さて本日は朝からまたまた偏頭痛。もう本当に嫌になります。このところ規則正しい生活をしていたせいかあまり 出ていなかったのですが、今日は久々に朝からどよ〜おんとなまくら頭。もっと痛くなるとそれこそ仕事にならなくて とっとと早退して暗くして静かにして寝るしか対処がないのですが、今日の痛みは6割くらい。頑張れば仕事が出来る 範囲なんで踏ん切りが付かず頑張ってしまいました。ああ、1ヶ月に2度くらいは襲ってくるこの悪魔。もう本当に きついです。
そんな担任の頭痛の種なんていざ知らず、1時間目の授業が我がクラスをいいことに、通知票の配布をしました。 どうも今頃普通の秋日和に通知票を渡すという感覚が変に思え、いまいち違和感があります。やっぱり普通の3学期制みたいに 暑い時(夏休み前)寒い時(冬休み前)と、そういう休み前で、身が引き締まりつつも心がウキウキしている時に配る、 そういう感覚が教員DNAの中に書き込まれているせいか、いまいち締まりません。そうは言っても生徒はそわそわしていました。 さてどう渡すべきなのか。えーとひとりひとり廊下に呼び出して一言コメントしつつ渡すべき?それとも衆人環視の中、 お小言を言いながら渡すべき?生徒曰く「何も言わないで黙って渡してください。中身を見れば、先生の目を見れば、 すべて言いたいことがわかるから。何も言わないで。」とのこと。まっ、そりゃそうだ。
そこで厳かに一人ずつ手渡す。固まる者、絶叫する者、見せ合いけなし合う者ども、瞳孔が開きっぱなしの者(爆)様々です。 まっ、これが現実です。赤点を抱えている者も多数いて担任としてはまさに頭が痛いところです。もちろん成績不振者には 別紙を渡し、保護者へきちんと伝わるように指示。そして今後赤点を取らないように、どうすべきかよく教科担当者のところへ行き、 相談するように言う。そういう努力が足りないやつが多いもので。そして出欠の状況についてもひとくさり。だって 学年一多いんだもん(泣)でも欠席は一番少ない。つまり休まないけれど遅れてくる...ルーズなクラス、ルーズな担任。 しかしどうもこの辺、底辺校から来た私としては、全然問題なく見えてしまうのはまずい?遅刻にしたって欠席にしたって 昔持っていたクラスの2ヶ月分くらい。こんな半年レベルで比べたら大変なことになります。成績だって赤点がもっともっと いっぱいいて、その個別指導にそれこそ連日何時間も追われ、全保護者にきちんと伝えたり、来校してもらい色々話したり。 そんなことが沢山あったので、この程度なら全部フリーパス...と思ってしまうのはいけないんでしょうね、やっぱり。 それなりに私も変わらねばならないのかな。
2時間目はなぜか排泄欲の話で盛り上がる。なんの授業やっているんだ?(爆)3時間目は漢文で「璧(たま)に瑕(きず)有り」と いう文章で「これが本当に『玉にきず』」という寒いギャグを飛ばし失笑を買う(泣)やっぱり頭痛がひどいとギャグもさえないなぁ。
放課後は学年会議っす。修学旅行っす。いちおう後半の予定などの確認あり。途中服装のことなども話題になる。ちなみに行き帰りは 制服なのですが、中日は私服ということになっています。うーん、荷物になりそう...。そして引き続き3年次の選択科目についての、 今後の進め方が係から話されました。その時に思ったこと。本当にこの学校は生徒に優しい。というか本当に生徒の要望や意見を 最大限聞き入れようと言う姿勢があって、それがすごいと思った。いや他の学校がダメと言うことではなくて、普通の学校はこうは いかない。例えばこういう選択科目の決定は、いわゆる直接クラス編成に結びつくものだから、例えば文系クラス理系クラスなどに、 ぴたっと40名ずつきれいに分かれるなんてことはほぼない。当然調整が行われるのだが、その過程でやっぱり教員の側がある程度、 説得、誘導、言葉は悪いが丸め込みつつ納得して移動してもらったりする。ところが今日の会議でも、なるべく教員側から強制は しないようにしようということになり、しかもどう生徒に説明するかその言い方まで話題になるのだ。うーん、すごい。私なんて 口が悪いからすぐ「ダメなものはダメ。」と言い切ってしまうが、ここでは、教員側の考えていることを、きちんとした説明で 行い、担任からの伝わり方の温度差を無くそうという配慮まで話し合われたのだ。こんな経験初めて。今まで口八丁手八丁で やってきた人間としては、こんなに配慮していてうまくいくのかな?なんて余計な心配までしてしまう。こういうものこそ、教員の 主導で機械的にどんどん進めるものだと思っていたから。うーん、カルチャーショック。
