そもそも事の起こりは、国語表現でコンピュータ室を使おうというところから始まった。現在プレゼンテーションの授業を展開中で、どうしても コンピュータ室を2時間連続で使いたかった。しかしなかなかうまく変更が出来ず、苦肉の策で、色々な先生から授業をもらい受け、今日の 1、2時間目にセッティングしたのである。このクラスはけっこうやんちゃなので、放っておくと騒ぎ出すので、マイクを使いながら授業しようと 考えた。ところが...マイクの調子悪く使えない(泣)そこで仕方なく2時間連続して声を張り上げ、プレゼンの素材として使うタイトルバナーを 作らせる。昨年までホームページ作りをやらせた経緯から、そこそこうまく展開。やはりいきなり作り始める前にまず素材作りからが一番と わかっていたので、まずは字を加工させたり色を変えさせたりして、色々やらせる。さすがに情報クラスだけあってキーボード操作は手慣れていて なかなかみんな凝ったものを作り上げる。しかしあっちこっちから質問が出るので、走り回るやら大きな声で説明するやらで、すでに2時間目が 終わった時点で消耗。
3時間目は現国で「こころ」相変わらず授業時間が少ないので超スピード授業のため、これもヘロヘロ。4時間目の古典は少しゆっくりやろうと 思っていったら、このクラスだけ激遅れ!仕方なくここでもハイスピードで遅れを取り戻す。この時点で朝の8時40分から12時30分まで ずーーーーーーっと喋って黒板書いて、説明して、黒板消して、説明して、質問して...もう自分の意識がなくなるくらい疲れていました。 それなのになぜか第2コンピュータ室の移動後の掃除の件とか、教頭がコンピュータ調査の用紙を持ってきて「午前中に。」なんて言い出すものだから さらに忙しさに拍車がかかり、もうマジで血尿状態でしたよ。
そして午後は1時間だけ空いていたので、ちょっとした事務仕事をして6時間目の最後の授業へ。古典の授業で松尾芭蕉の話などをしてやっと 終わり...。もう激疲れでした。正確に言うと50分×5=250分...つまり4時間10分授業して喋って、合間に色々な先生から コンピュータのトラブルに関する相談を受けたり(ちなみに本日3件)して、おそらく限りなく5時間以上喋ったのでした。おかげで声が ガラガラです。もう喋れません...。
「O−TEACHER!この前のプリント下さいよー。」
(黙って振り向くだけ)
「なんだよ。無視かよ。」
その後、空き時間にそれをリネームしてファイルサイズを落として、一人ずつのフロッピィに入れて...こういう下準備が大変なのです。 生徒よ、ただコンピュータで遊ばせるためにはこういう裏で大変なのだぞ。
そろそろ授業が進んできて、教材研究のストックがなくなりつつあり、急いで勉強。一度でもやったことがある教材ならなんとかなるのですが、 初めてのものはけっこうじっくりやり込んでおかないと、自分でやってて戸惑ってしまうので困ることもある。とりあえず期末テストまで やる教材の勉強を必死でやる。でもそういうときに限って、来客やら電話が入るのですよね。そういうのに対応していて、やっぱり進まない。 誰かが邪魔するように仕向ける呪いでもかけているのかなぁ。仕事滞りの魔法とか(ハリーポッター完読!)
