燕雀相賀たる 6月 中旬 編



6月11日(月) 悲惨な事件について考えたこと

       多分あちこちで書かれているが、改めて大阪であった、8人もの子供が刺殺された事件について、ちょっとした感想を書いて
       みたい。もちろんニュースを知ってとてもびっくりして、とても信じられず犯人に対して強い憤りを感じた。私には子供が
       いないが、赤ん坊の頃から甥と姪を身近に見ていて(時々世話もしてきて)自分の子供のように可愛がってきている。そして
       年齢もほとんど変わらないので、突然奪われた幼い命と、その家族のことを考えるととても胸が痛む。他人事とは思えない
       ほど衝撃を受けた。折しも今、宮部みゆきの「模倣犯」を読んでおり、犯罪被害にあった遺族たちのシーンがオーバーラップし
       なんともやるせない気持ちになった。で、そこで色々な報道がされている中で感じたことを少し。ある人がネット上で書いて
       いた意見に深く考えさせられたので、それをかいつまんで私なりに書くと、こんな感じ。

       この手の犯罪では、犯行時に責任能力があったかということがいつも問題にされる。今回のケースも精神安定剤を一度に
       飲んでいたということで、精神鑑定が行われるようである。でもこんな非道なことをした犯人を決して許したくはない、
       つまり有罪だ、と思うのが当然の感情だと思う。でもそうなると刑事責任があるということになる。つまり、彼は病気では
       ない、と判断することになるだろう。そうすれば、彼を死刑にできるのだから。けれど、本当に重要なのは犯人を死刑に
       することではないと思う(もちろん遺族の心情を考えればそうすべきだと共感するが)それよりも、今後、同じ悲劇が
       起きないようにすることが最重要なのであって、既に檻の中にいる彼はもう安全といえる(出さなければだが)。本当の
       未来の危険は、実は彼とは別のところに今でも存在している。

       ようするに、たとえ彼が有罪にならなくても、たとえば精神分裂病であることを正しく認めた方が、より精確なデータを
       未来に残すものと考えられる。個人に刑罰を与えることよりも(その抑止力は認めるが)、どんな病気がどんな可能性を
       持つのか、どんな症状の場合、どこまでの範囲の危険を見積もる必要があるのか、といったデータを早く整備して、
       これを管理すること(リスク・マネージメント)が切迫した課題である。病気の人を差別するのではないが、こういう
       精神状態の人は、こんな危険な行動を起こすかもしれないというマニュアル(?)の整備こそ急がれるのではないか。

       だいたいこんな内容でした。責任能力とは別のところで、今後のためにという論点にも頷かされる部分が多かった。でも
       遺族の心情を考えると...堂々巡り。こういう問題は学校における危機管理というか、そういうものについても深く
       考えさせられる。開かれた学校なんて、口で言うのは簡単だけど、安全と二律背反するのも事実。そのうち学校の先生も
       変な人が入ってきたら、とかこんな事件が発生したら、なんてこともやるようになるのでしょうねぇ。ふーっ。


6月12日(火) 情報教育実態調査顛末

       いやー、本日もてんてこ舞いしております(現在進行形)何が大変かって、もうそりゃああなたコンピューターがらみに
       決まっているでしょう(笑)今年度から情報部なんてどどーんと看板出しているから、何でもかんでもこちらに回って
       きますよ。それでも昨年度みたいに片手間じゃない分良いんですけどね。それでも教頭!情報って字がつくものは、よく
       見もせずに私のレターケースに入れるな!「情報」という科目の出張の内容なので、情報を教えている数学科の先生の
       H先生宛の出張依頼なのに、なぜか私のところに...。よく見ろよ!(笑)

