拱手傍観たる 3月 中旬 編



3月11日(月) 最悪のコンピュータ研修

今日はテスト第3日目。午後から職員向けのコンピュータ研修会がありました。例の校内LANにからんで来たノートパソコン38台が金曜日に搬入された。その子会社のオプションサービスというか、業者の方でコンピュータの研修をやってくれるというのだ。しかし今日は3年の先生方は卒業旅行でごっそりいないし、おまけに参加希望者がほとんどいなくて、どうなることかと心配していた。しかしN本先生の必死な勧誘で(笑)とりあえず8人ほど集まりました。そこでコンピュータの初歩を教えてもらいました。内容はワード、エクセル、パワーポイント。

しかしこれが初めから大変だったのです。ノートパソコンを保管場所であるコンピュータ室から、研修会場である被服室まで運ぶ力仕事。ノートパソコン15台くらいにプリンタ、プロジェクタ、スクリーンを運ぶ。なぜ被服室でやったかというと、アイロン掛けをするために机が広く、なおかつ机の脇に電源があるので。もう設置の段階からヘロヘロでした。そしてやっと研修が始まったのですが、今回来たのが○立ち関係のおじさん(50代)と何もしない40代のおばさん2人組。この講師がとっーても下手。全然説明がわかりづらい。というかどういうレベルで話しているのか全然わからない。本当の初心者向けにやるならクリック、ダブルクリックからだと思うのだが、そんなことはもちろんやらない。それはいい。全くの初心者はG先生ぐらいだったから。ところがワードの研修で、いきなりクリップボードがどうの、テキストボックスがどうの、グリッド線がどうのと言い出す。自分で「初心向けに行きますので。」と言っておきながらけっこう難しめ。何人かにつききっりでフォローする。それだけならまだしも、みんなが付いていってないことをよくわかっていなく、とりあえず自分のペースで進めるものだから困ってしまう。習いに来ている先生方はみんな真面目だから、わからないのは自分が悪いんだと思って、必死に付いていこうとしている。講師はお構いなしに話があっちこち飛ぶ。思いついていきなりページ設定に行ったり、印刷方面へ話が飛んだり...。こんなだめな講師は久し振りである。個人的にはけっこう呆れかえっていたのだが...。

その後エクセルの時もパワーポイントの時も同様。休憩とか区切りとかあまり考えていなくて、おまけに持ってきたマニュアルが前へ行ったり後ろへ行ったり...。とうとう我慢の限界なのか、きりのいいところで「すいません、今日は用事があるのでここまでで...。」「パワーポイントは興味がないのでいいです..。」と言いつつ、一人去り二人去り、最後には数人。これは明らかに講師のせいだと思うのだが...。そんなかんなでけっこう苦痛なコンピュータ研修でした。来年度はやっぱり私がやろう。でないとますますコンピュータ嫌いの教員が増えてしまう。そんな感想を持ちました。やれやれ。


3月12日(火) Linuxな一日

本日は出張でした。せっかくテスト中で早めにあがれるはずだったのに(泣)おまけに突発的に入ったLinux研修。つい2週間前ぐらいにいきなり県の方から「Linux研修へ各校一名参加させよ。」と取って付けたようにお達し。校内LANが入ったは良いが、そのOSはLinux。学校現場はほとんどがWindowsだから、みんな困っている。だからとりあえず付け焼き刃で研修をやろうと言うことになったのだろう。こんな学年末の忙しい中、どこもテストや成績処理や来年の準備で忙しい。だから普通こういうコンピュータの研修なんて3月にはない。でもとりあえず研修はやったぞという形が必要だったんでしょうね。相変わらずのお上の後手後手で、形ばかりのやり方に現場は困るばかり。でも仕方がないので私が参加しました。一番暇そうですから(笑)

