漂泊たる 12月 中旬 編



12月11日(月) 忘年会秘話

        本日は期末テスト3日目。再び私の担当科目国語表現のテストあり。ここでまたまたやっちまい
        ました(^^;)テスト開始直後、テスト監督のH先生が猛然と駆け込んできて「O−TEACHER!
        問題用紙が7枚足りない!」やべっ!速攻コピーして駆けつける。どうやら印刷枚数を間違えた
        様子。おかけで5分もロスを作ってしまった。巡回の時に、生徒に謝って「少し時間延長
        する?」と聞くとノーリアクション。ほとんどのやつは寝ていたので支障なし(笑)でも
        H先生にはご迷惑をおかけしましたm(_ _)m

        さてそんなボケボケしているのは、いつものことと言いながら、先週末のネタを少し書きましょう。
        まず忘年会の話。教員の数もだんだん少なくなってきて(少子化クラス減のため)去年までは
        結婚式場とかホテルとかの広間を借りて大々的にやっていたのだが、今回は普通の小ホテルの
        座敷。ごく普通の宴会になった。おまけにお金の方も積み立て式から、一括直払いになったせいか
        出席者もより少な目。こぢんまりとした宴会でした。いちおう体育科幹事の元、お約束的な
        じゃんけん総取りゲームとかビンゴ大会とか、ほのぼのとしたアトラクションあり。さて以前の
        ように披露宴会場みたいなところは、ほとんど立食形式みたいな感じに近く、あちこちお酌に
        回っているうちに、席がバラバラで誰がどこだかわからないということがあったのですが、今回は
        座敷。くじ引きで決まった席はほとんど半永久的なもの。仲が良かったり話しやすい先生の近くなら
        良いが、そうでないときは最悪。反目しあっていたり酒癖が悪い人の近くにいようものなら
        ある意味地獄。で、今回はどうだったかというと...大丈夫でした。特に気を遣う人が身近に
        いなくて(ホッ)しかし辺りを見回してみると...やってるやってる阿鼻叫喚地獄(うそ)
        でも酒癖が悪くて暴れている人、日頃の不満を管理職にからんでいる人、若い女の先生を口説いて
        いる人(笑)うーむ、本性が出ている人がけっこういます。しかし今回私が注目したのは、とある
        先生(名前は言えず)日頃どちらかというとおとなし目の人なのだが、お酒が入ったせいか
        隣にいる先生に、やたら生徒指導のことについて高飛車に語っていた。自分ではそんなに強く
        指導していないのに、「ああいうやり方じゃ生徒はよくならない!もっと厳しくやるべきだ!」と
        だいぶ放言していた。ふーむ、日頃そう思っていたのね、あの人は。そしてもう一人、延々と
        自分のクラスの生徒に対する愚痴を語っていた先生もいた。遠目で見ていたのだが、ほとんど
        2時間近く語っていたようだった。まぁ、こういう宴会になると色々と見えてきて面白くも
        あるのだ。ちなみに私は下戸なので、ただ話を聞いているだけでした。そして最後に小学生並の
        プレゼント交換会(笑)みんなで輪になって、校歌を歌い(泣)その歌が止まったところで
        手にしていたものがプレゼント。このプレゼントもそれぞれの先生の性格が出て笑えた。
        ある先生は銀行の袋にただ商品券を入れただけのズボラ系、私みたいに受けを狙って面白
        グッズ系、真面目な人たちは仕事で使えそうなもの系等々。私はN先生の電波時計でした
        (やはり理科の先生っぽい)そんな感じで先生たちの長い夜は更けていきました(笑)
        ああっ、もっと書きたいけど、同僚に見ている人もいるし自重自重(笑)


12月12日(火) メールチェック係

        期末考査4日目。最終日。とりあえず私が担当している科目のテストは終わり、採点も無事済ませ
        いちおう成績も仮につけた。これでもう心おきなく2学期が終えられる...とはいかないのが
        担任なのです。色々な教科から(おそらくテストを採点したがあまりに点数が悪かったため)
        呼び出しを受ける生徒数人あり。その他実技関係の教科(体育や音楽)の、それぞれの未実施の
        実技で呼び出しうける者もちらほら。なかなかスパッと終わりません。

