滂沱涙涙たる 8月 下旬 編



8月21日(火) 晩夏?

       久し振りに出勤。給料もらうため(^^;)でももちろん仕事もしましたよ。まずは前回行われた体験入学のデジカメ画像を
       整理して、学校のホームページ用にストックする作業。そろそろ学校の方のホームページも2学期に向けて更新作業を
       開始せねば(汗)そして次は2学期に行われる校内LANについて、職員向けの説明の文書作り。予想していたものと
       大幅に違うのでどうまとめればいいのか悩んでしまう。そんなことを色々やっていたらあっという間に一日過ぎてしまった。
       どうも夏休みボケで、仕事のペースが遅くなった様子。このままでは2学期が心配(笑)

       本日は台風の影響か、涼しく雨模様。学校も人気がなくて静か。たまにはいいでしょう、こんな学校も。


8月24日(金) 胡散臭い先生

       近所に通い付けの医者がある。以前にインフルエンザに罹った時に、時間外にもかかわらず診てくれて、とても助かった
       ことがある。まだ新しい個人医院で、とても親切に対応してくれたので、それ以来ご贔屓にしているのだ。

       しかしこのところ通い詰めていると、このお医者の先生、だんだん本性が見えてきた。初めての時はとても優しく感じた
       のだが、最近はそうでもないとわかってきた。先日もしばらく注射を打たなければならないので、夏休み中ということもあり
       朝一番で行ったのだがけっこう混んでいた。その中に、おそらく子供が風邪でも引いていたのか、子連れお母さんが何組か
       来ていた。そのうちのあるお母さん同士が、友達なのか何なのかよくわからないけど小声で(と本人達は思っていたの
       だろうが、こっちまで聞こえてきた(^^;))話していた。その内容がすごかった。

        「ここの医者って、あまり待たなくて良いわよね。」
        「ほんと、いつも空いてて。」
        「でもそれってヤブって事じゃない?ギャハハハハ。」

       ならなんで来ているのだろう。子供の風邪ぐらいならどこでも同じかもしれないけれど。まっ、確かにいつも空いているのは
       そうかもしれない。ここ何回か来ているけれど、あまり待たされることは少ない。こんなんでやっていけるのかと、他人事ながら
       心配してしまう。

        「それにさぁ、ここの医者って、先生、ひとりしかいないのに、看護婦さんがやたら多くない?」
        「そうよね、受付の所に3人、中に2人、あとよくわかんないけどもう何人かいるでしょ?多すぎない?
         それにやけに先生と看護婦さん仲が良いわよね。あれ絶対できているわよ、私が見たところ。」

       散々な言われようである。確かに先生一人に対して看護婦さんが多いというのは、私も気になっていたが、でも受付にいる人は
       看護婦さんじゃなくて、医療事務の人だと思う。だから正確に言えば看護婦さんではない。それに私はよく通っているから
       知っているが、看護婦さんのうちのひとりは、先生の奥さんなのだ。おそらくお手伝いしているだけだと思うが...。
       それに先生と看護婦さんが仲が良いというだけで、できているというのは、ワイドショーどころか変なビデオの見過ぎな様な
       想像力のすごさ(笑)仲が悪くて、患者が気を遣うような医者でも困ると思うのだが...。やれやれ、こういう根拠のない
       噂というのは怖いなぁ、まっ、学校の先生達も父兄に、似たような感じで噂されていることがけっこうあるので(とある女の
       先生は派手な服装のため、保護者から遊んでいると思われていた。実際は既婚者だったのだが)同情してしまった。そんなことを
       考えていたら、順番が呼ばれた。

