破顔一笑たる 12月 中旬 編
12月11日(火) 寒々とした学校
期末テスト最終日。私の最後の現代文のテストもありました。これもささっと採点、超スピィーディ。こちらの方はだいぶ良い点で
まず満足。その後、1年生のコース選択の説明会へ顔を出す。これは来年度2年生の文系クラスの理科選択が偏っているので
その変更についての説明。文系のクラスは来年度3クラスできる予定なのだが、教員の関係上、化学2クラス分地学1クラス分
でしか展開できないのだ。ところが生徒の希望はまるで逆で、地学が2クラス分もいる。これを調整しないと、来年度の教科書の
発注やら、色々困るので、生徒にその旨を説明して移動してもいいものは申し出るようにという説明。しかしただ言っただけでは
動かない。ここで少し脅しをかける。理科の先生からは「来年度、地学では化石採集とか予定しています。ただ例年土曜日の
午後にやっていたのですが、来年からは週休二日になってしまうので、来年は休みの日の土曜とか日曜に、そういう校外学習を
やります。」と説明がある。すると途端に化学へ変更希望者殺到。そりゃあそうだよね、わざわざ休みの日に授業なんて。そういう
誘導で人数をならすテクニック。
さてその後も残った採点とかやっていたのですが、何と今日は午後の1時から2時半まで、電気設備点検のため停電!ということは
コンピュータが使えない!それだけならまだしも、うちの学校のヒーターは電気を使っている。ということは全部ヒーターが止まる!
こんなに寒いのに学校は真っ暗になり、ヒーターは止まって寒いし、もうすごくブルーな気分になりました。みんなどこでも
着込んで小さくなっていました。何も今日やらなくても...(泣)その後、臨時の職員会議もありなおさら暗い雰囲気。これじゃあ
忘年会なんて...。なんてことは言っても、それはO−TEACHERですから、今回司会ですし進行係ですし、もう思いっ切り
ハイテンションで騒ぐしかないでしょう。実はS先生もノリノリで、悪魔のドリンクなんか作って来ちゃうし(笑)こりゃあもう
はじけるしかないでしょう。というわけでこの後の忘年会の様子は明後日詳細にレポート!(書ける内容なら(笑))
12月13日(木) 忘年会とミス
昨日は採点休業日ということで自宅研修(^^;)まずは一昨日の修羅場...いやいや平穏無事に行われた忘年会の報告から(笑)
某ホテルの宴会場を借り切って行われた忘年会。何度も書きますが今回はハリキリ具合が違っていました。特にS谷先生と
T樫先生。この二人は陽と陰で八面六臂の活躍。お見それしました。T樫先生の方は裏方に徹して、事前準備をかなり綿密に
やっていただきました。たとえば忘年会の景品で配る、進路指導部に届いた貢ぎ物の一覧リスト作成!これは会社や大学が
うちの学校の進路指導部に挨拶回りなどに来たりする時に、図書カードやボールペンなどのノベルティグッズを持ってきたりします。
これをため込んでおいて、こういう時に利益還元、職員に景品の一部として配ったりするのです。その一覧表をわざわざリスト
アップし、何がいくつか、あと何人分必要か、そんなところまで書き出していたのです。それのみならず、当日の座席リスト
座席くじ引きの抽選券、はたまたビンゴの景品の買い出しと、もうすごい裏方三昧!もう脱帽です。もちろん女性三人衆の
あとふたりM井先生とI村先生も手伝ったのですが、T樫先生には負けた(笑)そしてもう一人の主役はS谷先生。途中の
クイズコーナーの一企画のマジッククイズはそりゃあ本職ですからお手の物ですが、その時使うカードを立てる台を、わざわざ
作っていたり、はたまた途中の特製ドリンク早飲み対決では、昨晩から自宅で独自ブレンドをして、その調合比率の試し作りまで
して来て...もうこの凝りよう。準備だけでもうこの二人がMVPです(爆)ちなみに私もチラシ作りで微力ながらご協力。


本番は流暢な私の司会の元(笑)ご挨拶、ご歓談のあと、余興。その余興でクイズ合戦。これもわざわざ独特の問題を考えて
出題。例えばフルネームで一番画数の多いのは誰?とか五十音順に並べ直した時に真ん中に来るのは誰?など、テーブルごとに
得点を競い、そして途中S谷先生の独壇場のマジッククイズあり、ナンプラー入りの特製ドリンク早飲み対決ありと、各種
盛り上がりました。そして最後にBINGOで締め。無事終わってホッとしました。まぁ、このメンバーでなければできなかった
