さてその後、学校のHPを更新する。実はうちの学校の野球部が、奇跡の4回戦まで行ってしまい、破竹の大進撃。でも昨日の5回戦で、 延長14回サヨナラ負けで終わったのだが、これを載せない手はないだろうと言うことで、急遽UP。こういうのが意外と対外的には 良いアピールになるもので、中学校とかにはPR度満点なのです。でも入院加療中だったため、結局1試合も応援にも行けず、デジカメで 誰もその様子を撮っておいてくれなかったので、しかたなくスコア表だけ載せる。ちょっと寂しいかな?
そうこうしているとM井先生が来室。何かと思いきやM井先生のクラスは今年文化祭で、爪楊枝壁画を作成する。爪楊枝に色を付けて それを10万本単位で発泡スチロールへ刺し、絵を作るというもの。元々これも私がインターネットで探し出したネタで、M井先生に 紹介したものであるが。で、M井先生のクラスがなんと文化祭は10月だというのに、夏休みを返上して、有志が集まってもう作業を 始めていると言うことらしい。で、その作業風景を出来ればデジカメで記録しておいて欲しいという頼み。もちろんOKです。入院中は 私の授業を4時間分も替わっていただき、なおかつテスト作り、採点、成績まで付けていただき、そして入院中にはお見舞いまで来ていただき、 その時は文庫本の差し入れまでしていただいた、いわば一番感謝してもしたりないぐらいお世話になった一人。当然その程度の仕事は やらせていただきます。そんなわけで早速2−3が作業している工芸室へ。いたいた有志の6人ほどの生徒。どうやら楊枝にペンキで 着色する作業をやっているらしい。これがまた気の遠くなるような作業。よくやるよ。勧めたは良いが大変なことになりそう(^^;) そこでデジカメで数枚撮影。これからも時々来て撮影しましょう。
退院時に医者から厳命されたのが、食後の休息。食後は必ず30分以上身体を横にして休めること。それが一番の療養になるとのこと。 しかし学校へ行きだしてからとてもそんな余裕はなかった。食後30分もごろ寝なんて、なかなかできるわけがない。生徒もいるし、 会議は入るし、だいたい寝ていられるところなんてない。しかし本日から夏休み。とりあえず近くのホームセンターで、ボンボンベッド(相方が そう呼んでいるのだが、本当にそういう名前?)つまりよくビーチにあるビニール製のベッドを買い込んできて、今日より情報処理室へ 持ち込み、昼食後横になる。そうやって寝て、安静にしているとたいがい誰かがやってきて「あー、いいなぁ、O−TEACHER、 すっかり夏気分じゃん。学校で焼くつもり?」いちいち説明するのも面倒なので「はい。」と返事する。しばらく夏休み中はこんな トドのゴロ寝が見られるでしょう(笑)
さて本日はN本先生と、体験入学の打ち合わせを行う。いちおう二人の間では去年と同じようなもので良いだろうとなっているが、今年は 他の先生方も加わっているので、いちおう打診というか打ち合わせをしなければならない。でもみんな忙しくてなかなかそんな時間が取れない。 なら独断専行でどんどん準備をしたいのだが、そうすると文句が出てきたりする。どこの組織でもそうだが、「聞いていない!」「事前の 説明がなかった!」と文句を付ける人はいるのだ。そういう根回しというか話し合いをしておかないとけっこうしこりが残り、うまく行かないことが 多々ある。そうならないためにも事前に打ち合わせなければいけないのだが、チーフのN本先生からして、3年の担任で就職活動の生徒に対して、 求人票を見たり面接の練習をしたり履歴書を書かせたりと、本当に忙しそうなのだ。だからなかなか進まない。これもあれも人が少なくなった せいにはしたくないけどねぇ...。とりあえず原案だけでも準備しておこう、すぐ動けるように。
さて今日はそのTシャツやうちわのデザインでも考えるかと思っていたら...S藤先生が来室。文化祭のご相談。S藤先生のクラスでは 「そばめし」をやるらしい。まぁそれは試しに作って試食もまずまずで目途が立ったらしい。それで今度は内装の方のことで頭を悩まして いるらしい。段ボールで作る提灯の作り方やら、障子っぽい壁装飾、掘り炬燵的なテーブル、屋台等々。生徒は色々発想して考えているのだが、 なかなか現実的にうまく作るのが難しそうなものばかり。発想は面白いのだが、いざ作るとなると、材料、費用、手間、出来た時の見栄え、 苦労したほど格好良くない、耐久性など、けっこうクリアしなければならない課題が多いのだが、そういうところが生徒はわかっていない。 実際やってみたら無理、たいしたことないというのがわかっていないのだ。