そんな中で、またまた困ったちゃん軍団登場(笑)まずは用務員のO田さんからのヘルプ。どうも自宅で何かのフリーソフトをダウンロードしたいらしい。 ところが何度やってもエラーメッセージが出るらしい。どうしたらいい?と言われても実際それを見たわけでもないし状況が分からないので 何ともコメントのしようがない。何でもプラグインがどうとかこうとか出るらしいが、私だってそのノートパソコンの設定状況を知らないし、 ダウンロードするソフトのせいなのか、通信系のトラブルなのか説明できない。それを何とかしてくれって言われても困ってしまう。悪いけれど 私にはどうにもできない。そうかと思うとまたまた違うヘルプ。今度は書道のA澤先生からの相談。でも元々超素人さんなので、何をしたいのか、 何で困っているのか、それ自体が要領を得ない。どうもワープロで上書き保存が出来ないとかフォントの大きさが勝手に変わってしまうという ことらしい(と拙い説明から類推)でも実際に詩文のノートパソコンを持ってきてもらって、その場でやってもらっているうちに何となく判明。 フロッピィに保存している文書とマイドキュメントに入っている文書がごっちゃになって作成している様子。それじゃあ本人が言っている通り 前回打った部分が消えていますよ。だって開いている文書が違うんだもの(笑)そして一太郎の自動パックアップのせいで容量オーバーして 上書きが出来なかったりとか、勝手に色々いじったせいでレイアウトが崩れてしまったためのトラブルとか、分かってきました。でもこれを いちいち説明して対応するのもけっこう骨です。そして最後には「PowerPointやってみたいんだけど、O−TEACHER、インストールしてくれない?」 はいはい、やってあげても良いけど、その前にまずワープロを...とは言うまい。向上心があるうちは何とかなりますから。こういう 困ったちゃんに囲まれて、情報部長はサポートセンターと化していくのでした(泣)
でも本日は実は授業ではなく、恒例の芸術鑑賞会。例のごとく市民文化会館へ集まって芸術を鑑賞する(そのまんま)というもの。今年は 午前中のため午後は何もなし。うれPー!でも今日は担任代行なのであんまりのんきにもしていられないけれど。それでもこのクラスの子たちは みんなよい子たちなので、バラバラたいして遅れもせず集まってくるので、特に問題もなく楽。
で、今回の演目は和太鼓バンド!和太鼓や三味線をアレンジし、バンドと一緒に色々演奏するという音楽編。だいたいこの芸術鑑賞会は、音楽、 演劇、古典芸能あたりの3種類を毎年回してやるということになっているらしい。で、今年は音楽。この間文化祭で太鼓なんかもやっていたので こういう和太鼓が入った和洋混合バンドはけっこう関心が高かったかも。演奏もまぁまぁで、2時間程度でぼちぼち楽しめました。個人的には 自分がバンドをやっていたので、ついついそういう目で見てしまい『うーん、ベースは意外とうまいなぁ。』とか『キーボードのあの音色は ちょっと...』『和太鼓とリズムセッションするなら、あの普通のドラムのバスドラはもっと音を絞れよ。』なんてことを考えながら真剣に 見てしまいました。途中フュージョン系やジャズ系の曲が長々と演奏されるあたりでは『こういう曲って演奏している人は楽しいんだけど、 聴いている方は飽きるんだよな。』などと自分の体験に照らし合わせて見ていました。生徒曰く「O−TEACHER、真剣に見過ぎ!」 そんなかんなで無事終わり12時半には解散。午後はリフレッシュタイム!