さてそのLinux研修ですが、なんと7時間の長丁場。今までこんな長い講座は初めて。それでもおそらくやりきれないだろうと思っていたら案の定(^^;)だって以前F橋情報ビジネス専門学校で受けたLinux講習は2日間だったけど、全然わからなかったもん。さて今回講師はF士通の人(伏せ字にしている意味無し)でも相変わらずこういう専門的な部署の人って理系ガチガチなのか、説明が下手。昨日もそう感じたが、どうしてこういう人たちはわかりやすく伝える、受講者のレベルを見て話す、受講者の進捗状況を見て進める、そしてもっと大きな声で話すという基本的なプレゼン技術が出来ていないのだろう。どこかの広告にあるような「人前で話すことができるようになる!」という研修を受けてきて欲しいものだ。いちおう人前で話す仕事ですからとっても気になります。ていうか話し方がうまい人は、同じ時間聞いてもそうでない人と比べて、格段に理解が深まるのだ。

で、内容なのだが...なんと配られたテキストが150ページ!死にそうである。おまけに午前中はLinuxの歴史から始まってしまい、もう眠い眠い。誰がLinusさんがヘルシンキ大学在学中に作ってとか、FreeBSDとの関連とか、そんなマメ知識は必要としているのか?そんなことよりどう扱うかじゃないのか?こんな忙しい時期に、それも各校のエキスパートを集めておいて、その歴史をひもとかれちゃあ、花粉症の薬を飲んでなくたって眠くなりますよ(ちなみに私は花粉症ではありませんが)で、あんまり暇なんで辺りを見回していると、いるわいるわ各校のエキスパートが(笑)ていうかこんな時期に学校をホッぼっちゃっておけるような人たちの集団が(笑)うーむ、この集団の一員かと思うと、ちょっと悲しくなってしまったのだが、いわゆるオタクっぽい臭いがプンプン。もちろんみんな学校の先生なのだが、さすがにLinuxという高いハードルに来るだけあって、何か協調性がなさそうで、ただパソコンを専門にやっていて生徒にも人気がなさそうな人たちばかりの様な気が...(かなり偏見)途中の質問コーナーでもかなりマニアックな質問している人も多かったし...。 そんな人たちを見ているうちに午前のテキストの説明だけの研修が終わる。

午後はいよいよ実際にいじれるかと思うと少しは楽しみ...と思いきやいきなりインストールから始まる。確かにフリーのOSなんで、色々設定が必要なのですが、ただひたすら40分も自動インストーラされるのを見ているって言うのもどうなんでしょう?これって時間の無駄では?でも改めてやってみると、以前やったものより格段に使いやすい。前の時はコマンドラインバリバリで、ひたすらrootとか/とかbin、etc、-mとか、わけのわかんないコマンドを打たされ泣きが入ったっけ。特にviというエディタが使いづらくて、普通のFEPに使い慣れている私にはもううんざりしたものだ。でも今回はGUIを使ってX-Windowの画面を使ってやったので、とってもわかりやすかった。もう画面は全くWindows。おまけにFEPも商用のATOKXをその場でインストールしたせいで、日本語入力も快適。これだけできればLinuxも楽。技術は進歩しているなぁ。でもこの感じは昔、DOSからWindowsへ移行した時ととてもよく似ている気がしたのは私だけ?その後ユーザの登録やらPINGやらWEBサーバを立てたり、色々興味深い内容が続いた。こういうのを午前中からやれよ、そうすればもっとためになったのに!まっ、とりあえず午後からはけっこう勉強になりました。でもさすがに7時間は辛いなぁ。そんな一日でした。


