど、その準備とか企画とか段取りを考えると、とてもじゃないが辟易してしまう。そんなに
        簡単に出来る事じゃないと分かるだけに。それこそ1学期間まるまるつぶして計画して準備して
        それなりのスキルがないといけないし、協力者とか上の人の理解とか、調整とか、大変すぎる。
        こちとらそんな暇もないし協力体制もできそうにないし、何より苦労に見合う分の学習効果が
        上がるとは到底思えない。フツーの学校では夢の上のような例。文部省あたりは喜びそうです
        けど、旗印としては。まぁ、小学校あたりは先生方のチームワークが良いから、何とかできそうな
        気もするけど、高校あたりは、普通教員同士仲が悪いから(笑)こんな積極的な実践例は不可能に
        近いでしょう。だいたいこんなすごい実践例の学校は研究指定校のため、予算をもらって
        光ファイバーをひいたり、電話代を気にしなくて良い学校だからでしょう。フツーの学校は
        そんな予算ありませんよ。

        またその他に校内LANの敷設実践例が紹介されたが、よくよく聞いていると先生たちがかなり
        自前でやっている。自費で中古パソコン買ってきてサーバをたてたり、ケーブルを自分で買って
        きて、クロスケーブルとか作って日曜返上で天井にはわせたり...。教員ってここまでやら
        なければならないの?でもこういうけなげな話は毎回出てくる。これって県の上の方が「予算は
        出せないがみんなこうやって努力している。お前たちの学校もこうやれ。」っていう暗黙の策略?
        ある意図があるとしか思えない。おまけに午後は某N社の無線LANのPRか、はたまた
        クライアントへのプレゼンのような講演だったし...。こういう出張って本当に意味がある
        のか?

        あっ!でも他校の仲良し先生たちと久し振りに会って情報交換できたのが一番有益だったかな。


11月30日(木) 個人的な一日

        一日いないだけで仕事がたまる。クラスの方も早退が6人もいたようだし、もう勘弁して欲しい
        です。もうこの時期になると、3年の担任の先生方も、ある意味ナチュラルハイ。合い言葉の
        ように「あと(卒業式まで)××日よね。」とお互い励まし合う。もう疲労困憊、担任稼業も
        ピークなのだ。常に前向きだったとある先生でさえ「O−TEACHER、あと20日ぐらい
        かなぁ。」と話しかけてくる。生徒の方はもう卒業が見えてきたせいか、はたまた進路が決まって
        きたせいか、どうも浮ついて落ち着かない。そのためけっこう小さな問題が頻発する。ちょっと
        した喧嘩、無断早退、遅刻の激増、盗難...。こういうことひとつひとつに追われる担任たちは
        もう青息吐息なのだ。本当に卒業式まで指折り数えてしまう。そんな冷たいと言われるかもしれ
        ないが、現実はそんなもんです。

        さて私の方もテストがだいたい出来てきたので、それにあわせて授業を展開。テストに出ない
        ところに時間を割いても平均点が下がるだけなので、出そうな箇所を重点的に説明。黒板も
        強調して赤チョークで書いたりする。すると生徒もあうんの呼吸で読みとり、ふだん寝ている
        ようなやつも、この時ばかりは真剣にノートを取ってたりする。でも良いのはここまで。せっかく
        出そうなところをノートにとっても、その後見返したり覚えたりしようとしないから、相変わらず
        テストの点は低空飛行。ノート取っただけで勉強した気になるな!

        ここからは個人的な話題。ちよっと前に書いたが、実は今、自宅のコンピューターが壊れて
        しまってどうにもならない。一時的に学校のノートパソコンを拝借して(^^;)使わせてもらって
        いるのだが、本当にそろそろ買い換えないとやばくなってきた。学校のものなのに、メールを
        保存するわ、このホームページもUPするわ、おまけにネットサーフィンするわ。メールを送る
        たびにO−TEACHER専用のアドレス帳ができるわ...(笑)で、それにそろそろ年賀状も
        作らねばならないのに、さすがに年賀状ソフトや住所録までインストールするのは気が引けるし
        (なぜかバックアップは取ってあった)いよいよ、新しいパソコンを買わねばならないと
        いけない状況になってきた。このところカタログを取り寄せたり、お店に偵察に行ったりして
        いた。しかしやはり懐と相談して...自重しようと思っていたのですが、悪魔の誘惑が...。
        実はちょっとは余裕があるので「VAIO LX/BP30」(液晶15TFT)か「SOTEC PC STATION」の
        どちらかにしようかと悩んでいる。機能的にはほとんど同じなのだが、液晶かどうかの差で
        価格差8万円!この差はでかい。でもバイオというブランドと液晶には心惹かれる...。でも
        どうせまた2年ぐらいしたら新しいのが欲しくなると思うし...。でも色々な人に聞くと
        「やっぱバイオでしょ。」とか「O−TEACHERのキャラクターからいったらバイオじゃん。
        (それってミーハーってこと?)」と言われる。さてさてどうしよう。誰かアドバイスを...。

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