と思いきや、持病の偏頭痛が最高潮に達し、午後はあえなくダウン。即行で家へ帰りただひたすら薬を飲んで休む。全然起きあがれませんでした。 せっかくの午後フリーだったのに...(泣)これも今週の忙しすぎた結果、身体が休みを求めていたのかも...。
ある先生から、生徒のことで相談というか愚痴を聞かされた。その先生のクラスの子(女の子)がひとり不登校になっている。それは私もそこのクラスを 教えているので知っていた。もうかなり長欠でそろそろ時数も切れるくらいまで切羽詰まっていたはずである。その先生はとても熱心な人なので、 何度も家庭訪問して本人の復帰を願っていた。しかしその子は、元々学校を辞めたいらしく全然登校しようとはしない。また親もかなり厳しい 人らしく、一時期はとても荒れていたそうである。今は落ち着いてはいるが完全に学校へ戻る気はないらしい。というかその厳しい親への 反発で家を出たいのが本音らしい。でも親が厳しくてそれが出来ない、その反抗が不登校という行動へつながっているらしいのだ。今更なにを という感じがしないでもないのだが、それならさっさと家を出ればいいだろうし、学校も辞めて自分で生きていけば良いと思う。でもそこには まだ親への依存があったり、親も体裁があったりと、お互いに身動きが取れなくなっている状況のようである。担任としては、学校へ戻る気がなく 働きたいならば、それも本人の人生で意志なのだから仕方ないと思っている。でも親はなかなか子離れできずそう思えない。その親を振りきってまで 自立したいと強く思っているかというと、そうも出来ずただズルズルと学校へ来なくなっているケースなのだ。いわゆるちょっと遅れた自我の形成というか、 自立へのもがきというか、親離れへのステップというか、そんな感じであるらしい。
ここまでは良くある話で、そこでもう一度親と和解して学校へ復帰してきたり、やはり親の庇護を離れて学校を辞め自立していくパターンも多々ある。 私だって何度もそういうケースにかかわって、不登校が治った生徒もいたし、辞めて一人暮らししはじめた生徒も何人もいる。本人と親の 様々な関わりで、色々な原因があるのだが、そういう経験を経てみんな大人になっていくものなのだ(もちろん親も)
ところが今回のケースは、その不登校の女の子が、自分が学校に行きたくなく辞めたい理由を、他のことにすり替えてしまった点に問題があるのだ。 自分が学校に行けないのは「いじめ」にあったからだと。それならもっと早くに分かりそうなものだが、そんなことは今の今まで一言も 言っていなかった。ここまで切羽詰まってきた挙げ句、親に学校を辞めても良いと行ってもらう理由として、思いついたものとしか思えないのだ。 ある女の子のグループでシカトされそれが原因だと言い出した。そしてそれを今頃になって親に言い出したのだ。客観的に見てそれはとても 本当とは思えない。つまりいじめなんて全然なかった。それは第三者の私から見て、いじめをしたとされている女の子たちは、そんな子ではなく 普通の子たちばかり(と言っても普通の子が一番怖いんですけど)とてもそんな感じの子たちじゃない。でも本人は辞める理由として、 いじめられていたという口実を思いついてしまい、それを自分自身でも信じ込んでしまったのだ。ちょっとメールの返事をしなかっただけで 「シカトされた!」と思い込んでしまう。また親も自分たちの子離れが出来ていない状況やら、子供が不登校に陥ったのはそれが原因だと 思い込もうとしているのだ。子供がぐれたのはそのいじめのせいだと。自分たちの子育ては間違っていなかっただと。そして本人共々「先生たちは いじめの実態を知っていたのか!?」とクレームをつけ始めてきたのだ。
困ったのは担任である。元々熱心にクラス経営をしていた先生である。もちろんいじめの事実なんてどこにもない。他のクラスの子たちから見ても そんなことがないのは一目瞭然なのだ。もちろん担任も第三者である私も、みんなそんなのは辞めるためのでっちあげの口実だと分かっている。 でも親は自分の子供可愛さか「学校側の言うことは信用できない。組織というものは悪いことがあれば隠蔽するものだから。」と言い出す始末なのだ。 一番悪いのは本人なのに...。でも本人も自分が学校に行きたくない理由を自分自身できちんと整理できていず、そういうところに理由を 求めてしまった節もあるのだが...。
