男子サッカーも女子バレーも勝ち上がったのですが、ここで係の仕事が入ってしまいました。12時から1年女子キックベースの監督。 おかげで準決勝が見られずじまい。女子は相手もバレー部をそろえた三年生に惜敗。男子は決勝で宿敵2−1と当たるも0−2でこちらも 惜敗。でも準優勝なのでよく頑張った方では?前任校に比べとても盛んだったため、ちょっと気圧され気味の私でした。
さてここからが今日は長かった。クラスへ戻りくたくたの生徒を集め、文化祭の劇役割分担決め。とりあえず出演者を決めないことには 話にならないので、ここで時間を取ったのだ。ところがこれが全然決まらない。あれほど煽ったのに自分は出たくないと言うやつが多数。 それでも数人の元気の良い女子は脇役として立候補してくれたのだが、男子がへたれ気味。いくら話し合ってもなかなか決まらない。 推薦やら説得やら色々するも結局決まらない。当日は部活の方で参加するものもあり(吹奏楽や合唱)また当日大会とぶつかる運動系部活の やつもいて、なかなか決まらない。とうとう最後はじゃんけんも含め、2時間以上もかかってしまった。最後の方はさすがの私も切れそうに なりましたが...(^^;)しかしここで私が強制的にやらせてもうまく行かないと思い、忍の一字。疲れまくりました。それでもとりあえず なんとなく決まりホッ。
3時前に5分で昼飯を食い、即三者面談へ突入。本日は7人ほどやりました。中には親子喧嘩するものあり、いきなり成績不振で親に 説教喰らうものあり、色々です。でもこういう三者面談をしていると、どんな親子関係か見えてきてなかなか興味深いです。子供を信頼している親、 口うるさく子離れしていない親、子供の方がしっかりしていて、親の方がけっこう極楽とんぼなところなど、様々です。私も一日、 応援で声を嗄らし、文化祭の係決めで大声を出し、そして3時間強の面談で話し続け、今日は本当に疲れました。やれやれ。
しかし本日もまだ今ひとつ不調。しかし休むわけにはいきません。LHRで修学旅行のクラス別コースを決めたり、もちろん三者面談も 放課後ありますので、倒れるわけにはいかない。ある知り合いの会社員が言っていましたが「うちの会社の上司に、新人の時に言われたけど『社会人たるもの、 熱が出たくらいで会社を休むな!39度までは動ける。40度超えたら始めて休め!』だって。それが本当の社会人だってさ。」うーん、 サラリーマンも過酷ですよね。でもある程度の年齢になって責任のある仕事を任されると、なまじ簡単には休めませんよ。それなりに 周りに迷惑がかかるし、後のフォローのこと考えるとね。リストラもあるこの頃、自己管理も出来ないと思われてもねぇ。
「つまり先生は風邪を引いたけど頑張っているって、同情して欲しいわけ?」
違うっつうのー! 6限目のLHRは修学旅行のクラス別コース決めをしました。その中で3日目のコース、1.凧作り 2.ぺーロン(カヌーみたいなやつ)漕ぎ 3.イルカウォッチングの 中から一つを選ぶというもの。個人的にイルカウォッチングはグァムでしたし、船酔いがひどいので、なんとかぺーロンへさせようと必死に 説得。さすがに女子はイルカ、イルカと騒いでいましたが、男子に「球技祭で2−1に負けたから、ぺーロン漕ぎ競争で2−1へ挑戦状を たたきつけ雪辱しよう。」とたきつけ、結局担任の思惑通りになりました。そして4日目のコースも、太宰府天満宮をただ見学するよりも、 有田焼のろくろ回しになるように誘導(^^;)悪い担任です。
放課後はまたまた面談。今日は4人ほどでしたが、授業後なんでちょっと疲れました。まだ1/4しか終わってません(泣)
