さてさすがに2週間も入院していると、ありとあらゆる感覚が麻痺し、すっかり通常の生活が出来なくなってしまう。例えば曜日・時間の感覚が 欠落する。だって入院していると毎日同じ事の繰り返しで、全然何曜日かわからなくなる。時間もそう。食事や検査だけで『検温だから10:00か』とか 『回診だから14:00か』とか。だから家へ戻ってきても、ただボーっとしていると時間がわからなくなる。今何時?状態である。とりあえず曜日だけは テレビ番組により把握しつつあるが。
そしてもうひとつ。それは体力。この落ち込みは激しい。たった2週間入院していただけでガクッと落ちている。まっ、そりゃあ病気で入院していた わけだから、元気なわけはないのだが、それでもずっとベッドに寝たきりになっていたせいで、足の筋肉が落ちたせいか、長く歩くとふらふらする。 早く歩けない。嘘のような本当の話だが入院中は箸より重いものを持つことがほとんどなく、腕の筋肉もがた落ち。もう全身軟弱になってしまい 体力が無くなってしまったのだ。病院にはいると途端に病人になってしまう。病気が病人を作るのではなく、病院が病人を作るのだ。 おかげで退院してからも、動きは鈍くなってしまって、すぐ疲れるし、筋肉痛も出てしまっている。こんなんで本当に職場復帰できるのか心配。
でもやっぱり家が一番。健康は大切です。わかってはいたけれど肌身で感じた2週間でした。再入院とならないようにしばらくおとなしくしていよう。
さすがに体力が落ちているせいか、車で片道1時間半の距離すらも少し疲れを覚えてしまいました。まずは教頭のところと事務のところへ行き 今までの休みと、あと1週間ほどの自宅療養の扱いについて相談しました。とりあえず療養休暇には診断書が必要なので、それを持ってきたのですが その診断書の日付とかが色々起算日とかと関係があったり、また診断書にN田医師がご丁寧に「今後1週間程度の入院加療が必要」と中途半端なことを 書くから、どう扱って良いか色々相談する。とりあえず事務のS藤さんのお知恵を借りて、うまく処理する。
その後、廊下等で色々な先生に会うたびに「大丈夫?」とか「お大事に」と声をかけられる。もちろんご迷惑をかけたので、礼を尽くさねばならないのですが いちいち説明したりするのも大変で、とりあえず「はい。」で済ましてしまう。各先生方無礼を許してください。そしてまずは様々な書類の整理。 会議室の机の上には山ほどの文書があり、とりあえず目を通しつつ大部分は捨てる。所詮いらない物の方が多いということ。学校のメールもチェックし 約100通のメールを斜め読みし削除。その後、いちおうわざわざお見舞いまで来てくれた国語科と2学年の先生に、お礼の品を渡し挨拶する。
まだ仕事モードというか、学校という環境から3週間近くも離れていたせいで、どうも疲れる。人と会うのも疲れるし、ただ動き回るのも。
そりゃ2週間ただ寝ていただけだからね。とりあえずあちこちに頭を下げつつ午前中で退去。後はしばらくまた自宅静養する予定。やれやれ。