今日は月曜日課でした。1限目は教務部会で来年度の行事予定など話し合う。私はこの学校に来て1年目だし二期制も初めてなので、 どう行事が動いているかもわからないし、ここをこうしたらどうかな?と思うと、実はそれが他の行事と連動していたり、そこへ 入っているのに深いわけがあったりと、色々小さな「へぇ〜」があり、口出しせず聞いているのみ。学校によって色々事情があっての 年間行事だったりするのです。その後またまたテニス部関係の書類なんかを片付けて、あっという間に空き時間はなくなりました。
本日6限目は全校集会。表彰・壮行会があったのち、軽く生徒指導部長のお話。実はこの指導部長前任校で一緒でした。で、こういう 集会の度に話をされていたのですが、私的には通算何回聞いただろうなぁ...と思っていたらいつの間にか終わっていて(^^;) 引き続き頭髪服装検査がありました。うーん、これが面倒で大変なんですよ。いちおうこの学校では季節の変わり目というか衣替えに合わせ、 頭髪の色やらピアスやらスカート丈やらチェックするわけですが、学年ごとにやるにしても、40人×8クラス=320人を検査するのは もう大変。次から次へと心太式にチェックしていくのもえらい疲れます。元々ここの生徒は検査があると聞くと、常識をわきまえていて きちんとしてきます(本当はそれでいいのかどうか疑問ですが...)普段けっこうルーズな奴でもそれなりに整えてくるので、まぁ それはそれとしてよろしいでしょう。前任校あたりでは月一回ペースの時もあったし、検査があるとわかっていても直してこない奴も 沢山いて、いちいち事後指導で大変だったりもしました。もちろんこの学校だって普段は茶髪の奴もいればピアスしている奴もいますが、 基本的には注意すれば直してくるし、常識的な範囲で許せる許容範囲のものも多いのでまだましです。それでもさすがにこれだけいると 疲れます。
今回私の担当はピアスチェック係(こんな項目があること自体悲しい)いちおう学年の生徒指導係のN先生が作ってくれた「頭髪服装検査 注意事項」には「ピアス…(シリコンも含む)」と書いてありました。シリコン?あの貼るやつのことかなぁ?まさか豊胸のために 入れるやつじゃないですよね?ていうかそんなの検査できないちゅうの!(爆)そんなわけで私はピアスをしているかしていないか、いちいち チェックしました。さすがに検査があるというのにしてくるやつもいるわけでなく、普段よくしているやつもこの時ばかりは付けてきません。 だからもうほとんどノーマークの検査項目ではないでしょうか。でもやらないと付けてくるやつもいるのでやらないわけにはいかないのでしょう。 さてその検査ですが、男子は髪の毛が短くて耳がむき出しだから一目瞭然ですが、女子は髪の毛で耳が隠れて見えません。かといってこちらが 手を出して耳を掴むわけにもいきませんから、いちいち女子に「ピアスチェックするから耳見せて。」と言って、髪の毛をかき上げてもらいました。 それを延々繰り返しながら『ああ、こういう女子が髪の毛を掻き上げる仕草が好きな変態にはたまらないシチュエーションだろうなぁ。』と 愚にも付かないことを思い(断言しておきますが私はそんな趣味はありません!)『耳フェチにはたまらないだろうなぁ。』とか『人間の耳って いろんな形があるんだなぁ。福耳もあるし耳たぶがほとんどないやつもいるし、なんか耳占いとかできそう...。』とか考えていました。 そのうちいちいち声に出して「はい、耳見せて。」と言うのも面倒臭くなって、動作でわかるようにこちらが先に髪を掻き上げて耳を出す 動作をすると、生徒もすぐわかって耳を出してくるので、だんだんペースが上がってきました。そんな動作をしながら、また心の中で 『なんですかぁ〜、なんですかぁ〜、なんですかぁ〜』と言いつつ、すっかり武田鉄也になってしまった...なんてことは誰も生徒は 知らないだろう(爆)あー、疲れた。