       さてそんな軽い不満はさておき、もうここ1ヶ月ほど頭を悩ませていた「情報教育実態調査」の報告が無事終了(泣)
       えっ?何かって?これが驚くほど大変なのです。文部科学省の方から依頼が来て、いつものように単なるデータ集めの
       やつなんですが、これがもう本当に細かくて嫌になるくらい。例えばコンピューターの台数、それもどこ教室に何台、
       そのうち教育用何台、校内LANに接続できるのは何台、インターネット接続できるのは何台...と、
       コンピューター室の台数だけでなく、各教科準備室や事務室、校長室、図書室と、それぞれすんごく細かく聞いてくるのだ。
       その他周辺機器の台数(プリンタ何台、MO何台、CD−Rドライブ何台ただし内蔵機は除く...)についても
       とことん聞いてくる。もちろん基本として学校の教室数、設備に関して答えるのは当然で、その他インターネット接続
       時間やプロバイダ契約について、はたまたインターネット使用に関するガイドラインはあるかとか、ホームページは開設
       してかとか、もう本当に細々したことまで聞いてくる。OSについても、Windows95以上はどれくらい?とか。その上、
       教員は何人で、コンピューターが使える人は国語科で何人、授業で教えられる人は何人、インターネット経験者は何人、
       インターネットを使った授業をやったことがある人は何人...はい、じゃ次は数学科で...と延々と続く
       地獄アンケート。マジ、ぶちきれそうです。極めつけはソフトの数についての調査。教育用ソフトは何本?
       プレインストールされているのは何本...もうそんなの誰もわからないって!もちろん事務に聞いたってわからないで
       しょう、多分。そんな質問事項がエンドレスであるのです。それがやっとなんとかてきとーに調査完了したってわけ。
       この調査のために、色々な準備室に行っては確認したり、ソフトの数を数えるために立ち上げまくったり...もう途中
       かなりいい加減にやってしまいました。だから約1ヶ月近くも合間を見てやり続けていたのです。

       それでも毎年やっているものだから、適当に去年の数字に上乗せして出せばいいかとも思ったのですが、やっぱり今年から
       情報部というセクションが出来てしまったので、あんまりおざなりというのもなんなんで、いちおう頑張りました。でも
       相変わらずお上のやることだから杜撰きわまりなく、県の方からは「近々文部科学省の方から、例年と同じように情報教育
       実態調査が指示される予定。だからあらかじめこういう項目について調査しておいてください。」とファックス10枚
       ぐらいの束が、3回ほど早めに届いていたのだ(Oh!ペーパーレス!)ふーん、たまには県の方も気が利くじゃねぇか。
       正式文書が来るよりも、あらかじめ予測して指示を出すなんてやるねぇ。まぁ、文部科学省発令とかなると、いきなりきて
       一週間で回答せよ、なんてアホみたいなこと言い出すからな。これなら余裕を持って1ヶ月近くゆっくり調査できるって
       わけだ。そう思って少しずつ調べていた。案の定6月初旬に来て中旬締め切りだもの、こりゃ時間がないわ。やっぱりね。
       だからお上のやることは...。その点もうかなり調査集計していたから、あとはインターネット上で入力するのみ。
       へへへっ、と思って入力画面を見て蒼然!県の方から事前に、こんな感じで例年通り調べといてねと来たやつと、1/4
       ぐらい内容が違う!まじかよ...(泣)聞いてくる項目は同じなんだけど、その細かいところの区分が微妙に違うのだ。
       やれやれ、また調べ直しかい。それでも何とか集計し直して入力するも、CGIで計算しているせいか「コンピューター
       全台数と内訳の各教室設置コンピューターの合計が合いません。入力し直してください。」なんてエラーメッセージが頻発。
       もう嫌...(泣)でも何とか完了。そのデータを全て打ち出して(なんとA4で53枚!)教頭に渡しました。情報部も
       楽じゃない。


6月13日(水) 男二人で

       本日もまだ三者面談期間中。ゆえに3時間で終了。でも明日と来週に2日間、出張が入っているのでそのため授業変更していて
       わずか3時間授業でも連日目一杯入っていて、けっこう疲れる。ふぅーっ。そして午後はその他の仕事に忙殺。この期間って
       たまっていた仕事をやらせるために、わざと仕組まれたのではないかというぐらいタイムリーな残留仕事消化期間です(笑)

       さて本日のネタ。実は今日からコンピューターアドバイザーが5日間契約できている。これはコンピューターにかかわる様々な
       アドバイスをしてもらうために、県の方で希望校へ数日間派遣してくれるという制度で来てもらったもの。以前にも来てもらい
       情報の授業のお手伝いや職員の研修などをやってもらった。今回も情報を教えている数学科が、是非ともにということで、
       お願いして来てもらったのだ。で、本日から5日間来てくれるらしい...。まぁ、それは数学科の要望だから良いのだが
       その常駐場所が、私が普段いる情報処理室なのだ。この情報処理室は普段ほとんど私一人で独占していて、ある意味
       O−TEACHERプライベートマイルームなのだ。コンピューターは個人的に使い放題だし、一人で気楽でいいのだが
       今日からは違う。