こうなると泥沼である。本人と親は学校やいじめた子たちを責めるし、かといって身に覚えもないいじめについて、その子たちが言われなき中傷を受ける筋合いはないし...。一番矢面に立つ 担任は大変である。ついつい愚痴りたくもなる。客観的に見てどこに原因があって誰が悪いのか、そういうことが明確に出来ないものでもある。 だってその子自身が無自覚で思い込んでしまっているのだから。第三者が公平に判断しても親は納得しない。困ったことである。担任は いじめをしたとされる子たちのことを思いやって困り切っている。どうすればいいのか。
親の欲目とはよくいったもので、先生をやっていると「うちの子は悪くない。」と言い張る親に出合う機会は存外多い。親の前だけ良い子、親も分かっていながら 騙されたフリをするケース、様々である。そういう欲目なしに客観的に子供を見る目というのは難しいのかもしれない。どうしても自分の 子供が可愛いから。でも本人のためにはある程度の庇護はそろそろ抑えなければいけないことも事実。子供を一人の人間として扱い、 冷静に突き放したり客観視したりすることも大切。そういう技量こそ親としての大事な技術なのかもしれない。そう考えると、今の世の中、 ちゃんとした親であり続けるというのも難しいことなのかもしれません。こんなこと書くと語弊がありますが、最近変な親が増えました。 なんでこんなことでわざわざ学校へクレームつけてくるの!?というケース多々あり。またいつかの機会に書きましょう。うーん、久々に 真面目な教育論。先生みたい(爆)
仕事的には、相変わらず授業が立て込んでおりますが、まっ、これが本業なんで文句は言いません。文句を言うのは余計な仕事の時だけです。 どうも関係者がこのホームページの日記を見て「O−TEACHERは愚痴、不平、不満ばかり書いている。」と言っているようですが、 間違えないでください。この日記は私の愚痴、不平、不満を書くためのものなのです。このホームページの存在自体も、私のような羊の心を持つ 弱々しく人にとても直接言えない心の痛みを吐き出す場なのです。それを何を勘違いしてか「最近の日記、面白くないよ。」と言ってくる人もいます。 だから私はその人たちを喜ばす為に書いているわけではありません。と書くと怒っているように見えますが、実は見てもらって感想を述べたりしてもらうと 意外と嬉しかったりします。でも基本的には嘘八百なんで、これを本気にして、O−TEACHERに一言もの申してやろうとか思わないように。 好意的な賛辞だけは受け取りますが、否定的な批判は受け付けておりませんので(^^;)
そういういい加減で一方的な言いようですが、もちろん授業中は日頃の毒舌を注意しております(やっぱり毒舌じゃないか!)そんな中、 現在古典で松尾芭蕉の「奥の細道」をやっております。まぁ、俳句というか、そういうものにも触れておかねばということなんですが... はっきり言って飽きてます。だってただの観光案内なんだもん。ガイドブック的な名所案内が続く文章で、個人的にはつまりません。そんな ことでどうする国語教師!「奥の細道」の良さが分かっていない!とお叱りを受けるかもしれませんが、どうもこれだけは今ひとつ飽きます。 いや俳句の部分はまだ良いんです、その良さが体得できますから。でもどうも地の文が飽きて飽きて。現在、修学旅行で東北地方に行くから、 と言う理由だけで「平泉」の段をやっていますが、生徒に藤原三代の話や義経伝説とか話しても、なかなか乗ってこない。もちろん教え方が悪いのは 重々承知の助なんだけど、歴史ロマンをはなっから興味ない生徒に、やれ藤原三代の栄華に思いを馳せる芭蕉とか、義経伝説にまつわる 様々な謎とか話しても ちっともやる気なし。ただでさえ地の文は簡単な観光説明だけだから困ってしまう。色々手を変え品を変え説明するも、どだい私だって 平泉へ 行ったことがないから、いまひとつ実感が湧かない。こちらがあまり楽しそうじゃないと、生徒にも微妙に伝わって「先生、『奥の細道』面白くない!」と 言われる始末。やれやれです。教材に惚れ込んでいないと、なかなか熱の入った授業はできませんね。その点、夏目漱石の「こころ」は バリバリ気合い入って、熱く恋愛論など語っている私ですが(笑)
やっぱりこりゃ休み取って、東北の温泉巡りでも行って平泉に行ってみるしかないな。教頭先生、研修取らせてください、授業のために...(って結局これが言いたかったのね(笑))