国語科で仕事をしていると、家庭科のH先生が乱入してきました。この先生よく私の仕事の邪魔をしに来ます(泣)中学の先輩でもあり、 初任校で一緒でよく遊んだ仲なので、とても仲良しなのですが、私を下僕のようにこき使うのだけはたまりません。そりゃ確かに 先輩ですけれど私はあなたのしもべではありません。昨日も成績入力の時に「O−TEACHER、ちょっと来て!」「いや、今大事な 仕事中なんだけれど...」「いいからそんなの!こっちの方が切羽詰まっているんだから!」とコンピュータの前に連行され、 「この一覧表の備考の欄に『忌引』とか『皆勤』って打ちたいんだけど、なんか線が消えたりしてうまくいかないから代わりにやって!」 だってこれは担任の仕事ですから自分のクラスくらい自分でやってくださいよ....「なんか文句ある?昔のこと、あんたのクラスで 授業中喋るわよ。」「はい...」これは立派な恐喝です。仕方なく打ち込んであげました。
今日も仕事していると「O−TEACHER、何時間目空いている?通知票打ち出したいんだけどさ。」だから画面の項目通りやれば できますよ...ってそれを読むのも嫌な人に言っても無駄か。下手にいじられてファイルを壊されるよりマシか(泣)でもこれだけは 自分で出来たようです。そういえば以前も「ここのところの操作、どうやんの?」と聞かれ、「ここをこうして右クリックして...」 「出ないじゃないよっ!」「いやだからカーソルをそんなに動かさずに、そのセルのところでやらないと...」「ああ、まどろっこしい。 ダメねこのマウス!」「いやゆっくりやれば出来ますよ。そしてここまでドラッグして...」「なにわけのわかんない言葉使ってんのよ。 わかる言葉で言いなさいよ。国語教師自ら日本語乱してどうすんのよ!」なんで聞いている方が逆ギレして親切に教えている方が 怒られねばならないのか。世の中理不尽だらけです(泣)
でもこう書くと完璧なる奴隷のようですが、この学校に来たばかりの時は色々教えて頂いて、引き回してくれたありがたい先輩ではあります。 ただもう少しコンピュータ嫌いが直って自分で色々やってくれればありがたいのですが...。どうも世間では、私はH先生のパシリと 思われているようです。ああ、そういえばずーっと女難の相が出ていたなぁ(爆)
そんな中で、各担任から色々な現状説明がありましたが、そのコメントに担任のカラーが出て面白かったです。「よく頑張っているんですけれどねぇ。 でも出来ないんだよなぁ。はぁ。」というぼやき型。「この子についてはいろいろありましてね。実は...」と雄弁型。「後期に頑張らせます。はい。」と 淡泊型等々。でもどの担任もそれなりに色々生徒のことを心配しているのがうかがえ、なんか安心しました(安心してどうする)ちなみに 私は何型だろう?(正解はO型(爆))その後、色々成績について話し合われましたが、そこまででタイムアップでとても修学旅行までは 行きませんでした。ああ、今日も部活に出られなかった。やれやれ。(P.S.K子先生に学年順位の分母、嘘教えられました(^^;))
少しは違う話題も。帰り教室を清掃していると、生徒から「先生、今日なんで黒いの着てるの?」と聞かれた。どうやら今日着ていた 黒っぽいスーツのことらしい。いや別に理由なんてないけれど。「普段は白っぽい(?)の着ているのに今日は黒いなんて、なんか変。」 余計なお世話です。ていうか前にもこの黒いスーツは着てきてます!気がつかれなかっただけです!「それにその黄色いネクタイは 奥さんが見立てたんですか?」いや私の趣味です。あのー、いちいち担任の服装にチェック入れるの止めてくれない?いいじゃんなに着たって。 どうせ教員なんて社会と隔絶しているから、一般のファッションセンス持っている人なんて皆無なんだから。平気でスーツに運動靴、 わけのわからないジャージ姿、挙げ句にサンダル履き。そういう人種なんだから。「まっ、どうでもいいですけどね。」なら言うな!(笑)