3月14日(木) 校内LAN研修は二人だけ

昨日は採点休業日ということで、自宅研修だったため更新しませんでした。悪しからず。さて学校へ行くといきなり教頭から「O−TEACHER、来年度も情報係で2年の副担任でお願いします。」と言われる。おいおい、転勤の話はどうなったんだよ!確かにもう内々示が済んでいて、今年も私の転勤がないということはもうわかっていたけれど(泣)いちおう「ダメでした。すまん。来年も是非うちで頑張ってください。」とか言うのがスジだろう。そういうことをきちんとしないでいきなり来年度の校内人事のことを、それも立ち話で済まそうと言うところが管理職の怠慢。こういうことが職員のやる気をそぐと言うことが何故わからないのですかね。昨日だって自宅で研修していたら(^^;)いきなり教頭が電話をかけてきて「県の方へ至急報告しなければならないんだけど、うちの学校でコンピュータが操作できない先生って何人ぐらいいるの?」と泣きついて電話してきたくせに。やれやれです。

さて本日からテスト返却。しかし私の場合今日はなし。じゃ何も仕事がないかというと...実はあり。校内LANサーバの研修。業者が直接来てくれて、どう使うかを具体的に教えてくれたのでした。実のところこれが一番大事なのです。上の方ではなんやかんや言ってますが、結局のところ最前線の我々が扱わねばならないのは当然のところ。なら少しでも負担を軽くするために具体的な取り扱いを教授してもらい、質問等をして疑問を解消しておきたいと思った。今日こそが待ちに待った大事な研修なのです。

ということで、本日○立関係より二人来ました。一人は以前来たあまり口を利かない無愛想なおじさんと、もう一人はとても親切に説明してくれたわかりやすい人。とりあえず校内LANの構成、それぞれのサーバの起動や停止、細かい設定などについて大まかなレクチャーを受けた。その後外部用内部用のメールサーバ設定。Linuxへのメールアドレスの登録のやり方、クライアント側の方の設定の仕方及び注意点。校務用サーバのログインやらバックアップの取り方。そしてセキュリティの登録やウィルスパターンの更新仕方等々、かなり実践的で身のある内容だった。こういう事を聞きたかったのですよ。素人の我々に対して細かく、おそらくくだらない質問に対しても懇切丁寧に答えていただき、とてもわかりやすかった。ありがたい。こういう人が一人いつもいれば(^^;)でも一つわかったことは、明日からの学校独自の個別設定がえらく大変だということ。それを考えると...(泣)とりあえず校内LANの準備段階というか、担当者のやるべきことは見えてきた一日でした。


3月15日(金) T樫先生の野望

答案返却2日目。そんなこととは関わりなく、今朝いきなり校内人事が発表された。分掌、学年、担任副担任など、いろいろな思惑が絡んでいるが、とりあえず出た。これでも例年よりは早いのだが、なかなか一悶着が起きそうなところもある。個人的な感想なのだが、ある特定の分掌の主要メンバーが分散し、大丈夫なのかなぁという懸念もちらほら。またこの学年の構成はどうなんでしょう?というのもあった。でもまぁ、そんなことを言い出したらきりがないので、いる人、使える人でやっていくしかないでしょう。偉そうに言う訳ではないが、私もいちおう必要とされている部類に入っているようなのでとりあえずホッ。

そのことでというわけでもないが、昼食時に国語科準備室へ行くと(ふだんは情報処理室に常駐しているのであまり行かない)国語科女性陣が密談(笑)来年度の持ちゴマについて話していた。持ちゴマというのは来年どの科目で何時間持つかということ。つまり来年度私の場合は2学年なので、2年生の古典を持つのか国語を持つのか。それでは足りないので3年生の現代文か国語表現か2単位ぐらい持って持ち時間(週あたりの授業数)は何時間ぐらいか。そういうことを話していたのだ。今回我が国語科は精鋭6人全員が忙しくなっている。3人担任で3人主任。こんな教科他にあるのか?というくらいすごい。だから普通であれば「主任だから持ち時間は少し減らして...」とか「担任だから負担を減らしてあげよう...」という配慮をするのだが、来年度は出来ない。だからお互い相応の分担で持ちゴマを決めようと、話していたのだ。そこへ私が入っていくと、もうすでにT樫先生がかなりぶち上げていた(笑)あらゆるシミュレーションをしていて、なおかつ仕事を分担していて、果てにはいろいろな注文ややり方を考えていて(ちなみにT樫先生は来年度教科主任)すごい勢いだった。
「こうすればK先生も文句は言えないだろうし、O−TEACHERにはこの大変なクラスを持ってもらって...」おいおい、話はそこまで進んでいるのかよ。「でもそれでS谷先生とかは良いといいますかね。」「大丈夫!S先生には『Sせんせい〜♪』って言えば嫌と言わないから。」おいおい色仕掛けで籠絡するのかよ!これには一同大爆笑。もちろん冗談だが、T樫先生の張りきりぶりには一同気圧され気味。でもこれぐらいどんどん進めた方が話は早く進むと思う。もうすっかり女性陣の迫力にたじたじでした。