       さていつものように静脈注射するのだが、個人医院のためか、注射の準備をしているうちに、先生はまた隣の部屋に行き、次の
       患者さんに対応したりする。私が注射を打つ処置室と隣の問診室は、簡単な仕切だけなので、先生の声がよく聞こえる。すると
       あの優しいと思っていた先生が、けっこう患者によってはきついこととかを言っているのだ。まぁ、不摂生して病気になったり
       言いつけを守らない患者さんに対しては、やはり注意が必要だと思うのだが、けっこう人によって大分対応が違うことが
       わかってきた。今まで隣で「××さん、きちんと言われたとおりお薬を飲まないと治りませんよ!」「いや、どうしてもつい
       忘れちゃって...」「それはあなたに治す気がないからですよ!いいですか、しっかり飲んでくださいよ。そうじゃないと
       私は保証できませんからね!!」なんて会話をしている。それが終わると、すぐ私のいる処置室に来て「じゃ、
       O−TEACHERさん、注射打ちましょうか。」と笑顔で言ってくる豹変ぶり。うーむ、二重人格なのか...。どうも
       胡散臭い。こんなにころころ変われるものなのか?なんて思いながら注射を受けていた。すると察したのか

        「いや、隣の声、聞こえちゃいましたか?いやー、お恥ずかしい。でもね、患者さんによっては、少しは怒らないと言いつけを
         守ってくれない方もいるんでね。まぁ、患者さんによってはああいう対応も必要になるわけなんですよ。そういえば
         O−TEACHERさんはたしか学校の先生でしたよね?ならおわかりになるでしょう。子供によって言い方も変わります
         よね?中には怒らないとわからない子もいるでしょう?それと同じですよ。いやー、お互い、先生と呼ばれる立場は
         苦労しますよね、ははははっ。」

       なんか一緒にして欲しくない。ちょっと本性を見たようで胡散臭さを感じてしまいました。

        「高校の先生でしたっけ?いやー、女子高生に囲まれて羨ましいですねぇ。はははっ。」

       やっぱりこいつは本当に看護婦とできているかもしれないと思わせる発言でした。やれやれ。同じ先生と呼ばれる職業は
       やっぱりろくなもんじゃないと実感させる出来事でした。でもちょっぴり、こんな可愛い看護婦さんに囲まれて仕事をして
       いるのも羨ましいと思ってしまったら、同罪ですね(^^;)反省。


8月26日(日) 夏祭り

       またまた学校とは関係ないプライベート話。今日、私が住んでいるマンションで、夏祭りがあった。といっても大規模なもの
       ではなく、このマンションに住んでいる124世帯の自治会で行った、手作りのイベントである。なぜこのことを書くかというと
       なんと今年度自治会の役員をやっているからだ。まぁこれも持ち回りの順番なので、仕方なくやっているのだが、普段地域と
       いうか、町内というか、こういうものにほとんどノータッチだったので、少しは地元というか、こういう活動もやらなければと
       思っていたので、今回役員になったのもあり少しお手伝いしたのだ。マンションといっても、小さいものだから、それなりに
       手作りの、どちらかといえば若い世代が多いので、子供向けのイベントを中心に小規模に毎年やっているのだ。である意味
       このマンションの住人の交流の場となる最大のものでもある。

       で、内容だが、ヨーヨーつり、だるま落とし、ストラックアウト、紙飛行機大会、リサイクル、黒ひげゲーム、花火大会など。
       すべて役員さんと班長さんが企画して運営する。と書くのは簡単だが、この夏祭りのために、約3ヶ月前から準備に奔走して
       いたのだ。もちろん主役は主婦パワーだが、こういう時には日頃の罪滅ぼしか、お父さん方の協力もけっこうあった。でも
       やはり主力はお母さん方。その行動力には圧倒されました。買い出しからレンタルの手配、ポスターの作成や細かい下準備。
       すごいパワーでした。準備のための会合に出席していて、その凄さを実感しました。「ヨーヨーつりの子供用プール、どうする?」
       「2号棟のA田さんが比較的大きいの持っているから借りてくるわ。」「じゃあ配布用のジュースはどうしよう。」「あそこの
       スーパーの店長と知り合いだから、当日冷えたやつを安くお願いしとくわ。」なんて感じ。そのネットワークのすごさに感心しきり。
       日頃マンション内で井戸端会議をやっているためか、その情報量のすごさったらない。ただまとまりというか、仕切があまり
       できていなかった。例えばその話し合いをしていても「じゃあ、そのストラックアウトの道具があるかどうか、今、レンタル会社に
       電話してみるわ。」と一人が言い出すと、その間に他のことを進めていればいいのに、みんなでその電話が済むまでじーっと
       待っていたり、「あの景品って、近所のスーパーで安く売っているかしら?」「じゃあ、待ってて。今、自転車で見てくくるから。」
       と延々30分も待っていたり。そのため効率悪いことこの上なく、せっかくの日曜日を返上して話し合っているので、早く決めて
       終わりたいのに、ずるずる時間ばかりかかる。午前中で終わる話し合いが午後までかかることしばしば。あるお父さん曰わく
       「主婦は毎日が日曜日なので時間かがたっぷりあると思っている。」とか...(笑)そして極めつけは「このところ沖縄ブーム
       なので(初めて聞いた?おそらくNHKの朝の連ドラ「ちゅらさん」のことを意識しているらしい)沖縄菓子(揚げドーナツみたいな
       やつ?)をみんなで作って、配ろう!」と言い出した。でもよく聞いてみると誰も作ったことがないらしい(^^;)その時ふと
       思ったのは『ちょっとならいいけど、こういう夏祭りで食べ物をやるとなるとO−157のこともあるし、保健所とか通して
       検便とかしなくてはいけないのでは?』と、文化祭で身にしみている(^^;)私としては思っていたのだ。案の定その後の折衝で
       そのことが持ち上がり、結局沖縄菓子作りは中止。こういう思いつきの企画が結構あって、右往左往は結構しました(ちなに
       炎天下のドッチボール大会なんて企画もあり(笑))