でもそこでしばし振り返ると、やっぱり私のやり方は底辺校のやり方かも知れない。生徒の自主性に任せていると、学校自体が 立ち行かなくなるから、何事も教員が手を出す。行事然り学習然り。そうやって教員が色々仕切ることによってスムーズに学校が 動いていると思う。だからそのやり方が私などはずーっと染みついているから、何をやるにしてもいちいち手を出したり一言口を 挟んだりすることが多い。自分では意識していないのだが、多分生徒の方は『O−TEACHERはいちいちうるさいなぁ。』と 思っていることだろう。『それくらい自分たちでやるよ。』とも。おそらく文化祭などもそうだったのでしょう。そうすべきものだと、 いやそうしてきたので、それが普通だと思っていたのだ。でもここではどうも違うらしい。生徒が自主的に動き、教員はあまり 口を出さず、そういう校風らしい。授業にしてもそう多分生徒は『説明がくどい。』『当たり前のこと板書するな。』と思っているので しょう。このあたり底辺校のやり方が身に染みついている感じ。
うーん、よくわからないけれど少しずつ変えていくべきなのかもしれません。私の今までのやり方は、生徒にとっても学年の仕事を するにしても、多分煙たがられるものかも...。生徒はどう思っているのかなぁ。担任としてもちょっと考えさせられました。 いつもHRで言っている言い方ひとつにしても、多分粗野でいい加減で、信頼が置けない、そう思われているのではないかと不安になりました。 生徒に近い教員でありたいと思いつつも、実はそうでないのかもと不安になった私でした。
とりあえず自宅へ電話しても誰も出ない。仕方なく緊急連絡先でもある父親の会社へ電話する。すると「本日は出張で戻りません。」と。 ああこういうとき生徒や親の携帯番号を聞いておけば...と思わずにはいられませんでした。これからはそういう時代かも。 とりあえず病院へ駆けつける方が先決ということで、事務長、校長に一言言って病院へ急行。実はこの病院、昔私が尿管結石で 入院した病院だとは誰にも言うまい(爆)すると本人が整形外科の前でぽつねんと座っている。やれやれたいしたことなかったかと 安堵。聞けばどうやら向こうの信号無視らしく本人には非がないとわかる。こういう雨の日だし、事故というのは起こるものだと わかっていても、本当に命に別状がなくて良かった。結局左腕の打撲1週間程度とわかりホッとしました。そして湿布薬をもらい、 とりあえず母親の勤め先へ連絡しようとするが、本人は電話番号を知らないらしい。でもその病院のすぐ近くに勤め先があるという ことなので、それなら即行って事情を説明した方が早かろうと、そこへ向かう。ところがちょっと道に迷ってあたふた(爆) 母親はびっくりしていました。そりゃそうだわな、いきなり自分の勤め先へ学校へ行っていたと思った息子と担任が雁首揃えて現れれば。 一通り事情を説明していると、警察から連絡が入る。いちおう事情の確認をしたいので、もし良ければすぐ来て欲しいというので、 面倒臭いのでそのまま警察署へ向かう。そこで本人が色々説明して無事終了。本人はピンピンしているので、そのまま学校へ行く。 学校着11時40分。朝の8時40分から、学校→緊急病院→薬局→母親の勤め先→警察→学校と、何が楽しくて男子生徒と長距離 ドライヴせにゃならんのか(笑)でもとりあえず本人がたいしたことなくて良しとしましょう。なんたって生徒に何かあった方が 担任としては一番ショックですから。
しかしまたちょうど良い時間に戻ってしまい、4時間目の授業開始10分前(泣)泣く泣く行きましたよ。教室に入ると「えーっ! 何でいるのー?」と言われる。どうやら他の先生から「O−TEACHERは急用で4時間目はいないかもしれないから。」と 言われていたらしい。そんな文句ブーたれたったやります!えーい、いつもよりペース上げてやれ(うそ)もうヘロヘロで 午前の部終了。そして5時間目は情報Aでしたが、ここでも一台のコンピュータがトラブルでキーボードがきかなくなり、 あたふたとメンテに追われる。うーん、今日は厄日かも。まっ、そんなかんなでバタバタし通しの一日でした。ふぅっ。