午後からは昨日習ったLinuxのサーバに、自分でいろいろ登録してみたりユーザ管理をやってみたり、少しだけ操作。本当にLinuxが使える日が来るのだろうか...。


3月16日(土) 土曜は大忙し

地獄の忙しさ。本日で答案返却終了。すかさず教科としての成績処理...ここまではまぁ予想された仕事。でも細かい調整をしなければならず一苦労。でも本番はここから。放課後はあちこちで追試があり担任は右往左往。課題をやらせたり提出物を持ってこさせたり、中には一緒に体育のマラソン大会の追走まで走ってくれるという奇特な担任までいるのに...。生徒はこの担任たちの苦労がわかっているのだろうか。ここまで面倒見の良い担任団は他にはいないぞ。君たちはとても幸せだぞ!

さて私は、情報部の来年度の予算請求書書きやら総括の文書作りやらでおおわらわ。まだその他にも第2コンピュータ室を巡る事務部との折衝やらホームページ移管、インターネット内規の見直し、校内LANのIPアドレス振り、メール登録、などやることは死ぬほどたまっている。これらを年度内にやりきれというのはどだい無理な話。でもやらねばならない(泣)しかしそれらの仕事一切出来ず、逆に新学年会議あり。ここからは来年度の仕事。このダブりっていうのが微妙に大変なのです。とりあえず来年どこのクラスの担任副担任になるか決めないと、各教科で持ちゴマが決められないし、時間割が出来ない。で、急遽新2学年会議。あっ!言い忘れましたが私は来年度も2学年の副担任です。特に揉めもせず、和気藹々とした我が学年らしく、お互いの特性というか合う合わないを考慮して、変な綱引きなどせずあっさり決まる。しかしクラスナンバーでは好みが出る。「私1組はいやなんですけど。だって3年になったら卒業式で一番最初に呼名しなければならないじゃないですか。」へっ?そんな2年後のことまで、それもたかが卒業式で名前を呼ぶ、わずか1、2分のために1組がいやなの?何かコース選択とか授業上の問題とかじゃなくて、こんなことでクラスナンバーが決まっているとは、おそらく生徒も知るまい(笑)とりあえずそれでもクラスナンバーは決まり、追試とかで残している生徒もいるので、新学年会議はここまで。我々副担任はまだまだです(笑)

土曜日で半ドンのはずなのだが、こんなペースでは午前中では終わるわけがない。それでも色々あってまだまだ仕事は続く。これで本当に週休2日になったら、このしわ寄せが全て平日に来るかと思うと、かなりビビります。学力低下とかの問題よりも、仕事に余裕がなくなることの方が不安。ああ、そろそろ先生も残業手当が欲しいところ。