       さて10数人の役員でそれぞれ係りを分担したのですが、私はストラックアウトとビンゴ大会の係りになりました。レンタルやら
       景品買い出しやらはやっていただいたのですが、どうやるかという部分はお任せされたので、ストラックアウトは大人はこの線から
       子供はここから、5球で一列抜ければ景品、他は参加賞。数はだいたい200個。人数もそれぐらいを最大と見込む。なんて
       準備しました。前日の準備も含め、とっても大変でした。

       さて当日ですが、いやー、大変でした。よくこんなに子供がいるなぁと思うくらい押し寄せてきました。いちおううちのマンションに
       住んでいる人だけのイベントなのですが、おおよそ200人以上が参加。まさに最大の地域交流。おかげでこのマンションの住人の
       ことがよくわかりました。ストラックアウトの方も、けっこう大人も熱くなって参加してくれて盛り上がりました。ただ私は
       ひたすら投げ抜いた番号プレートを戻したり球拾いをしたりと、肉体労働ばかりでしたけど。そしてビンゴ大会では司会に任命され
       またまた盛り上げました。自分でもやったのですが、1等のデイズニーランドペアチケットは当たらず。残念(笑)午後から始まった
       この夏祭りも、夜の仕掛け花火で無事終了。やれやれでした。

       でも今回のことで色々考えさせられました。今までこういうことに全く無関心だったのですが、あらためて地域社会の重要性を
       感じました。近所の人のこともよく知らない私が、色々な人と知り合いになれました。こんなに子供がたくさんいるということも
       知りました。そして役員をやる中で、地域の持っている色々な問題やら、逆にそれをものともしない主婦のパワーなども知り
       ました(笑)もっともっとこういうところに顔を出すことも必要だなぁと感じました。今まで教員をやっていて、よく地域で
       子供を教育していく、なんてことが取りざたされますが(昔は町内で子供を叱ったなんて話)こういう場があって初めて可能
       なんだなぁと改めて実感。勉強させられました。また主婦パワーですが、中にはあるお母さんが、今回の夏祭りポスターを
       作ってくれたのですが、これがすごい出来映え。聞いてみると美大出で、フォトショップやイラストレータ使いで、デザインの
       仕事をばりばりやっていたんだけど、今は子供がいるんでただの主婦。でもすごい技能を持っている...とか、エクセルで
       賞品とか経費の表を作って、またこれがすごい出来で、こちらもパートで働いて会社でエクセルの達人だとか...。いやー、
       こういう人たちがこんなに身近にいるなんて驚き。まぁ、そんなわけで私なんぞはパシりだったわけです(笑)おみそれしました。

        「でもO−TEACHER、企画の問題点の指摘とか的確だったし、あのビンゴ大会の司会の盛り上げ方、とてもうまかった
         ですわ。なにかそういうイベント関係のお仕事なんですか?」(笑)