それがこの学校に来てから、今まであまり使ったことのない出版社の教科書を使うことになり、そうすると当然載っている教材も違うわけで、 そのための下調べが一から必要になるわけです。今まで前任校で使っていた手作りのプリントもすべて使えなくなる(ちなみに 今まで作ってきたプリント約50枚はボツかも(泣))その上進み方も 速いし、内容も高度になるから、いっぺんに下調べに時間がかかるようになるのです。生徒指導に時間を取られない分、逆に教科指導に 時間がかかるという仕組み。うーん、うまくできていますね。でもこういうふうに下調べすることが、国語教員としてのスキルを 上げることだとわかっていますから、文句は言えませんけれどね。今まで自己研鑽を怠っていたツケと思い日々勉強です。ていうか こんなにあせってやっているのは、今までたいした能力もないダメ教員だったと証明されただけかも...。 無能教師として烙印を押される前に日々精進せねばね。
昼休みにうちのクラスの子が「先生、これ印刷してください。」と持ってきた。何かと思えばクラスアンケート用紙。どうやらこの学校で 年に一回出している編集委員の冊子の原稿にするらしい。そういえば転勤してきた時にもらったっけ。で、その中にクラスのページがあり、 例年クラスの中の面白人気投票を掲載することが定番らしい。そのアンケートの元原稿を作ってきたので印刷してくれとのこと。はいはい、 仰せの通りに。で、それを見てみるとなかなか面白い。まぁ、かっこイイ男子、かわイイ女子ベスト3なんてのは定番でしょう。スポーツ万能は 誰?とか頭良い人というのも。その中で、「2−× O−TEACHER家の…」と書いてあり、父( )母( )姉( )弟( ) みたいな記入欄があった。いわゆる父親的な存在とか姉キャラを書くのでしょう。そういえば威厳があるやつもいるし、お世話好きの子も いたような...。そしてやっぱり今時っぽいのが「キャバ嬢になれそうぉ」「ホストなれそぉ」「秋葉うろついてそぉ」「いやし系な人」 なんて項目。そして「キョドっている人(常に)」なんてのもありました(笑)(ちなみにキョドってるは挙動不審な感じということです。 O−TEACHERの年輩の人のための若者言葉講座より(爆))なんかみんな真剣にキョロキョロしてクラスのみんなの顔を見回しながら 書いていました。今日の授業の中で一番真剣で頭をフル回転させた時間だったのではないでしょうか。しかし結局時間がなく、 みんな書ききれなかったので明日までの宿題。やれやれこんなことまで宿題になるなんて。そんなこともあった一日でした。
3時間目は「情報」の授業だったのですが、今日はExcelの合計やら平均やらを、いちいちひとつずつやらず、ドラッグしていっぺんに出す というのをやっていました。まっ、手慣れてくればどってことないことですが、初めてやる子には難しくて、変なところを範囲指定したり、 どんどん先までドラッグして、意味ないところまでコピーしまくったり...なかなか大変です。おまけに40人もやっていると、 中には変な表示が出てきたり、(データの)数値の桁数が揃っていなかったり、はたまた表示倍率が違っていたりと、その度に手を挙げて 呼ばれるのですが、あっちこっち走り回り教えてあげました。その中でも、とある列の男子3人組が全然出来なくて、しょっちゅう手を挙げて 私を呼ぶのですが、この3人組が可愛い(笑)おバカ3人組なのですが、みんなでああでもないこうでもないと相談したりけなしあったり、 でも結局文殊の知恵も出ず、最終的には私を呼ぶのです。その度に教えてあげるのですが「ほら見ろ、さっき俺が言ったやり方で良いん じゃねぇか。」「バカ、俺が言ったやり方だよ。」「違うってお前ら、よく見ろよ。一番最初に俺がやってみたやり方だよ。ねっ、先生?」 いや3人とも違います(爆)でもわからないなりに一生懸命トライしようという姿勢があって(いつも見当違いだけれど(^^;))私は こういう男子が好きです。そのうち慣れてくればなんとかなるでしょう。頑張って欲しいものです。
