まずは総務部御用命のPTA会員名簿の訂正作業。去年のやつを打ち出して、生徒に確認させ、もし間違ったら訂正するように指示を出しているのだが これがまた一筋縄ではいかない。蛍光緑で直されても見えないし、鉛筆で薄ーく上から書くやつもいるし、もういちいち確認するのが大変。それに 明らかに引っ越しして市町村が変わっているのに、郵便番号がそのままとはどういうこと?そんなわけないだろ!そんなのもいちいち生徒へ差し戻すのも 時間がかかるので、こっちで検索した方が速い。やれやれこういう手間暇がかかるのです。
でも訂正作業をして気が付いたこと。まずは住所変更の多さ。どう考えてみても今までの番地からすると一軒家っぽいのだが、今回の訂正で「メゾン××203号室」と 変わっているやつが意外と多い。一軒家からアパートへの引っ越し(?)なにか訳ありな雰囲気。訳ありといえばもっとわかりやすいのが、保護者名の変更。 保護者名の変更。例えば「高橋 太郎」という保護者名から「高橋 京子」とかに直されていると、ムムって思ってしまう。それだけならまだしも 生徒の名前は「高橋 一郎」なのに保護者名は「本田 京子」とか名字まで変わっているものもある。色々家庭的な事情が類推され、心穏やかならない作業。
さて合間にバシバシと授業をこなし、続けて授業の準備などする。今年は国語表現用にプリントを頑張って作ったり、2年の国語も視覚用にと色々作ったり 珍しく今年はプリント作りに頑張っている。どういう風の吹き回しであろう(>自分)
その合間には漢字検定の申し込み受付や、M井先生の依頼で、文化祭のネタになりそうな参考サイトの検索をしたり...まぁ野暮用なら飽きるほどありますね。 そしてもちろん放課後は学年会議。空いている時間なんかありゃしない。その後に学年行事(遠足)の打ち合わせがあったり...まだ火曜日だというのにハードだなぁ。
そんな私の気持ちを知ってか知らずか、とある生徒に「O−TEACHERっていつも元気だよね。声大きいしさ。よくそんなに毎日テンション高いよね。」と言われた。 そんなことないのに...。先生という職業柄、やっぱり授業は気合いという部分もあるから、ある程度テンションを上げてやっていかないと、うまく進まないのだ。 もちろん静かにやる時もあるが、基本的に声は大きくないと、つとまらないし、生徒の私語に負けてしまう(爆)やっぱりある程度のパワーがないと、先生って つとまらないと思うのだ。それをなんか天然アホアホ元気マンみたいに言われて、ちょっとへこむ。
「そんな俺だけじゃないだろ。他の先生だってみんな、これぐらいの声出して授業やっているだろう。」
「ううん、そんなことないよ。××先生なんか、とーっても声が小さいから全然聞こえなくて、ついつい眠っちゃうほど静かだもん。」
おいおい。それはまずいだろ。でもなんか自分が授業となるとナチュラル・ハイになっていると、生徒から指摘され、ちょっとテンション上げ過ぎかなぁと思わされました。
そして放課後は委員会の時間。初めての委員会活動で、今年私は編集委員会の顧問。つまり年に一回発行されるアニバーサリーというクラスのページを載せた冊子を 発行する係。でもメインはW田先生なので、私は補助。今日の委員会の説明でも、レジュメは作って段取りも考えて、用意周到に準備していただきました。感謝。
さて、その委員会ですが...。怒濤のようなW田先生の説明、機関銃のような口調、生徒にボーっとさせない矢継ぎ早の指示...。そのおかげで委員長やら役割分担やら ありとあらゆる事が決まっていき、当面の仕事の指示もばばっと決められていきました。うーん、見事なお手並み。というより、『ああ、ここにも生徒を前にすると ナチュラル・ハイになる教員が一人いる。良かった、私一人じゃなく。』と思った瞬間でした(笑)