        さて本日の話題。でも正確に言うと昨日の話題。昨日朝メールチェックをしていると、うちの
        ホームページからもリンクを張っているH氏からメールが届いていた。U先生への連絡事項が
        書いてあるメールだった。ご丁寧に添付ファイルまで付いていて(^^;)そこでそれをプリント
        アウトしてU先生に手渡した。すると「いやー、さっきこの連絡をメールで送ったから見て
        くれって電話があったんですよ。でも僕、メールわからないからどうしようと思っていたん
        ですよ。いやー、助かりました。」とのこと。電話するならわざわざメールする必要も
        ないと思うのだが...(^^;)

        それはさておいて実はこのメールチェックというのがくせ者。うちの学校もホームページ上で
        メールアドレスを公開しているし、あちこちへ配るPRポスターや名刺などにも載っている。
        そうなれば当然あちこちに知れ渡るわけで、使われる機会も多くなる。ところがこのメール
        チェックする担当が決まっていないのだ!いちおうインターネット関連はコンピューター委員会が
        受け持っているのだが、メールチェックについては何も決まっていない。だから知らせるだけ
        知らせて、何か来ても誰も知らないもんね状態になっているのだ!でもさすがにそれでは
        まずいので、いちおう好意で私が毎朝チェックしている。しかしこれも意外と大変。だって
        毎日来るメールがだいたい20通前後。それを全部目を通して必要なところへ届けなければ
        ならないからなのだ。まぁ、だいたいは訳の分からない教材の売り込みメールだったり、変な
        教育ソフトの案内だったり、はたまたどっかの教育機関のアンケート協力メールだったりするの
        だが、時々大切なものが含まれていたりする。例えば進路関係では、とある大学の面接日指定の
        メールだったこともあった。また求人情報のメールだったり、そういう大事なものも含まれて
        いたりする。また、他校からの部活動関係の試合等の連絡メールだったり、中学校からの重要な
        問い合わせだったりすることもあった。その度にわざわざプリントアウトして、担当者に配って
        回る...。メールチェックとプリントアウト、それを届けに行く時間、これ全部足すと
        けっこうな仕事と時間。何度も書きますが、これはあくまで私の好意でやっている仕事。

        それなのにあまりよくわかってもらっていないので、多分必要な連絡メールだろうと思い、
        わざわざ準備室までメールを届けると「こんなのいらないよ。」と、まるで私が教材を
        売り込みに来た業者のように露骨に嫌な顔をされたりする。または「そうか。こりゃあ便利だ。
        じゃあ今度からは全部学校に送ってもらおう。毎月あるからさぁ...。そうそう、ついでに
        返事も送り返しておいてくれよ。内容は・・・・」あのー、私は伝書鳩じゃないんです
        けど...(怒)こういうことが最近特に増えてきたようです。

        そうそうよくあと、学校のホームページにリンク貼らせてくださいというやつが頻繁に来る。
        本当ならいちいち校長にお伺いを立てるべきなのだろうが、説明してもよくわかってくれない
        だろうし、個人的にはインターネット上でホームページを開設している以上、リンクなんて
        ものはフリーだと思っているので、たいがいOKの返事を出している。ただあまりに露骨な
        業者や怪しい教育団体なんかは無視していますが...。で、本来なら相互リンクすべき
        なんだろうけども、面倒臭いからやってません(笑)

        そんな電脳化が進んだ学校も、こうして仕事が増えていくのでした(泣)


12月14日(木) 飲み会ネタ2

        昨日は採点休業日ということで自宅研修(^^;)リフレッシュさせてもらいました。本日から
        答案返却いわゆるテスト返しが3日間。しかし色々と細々とした仕事あり。授業欠時数の
        集計とか、来年度予算の申請とか...。そして今頃なんですが、また一人大学のAO入試に
        送り込むための段取りなどをしました。大学側も生徒集めで必死なせいか、わざわざ担当の
        人が来てくれて、色々お話をする。するとそのAOの面談が、急遽土曜日にやることになり
        すぐ本人の自宅へ連絡するも不在。どこへ遊びに行ってるんだ!オロオロしているのは担任と
        親ばかりなり。やれやれ。