昼休みにクラスへジュース配布。実はこれスポーツ祭のご褒美差し入れなのです。終わって2週間も経つのに何を今更という感じですが(^^;) 以前の日記でも書いたのですが、スポーツ祭は、デカパンリレー優勝、長縄跳び優勝、クラス対抗リレー優勝、色別対抗優勝と、怒濤の 連勝記録をうち立てたため、生徒が当然のごとく「先生、また奢ってね。」と口約束させられていたのです。しばらくはしらばっくれて いたのですが、昨日の6時間目いきなり「先生、奢りはいつなのよ!」と言われ、学級日誌には連日「早く奢ってください。」と書かれては どうにもシラを切り通せなくなり、泣く泣く本日差し入れジュースを上納。わーわー言いながら強奪されました。薄給のしがない地方公務員に たかるなんて、お前達は鬼だ!O−TEACHERのお小遣いは少ないんだぞー!(泣)
5、6時間目はハイテンションで授業をしました。もう疲れているせいか、暴言吐きまくりだったような気が...。すいません、真面目な 国語の授業で脱線しまくってしまって。もし心深く傷ついた女子がいたらここで深く謝りますm(_ _)m放課後は久々の部活で、もう 目一杯やりました。っても日がすぐ暮れて1時間くらいでしたけれど。ああもう冬なのね。
1限目は教務部会でしたが、来年度の試験の日程について再考することに。実はこれは二期制の根本的な問題点を含んでいるのですが、 様々な行事や対外的手続きでバッティングするということ。以前に部活の大会にテストがぶつかるということは書きましたが、今回は 大学入試に関して。大学へ出す推薦書やら願書は、大概10月1日から受け付けられる。でもうちは二期制だから1学期末の成績を 記入と言われても、前期の試験が9月末で成績処理が10月の頭だから、当然間に合わない。そのため便宜的に夏休み前に仮評定として 成績を出し、それで対処している。しかし最近二期制も増え、大学側もそういう仮評定でなく、きちんと前期の成績を出せというところが 多くなってきている。となると、9月末に前期期末試験をやっていると成績処理が遅れ、10月1日に間に合わなくなる。そうすると 必然的に前期期末試験が繰り上がり9月上旬になる→すると9月頭にやっていた文化祭がはじき出される。さてどうするか?ということである。 教務部としては試験をいつに設定するかという難問があるのだ。当然生徒会係やその他の分掌と相談せねばならないのだが、なかなか うまく調整できない。うーん、教務部としての立場、一方担任としての立場、進学校として進路関係の保障。様々な問題がからんで 一概には言えませんね。そんなことを色々話し合ったりしました。
途中空き時間にテニス部の書類書きや印刷をする。来週初心者向けの試合があり、そのドローがネット上に出ていたので、それを 印刷して生徒へ配る準備。こんなのもテニス部顧問の雑用なのです。
さて本日は我がクラスは調理実習。いつものように担任にもおこぼれが回ってきました。本日のメニューはシチュー&フルーツサラダ& パウンドケーキ(?)でした。ありがたく頂戴しました。とてもおいしかったです。なんか回を追うごとに上手くなるような気がしたのは 気のせい?さて6限目のLHRで、修学旅行の平戸班別行動のコースを決めさせました。と言ってもたかが1時間20分ほどで、 ただブラブラするくらいのものですから、以前綿密に書かせた長崎一日班別コース表とは比べものにならないくらい簡素。ただ数カ所、 どこを回るか記入するのみ。これは楽勝でした。そしてお次はバス座席決め。けっこうバスで移動することが多い長崎修学旅行ですから、 これはこれで大事です。私としてはバスに乗車した時に点呼を取る時に、すぐわかればいいので、初めだけこの席にいれば、あとは 移動して席を替わろうがどうでもいいのです。しかし先生によっては厳格に「決めたところへ必ず座れ!」という人もいます(^^;) 私はあまり気にしないので、「よーしバス座席だけれども、今、黒板に升目だけ書いたから、あとは早い者勝ち力ずくで書いたもの勝ちだ!」