事前準備として、まず何を伝えるべきか練りました。もちろん色々知っておいて欲しいことはあるのですが、うちの学校の場合、コンピュータを使えない人の割合が 意外に高いし、おまけに各準備室にあるコンピュータも古いし...だから専門的な話はわかってくれないし、ハード的なことは障害や例外が多すぎてうまく伝えられないし... というわけで、結局仕組みや機能については極力省略し、何が出来るか、そのためには何が必要か、どうすれば使えるか、この3点に絞ったのです。 それでまずレジュメを作り、マニュアルをN本先生に作ってもらい、パワーポイントでプレゼン資料を作り...と結構前から準備していたのだ。やはり視覚的に訴えなければと 現物としてLANケーブルやLANボード、HUBなども用意し、プロジェクタやスクリーン、そして実際に触ってもらおうとノートパソコンもセッティングし、かなりの 準備をしたのだ。もちろんN本先生もマニュアル作りだけでなく、実際にすぐやりたい人のためにIPアドレス番号を振った紙を配ったり、メールを使いたい人のために その申請書やら設定の用意をしたり...というわけで実は1ヶ月以上も前からコツコツ準備していたのだ。そして今日がやっと説明できる日だったのだ。
ところが放課後の予定の時間になってもわずかに3人...(泣)今までの苦労は...と思っていたら途中から来るわ来るわ、最終的には20人以上の大盛況。報われました。 そしていよいよプレゼン(笑)途中細かい設定のことだけでなく、初心者もいるので、メールのマナーやエチケット、そしてコンピュータウィルスの怖さやら情報流出の 危険性など、ちょっとやっている人なら当たり前に知っている危険性などについても改めてレクチャー。なんか私ってどっかのIT講習会の講師になったような気分でした(笑)
でもとりあえず一通り話して無事終了。でもその後が大変。「O−TEACHER、そのボードっていくらぐらいすんの?」とか「その何とかアドレスってどこで設定すんの? ていうかやってくれるの?」「メールってただでくれるの?」「変なホームページって見られるの?」「パソコン買った方が良いかなぁ、やっぱり今はノートでしょ?」 「コンピュータウィルスってメールで来るんでしょ?」等々、もうありとあらゆる疑問というか相談が。まぁ、わかりますけどね。もちろん細かい設定は多少難しいので 初めから覚悟していたとおり、各部屋へお伺いして設定してあげますんで、いつでもどうぞ。足りない部品は自ら買ってきてあげますからお金だけ用意してください。ハイ(笑) つまり全部やって上げますからご心配なく。覚悟してましたから(泣)でもこれって何度でも書くけど教員の仕事じゃないですよね。
「ところでO−TEACHER、出会い系サイトって見られるの?」
有害サイトは制限がかかっているって言ったでしょ、S先生!(笑)
さてそんな長い一週間の締めくくりは...健康診断。今日は一年生と職員がX線と心電図、そして職員はプラスして採血と、けっこう慌ただしく大変でした。 生徒とブッキングしないように、先生は9時半から10時までに校門前に停まっている健診車まで来てください...といわれても、先生方は50人近くいる。 おまけに女性の先生と一緒にと言うわけにも行かないので必然的に待たされる。それでも空き時間の人はいいが、ちょうどその時間帯に私は授業があったのだ。 1時間目が終わる9時半に即行駆けつけるが、すでに10人ぐらいの先生が並んでいる。10分の休憩時間で終わるわけはないし2時間目も授業があるし...。 でもどうしてもこの時間帯にやらないと、後で生徒が受けるので仕方がない。並びましたよ。授業に遅れてもわたしのせいではない。