        さて、面白いネタもないので、またまた飲み会ネタをひとつ(笑)実はおととい学年の
        飲み会があった。相変わらず下戸だがお付き合いの良い私はまたまた出席(^^;)
        参加人数は少なかったものの意外な盛り上がり。というのも私の隣に座った事務のIさんが
        飛ばしていたから。彼女はまだ20代独身だが、事務関係ではもうベテラン。いつも色々
        お世話になっている人。その彼女に、軽くジョークで「イニシャル・トークでいいから
        教えてよ、この人が嫌いだっていうの。」と聞いた。普通なら「えーーっ、そんな人
        いませんよ〜、みんな良い人ばかりで〜」という社交辞令トークが返ってくると思ったのだが
        あにはからんや「××さんです!!(キッパリ)」えっ!一同たじろぐ。「はははっ、Iさん、
        冗談がうまいなぁ...なんて。」「いえ、冗談ではありません。××さんです!あの笑い方が
        気色いです!(注:気色悪いの略)」一同更にひく(笑)ここでは××と書いたけど、もちろん
        その時はイニシャルで言いました。でもいくらイニシャルで聞いても、誰のことを言って
        いるのか、すぐわかってしまった。おまけにその笑い方を指摘されれば、そんな気色い(^^;)
        笑い方をするのはあの人しかいない....。けっこう気まずい雰囲気...。すかさず
        フォローを入れる私。「はははっ、もうIさん、酔っているから...」「いえ、私、こんな
        もんじゃ酔いませんから(キッパリ)」おいおい(^^;)みんな酔いが醒めそうでした(笑)まっ、
        これはこれで面白かったからいいか。複雑な人間関係が、またまたわかってしまった
        飲み会でした(笑)


12月15日(金) 若さは砂糖水

        本日も答案返却。それはそれとして放課後にEさんを呼んで、書類指導。この期に及んで
        明日OA入試の面談のため、エントリー用紙に色々記入させ、簡単な面接指導。この子、つい
        最近までは「プーでいい。」と言っていたため、そのままにしていたのだが、せっかく成績も
        良いし、面接にも対応できそうだし、もったいないと思っていたのだ。本人は自分でやりたい
        ことが見つからず、ただぼーっとしていたいと考えていた。親もけっこうそれで良いという
        ような感じで、ここまでズルズル来てしまったのだ。幸い近隣の短大が、まだまだ大幅に枠が
        ありそうなので、本人に再度持ちかけてみたところ、少しずつその気になってきたのだ。で、
        今日に至る。ふーっ。こうやってこちらから色々と煽らないとなかなかその気にならないのが
        今時の子。大変です。志望動機などを書かせたりしたのたが、けっこうきちんと書ける。面接の
        練習をしてもとっても良くできる!(言っちゃ悪いが、就職や指定校推薦の子より、よっぽど
        うまかった(^^;))これなら安心。まぁ、表面的にはかなり有望でしょう。でも性格的には
        まさに今時の女子高生ですが(笑)あっ!いいのか、今時の女子大生になるのだから(笑)

        その子の書類をコピーしたりするために進路室へ行ったときの話。そこには今年着任した
        ばかりのY先生が仕事をしていた。彼はバリバリのフレッシュマンで、(進路室の
        ジャック・ニコルソンと私は密かに呼んでいる(笑))昔の私を見ているような気がする。
        これは性格的こととか、まだまだ青いということも含めて(^^;)で、そのY先生にはいつも
        取り巻きの女子たちがいるのだ。とあるクラスの女の子4人ほどだが、たいした用事もない
        のに、進路室に入り浸ってはY先生のことをからかっている。別になんということは
        ないのだが、Y先生と雑談しに来るのだ。

        それを見ていてふと思い出したのだ。私にもこういう時期があったなぁと。私も新米の
        駆け出しの頃には、こんなことがよくあったのだ。何かというと職員室の私の元へ、遊びに
        来る女の子たちがいた。今考えれば、ただからかわれていたというか、話がしたいだけ
        だったと思うが、その頃は年が近いせいか、とっても青春していたような記憶がある。
        授業のこととか恋愛の話とか、ただそういうことを話すのがが楽しい時期でもあったのだ。
        俺って生徒に好かれているのでは?と錯覚した時期でも
        あった(笑) ただその時は、まるで学園ドラマに出てくるような、生徒と先生の熱い交流の
        ような気がしていたのだ。もちろん幻想だが(笑)だから生徒と話していて仕事がおろそかに
        なっていると、年長の先生がわざとらしく咳払いして、その熱きコミュニケーションを中断
        されたりすると『自分は生徒から好かれてなくて、俺が仲良く
     話しているのを見て嫉妬しているのだな。』
とすごーーーい勘違いを
        していたのだ。恥ずかしーい。でも今だからわかる、それは妄想なのだ。若き日の勘違いなのだ。
        ただ若いというだけで生徒が寄ってきただけなのだ!単なる暇つぶしというか、からかう相手と
        してのみ存在していただけなのだ。かる〜い親近感だけなのだ。だから今考えると、生徒と
        すごーくコミュニケーションが取れたということではなくて、ただ単におもちゃとして遊ばれて
        いただけに過ぎないのだ。今だからわかるあの日の青臭い自分(^^;)でも若いってだけでもてた
        日々でもあったのだなぁ(しみじみ)私のかつての同僚で、とっても格好いいT先生は、いつも
        女の子が群がっており、「ハーレムT」と呼ばれていた(笑)今となっては過去の栄華ですかね(笑)
        別に今は全然羨ましくないですけど。かえってうざいと感じることもあったりして(^^;)今は
        もちろんそんなに生徒は寄ってきませんよ、おやぢですから(笑)おまけに口うるさくなってきた
        から(笑)