今日は12時30分から6人続けて入っていました。よって3時半くらいまで休憩無し。いやー疲れますね。また今日は元気なお母さんもいて、 妙に話が盛り上がっちゃったりしたところもあり、なんか違う疲れもあったり...。その中であった、こんなケース。要するにお母さんが 「うちの息子、全然学校のこと話してくれないんですよ。いちいち聞くとうるさそうな顔するし...先生からも何か言ってくださいよ。」と 心配するケース。うーん、これって...ある意味親が干渉しすぎるというか、子離れできていないケースでもある。ていうか今時高校2年生にも なって、母親とべったりで、小学生の時並に、学校のことをいちいち報告する男子高校生というのも、それはそれでちょっと...と 思うのですが、どうも母親はそれがご不満の様子。過保護というか心配性というか、色々ですね。三者面談というのは、複雑な親子関係を 垣間見る不思議な瞬間とも言えます。放任主義であったり過保護気味であったり、友達親子であったり、全く無関心であったり。現代の 親子関係の側面は、こういう時にこそ体感できたりします。まっ、そんな冷静なこと考えている余裕は全然ないんですけどね。
「ねぇねぇ、先生、何言うの?何言うの?変なこと言わないでね。赤点のこと言わないでね。うちの親、心臓が悪いから強いショック
与えちゃダメなんだから。」
脅迫か!なら赤点なんか取らず親に心配かけるな(笑)
文化祭が夏休み明けにすぐあるので、連日その連絡が多数。例えば予算のこと、パンフレットに載せる原稿、Tシャツコンテストのこと(そういうのが あるらしい)垂れ幕作成の依頼等々。もちろんクラスでも夏休み中に集まって色々準備するらしいのだが、生徒はこそこそ話しているが、 あまりこちらまで伝わってこない。こんなに任せっきりでいいのでしょうか?まっ、やるのは本人たちだからいいとは思うのですが、 もし夏休みに準備するとなると、担任として付いていなければいけないこともあるので...。とりあえず部活で来ていることが多いから いいんですけどね。
そして本日ラストの三者面談。ラスト6。まぁ相変わらずの口八丁のトークで無事終了。やれやれです。よく頑張った自分に偉いと言いたい。 しかし面談でこんなに大学受験の話ばかりしたのは始めて。やっぱり学校が変わると話す内容も変わるのですね。もちろん成績不振の子に 関してはお得意でしたけれど(^^;)やっとこれで夏休みが見えてきた感じ。
その後、テニス部のミーティングをする。夏休みの予定や練習試合、合宿のことなど色々伝達。いよいよ夏モード突入。そしていざ部活へ...と 思ったら、クラスの委員長の女の子から「O−TEACHER、Tシャツコンテスト用に○ニクロへTシャツ買いに行きたいんですけれど、 車で連れてってくれませんか?」と言われる。何かと思いきや、この学校は文化祭時、参加団体によるオリジナルTシャツコンテストが あるらしい。それをどのクラスも自前で作ったり、業者に発注したりするらしい。そう言えばこの前から教室の後ろの黒板に「Tシャツ代 1000円持ってきて!」と書かれてあった。話を詳しく聞くと、白のTシャツを買ってきて、自分たちで染めて、クラスのみんなの 名前を入れたりデザインしたりするとのこと。前任校でも私がパソコンでやったりしていたやつですね(^^;)そんなわけで近くの○ニクロまで、 うちのクラスの2人の女の子と買い物へ。色々見回って3枚1280円の白いTシャツを41枚Get!でもこんなちょっとした買い物なのに、 クラスのみんなの嗜好を鑑みたり、その後の手間暇を考慮して材質を考えたり、携帯でお金の計算をぱぱっとしたり、なかなかの有能振りを 発揮していました。こういうところでも頭の良さを感じてしまいました。
再び学校へ戻ってきて、やっと部活へ。ここのところ涼しいのでとっても快適。というか夏という感じがしない。ただでさえ面談があったり、
終業式がなかったり文化祭の準備したりで、どうも実感が湧かない。それでも本日は暮れていきました。だから自分で自分に言いましょう。
「1学期ご苦労様。」