蹇蹇匪躬たる 7月 下旬 編



7月29日(火) 学校説明会とちょっと感動した話

ご無沙汰です。久し振りの日記です。夏休みに入ってすぐ練習試合、そして合宿と、ほとんど学校にいないもので、全然書く暇がなくて さぼっていました(^^;)これからまた連日登校しますので、こちらの方もぼちぼち更新します。

さて本日は学校説明会一日目でした。実は明日もあるのですが...。この学校に来て初めてのものなので、訳もわからずお手伝いしましたが、 なんか前任校とやることがあまりに違い、「?」という感じでした。というのもその内容なのですが、合唱部による校歌紹介、教頭・教務主任による 学校の概略説明、そしてブラバンの演奏。これでほぼ終わりなのです。えっ?って感じでした。あとは校内を自由に見学したり部活を見学するだけというあっさり感。 ほとんど説明していないように思えたのは私だけ?だいたい職員だってあんまりいないのも驚き。だって学校説明会でしょ?どうもこの学校は 伝統的に総務が中心にやっていたようで、その名残なのか、他の先生はあまり関係なくお手伝いするだけという意識が強いらしい。だから 準備とか片づけくらいで、あとは部活の顧問やら生徒会あたりが中心で動いている。以前は全員の職員で色々分担して、かなり内容の濃いものを やっていたので(詳しくは1年前の同じ時期の日記を参照)どうもほったらかしという感じがしてならなかった。それでも今日だけで 数百人集まり、明日もこの倍以上集まると言うことになれば、前任校みたいにきめ細かくメニューを用意するというのはちょっと無理なのだと わかった。しかしそれにしてももっと懇切丁寧な説明会をしても良いのでは?と思った。それでもこの学校は放って置いても生徒が 集まるので、先生側にも危機感がなく、生徒集めの意識が低いのでしょう。こんな大名商売しているとそのうち...と思うのは取り越し苦労か?

その説明会では、私は案内誘導係と言うことで、校門に立ち、中学生を受付の方に誘導する仕事をしました。さわやかに「お早うございまーす。 受付は右手の方になっています。自転車は奥の駐輪場にお願いまーす。」と好青年を演出(笑)少しでも中学生に良い印象を持ってもらおうと さわやかさをアピール。ところが校門に接している校舎の2階から職員の馬鹿笑いが。せっかくこちらが「お早うございまーす。」と 言っているのに、上の方から「ぎゃはははは。」という笑い声。生徒ならまだしも職員ですから始末に負えません。S宮先生!うるさいって!(笑)

いちおう部活見学の時間もあるので、すぐテニス部顧問としてコートへ。中学生が見学していたので、少しでも見栄えが良いようにと スマッシュの練習をやるも、スカスカ、空振りばかりして逆効果。おいおい、合宿で何やってたんだよ。そんなわけでこんな説明会で 生徒が集まるのかと、不安になったO−TEACHERでした。

学校説明会

さてここからは別ネタ。合宿その後の話。この間の日記で、現代文の宿題で短歌を作って携帯で送れ!というのを出したという話は覚えていますか? 日々続々送られてきて読むのが楽しみな私ですが、昨日テニス部のSさんから届いていました。合宿の時の心境を綴った短歌でした。

    「俺達を恨んでもいい」その言葉は先生が私達を見守ってくれている証拠

合宿の時、心を鬼にして生徒を走らせまくった私でした。その時の様子はここにも書いてありますが、別に 嫌がらせで練習をきつくしているわけでもなく、心の中では『ごめんな。』と思いながらも、生徒を強くするためにあえてそうしました。 H部先生がフォロー役をしてくれるので、自分は憎まれ役に徹しようと柄にもなく鬼顧問を演じました。そして夜のミーティングの時に 「君たちのために必要だと思ってやっていることだ。恨むなら恨んでいいぞ。」と言った日があったのです。Sさんは連日のランニングでかなり こたえていて、私のことを見る眼も厳しかったので『ああ、やっぱり怒っているんだろうなぁ。許してくれ。』と心の中で思っていた子 でした。だからこそ、こんな気持ちでいて、ちゃんと理解してくれていたのかと思うと、ジーンとして泣けてきました。短歌としては 拙いけれど、心が伝わってきて、しばしパソコンの前で涙ぐみました。顧問冥利に尽きます。ありがたいことです。


7月31日(木) へばるオヤヂ

連日学校に来ているのはほとんど部活をしになので、ここに書くネタがあまりありません。ほとんどこちらへ書くべきネタばかりなのですが、 そうするとここの更新がなくなってしまうので、こちらの方にも少し。

いまだ梅雨が明けず、雨によって練習が出来たり出来なかったり...つまり学校へ来ても予定通り部活やら仕事やらがこなせない日々が 続いております。それでも今日は曇りのため部活は出来ました。梅雨明け間近か湿気も多くとても蒸し暑い一日でした。おかげで半日の 練習がかなりこたえます。よーく考えてみると、すごい量の球出しをしています。1年生の初心者に1カゴ150球ほどを10カゴ分、 つまり1500球の球出し。そしてその後2年生と2時間ほどの打ち合い。生徒は交代でやっているけれど、こちらは一人で...。 なんかすごい酷使のような気がしてきた。これじゃあ疲れるわけですよね。生徒は平気で「O−TEACHERもおじさんだから仕方ないよねー」と グサリとくる言葉を言いますが、確かに当たっているだけに反論できない。ていうか反論しようにも息が上がって口も利けないのですけれどね。 その後、正顧問のH部先生と、明日の外部コートの打ち合わせや、明後日からのミニ大会の段取りなどしてから上がりました。

夕方、お袋から頼まれていた浄水器の交換カートリッジを買いに行き、右手の薬指が妙に荒れてきたので皮膚科に行き、そして帰ってから ちょっとした仕事を自宅でしました。そんな一日。

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