企画でしょう。恐るべし国語科(笑)でも最後にS谷先生から「司会、うまかったよ。今度二人で組んで(営業などで)回り
ましょう。」というお褒めの言葉が一番嬉しかったかな(笑)そんなわけで驚愕の忘年会は一件落着。やれやれ。
やっとここからが本日のこと(笑)本日より三日間答案返却。私は本日3時間目に3年生の現代文が1クラスあるのみで、
のほほんと過ごしていると、S谷先生急襲。「O−TEACHERの作った現代文のテストなんだけど、今、3年生のある
クラスで返却していて、模範解答が2カ所も間違えているんだけれども...。」けげっ!確認してみると記号の間違いが
1カ所と、記述式のところが「〜が長くて〜」と書いてあり、本当は「〜が短くて〜」の間違い。すいませーん、ついつい
間違えてしまいました。私の作った模範解答で採点してしまいましたよね、すべて訂正お願いします。ていうか、もうこれで
採点してしまいましたよね?「いや大丈夫。まだ1クラスめを返していたところで気が付いたから。」ということは私がつけた
3クラス分もぜーんぶ間違えて付けている...やば、即行直さねば。多分平均点2点ぐらい違うぞ...コンピュータにも
すでに入力してしまったのでそれも訂正しないと...「それからさぁ、これ全部合計してみたんだけど、多分98点にしか
ならないんだけど...。」へっ?........確かに...。すいませーーーーん、またやっちゃいました。
「大丈夫、大丈夫。生徒には98点満点って言っておいたから。その分平常点で上乗せするって言ったから。」ありがとう
ございます。またまたうっかりミスをやってしまいました。きちんと点検しないものだからこんなミスが...。というより
忘年会企画に熱中しすぎて、本来の仕事がおざなりになっていたのかも...。すいません、ご迷惑をおかけしました。まっ、
こんなボケをやってしまった本日でした。
12月14日(金) 来学期の教材
本日テスト返却第2日目。今日は無事訂正もなく(笑)粛々と答案返却。その後、暫定的に点数の集計をしました。平常点やら
何やら、いちおうExcelで計算式は入れてあるのだが、そこはそのまま機械的に点数を出すわけにも行かないので、色々と分布や
偏差を考え(?)うまく操作してボチボチのところに落ち着く。今回は3年生の現代文に関してはほとんど赤点が付くやつが
いなくてホッとする。しかしそれに引き替え1年の古典の方は...(泣)ちょっと重傷だなぁ。これはひとつ心を鬼にして
冬休みにたっぷり宿題でも出すか?なんて考えてしまいました。でも無意味な宿題をやらせてもしょうがないので、どうせ
やらせるなら3学期の授業の予習となるようなところを...と考えていると、そうなると3学期、どの教材をやるか、どの
程度やるか、なんてことを考えだし、かえって悩んでしまいました。うーむ、宿題のために3学期の教材研究せねば...なんて
ことに...。普通は年間授業計画でだいたい決まっているものなのですが、うちの場合けっこう行き当たりばったりな
もので(^^;)さてどうしよう...。
12月15日(土) テクハラ受難の時代
私のところに県の方からある通知が回ってきた。それは何かというと「コンピュータで指導できる教員の計画的養成について」と
いう文書。これは何かというと、国が音頭を取ってミレニアムプロジェクト「教育の情報化」を進めてきたが、今ひとつ進展して
いない。これは現場の教員がまだまだコンピュータを扱えない人が多いため、なかなか授業で有効活用ができていないのも一因と
してある。まぁ、その辺の教員のコンピュータ音痴にかかわるドタバタは、この日記の熱心な読者であればおわかりいただけよう
情報部長の憂鬱として(笑)それはさておき、先日もコンピュータを指導できる教員の数を調査するアンケートが来ていたが、
我が県下は27%とかなりお寒い状況。国の方では平成17年度までに100%の教員ができるようになれと目標を掲げているのに
全然無理そう。だってここ数年あまり上がっていないのだ。そこで業を煮やした県の方は、とうとう本腰を入れて通知してきた。
その名称はPIT(ぴっと)プラン:Personalcomputer、Internet&Teachingだと。ようするにコンピュータを指導できる教員を