       で、来ていただいた人は、とあるコンピューター関連の会社から派遣されてきたエンジニアの人。多分40代のおじさん。
       その人と、向かい合わせの席で、ずっと向き合うことになったのだ。私の前の机は、本当は同じ情報部のN先生のものだが
       普段忙しくてここに座っていることはめったにない。だから荷物もほとんどないし、しきりもない。むき出しの事務机が
       ただ向かい合わせにあるのみだ。そこにむさ苦しい男同士が、モロ顔をつきあわせている...。怖すぎる。数学科が頼んで
       来てもらっているので、直接私は用もないので、始めこそはちょっと世間話をしたが、その後会話が続かない。無言で
       わずか50センチぐらいの至近距離で顔を合わせている。ある意味異様。それでも私の方は仕事があるからそれに没頭
       できるが、相手の方は暇を持て余している。今日あたりも3時間授業の後、他の先生方は三者面談で出払っていて、特に
       やることもない様子。お互いの息づかいだけ聞こえてきて、非常に空気が重い。息苦しい。そんな気まずい午後を過ごしま
       した(笑)


6月14日(木) 相変わらず...

       本日は出張でした。毎年ある情報教育推進連絡協議会という、各学校の情報関係の先生方を集めて、研修やら講演やら連絡やら
       お願いやら(笑)そういう集まりでした。昨年までは行く人がいなくて毎年教頭に頼まれて行っていましたが、今年からは
       情報部長なんで否応なし(泣)

       まずは県の情報教育推進事業についての説明....だったのだが、大型プロジェクターの操作がままならず、どうやら
       パワーポイントでしっかり作ってきたようなのだが、10分ぐらい立ち往生して、ああでもないこうでもないと色々やっている。
       でも結局収拾がつかずあえなく断念。ただの口頭での説明になる。やれやれ、これが県のコンピューター事業を推進していく
       中枢かと思うとお寒くなる。自分のところの機器も満足に操作できないなんて(ちなみに午後講演したC大の助教授は、勝手に
       自分でスイスイ操作していて別に壊れていたわけではなかった)さてその内容を一部。例のIT戦略やらe−JAPANやら
       とりあえず県の方も色々国の方針に沿ってやることが色々ある様子。それでも国の方が予算やら規模、執行時期など、全然
       未定らしく、その担当者達もとまどっている様子がよくわかった。例えば国の方から、光ファイバーを使った新しいモデル授業を
       どこかの学校にやってもらうための予算は付いているらしい。でもそのための校内LANの予算は、県の方で持たなくては
       ならないらしい。だから県サイドでは校内LANの予算を県下半数ぐらいの学校に、本年度執行したいらしいのだが、国の方が
       そのモデル事業をどこの学校におろすか決めていないので、それを待っているらしい。だってモデル校が決まったのに、そこへの
       校内LANの予算は来年度回し、ってわけにはいかないからね。国が研究指定校を決定する→県がそこへ優先的に校内LANを
       引く→それから他の学校の校内LANを計画する。こういう流れらしい。でも国の方がなかなか決めないから県の担当者も
       困っている。だから校内LAN計画もアナウンスだけされて一向に進んでいないのは、そういう事情があるらしいとわかった。
       県の方も国と現場に挟まれてなかなか大変なのね。ちょっと同情。

       その後またまた県の情報教育事業について延々と説明を受ける。そんなのみんなここにいる人は、各校の情報担当者だから
       知っていることばかりなのだけれど、こうやってまめにPRしないと、予算が削られたり、仕事しているのか!とおしかりを
       受けたりするらしい。大変だね。でも私のやっている情報部も同じか...。その後とある学校の実践報告があったり、警察の
       ハイテク犯罪担当者の講演があったりと盛りだくさん。でも毎回思うのだが、これって何度も書くけど情報教育にかかわっている
       各校のエキスパート達の集まりだよね。今更「インターネットは全世界に通じてます。」なんて、釈迦に説法だと思うんだけど。
       出席者のレベルを考えて講演依頼もしてほしいなぁ...。それでもその後C大助教授さんの具体例ネットワーク構築術は
       大変参考になった。うまいハブのつなげ方とか、ファイアーウォールのまずい例とか、なかなか参考になった。こういう講演なら
       大歓迎。