昨年とある学年が単独で同じような授業公開週間を設けてやったことがあったのです。それは一部に授業をきちんと聞かない生徒たちが出て、その状況を見かねて、学年全体で見ていこうとする試みの一つとしてやったのです。他の先生たちが色々後ろで見ている効果もあってか、学級崩壊と言うまでひどくはなかったのですが、落ち着きを取り戻したという経緯がありました。それに味を占めたかどうかはわかりませんが、校長が「開かれた学校作り」「情報公開?」ということを全面に押し立てて、今年も全校規模で公開授業をやろうと言い出したのです。まぁ、なかなかそういう機会でもなければ他の先生の授業を見る機会もないし、逆に自分も見てもらって色々アドバイスして欲しいという、私にしては前向きな考えがあり、別に特に反対ではなかったのです。
しかし先生たちの中には嫌な人も意外と多いのです。生徒が言うことを聞かない、授業が成り立っていない、つまり崩壊している...そんな先生たちもいないわけではないのです。まぁ、生徒がなめてかかって、ある特定の先生の授業の時だけ落ち着きがないとか好きかってやっている、なんてこともないわけではないのです。そんなところを見られたら恥だとか、自分の威信にかかわると考えている先生もいるわけで、気乗りしないというか嫌だという先生も少なからずいました。そこでその妥協として、希望する先生の希望する授業だけ公開するという、なんとも中途半端な公開授業週間となりました。つまり希望制なのです。自信がないというか(もちろん私だって自信ないけれど)見られるのが嫌な先生はダメ、自ら望んだ先生だけ見て回れるということになりました。
で、それを大きな時間割の紙に、希望する先生は書き込むという、なんともわけのわからぬやり方になったのです。もちろん私はいっぱい書き込みました。いや別に自信があるわけでなく、色々アドバイスして欲しいというのもありますが、それよりも他の先生の授業を見てみたい、どういうやり方をしているのか、何か自分の参考になるものがあるのではないか、それを盗みたい。でもそのためには人のを見に行くだけでは悪いので、自分のも見せるぐらいしなきゃ、そう思ったからなのです。特に今、現国では夏目漱石の「こころ」をやっているので、馴染みの深い教材だけに、他の先生から色々アドバイスをもらえたらなぁと思っていたのです。で、その公開を希望する時間割表には、初めこそあまり名前がなかったのですが、今日あたりはそこそこ書き込んでありました。やはり何人かの先生たちは「別に見てもいいよーん!」という先生もいて、是非暇を見つけてのぞきに行こうかと思っていたのです。
そんなわけで昨日も2つほど公開していたのですが、誰も見に来ませんでした。まぁ、みんな自分の授業もあることだし、そうそう暇ではないから仕方がないかもしれません。『この企画ってけっこう企画倒れかも...。』と思っていた矢先、本日の3時間目に、廊下に怪しい人影(笑)H井先生がのぞきに来ました。やばっ。でも日頃と違うよそ行きの授業をやるつもりは全然ないけど。いつもの通り普通にやっていました。それでも廊下から10分程度のぞかれただけで特になんということもなく終わりました。しかし問題なのは4時間目の時。なんとビデオ撮影班現る!どうやら学校紹介の一シーンとして記録したいらしい。いやもちろん撮影許可しましたが、こんなへぼい授業が記録として残るのかと思うと、また紹介されて中学生が見るのかと思うと、『本当にいいんですか?H井先生!学校の評判落としますよ!』と思った次第。もちろんだからといって生徒の方は全然いつも通り。授業中寝ているやつもいるしノートをまともに取っていないやつもいるし、日頃の授業そのまんま。生徒指導力のなさ大暴露です。おまけに新人の二人(数学のY永先生&美術のE老澤先生)が、初任者研修とかこつけて見に来るし...。けっこうプレッシャー。おかげで色々とちってしまいました。ただでさえテスト範囲が終わらないと、日頃2時間かけてやる部分を超スピードで1時間でやっている上に、生徒にじっくり考えさせ質問したいところも、こちらで答えをバンバン言ってしまい、国語なんだかただの講義なんだか分からない授業を展開してしまいました。うーん、面目ない。言い訳じみてますか?でも本当はもっと面白い授業できるんですよ、いつもは!(笑)おまけになんかE老澤先生、メモ取っているし...何書いてんだよー!って気になりました(笑)まっ、そういう事を思いつつも、結局いつも通りの授業でした。私の場合反省はあまりせず、まっ、こんなもんだろうというタイプなんで...。批評は聞きません(笑)言われても変える気ありません(笑)うそ(笑)でもちょっと感想を聞きたい気も...。そう思っていると情報処理室にY永先生が来た。
「あのー、すいません、くだらない授業見せてしまって。はははっ。どうでした?」
「いつもあんな感じなんですか?」
「ええ。ほぼ。」(やっぱりまずかったかな...)