養成するために、今までは自主性に任せていた研修を強制的に行わせようというものなのだ。つまり学校推薦でできない教員を
県情報センターの基礎講座に強制参加、夏休みとかにある講習に絶対参加させようというものなのだ。とうとう来ましたねって
感じ。
確かに教員のコンピュータ習熟度は、世間一般からいっても遅れていると思う。かえって生徒の方が詳しい場合も多い。確かに
忙しくてコンピュータなんか触ってらんねぇ、という先生も多いが、でもはじめっからやる気のない人も多い。これだけIT化が
叫ばれても避けて通り、何とか逃れて来て、それでも仕事になるのが教員稼業。そういう部分も大きい。でもそのしわ寄せが
実はできる教員に行っているのですがね(実感)そこで3年ぐらいかけて、できない教員を強制研修、操作できても教えられない
教員はエキスパートプランと、かなり念が入っている。もうこれで逃げ場はなくなりそう。まっ、個人的には私への仕事の偏りが
少なくなりそうなので大歓迎なのですが、考えてみたら、このIT化社会において学校というのはかなり温室だと思う。世間では
パソコンぐらい扱えないとリストラ対象だし、みんな生き残るために個人的にお金を払って習いに行ったりしている。スキルを
身につけなければ危うい時代。そのために身銭を切ってスキルアップに励んでいる。私だって自分のコンピュータの知識を学ぶ
ために、色々な専門学校の社会人講座に参加したり、専門書を買ってきて勉強したり、挙げ句の果てには初級シスアドを取ったり
した。それを県の方からただで研修受けさせてもらえるなんて、ある意味ラッキー。それで文句を言うなんて信じられない。
そういうことに不満を言っている教員は、そのうちコンピュータを指導できないといってリストラされてしまうのではないで
しょうか。公務員だって先はない。そんなことを考えた通知でした。
「で、O−TEACHER。このコンピュータ研修、県の方だけじゃなくて校内でも研修するように、その研修計画を
立てろっていうことらしい。」
「えっ?教頭先生!それって私が計画するんですか?」
「そりゃそうだろ。情報係なんだから。」
私にしわ寄せが来ないようになるなぁと思いきや、思いっ切り仕事が増える次第(泣)
12月17日(月) 教科会議
早くも2学期ラストの週(すいません世間の皆様)本日は学年集会とLHR。しかしその後教科会議。国語科で今学期の成績を
つける。成績不振の者、欠席が多すぎて評価のでない者、色々と問題ある生徒等々。それらについて色々話し合う。こういう状況
だとか、提出物の提出状況とか、ふだんの授業態度とか、そういう色々なことを出し合って公平に成績を付ける。そしてお互いに
他の先生方の評価を見ながらバランス良く修正していくのである。とまぁそれが普通。でも教科によっては先生方に偏りがあって
ある先生はとても辛い点数を付け、また別の先生はとても甘かったり...。そういうところを是正していくのが教科会議だと
思うのだが、そうじゃない教科もあるらしく、担当者によってかなり偏りがある。いつも赤点を山ほど出す先生とかもいて、
そういう先生に受け持たれたクラスの担任は戦々恐々。教科会議後の成績入力まで、自分のクラスの生徒がどれほど大変な状況
なのか、ふたを開けてみなければわからないという状況。担任としては心労が重なります。まっ、私も今回は赤点ボチボチ
出しましたけど。でもこのあとのフォローも必要なので、明日以降呼び出して、赤点の子たちには個別に冬休み中の課題を出す
予定。こういう細かい指導が大切なんですよね。ただ赤点付けっぱなしじゃ、見捨ててるのと同じ。でもそういう先生もけっこう
いるのが現実。やれやれです。
12月18日(火) アドレナリン逆流
この温厚なO−TEACHERが久々の憤怒(爆)何を怒っているかというと、とある先生のありよう。毒舌といわれながらも
あまり人のことをとやかく言わない私だが、昨日だけは怒りが沸々と沸いていた。もちろん正面切っては出さないけれど。それは
何かというと昨日の午後にあった成績処理の時の話。うちの場合は、コンピュータ室で成績を一斉入力して処理するシステム。
とは言ってもフロッピィベースで分散入力するだけであって、最終的には教務部の成績処理係の先生が(U海先生とA日先生)
そのデータを統合しチェックし、一覧表にしてプリントアウトするというもの。だから入力こそ先生方が自分の持っているクラスの