3月18日(月) 学校が良くなる方法

やっとラスト1週間が始まりました。地獄の...。だいたい学校というところは年度末だっていうのに、春休みなどがあるもので、その間にももちろん仕事があるのですが、けっこう年休がたまっていた先生たちがバシバシ休んだり、どこかの誰かさんみたいに研修だとかいって出勤しない人もいて、けっこう仕事が思うように捗らないことが多い。だもので終業式前に目鼻を付けようということになるので、劇的に忙しいのだ。本日も午前中は学年集会やらLHRなのだが、私はその裏で国語科の成績処理をしていた。本校の場合、1・2年生は国語T、国語Uという教科なのだが、便宜的に現国と古典に分けて別担当者が授業をしている。ふだんは良いのだが、こういう年度末になって合わせて成績を出さなければならないとなると、細かい調整が必要で手間暇がかかる。そこで私の出番。ていうかExcelの出番(笑)細かく微調整して他の担当者に見てもらい妥当な評価を出す。今回1年生の方は私も含めて担当者が4人もいるため、お互いに納得してもらうために色々気遣う。そのせいかまぁまぁいい線行っている評価が出た。 それをさっそく教科会議で諮る。あんなに苦労した割にはあっさりと承認。特に文句も注文も出ず。まぁその前に色々微調整しているから当然といえば当然ですが(^^;)でも教科によってはその辺の調整がうまくいかず、毎回怒号が飛び交う荒れる教科会議もあるとかないとか。それだけ生徒の成績に真剣だという証拠にもなりますけど。その後一番懸念していた来年度の持ちゴマの話し合い。いちおう画策通り、私も私案を2つほど用意しましたが、ほとんどこれはダミー(笑)T樫先生の考えていた通り、あまり偏りがなく公平な案にまとまる。いちおう個人的に希望がある先生もいたが、そこは全体のバランスを考えて納得してもらいました。これには教科主任のM井先生もホッ。その後来年度の予算請求など細々としたことを話し終了。

その後コンピュータ室で成績入力。このコンピュータを使った成績入力が、来年度から教務部から情報部へ移管されることになり、けっこうビクビク。うまくできるかどうか不安。

そしてお次は第2コンピュータ室問題。事務の方からお金がないので無理という話。それでとりあえず鳩首会談。事務長、事務担当のC濱さん、教頭、教育課程及び次期教務部長のH井先生を交えてどうするかを検討。やはり事務的には第2コンピュータ室を配備するだけの予算がないと力説。ただでさえ来年度から予算20%カットの予定なのに、また新たには無理との見解。でもせっかく県の方からノートパソコンを38台も支給され、これを使う場所がないというだけで箱詰めのままにしておくなんて一番馬鹿げている。他の学校みたいに先生方に配ってしまうというのも何かおかしい。やはりここは情報コースがある我が校のウリをより明確にするためにも、是非必要と反論。現に今の1年生もうちの学校でコンピュータが学べるということで志望してきたのに、現実問題、機械が足りなくて2年次からのコース選択で、情報コースへいけない子も沢山いる。ならば第2コンピュータ室を放課後開放してあげて、せめて自由に使わせてやりたい。そう思うのだがなにぶんお金の問題が...。そこでH井先生も私も、「いざとなればたこ足配線でもいい。ケーブルは自分たちで大きな1巻きを買ってきてちまちま作る。とりあえずなるべくお金がかからないように工夫するので、必要最低限の予算だけは確保してもらって、あとは手弁当でも何でもするから、是非生徒のために第2コンピュータ室を作ってください。」と懇願。とりあえずお金がかからないようにということで、事務長の方は考えてくれたようです。次は場所確保ということで、再度社会科教室を明け渡してくれるように社会科へ打診することになる。一度断られたが何とかせねば...。

お金もなく、教員の数も減り、そして仕事は増えていく(校内LANなど)でも現状の中で少しでも生徒のためになればと思って頑張っている教員は多い。今回の件だってケーブル敷設だろうがハードディスクの交換だろうが、業者を頼まずに自分たちでやろうとしている。こういう前向きな姿勢が大事だなぁとつくづく感じる。そういう先生方が沢山いれば学校は良くなっていくのだ。しかし一方ではそういうことに非協力的というかあまり考えずに反対する教員がいるのも事実。抵抗勢力というほどではないが、昔ながらの考え方というか、あまり協力してくれない人たちもいる。このところ生徒の指導法やらそういう面でも、意見の対立などが目立つようになり、何か少しやりづらい面も出てきている。教員間の共通意識が大事なのに...。学校が良くなるのも悪くなるのも実は生徒ではなく教員だったりする。これは真実。