もちろんやらせてみて失敗を自覚させるというということも、 教育的には必要なのだが、なんせお金もかかる。そしてその失敗が次に活かされず、「だから文化祭なんか面白くない。」「あんなにやったのに 手伝ってくれない人がいた。」「言いだしたやつは誰だ!」と、うまくいかなかったことを自分たちで反省せず、他人のせいにして、クラス崩壊と いうパターンがあり得るのだ。そういう光景を何度も見ているので、担任としては自然に自重したり手綱を締めることが多くなってくる。 そういうせめぎ合いがけっこうある。ましてやベテランの担任ともなると、そういう文化祭のノウハウ(物作り、生徒の動かし方など)は 結構持っているのだが、まだ若いS藤先生はまだ引き出しが少なく色々相談に来たのだ。これって経験がものを言うところもあって、私も まだぺーぺーの時はたいしたことができず、失敗ばかりしていた。それでもだんだん「机で物を組むのはどうすればいいか」とか「少ない予算で 見栄えの良いものを作るのはどうするといいか」など、見様見真似で覚えてきた。そういうヒントというか知恵を少し伝授。ってもあんまり 役に立っていないけど(笑)でもS藤先生は、工作系が苦手らしく、物を作ることに不安を覚えていた様子。「男の先生だったら...」と 漏らしていた。でもこういう文化祭ほど担任のカラーが出るものはない。工作系や大物系が得意な先生、繊細で細かい作業系が得意な先生、 飲食店専門のプロフェッショナルな先生、私みたいにイベント系なら力を発揮する人(^^;)そういう個性を出すことが今後大事なんだなぁと 思う次第。でも全然有益なアドバイスが出来ず、副担任としては反省...。
さてそんなことをしていたら肝心のうちわやTシャツのデザインがなかなか考えられなくなってしまった。えーん、これこそセンスが必要な作業なので 私みたいなボンクラには難しい作業。色々なデザイン集やカタログ、画像集などを見ながら悩みまくる一日でした。
1年ぶりに作るものだから、これがなかなかうまくいかない。手順も忘れているし、H井先生からもらった画像データはでかすぎてメモリが足りず フリーズしまくるし、印刷は全然思うようなところに行かず何度も失敗するし...。そんなわけで2時頃までかかりやっと大小あわせて24本作る。 全員に配るにはお金が足りないので、班ごとに抽選と相成ります。
そして次にプリクラの紙が余っていたので、これも昨年度に引き続き、特製校長プリクラを作ろうとする。ところがこれがもっとうまくいかない。 プリクラのソフトは昔バッタもんで買ったのがあり、プリクラ用紙も昔買って余ったのがあるのだが、いざデータを送信して印刷しようとすると バグる。何度やっても転送途中でおかしくなる。やはり校長の顔をアップで載せたプリクラは怨念があってうまくいかないのか?結局断念。 今年はTシャツとうちわだけで勘弁してもらおう。そんなかんなで一日かかってしまいました。
さて本日はというと、コンピュータ実習では、コンピュータ体験として昨年度と同じ、面白タイピングゲーム、3DのCGソフト、クイズゲーム、 そして擬似チャットと、盛り沢山の内容なのだが、そのうち擬似チャットソフトの調子が悪く、それを再インストールしたりして四苦八苦していた。 コンピュータ室のパソコンが調子が悪く、以前よりハードディスクを丸々交換したりしていたので、そのせいでネットワークがうまくいかないのだ。 それでソフトを色々いじるのだがうまくいかない。やはりネットワーク関係は難しい。仕方なく諦め、今度はその時説明する内容をプレゼンするので、 その手直しをする。それをやっているうちに気付いたのが、お楽しみ大抽選会用のフリーソフト...。これはフリーソフトのビンゴゲーム用の もので、去年も使ったものなので大丈夫だろうと気にもとめていなかった。ところがよく考えてみると、今年は希望者が多く各グループ40人では 収まらなく60人前後という大グループになるらしい。そのためパソコンの台数も足りなくて、二人に一台というところもある。オリジナルのTシャツやうちわの抽選は、自分が座ったパソコンの番号に対応させていたので、40番まで抽選できれば良かったのだ。ところが今年からは大幅に人数も増えパソコンの番号=抽選番号に出来ないので、ただ単に受付で1〜350と単純に、配付資料用封筒に番号を振ることにしたのだ。それは別にそれで良かった。ところがこのフリーソフト、もともとビンゴ用なので、当選番号の設定が1から75までしか出来ないようになっていることが判明したのだ!