成績を分散して入力するが、最後にはU海先生あたりが、ひとりでチェック、統合して、色々大変なのだ。そのあたりはやったことが
ない人はわからないと思うが、数時間はかかる。当然全員の先生方の入力が終わらなければ、その作業もできないし、ミスがあれば
クラス順位学年順位が変わり、全体に迷惑がかかるのだ。そりゃちょっと考えればわかることだと思う。
しかし、そういうことをまったく考えていない人がいるから困る。あえて言おう!S木先生!あなたはどれほど他の先生に迷惑を
かけているかおわかりでしょうか?いくら年輩の先生とは言え、ちょっと不味すぎると思う。私もいちおう1学年の成績処理補助
ですから、1年生の2学期成績データの入力進捗状況をちょくちょく気にしていた。データ入力の時間は午後の1時から4時まで。
そこまでに入力し終わらないと、あとの統合などの仕事が押せ押せになって、それこそ係のU海先生とか、何時に終わるかわから
なくなってしまう。それなのにS木先生が入力し始めたのは4時過ぎ...。オイオイである。こういう時間を守らずに他の人に
迷惑をかける人は、私の場合極端に許せない。それでもいちおうそれなりの(入力が遅れた)理由があるのだろうと、ちらっと
聞いてみた。すると「教科会議が遅かったもので...。」1時から入力なのに教科会議が1時をだいぶ過ぎた後から始まった
らしい。他の教科は1時からの入力に合わせるために、わざわざ12時とか、昼の時間を割いてやっていたのに...と思ったが
それはまだいい。でも会議はだいぶ後から始まったらしい。同じ教科のH先生に「何でそんなに遅くに教科会議始まったの?他は
もっと早くやっていたのに。」「だってS木先生が『まだ成績を出していないから、もうちょっと待ってくれ。』って言うから
早くできなかったんだよ。」えーーっ!あなたのせいじゃないですか!?「それも理由がさぁ、『答案返却が一番最終日だったんで
間に合わなかった。』って言うんだよ。」そんなの理由になるか!たまたま答案返却が最終日になって、コンピュータ入力まで
時間がなかったっていうのは理由になるのか?他にはそんな人は沢山いるぞ!それに返却が最終日だってあらかじめわかって
いたんだから、それにりの対処の仕方があるだろう。おまけに最終日たって土曜日だろ?確かに日曜日かもしれないけれど一日
あるだろう!それにあなたは答案返却日はいつも午前中で帰っていたじゃないですか!みんな一生懸命各自で成績処理している
時に!それで時間がないなんて理由になる?そのせいで色々な先生に迷惑をかけて、入力時間が遅れて、後の作業の人は大迷惑。
これって許せる?私はたいして直接迷惑がかかったわけではないが、あえてU海先生たちの苦労を思うと、怒りを抑えられない。
こういう困ったちゃんがいるから、迷惑を被る人が出てくるのですよ。そしてそれをまたたいして自覚していないから頭に来る。
言い訳ばかりで反省の色なし。前回も間違ったまま入力してとっとと帰っちゃって、他の人たちが大迷惑したのもこの人が原因。
こういう人はどこの集団にもいるとはわかっているが、あえて苦言を呈する。でも面と向かって注意できないのが弱いところ。
ゆえにここに書きました。意気地なしと言わないでね(爆)やれやれです。
で、ここからが今日の話題(笑)そうそう昨日から校内LANの工事始まりました。壁を抜いたりするドリル音がうるさくて
けっこう来ています。で、本日は交通安全講話とLHR。警察の人が来て、交通安全についての話をする。うちの場合、自転車事故や
バイク事故がけっこうあるので本当に気を付けて欲しい。でもこういうのって、私も含めてけっこう他人事で、自分は大丈夫って
無意識で思っているもんなんですよね。忘れた頃に意識させるように、こういう講話も大切だと思います。でも内容が車の運転者向け
ではちょっとね...。
その後放課後、なぜか同じ国語科のI村先生とM井先生に、パソコンで作る年賀状を指導。生徒だけでなくこういう時にも情報部長は
大活躍。こういう地道な布教活動がパソコン嫌いを無くしていくのです。まっ、こういう趣味的なことで使うパソコンの方が
面白いとわかっていただければ良いでしょう。
12月19日(水) 再びアドレナリン逆流(笑)
昨日の引き続きから。昨日パソコン初心者のお二方に年賀状などの手ほどきをしましたが、色々できるパソコンに「すごーい、