3月19日(火) 同時進行

生徒総会の後、大掃除。最後の大掃除だったのですが、生徒は一生懸命良くやってくれました。きれいなトイレになりました。さてその後、学年会議があって成績やら来年度のこととか色々あったのですが、その裏というか表で、中学生への説明会があったのです。うちの学校を合格した中学生に対して、教科書の事やらジャージの事やら、そういうのがありました。本来はもう卒業させてしまって、特に会議が必要がない3年の先生たちだけでやるのですが、クラス数も減って教員の数も減ったため、人手が足りなくて、他学年の副担任も借り出されました。つまり私。大事な学年会議をやっているのだが、中学生の説明会のお手伝い。でも今日学年会議をやらないと明日の成績会議が出来ないので、同時進行なのです。何かこういう事がこれからもっともっと増えそうでげんなりです。唯一の救いは中学生が礼儀正しく元気良かったことぐらい。真っ直ぐ育ってね(笑)

ちなみに学年会議では、実は色々議論すべき内容が出たのですが、それは結構重い内容なんでいづれ別の機会にじっくり書きましょう。


3月20日(水) 長い一日

揉めました。いや議論がありました(笑)成績会議。まっ、生徒に関することですから一生懸命になることは良いことですが...。まずは今日一日。今日は机・椅子の移動大作戦。4月からそれぞれの新学年になり、教室の場所も変わる。ましてやうちの場合、来年度1クラス減るので、教室配置も色々変わり、今まで空き教室だったところが普通の教室になったり、今まで学年職員室が更衣室になったりと、大幅な模様替え。そのため机椅子を持って生徒が右往左往して民族大移動。で、一番片付けが遅れていたのが職員だったりする。先生方の私物が山ほどあり、それを片付けないと移動が出来なくて、けっこうあたふたしていました。それでも私なんかは学年室に荷物を置かない主義だから特に何もなし。主のような人たちは大変そうでした。

そしていよいよ成績・職員会議。今回は2名の生徒の単位不認定が出たので、そのことについて議論がされた。経過報告やら状況、評価の妥当性、教科の判断、その後の対応など色々。担任としては一生懸命尻をたたいてきたのにこの結果。報われない気持ちが強いらしく、けっこう文句が出たりもする。確かに端で見ていてもそういうところもわかる。でも教科担当者の評価を尊重しなければならないのもその通り。以前は校長の鶴の一声で、評価が変わった例も知っているので、そういうことだけはやめて欲しいと思っていた。で、その評価を巡り色々意見が出たが、ある程度の結論で収まった。でもこういう議論になったのは、担任の先生がとても良く面倒を見ていたからの話。冷たい担任だと我関せずでそのまま素通りするパターン。こういうところにも担任運(?)というのが存在するのだ。結局この問題で約1時間半。昼休みを挟んで続行。
成績の次は各分掌・学年による総括や課題についての報告。私も情報係として校内LANについて報告しました。そして情報係より一つの提案。インターネットに関する内規案を提示。来年度から実際にインターネットが使われるというのに、きちんとしたルールがないのは問題なので、4月に出しっぱなしにしてあった案を再度審議してもらい承認してもらいました。ていうかみんなよくわかっていないみたいだけど(^^;)その後それに付随して第2コンピュータ室やら運用に関しての意見・要望が出されたが、一応来年度の検討事項として承る。やれやれ。その後いくつかの審議を経て、校長の訳のわからない話をまとめに、やっと会議が終わりました。都合3時間!疲れた。

その後学年室の片付けやら教科会議もあり、もうヘロヘロです。長い一日でした。


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