「やっぱり数学とは違いますよね。」(そりゃそうだろ、いちおう国語だから)
「いいですよね。いつもああいうふうに一人で楽しそうに出来ると。」
いや別に楽しんでいるわけではないのですが...。
そして早速1、2限連続で国語表現の授業。現在パワーポイントを使って自己表現を目指しております。前回タイトルバナーを作ったので、今回は自分の顔写真を加工することから始めました。こういう作業をやらせるとやっぱり女子がうまい。普段プリクラで慣れているせいか、色々ペンで書き込んだりするイタズラ書きはお手の物。スイスイやっていきます。かたや男子でも凝るやつはいるもので、色々モザイクかけたり、背景に違う画像をはめ込んだり、出来るやつはなかなか面白い。まぁ、もちろん付いて来られないやつもいて、そういう生徒には、一から教えるので大変ですが、最近はソフトが優れているので昔ほど大変ではありません(ちなみに使用ソフトはホームページビルダーに付いている「ウェブアートデザイナー」というやつ)そうこうしていると、校長がコンピュータ室へ入ってきた。そういえばこれも公開授業にしていたっけ...。まぁ、ほとんど生徒が自由に作業しているだけなので、あまり見た眼的には面白くありませんが、どうぞご自由にご覧下さいませ、ってな感じ。そして2時間目はいよいよ本題。パワーポイントの使い方を教えて、さっそく今まで作ったタイトルバナーや加工した顔写真を張り込ませる作業をする。自己紹介のページを作らせるため、あらかじめ文面は自分なりに作らせていたので、テキスト入力はぼちぼちの進行具合。すると今度はH井先生がまた乱入。様子を見に来ました。パワーポイントの授業が珍しいのでしょう。こんなことやってます、ってな感じでご来臨賜りました。しかし相変わらず生徒の方は、人に見られていようが全然よそ行きにならず、相も変わらずいつも通り。やるやつはひたすらやる。飽きるやつは遊んでる。でもコンピュータの授業は補助がいなくても、それなりに出来る生徒もいるので、そいつらの手助けを借りれば一人でも出来るというところを実証。某教科では三人体制でやってますけどね(^^;)まっ、そんなわけでほぼ予定通りの進行でした。その後、H井先生と今後の「情報」の展開についてディスカッションしちゃいました。マルチメディアと銘打ってもその授業内容が難しい。私なんかの持ちネタとして、ホームページ作成、パワーポイント、自分で簡単な作曲をするMidi講座、CGを使ったお絵かき発展講座、自分たちで携帯の面白待ち受け画面を作る、デジカメで撮った画像で自分のオリジナル卒業アルバムCD-ROM(スライド、音付き)を作る等々、話しました。ただ私はコンピュータを使った色々な授業を展開できる自信はあるのですが、どれもあまり教育的でないのが難点(^^;)
その後5時間目も授業。またまたここでも音楽のW田先生と家庭科のM岡先生、御来室〜♪初日こそ誰も見に来なかったけど、今日だけで4人とはどういうこったい。でも熱があるしテスト前でスパートかけているので、あまりたいした授業が出来ていないのは相変わらず。半面授業として笑っていただければ、良いぐらいの出来でした。猛省(^^;)でもやっぱり張り切りすぎたせいで風邪がより悪化。もう頭の後ろの方がぼーっとして熱持っているんですが...。クラクラ。もうちょっと熱も出てきたようで、このまま仕事が出来そうにないので、本日は早退します。あー、意識が遠のく...。あれ?今度行く転勤先が見える...(幻影です(笑))