きれいー」の連発にいささかとまどい気味。でも私が初めて触れた時もこんな純粋な感動だったのかなぁ。ひとつはネット上にある
フリー素材を選んでもらい、それを年賀状ソフトに読み込ませて、それにテキストボックスで住所やら名前を付け足していった。
「このサンプルって勝手に使っていいの?」「ええ。フリーですから個人で使う分には制限がないです。」「こんなきれいなデザインの
絵をわざわざタダで公開して、この人は何のメリットがあるの?」そう考えるのか主婦は(笑)今更ながらインターネットの世界の
扶助精神を思い出させてくれましたよ、この一言は。確かにフリーには色々お世話になっています(笑)またもう一人のM井先生の
方は、学級通信年賀状版にしたいという、なかなか凝ったデザインのお願いだったので、細かいレイアウトや写真も必要だったので、
ここはあえてグラフィックソフトを使い、細かい部分にこだわりました。ふだんはポータブルのワープロしか使っていないため、
フォントやカラーの多さ、レイアウトの融通性など、いたく感心していました。画像の貼り付けも色々な画像集から選んでもらって
いると目移りばかりして、なかなか決まらず(笑)でもいちおう思い通りのオリジナル年賀状ができました。でもこういうふうに、
他の人のためにパソコンを駆使して色々やるのは結構楽しいものです。特に仕事でなければ(^^;)こういうふうに初心者に感動して
もらいながら、色々教えてあげるのって結構好きかも(^^;)まっ、情報部長の面目躍如ってところですかね。是非これを機会に
パソコンを毛嫌いせずに使ってみてください。
「でもそばに(O−TEACHERみたいに)教えてくれる人がいなくっちゃあねぇ。あっ!そうだ。O−TEACHERも
来年転勤しないでいれば教えてもらえますよねぇ?」
「・・・・・」
とここまでは昨日の続き。ここからまた本日の話題(笑)本日は防災訓練でした。例年のごとく消火器訓練や救助袋降下訓練など
ありでした。しかし私は最後まで聞いていなかったので、又聞きなのですが、最後の講評で、消防署長(?)がかなり失礼な
発言をしたとのこと。私は他の仕事でいなかったので聞いていなかったのですが、最後に近くの消防署の分署長の話がひどかった
らしい。いきなり「この中で煙草を吸っているものは手を挙げてください。」と言ったとのこと。もちろんそりゃあ隠れて
吸っているやつは沢山いるでしょう。でもいちおう学校としては厳しく指導しているのに、「そういう人たちの煙草から火事が
多く発生しています。みんなも煙草の不始末には気を付けてください。高校卒業したら煙草を止めるぐらいの気持ちでなければ
消防隊員にはなれない。」と言い出したらしい。何かこれっていかにも、うちの学校はレベルが低いからみんな吸っているみたいな
言いよう。頭に来ます。真面目なやつだっていっぱいいるのに!それに最後は消防隊員の勧誘ですか?挙げ句に「血液型がO型の
人、手を挙げてみて。...はい、放火犯にはO型が多いのです。」これって完璧な偏見っていうか侮辱じゃない?ていうか
最近の言葉で言うと人権侵害ですよ。みんな呆れかえっていました。確かに火事の原因で煙草が多いのはわかるし、統計的には
そうかもしれない。でもそれを平然とさも当然のように言う神経がわからない。こういう人が防災訓練の講師として呼ばれるには
明らかに不適当。そう思わざるを得ない発言でした。やれやれです。
そしてその後、学年会議。ここでは2学期の成績とかを振り返って色々話したのですが、今回は一波乱。ていうか問題提起?
ある特定科目だけ赤点が多く、結構問題に。ていうか生徒が全然やることやらなくて赤点なのはしょうがない。でも
本人なりに一生懸命やって、担任も一週間前から提出物とか見てやって、色々補習してやったのに赤点が付いてくる。どこまで
やらせればいいのか。うちの学校にしては要求が高すぎないか?そこまで担任が面倒見るべきか?など色々問題が出された。
そういう担当者に限ってほとんどフォローをしてくれていないというケースもあるとのこと。「これを覚えてくれれば良いん
ですよ。それを覚えてこないし、ましてやノートもちゃんと取らないし、それじゃあ赤点取っても仕方が...。」オイオイ待てよ。
確かに一見筋が通っていそうな発言だが、元々うちの生徒は、そこまで完璧に覚えられないからこの学力なんじゃないの?