12月16日(土) ちゃんと来いちゃんと行け!

        テスト返却最終日。担任の気苦労は絶えない。出席時数が足りないのに、テストが終わった後
        全然出席してこないやつがいたり、はたまた体育で前回の強歩大会をリタイアして、本日その
        補講代わりの追歩があるのに休むやつ。もう赤点がつこうが全然お構いなし状態。もう知らん!
        朝のSHRだって、クラス30人のうち11人がいない...。遅刻欠席最悪です。もちろん中には
        入試で公欠のものや、入院や体調不良で休んでいるものも若干いるが、それでもこの出席率の悪さ。
        担任としてがっかりです。やれやれ、もう勘弁して欲しいです。
        そんなかんんなで、2学期は本日締めなのですが、出席率が90%!普通はどのくらいかよく
        わからないけど、以前は97%ぐらいあったのに...。でもこのところ生徒の数自体が減ったので
        こういうこともあるのかも。でもこれって悲しすぎ。

        そんな憂鬱な気分で集計していたら、とある大学の入試担当の方より電話。実は昨日書いた子が
        ここを本日AO入試で受けているはず。すわ!何かあったか?「実は本日貴校から受けるはずのEさん
        なんですが、まだお見えになっていないのですが...。」げっ!ドタキャンか!?面接開始時間は
        10時の予定なのだが、時計を見ると9時50分!何かあったのか?それともまさか本当に
        ドタキャン!?でもそんなやつじゃないはずなんだけど...。とりあえず自宅へ連絡を取り、折り
        返しかけると平謝り。すぐ自宅へかけ直すも留守電。どうやら寝ていたとかいう最悪の事態では
        なさそう(昔、入社試験当日、爆睡してすっぽかしたやつもいた(泣))おそらく家は出たものの
        何らかの理由で遅れているのかも。それでその旨を大学へ連絡する。すると今さっき着いたとのこと。
        やれやれ。勘弁してよ、本当に。欠席遅刻を含め、こういう時間へのルーズさが今の子たちなのです。
        こういうことで振り回されっぱなしの私たち。合掌(泣)


12月18日(月) 教科会議&成績入力

        さらにクラス欠席数増加!14人も欠席!(泣)クラス半分いない...もう学級崩壊だ!もう
        やる気なし(泣)都立みたいに試験が終わったら休みに入ってしまえばいいのに。まっ、確かに今日
        なんて帳尻あわせ的な日ですから、1時間分だけLHRやって終わりですから、私が生徒でも
        来ないと思いますけど(^^;)とりあえずクラス文集の原稿を書かせてお茶を濁す。

        さてその後は大忙し。成績処理の一連の流れ。まずは教科会議。これってメンバーにもよると
        思うけど、細かいことにこだわる人ややたら説明が長い人がいたりすると悲惨。もちろん大事な
        生徒の成績だから、十分議論して納得のいく評価をつけなければならないのはもっともなのですが、
        それでもその子の家庭環境から生い立ちまで、延々30分も話されてはこっちも参ってしまう。
        それがこの点数といかに因果関係があるかを説明されても、進学校ならまだしも、うちみたいに
        赤点取っている子とかが、山ほどいる学校では、こういう長話は御法度。進学校から転勤したての
        先生にはよく見られる兆候。数年うちの学校にいると、きりがないということがわかってくる(^^;)
        成績はある程度ビジネスライクに付けなければ仕方がない部分もあるということ。またやたら
        他の先生の評価に文句をつけてくるご年輩の先生がいたりすることもある。「前の学校ではそういう
        ふうにはつけなかった。」とか「昔はそういう評価基準では話にならなかった。」等々。前任校や
        昔のことを持ち出されてもねぇ。前任校では時々ありましたよ、こんなことが。どうも進学校である
        前任校のイメージが捨てきれない先生。学校によって色々やり方があるというのが、納得できず、
        新しいやり方に臨機応変に出来ない先生。いるんですよねー。もちろん本校の我が国語科は
        みんな極めていますから(笑)スムーズに終了。他教科でそんなふうに揉めているところもあるとか
        ないとか...(^^;)