8月31日(金) TDS敗戦記

       まずは昨日の話から。昨日行って来ましたTDSへ。そう、東京ディズニーシーへ。お袋の知り合いから回ってきたプレビュー
       チケットをもらい、グランドオープン前に優待券で、意気込み勇んで(笑)そこは用意周到なO−TEACHERのことですから、
       事前に下調べは完璧。雑誌でアトラクションのチェック、ネットで、同じようにプレビューオープンで行った人の口コミ情報、
       どう回れば効率的か、どこのお店がおいしいか等々。色々調べるとあるわあるわ裏情報。駐車場はディズニーランドに停めて
       モノレールで行けとか、ファストパスは最初の20分が勝負、カプチーノポップコーンはここだとすぐ買えるとか...(笑)
       もうあらゆるデータをインプットして行って参りました。

       朝も早くからご出発。立体駐車場のため、ディズニーランドと違って帰りの時、混み合ってしまって駐車場から出るだけで
       1時間もかかるので、早めに着き1回に停めるべしと言う掲示板情報を信じ、頑張りました。その甲斐あってか見事成功。今回は
       母親や義妹、甥姪らと行ったので、手分けしてインディージョーンズに並ぶ、センターオブジアースのファストパスを取る、
       食堂の予約を取るなど、三手に分かれる作戦を決行(笑)オープンと同時に走らされました。ところが...最奥のインディーまで
       息を切らせ走ると...なんと機器調整中のため並べない!仕方なく携帯で義妹と連絡を取ろうとするが、全然通じない!
       かなり複雑な地形で、コンクリートの山とか作って、その遮断効果のため全然つながらない。パスポートも持たず連絡も取れず
       約2万人の中、孤立してしまいました(笑)それでも何とかつながってマーメイドラグーン前で合流。良かった。でもまだ
       保育園児の甥姪を連れているので、とりあえず離合集散しつつ、交代で子供面倒見時間帯を作り、回りました。とりあえずすぐ
       再会したインディーへ並ぶ。これが30分待ちぐらいですぐ乗れました。内容はまぁまぁかな。でもディズニーランドのライド系より
       良かった。その後、ファストパスで取っていたセンターオブジアースへ。これは短い割には迫力ありました。2回も乗ってしまい
       ました(笑)その後お袋遭難事件とかがあり、かなりタイムロス。昼食後、海底2万マイルは待ち時間3時間という事で断念し
       ストーム何とかへ並ぶ。2時間待ちだったのだが、あとわずかというところで列がばったり動かなくなる。むむっ?と思っていると
       再び「安全装置作動のため本日は運休します。」とのアナウンス。ふざけんなよー!90分も並んだんだぜ!他のアトラクションを
       涙をのんで諦めたのに...。しかし落ち込んでいる暇なく、午後の水上ショー、そしてアンコールというブロードウェイショーを
       堪能。もうこの時点であの広い敷地を6周ぐらいして足はくたくた。もう夜のショーまでわずか。仕方なくマジックランプシアターへ
       並んだのに、ショーの途中で、係りの人が「機器故障のためしばらくお待ち下さい。」と言い出す。でもマジックの途中だったので
       おまけに笑いながらにこやかに言うので、演出だろうとたかをくくっていたら...本当だった。ショーの途中で退館!本日
       2発目(泣)最後の花火ショーとかは良かったけど、2つもアトラクションを逃し、とーっても消化不良。予定の1/3ぐらいしか
       回れませんでした。これは是非近いうちにリターンマッチするしかない!(笑)

       さてやっと本日の話題(笑)と言っても何もないけど、とうとう夏休みが終わってしまいます。学生の皆さん、宿題は終わったで
       しょうか?いよいよ明日からかと思うと憂鬱です。今週はずーっとブルーでした。というわけでもないのですが、今週はDVD三昧。
       「ギャラクシー・クエスト」「バーティカル・リミット」「クリムゾン・リバー」「ペイ・フォワード」を見ました。最新作ばかり。
       これで現実逃避していました。それでもやっぱり明日はやってくるのね、合掌。

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