       そしていつも書くけど、この出張の最大のメリットは、各校の情報担当者との情報交換。これが一番収穫。どう事務長を説得して
       予算を捻出したとか、管理職への説明の仕方とか、サーバーの楽な管理の仕方とか。こういう現場実践話が身になるんですよ。
       でもそこで色々な先生と話してわかったこと。今、どこの学校でも現在のコンピューター環境を一から整備し、軌道に乗せてきた
       先駆者の先生方がそろそろ転勤の時期になってきたということ。確かに5〜8年ぐらい前からだもんね、ネットワークとか
       言われ始めてきたのは。そのため各学校のコンピューター担当者が転勤しまくり、そういう人たちがいなくなって仕事に差し障りが
       出始めているとのこと。そういう人たちはボランティアで一生懸命、一手に引き受けて校内のコンピューター環境整備をして
       きたのに、その後の後継者育成を管理職が進めてこなかったり、他の先生方への研修を怠ったりしたため、色々やばい状況に
       なりつつある学校が増えているらしい。今まではその先生方の献身的な奉仕精神により、例えば成績処理ととかが円滑に行われて
       いたが、その先生が転勤していなくなり、維持管理ができなくなり、また電卓時代に逆戻りしそうだという危機的なところもあった。
       うーむ、実はこういうところにこそIT崩壊の芽があるのかもしれない。かといってコンピューター関係の人だけうまく転勤で
       回すなんてことできないしね。けっこうお先は暗いかも...。


6月16日(土) 漢字検定でした

       本日もなぜか授業変更のため忙しいなり。そして放課後漢字検定試験がありました。今回はなぜか大盛況で(TVの影響か?)
       人数も大幅に増え、2つの教室を使ってやることに。同じ国語科のI先生にもお手伝いいただいて実施。うーん、うちの学校も
       向学心に燃えるやつも増えてきたのね。しみじみ。とりあえずその後処理など色々やって今日は特になし(笑)


6月18日(月) プリンタトラブル

       朝、情報処理室で仕事をしていると、いきなり隣でM先生が「O−TEACHER、プリンターが動かないんだけど...。」と
       言い出した。またどうせ2台あるプリンターの切り替えをちゃんとやっていないんだろうと見てみると..あれ?何か変。
       よくよくコントロールパネルのプリンタのところを見てみると、あれ?ページプリンタのアイコンがない!?なぜ?取りあえず
       他のコンピューターに移ってもらい出力してもらったが、どうにも意味不明のトラブル。うーん、なぜネットワークプリンタが
       1台消えているの?とりあえず授業があったのでそのままにしておいた。

       そして3時間目に戻ってみるとH先生と、例の情報技術者派遣で来ている人と、二人で頭を付き合わせて考えている。あれ?
       どうしたの?と尋ねてみると、どうやらこの原因を作ったのはH先生と判明。プリンタがインク切れを起こしていて動かないのを
       なぜかパソコン上のトラブルだと思い、色々いじくり回した様子。それでもわからなくて、ただ強制終了でもかけてくれれば
       良かったのに、なんとあろうことか、プリンタの設定を丸ごと削除してしまったのだ!おいおいって感じ。そのせいでプリンタが
       動かなくなってしまったのだ。そこで渡りに船なのが、例の情報技術者のH谷川さん。ここぞとばかり直してもらおうとH先生は
       頼んでいたところだったのだ。まぁ、ネットワーク関係は私も全然わからないので、ちょうどいいのでお任せして傍観していた。
       しかしこのH谷川さん、ちょっと困ってしまった。色々試してくれればいいのに「いちおう、私の立場としては、いっさい学校の
       コンピューターには触れないことになっていますので。」へっ?じゃ何のために来ているの?どうやら大事なデータが漏れたり
       もしくは何かいじってトラブルが出た場合、責任問題になりかねないからだというのだ。なら何のために来ているの?「いえ、
       ですから脇で、指示しますので、操作等は先生方の方で責任持ってやってください。」それって同じことじゃないの?横にいて
       触らなくても指示通りやるなら...。何のための派遣者なのだ!それでもH先生は、自分が壊した手前、言われたとおりに
       色々操作している。私も脇で、プリンタドライバやプリンタサーバのCD−ROMを探したりと、色々忙しい。で、結局あれや
       これや、色々やってみるが、どうもうまく復旧できない。一番初めの設定はどうやったかと思い出そうとしたが、忘れて
       しまった(^^;)ただプリンタを追加させれば良いという感じではなく、プリンタサーバの方の設定もいじらなければならない
       ようなのだ。でもそうなると、他のコンピュータからもプリンタが使えなくなる恐れもあり、H谷川さん、「私には出来ません。」
       と、一言の元に却下。結局業者に来てもらうことに。やれやれ。一体、この人何者?ネットワークプリンタぐらいどうにか
       出来ないのかね。それも出来ない情報処理技術者なんて...あれ?私もか(笑)まっ、この件で一番の困ったちゃんはH先生
       だけどね。