        そしてその後コンピューター入力。いよいよ本格的に始動し始めているコンピューターによる
        成績処理だが、なんせ学期に1回しかまともに入力しないものだから、ほとんどの先生がやり方を
        忘れている。担当者は質問責めで大わらわ。私も前担当者として少しお手伝いしました。それに
        してもキーボードの使い方ぐらい覚えて欲しい(^^;)


12月20日(水) Black Birthday

        昨日は通院のためお休みしてしまいました(^^;)多分学校では交通安全教室&学年集会だったで
        しょう。そして本日は防災訓練。火災発生の放送が入り、みんなでぞろぞろ、たらたら、のそのそ
        避難(笑)2学年は救助袋による降下訓練。我が3年は消化訓練、そして講話。

降下訓練の様子 消火訓練01 消火訓練02 消火訓練03

        それにしても相変わらず欠席が2桁(泣)もう本当に泣けてきます。まっ、他にも似たようなクラスも
        ありますが、そこの担任のようになかなか達観できず気に病んでしまう私。気が小さいもので。

        その後学年会議で、成績や各クラスの状況について報告。それを聞くと、うちのクラスなんて
        欠席こそ多いものの、まだまだ無事な方。他のクラスは赤点の嵐(うちは意外と少ない!)卒業が
        危ぶまれているものも多数いた。隣の芝生も枯れていた...(笑)やれやれって感じです。
        その後コンピューター入力された数値の訂正などをして、とりあえず成績処理は終了。
        そしてお次は大変嫌な仕事...。成績不振や出欠状況があまりに悪い生徒の保護者へ送る
        連絡票作り。赤点が付くもの、あまりに欠席や遅刻が多い者など、ピックアップしていったら
        12名!(泣)クラスの半分近くも送るなんて...。点数か出欠か、何かわけありなやつが
        多くて、もう嫌になる。ひとりひとり成績状況や出欠状況、今後の見込みなどを書き込んでいく
        わけだが、一人につき約15分はかかった。もう午後は果てしなくこの作業に終始していました。

        そして中でも大物二人はどうしてくれよう。もう本当に卒業できるかどうかの瀬戸際なのです。
        ひとりの生徒なんかは今までの欠席がかさみ、3学期一日も休めないという状況。本当に不意の
        事故でもあったら、もうまったくアウトという状況。さてさて召喚状でも出そうかしら。
        わざわざ親子共々呼び出して...もちろん親だって嫌ですよね、こんなことで学校から呼び
        出されるのは。こっちだって嫌ですよ。でも言い方は良くないけど、こうやって布石を
        打っておかないと後々揉めるのです。ダメになってから、ハイ、進級できません卒業できません、
        では親も納得がいかない。で、あらかじめ「あと××回休んだら授業時数が足りなくて単位が
        認定できません。」とか「これだけ頑張らないと卒業の見込みが立ちません。」と言って
        おかないと、トラブルの元。「聞いてないよ!」と言われて、ゴタゴタする例は嫌ってほど
        見てきましたから。

        で、とりあえず、まず一人目に電話する。すると本人が出る。親が不在で連絡をくれるように
        言うのだが、実はさぼっていたことが知られるのが困るらしく、なんとか誤魔化そうとする。
        この期に及んで不届き千万(笑)もう無理だって。親に知られるのが嫌なら、はじめっから
        ちゃんとやれっつうの!とりあえず親から折り返し連絡をもらうことにする。二人目も
        同じような状況。どうやらわざわざ来ていただかなくても、電話だけで話が済んだ。やれやれ。

        毎年なんだけど、私の誕生日はこういうふうに暗い気持ちで終わっていくのです。

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