それを覚えられるように指導するのが授業担当者の仕事だし、ましてやノートをきちんと取らせるのは、それこそ授業の
先生の仕事じゃないか!それをさも生徒が覚えてこない、生徒がノートを取らない、だから赤点で仕方がないと、すべて
責任を生徒に転嫁している。それで教員が務まるのか!?ちょっと唖然としてしまいました。熱心な担任は、そういう出来ない
生徒を放課後、付きっ切りで教えていたのです。面倒見良すぎるくらい。H井先生も言っていたが「赤点出すのは自分の教え方が
悪いという証拠で、恥こそすれ全部が生徒のせいにするのはどうかと思う。ましてや担任が自分の教科まで教えているのは
本来補習なりこちらがするべきこと。それをそのままにしておくのは教員として怠慢だよね。」という発言に賛同。でも現実には
そういう先生もいるのです。そういう先生に教わった生徒こそ不幸。学年としてもそこまではフォローできない。そこで色々
意見が出た。やはり赤点出したんだから、それなりにきちんとフォローしてもらう意味で、その担当者に冬休みや夏休みに
きちんと補習をしてもらう。どれをどこまでやれば単位が取れそうかきちんと目標設定をしてもらう等々。まぁ、こういう話に
なると、個人攻撃になってしまうのでいけないのだけれど、担任としては誰だって自分の生徒が可愛いから、赤点を取らせたくない
そのために必死なのです。そういう気持ちが生徒よ、届いているのかなぁ。もちろん君たちが一番頑張ってくれるのに越した
ことはないのだが...。まっ、結論としては生徒のやる気にも問題があるのだが、教員サイドにも改善の余地ありということで
色々考えていきましょうということになりました。教員も色々ですからねぇ。やれやれです。
12月20日(木) 今年の汚れ、今年のうちに...なんて無理
本日は大清掃。掃除は嫌いなんだけどやり出すとこだわるタイプの私。私がふだん担当しているのは普通棟4階のトイレなの
だが、ふだんはまぁそれなりにやっていて、今日もそれなりでいいかぁと思っていたのだが、いざやりだすと大変。けっこう
タイルの染みとか気になってしまったり、水の流れが悪い目詰まりとかこだわったりしてしまう。掃除の時間は50分もある
のだが、今回は目一杯かかってやってしまった。そのせいかけっこうぐったり。
さてその次はメインの成績職員会議。2学期の成績について色々と話し合う。色々な生徒がいて色々話題もあるが、そういう
細かいところまで気配りしているのかと思わせるほど、担任の先生たちの苦労の後が偲ばれる説明多々あり。本当にこの学校の
先生は面倒見が良い。そして成績だけでなく、入試に関する細かい提案やら各部署からの報告やらいっぱいある。特にその中でも
進路指導部から出た現段階での進路報告。就職が極端に厳しく全国でも50%台の高校生の就職率の中、本校は70%台の
頑張り。また大学の進学率がすごく上がって、まるで進学校並みの伸び率。これもひとえに進路指導部やら担任の指導の賜物。
そういう世間の状況を反映する報告がなされた。まっ、色々あったけどこの会議も無事終了。
その後担任の先生方は、成績不振者への指導や、保護者を呼んでの面談や、おまけに通知票、発送文書の準備やらでまだまだ
大変。私も少しは手伝いながら、それと同時に情報処理室の片付けもする。この部屋、ふだんは生徒が立ち入り禁止のため
私が個人的に清掃するしかないのだ。ていうか個人的にしか使っていないけれど(^^;)で、片付け出すといらないものが
ゴロゴロ。使わなくなったフロッピィやおまけCD−ROMの箱、パソコン雑誌の山、使い終わったプリントの束...。
これらを片付けだしたら、ゴミの袋が3袋に段ボール2箱分...。ゴミ問題に反旗を翻すような有様。これでも1/3ぐらい
しか片づいていない。これ3月に転勤とかなったらどうなるんだろう。やれやれです。とりあえずそんな片付け的な一日でした。
ちなみに今日誕生日でした(泣)