これには困った。だって第2グループは65〜130とかの中学生が来ても、ビンゴソフトは1〜75までしか出せない...。というわけで急遽ネットで検索。しかしビンゴゲームソフトはどれも同じような仕様でダメ。次にくじ引きソフトで検索をかけるも、なんか席替え用みたいなもので、これも1からしか出来ないものばかり。次に乱数発生ソフトを探すが、どれも堅苦しく見た目が面白くない。まっ、学術系ソフトですからね。で、約20種類ぐらいダウンロードして、やっとひとつ初期値最大値を設定できて、見た目もあまり堅苦しくない ソフトが見つかった。やれやれである。
そして最後に明日コンピュータ実習で配布する資料を印刷して終わり。ふぅー。これで無事明日を迎えられそう。中学生よ、こんなに苦労しているのだぞ(笑)
まずは久々朝早くから出勤し、担当のコンピュータ教室の準備から。大幅な人数の増加が見込まれてるので、まずはパイプ椅子を20ほど搬入。 もうこれだけで汗だく。次に42台のコンピュータを全て立ち上げセッティング。資料を各コンピュータの前に配布し、その説明の手順や段取りを 再確認。ソフトの動作などを確認する。ここでちょっとムッとすることが...。実は今回のコンピュータ実習の担当は4名いる。でも実際に色々準備していたのは私とN本先生のみ。まっ、それはいいとしても当日は色々働いて欲しかった。だから他の先生方に「実際のソフト体験のところでは、使い方を教えてください。」と頼むと、「面白くないソフトだね。それに使い方なんて教えられないよ。」とけんもほろろ。なら企画とか準備の段階で行って欲しいのに...全然お手伝いしてくれなかったくせに、当日そんな発言はないでしょ!ちょっとムッとしました。まるで私が先走って勝手にやったような態度。まっ、確かにそうなんだけどね。でも悪意はないにしてもあまりのお言葉。せめて当日くらいはすぐにソフトの使い方を覚えて(もちろん簡単なところだけでよいから)中学生にレクチャーしても罰は当たらないでしょう。ちょっとがっかりした一言でした。
さていよいよ受付。やはり予想通り多くの人出。初めの目論見は270名くらい(昨年度)だったのに、結局今日は中学生293名保護者45名計338名の 大幅増になった。6班編制しても50人弱。まずは暑い体育館で全体説明。だいたいうちの学校は2学年足したって300ちょいなのに、この人数ったら すごい。来年の募集定員も4クラス程度なのになんなんだ!?おそらく中学校の先生に「色々見てこい。」と言われたよい子ちゃんばかりなんでしょう。この子達がみんな受験してくれたら、うちの学校も安泰なのに(笑) その体育館の様子をデジカメで撮影しに行ったが、あまりの暑さで頭がクラクラ。5分といられなかった。あんな中20分も説明を聞かされたら干上がっちゃうのでは?ちなみにこの日の気温は35℃。風の吹き抜けない体育館はおそらく40℃近く。こりゃ説明なんか耳に入らないくらいの拷問ですな。
私はとって返してコンピュータ室で準備。いよいよ大名行列の来臨。ぞろぞろ案内係の先生に引き連れられて入ってくる。コンピュータが40台しかないのに50名なんて多すぎる。一人一台行き渡らずなかなかうまくいきそうにない。とりあえず初めは情報コースのプレゼン。ここで内容のミス発覚!情報コースの説明の画面で、教科が「情報活用T」とか 出ていたが、この子たちが入ってくる時は新教育課程になるので「情報A」という科目に変わる!それを直さず説明してしまった。急遽訂正(^^;) その後、恒例のソフト体験。相変わらずどこの学校でもやっていない、擬似チャットソフト、面白クイズソフト、3DCGソフト、面白タイピングソフトと 実際に体験させる。真面目な先生がいる真面目な学校では決して体験できない、おふざけソフトばかりだが、中学生には受ける受ける。どうだ、見ろ、この活気を(笑)その後学校のホームページを紹介しつつ、最後には大抽選会。ここで私が1週間かけて作ったオリジナルのうちわとTシャツをプレゼント。これもけっこう好評で、特に一部の女子中学生からは「あのうちわ欲しー」と黄色い歓声が上がる(^^;)
そんなことを1コマ25分×6グループこなし、最後はヘロヘロ。説明して、擬似チャットの書き込みのお相手をして、そしてその合間にソフトの使い方を教えて、そして抽選...もうヘロヘロですよ。でもアンケート結果を見ると中学生から「コンピュータが面白かった。」といっぱい書かれてあり、頑張った甲斐がありました。でもアンケートにあった「コンピュータの先生が商売人みたいで面白かった。」とはどういうこと?でも来年というか私がいなくなったら、多分うちわもTシャツも、それこそ面白ソフト体験も出来なくなるんだろうなぁ。その時はコンピュータ実習どうなるんだろ?せっかく好評なのに。別に自画自賛するわけではないけれど、この体験入学の貢献度bPは、もちろん自費でキャプチャーボードを買って、学校紹介ビデオを編集していたH井教務主任だけど、私も第3いくらいに入ると自負しています。
その後学校のホームページに簡単にUPして、早々と休もうと思っていると、そう言う時に限って、プロジェクターの使い方を教えてくれとN島先生が来たり、養護のO部先生がExcelの印刷設定で手こずって助けに行ったり、なかなか仕事が進まずヘロヘロも最高潮(泣)とりあえずこんな感じで一日終了。やれやれ。