         「でもさぁ、H先生。何でそんなプリンタの設定全部削除するような、強引なことしたの?」
         「いやー、プリンタはつまるわ、画面は固まるわでさぁ、本当に困っちゃったんだよ。で、どうしたらいいかわからなくて
          J先生(昨年度までうち学校にいて、今年度転勤)に電話してみたらさぁ『すべて削除しちゃえば。そんなに簡単に
          壊れるもんじゃないから。』って言われたんで。」

       犯人は外部にいた(笑)


6月19日(火) 非情な環境

       さっそく昨日の外部犯J先生より犯行声明....じゃなかった謝罪メールあり(笑)遠くからうちの学校のコンピューターを破壊する
       なんて、まるでハッカーみたい(笑)さてそんなことはさておいて、本日と明日、コンピューター研修で、県の情報センターに
       来ています。実はこの日記も昼休みに、情報センターのコンピューターで作成中(^^;)で、何の研修かというと、JAVAアプレット
       なのだ。実は以前同じ研修を受けたことがあるのだが、そのときはまだまだスキル不足で全然わからなかった。本当にただ
       言われたとおりコマンドを打つことに終始していて、内容はおろかただ眠かったという記憶しか残っていない。そこでリベンジと
       いうことで今回再チャレンジで来たのだ。

       で、とりあえず今のところ、2度目のせいか、それとも自分のスキルが上がったせいか、なんかむちゃくちゃ簡単な気がする。
       何で前回こんなことが分からなかったのだろうというぐらい。確かに言葉としてはメソッドとかクラスとかコンパイルとか、色々
       難しいけれど、内容というか手順はほぼ理解できた。ていうか、これ実はこのホームページの理科のページでやっていたことなのだ。
       その時はなんか本に載ってた通りやっただけで、全然分かっていなかったけれど、今回は初めて自分で理解してJAVA
       アプレットを作っている。けっこう進歩したものだなぁ...(しみじみ)

       しかし相変わらず悲しい環境が待っていた(泣)1つは隣の席の人。これがいわゆる絵に描いたようなコンピュータオタクっぽい人
       なのだ。まず体型がデブメガネ。でもこれは私も同じだから差別的発言ではないので悪しからず(笑)それはいいんだけど、なんか
       知らないけれど、その人、すんごい汗っかき。空調がかかっているのに汗だく。隣にいるだけで+5度の室温(笑)それだけなら
       まだしも腕というか指にまで汗をかいていて、その指でキーボードをたたいている!キモい!そしてお約束のようにブツブツ
       言ったり、割と大きな声で「ああっ!そうかそうか。」と独り言。そうかと思うと「フフフッ。これこれこれさ。」と超きしょい。
       助けて。

       悪環境はそれだけではない。色々プログラムを打っている途中に昼休みになった。インストラクターの人が「はい。では昼休み生で
       ここまでにします。でもまだ続けてやりたい人は、このコンピュータールームは開放しておきますのでお使い下さい。」と言って
       くれた。やる気のある人たちは喜んでいたが、その後、この情報センターの職員が「えーっ、現在県の施設は経費節減のため
       昼休みは、このコンピュータールームの蛍光灯だけは消させていただきます。」だって。昼食後のぞいてみたら、真っ暗な部屋の
       中で、ディスプレイの画面だけを頼りにやっている人が何人も...。こんなところで経費ケチってどうすんだよ!最悪な研修環境。
       それでもめげずに昼休みにネットにつないだりしていましたけど(^^;)するととどめの一言。