放課後に業者が来て、(テニスの)ガット張りの講習会をした。ちょっと前にガット張り機を買ったので、そのサービスで。男女テニス部員を 集めて張り方の説明。以前テニス部の顧問をやっていた時は、手動バネ式でやっていたのだが、今度の機械は最新式で電動でテンション設定が 出来る。うーん、時代は変わったものだ。テニスのガットというのはよく切れるもの。男子なんてグリグリのトップスピンをかける選手は 1ヶ月で切れるなんてザラ。だからその度にスポーツ店なんかに出しているとお金がいくらあっても足りない。だから部員の多い学校では 多少高くてもこういうガット張り機を買って、自分で張った方が結局安くつくのだ。生徒に実際やらせながら、色々解説したりした。 で、スポーツ店の業者と話したのだが、実はこういう人、色々な学校のテニス部に出入りしているので、他校の様子なんかをよく知っている。 まぁ、お互い様になるのだが、他校の選手の様子を聞いたり、大会の結果なんかを知らせてくれる。もちろん備品やらウェア購入の セールスもしますが(^^;)まっ、そんなかんなで放課後もまた時間を取られ、ますます仕事が溜まってきた私でした(泣)
朝から配布物が沢山あり、配るだけでも大変でした。時々こういうふうに配布物が重なることがあり、朝だけで間に合わずLHRや 自分の現代文の時間に配ることもしばしば。生徒も次から次へと色々渡されても全部目を通すのも大変でしょう。さて1限目は教務部会。 前回に引き続き来年度の行事予定について話し合われました。どうも大学入試関係の からみで試験やらその他の行事を、改めて再設定せねばならないようです。うーん、二期制って色々難しいですね。
6限目のLHRは相変わらず席替えして(通算10回目!)その後進路のアンケートなどしました。マークシートカードが使い回しで 前回のところを消しゴムで消して書き直すというリサイクル上手(笑)そして修学旅行の概要説明などしました。その中で生徒が一番 叫んだのは「羽田空港7:15集合」というところ。どうやら旅行業者が押さえた飛行機がだいぶ早い時間帯になったのが原因のようです。 個人的にもちょっと辛いなぁ...と思ったのですが、こればかりは仕方がないですね。生徒よ、許せ。頑張って始発で来い...って 言うしかないのですが。とりあえず各班長に班別行動の予定表を返し終了。
放課後は成績会議。各学年より報告があり。ふぅーんという感じで聞いていました。これはどこの学校でも変わりがないなぁと思いつつ無事 審議終了。その後いくつかの議題が話し合われスムーズに会議終了。でもこれですぐ仕事終了とはいきません。いちおう成績会議が終わったので、 それを受けて通知票作り。これはコンピュータで簡単に出力できるので問題はないのですが、それに付随する仕事もちょっとある。例えば の通知票を入れる封筒があるのだが、これにいちいち名前を入れねばならない。この封筒はいちおう判子を押して、担任へ返却して後期にも 使うようになっているのだが、これって必要なのかなぁ...。通知票自体一回こっきりなので回収しないようになっているのですが、 封筒だけ回収義務...。まっ、いちおう親が見たという確認になっているらしいのだが、ハンコ自体生徒でも押せるので、それほど有効とは 思えないのだが...前任校なんて親に見せない生徒も多かったようなので、全員分保護者宛に郵送なんてこともしていて、かなり徹底していましたけれど、 それだって親が見ているかどうかの確認なんて取れませんよね。そのうち親のメールアドレスへ成績を送るなんて時代が来るのかも しれませんね。くわばらくわばら。いちおう備考欄あたりにクラス順位や学年順位を入れ、必要と思われる生徒にはコメントを書いて...。 うーん、忙しい。学期末の業務が普通の日程であるのって、けっこう大変なのね。なかなか終わらずもたもたしている私でした。明日には 生徒に渡さねばならないのに仕事が遅くてあたふたです。そんな色々な一日でした。