まずはX線撮影。つまりレントゲン。ポンポンやるから特に時間は食わないのだが、それでも脱いだり着たりする時間があるから多少滞る。内心『これも全員並べて よくあるクラスの集合写真みたいにいっぺんに撮れないのかなぁ。』と馬鹿なことを考える。でもそうしたら面白いよなぁ。全員骸骨がズラーッと並んでいるなんて。 さてあと2人ぐらいで私の番かと待っていたら「はい、O−TEACHER、そこでストップ、女性陣が先にはいるのでまだ待ってて。」そんなもう2時間目始まっちゃうのに...。 そこへ「すいません〜遅れてー」と美人教師W先生(こう書かないと怖い笑い)「あれー?私はどこへ並べば...」「あっ、女性だと思われる人は先だそうです。」 「なに?(キッ)」「冗談ですよ、はははは。」するとS賀先生が一言。「O−TEACHER、今日セクハラ相談員が委嘱されたばかりだから、その第一号になっちゃうよ。」 ふぇーん、だから冗談だってば(笑)
女性陣が終わってやっと順番が回ってきました。数人の他の男の先生と健診車へ。しかしあんな狭い中に男5人ぐらいムンムンしながら脱ぎあうなんて その手のマニアが見たら興奮するシチュエーション(爆)それにしても××先生、すんごい筋肉でした。中山きんに君かと思うくらい。そうかと思うと狼みたいに毛深い人も(笑)
そしてその後心電図。こちらもきれいな看護婦さんからはずれて、もうひとりの普通の看護婦さん(再びセクハラ発言)にやってもらい、何度も「はい、力抜いて。...力抜いてください。 だからもっとリラックスして!」と言われ、もうこれ以上どうやって脱力したらいいかわからないくらいフニャフニャになっていました。でも心の中では『看護婦さんがきれいすぎて ついつい緊張してしまうんです。』なんて軽口をたたきたかったのですが、学校の評判を落とすので自重。
次に採血。相変わらず血管が出づらいため手首より採血。でも慣れているので特に問題なし。さてやっと終わったので教科書を取りに戻って授業に行くかと、情報処理室に戻ると 2組のS君がうろうろしている。「あっ!O−TEACHER!」「何してんだよ。授業中。」「いや、だって国語なのにO−TEACHERが30分経っても来ないから 忘れているんだろうと思って呼びに来たんです。僕、委員長だから。」なんと!普通なら先生が来ないならこれ幸いと騒いでいるかと思いきや、わざわざ先生を呼びに来るなんて 偉い!生徒の鑑!そういうわけで理由を説明しつつ教室へ戻ると、クラス一の元気女子O塚さんが大声で一言
「O−TEACHER、さぼってんじゃねぇーよ!」
だから...。
それでもいつかを信じてとりあえず本日の日記も書いておきましょう。3連休明けでダラダラ感が全く抜けきれない生徒と先生。この中途半端な3日間は無駄です。 おまけに今日は身体計測の日。午前中2時間かけて身長・体重・座高・視力・聴力などを計り、3時間目にLHRとしてそのデータを元にBMI(Body Mass Index)という もので自分の標準体重を出し、ただ痩せている太っているというよりも、体脂肪の話や過激なダイエットについてのレクチャー、そしてその後メンタル的な性格分析の 軽いアンケートをするという日程。
なぜこんなに詳しいかというと、実はこの健康に関するLHRの時、またまたピンチヒッターとしてS藤先生の替わりに出張ったので、私が全て説明、指導させて いただきました。1時間目の女子の座高は相変わらずいい加減に計測し、生徒とのやりとりで疲れていたのですが、そこは昔、担任をやっていた杵柄、健康の大切さを 規則正しい生活と食生活がいかに大切かとか、そういうことをダイエットで倒れ入院した私の体験談を交え、色々話しました。その時にやったメンタルセルフチェックに 関しては、ただ、ハイとイイエで答えるだけなのですが、101項目もあり、それをいちいち読み上げてあげ、中には言葉の意味がわかりづらいものもあるので それを解説し、とりあえず代役を果たしました。
で、ここで終わればまだ良いんですが、週休2日授業確保というお題目があるので、4時間目からしっかり授業(泣)身体計測やらLHRで疲れているのに
私も頑張って6時間目までフル出動。その合間には漢字検定の取りまとめや成績処理プログラムにかかわる基礎データの作成や、もう色々あって、休み明けには
辛い一日でした。やれやれ。