         「えーっ、ネットにつないでもらってもかまいませんが、ログは取ってありますので、くれぐれも変なところにつながない
          ようにお願いします。」

       自分のホームページは変なところじゃないよね?(笑)


6月20日(水) あくまでイメージ

       本日もコンピューター研修2日目。相変わらずJAVAに手こずっています。さて今来ている県の情報教育センターなんですが
       ここは県下の先生方がいろいろな研修で来る場所です。コンピューターの研修だけでなく、その他様々な講座などが催され、連日
       たくさんの先生方が集まっているところです。本日も私が受けているコンピューター関連の講座、JAVAアプレット入門だけでなく
       ワープロ講座(Word編・一太郎編)やらワープロDTP講座などのほかに、一般の研修、たとえば教育相談基礎講座とか経験者研修
       (通称10年研)などもやっていました。おかげで食堂も大混み。弁当を食べるのも一苦労。でもこんな食堂に集まっている100名
       以上の人が全部先生かと思うとぞっとする。まっ、私も入っているんだけどね。こんだけの先生の本日の授業はいったいどうなっている
       のだろうといらぬ心配。そんなきょろきょろしていた私をめざとく見つけたのが、前任校で一緒だったW先生。本当に何年かぶりかの
       再会。実は彼女とは浅からぬ縁。実は前任校の時、一緒に教員バンドを組んでいたときのメンバーなのだ。あのときはいっつも
       みんなでつるんでいて、何かといえばカラオケ行ったり、バンドの練習したり、飲みに行ったり、毎年旅行に行っていたりと、
       とっても悪友の一人なのだ。「なんか、どっかで見た挙動不審な人がいるなぁと思ったら、やっぱりO−TEACHERでしたね。」
       だって(笑)ひとしきり昔話に花を咲かせたりして、懐かしい再会を果たす。

       さてそんなこととは別に今来ているJAVAの講座、入り口のところに受け付け名簿がある。そこに学校名やら氏名やら教科が書いて
       ある。で、よーく見てみると、ほとんどが理科か数学の先生ばかり。文系は...一人もいない。工業とか一部中学校の先生はいる
       ものの、国語は私一人らしい。やはりこれぐらいの上級講座(ちなみにこの講座は最難易度にランクされている)になると、よっぽどの
       マニアか卓越した人じゃないと来ないのね...。だから落ちこぼれているのか。それで気になって他の講座をのぞいてみた。それぞれ
       受付名簿を見て教科をチェック。するとワープロDTP講座はなぜか社会の先生が多い。新聞とか雑誌のカタログみたいなものを
       写真入りで色々レイアウトしていくらしいのだが、こういうのが好きなのはやっぱり社会科の先生なのだろうか。それにひきかえ、
       超初心者のワープロ講座は小学校の先生ばかり。それも女性のおばちゃん先生率高し。やっぱりそろそろワープロぐらいできないと
       まずいんでしょうなぁ。そしてやっぱりさっきの教育相談基礎講座には、W先生を始め80%女の先生。生徒の悩みを聞けるのは
       やはり女の先生なのか...。そうしてみると私はどのカテゴリにも入らないなぁ。やはり私は異質なやつか?

       あくまでイメージなんだけど、やっぱり教科とか性別とか年齢によって、受けている講座や研修って差があるような気がする。
       やっぱり特性というか向き不向きがあるかなぁ...。まっ、あくまでイメージなんだけどね。

         「うーん、このプログラムで呼び出すことになっているイメージ画像が出てこないなぁ...プログラム上はgetImageで
          出ることになっているのになぁ。どこがおかしいのかなぁ。絶対これで出来るはずなんだけどなぁ。イメージ、イメージ、
          ブツブツ...。」
         「それってO−TEACHERの出来るっていうイメージでしょ。いっつもイメージ先行なんだよね。つまりいつも通り
          勝手な思い込みが強いっていうこと。」
         「・・・・」

BACK