と 言って、あとは野放し。途端に黒蟻のごとく生徒が黒板に走り寄り怒号罵声の中(笑)名前を競い合って書いていました。でも どちらかというと女子の方が優位に書いていたようです。ここにも女尊男卑の我がクラスの一端が...(爆)しかし女子などは いったんグループで枠取りをしてから、誰がどこにどう組み合わせて座るかで悩んでいました。特に奇数グループなどは。とある女子曰わく 「先生がいくら『点呼後動いて良い』って言っても、いったん座ると、そうはなかなか動けないものですよ。そうするとやっぱり 仲間はずれにならないようにちゃんと決めないと。」うーん、女子って大変ですね。まっ、なんやかんやで決まりましたけれど。
放課後、クラスのとある女の子に、進路について相談される。実は先週末、3年次の選択科目の理系希望者に対して説明会があったのです。 それを聞いて色々迷っているらしいのです。自分の進路、夢、希望、やりたいこと、でもそれに対して現実の勉強、授業等々。そういう ことで相談されました。みんな真剣に考えているんですね、当たり前ですけれども。担任としては出来る限り何とかしてあげたいです。 あまりたいしたアドバイスは出来ず、なんか申し訳ないような気がしました。でも話を聞くくらいは出来ますので、一緒に考えていきましょう。 多分彼女だけではなく、こうやって色々悩んでいるやつはもっといっぱいいるはず。進路だけでなく勉強法やテストの点などでも、 困っているやつも沢山いる。そういう生徒の話を一人一人もっと聞いてあげたいと本当に切に思いました。もっとこういう時間を ちゃんと取らねばと反省した次第。でも色々話した後、その生徒に「先生、来年も面倒見てね。」と言われたのはちょっと嬉しかった。 少しは頼りにされたのかな。でもその信頼にこたえられるように、少しでもこちらもも勉強せねば...。
少し心を入れ替えて真面目に授業(笑)朝からたいして雑談も入れず真剣に授業したつもりなのですが、果たしてどうだったのか...。 本当は今日も放課後学年会議があったのですが、O−TEACHERは午前中で早退しました。いつもの通り定期通院です。ああ、 いったいいつまで続くのやら...っていうか、いつ爆弾が爆発するかをびくびくして待っているような感じ。うーん、騙し騙し やっていますが、せめてこのクラスや学年を終えるまでは何とか頑張って生き延びたいと思うこの頃。そんなわけで本日はネタなし。
そんな中、本日の放課後に、教室のワックスがけがありました。これがまた悩みどころ。そもそも今頃なぜワックスなのかという素朴な 疑問もありますが、このワックスがけ、実は奥が深いもの(笑)これほど学校によって目的、やり方などが違うものはないという代物。 学校というところは、常に清掃というものがついてまわりますが、もちろんワックスがけというのもそう。読者諸氏の中には、遠い過去、 独特の不思議な臭いと共に記憶を喚起される方もあろうとご推察します。もちろん私めも、不肖教員生活18年(先ほど人事異動用の紙を 記入していて気づいた)年に3回はワックスがけしたとして、50回は越えるワックスがけの経験もあり(っつうか教員長くやっていれば 誰でもそうだけれども)ことワックスがけに関しては一家言持つ一人として自負しております(ちなみに前任校で一緒だったS主任には 負けるけれど(^^;))
先日ワックスがけのやり方を書いたプリントをもらったのだが、どうも今ひとつよくわからなかった。手順は書いてあるが細かいところが わからなかったのだ。そこで同じ国語科の先生方に色々質問した。「生徒はジャージに着替えなくて良いんですか?」「机を運び出す時、 机や椅子の足に付いた毛埃を取る紙ヤスリとか配られるんですか?」「ポリッシャーはどういうタイプのやつなんですか?」「床はタイルの ようなんですが、それに見合う洗浄液なんですか?」「どの程度乾燥させればワックス塗れますか?」「汚れをこするハンドブラシって いくつくらい貸してもらえるんですか?」等々....。えーと何のことかわからない人はいいです、別に(笑)ていうか前任校とかでは ワックスがけの詳しいB4サイズのマニュアルがあって、事細かに書かれていました。床の種類によってやり方も違うし、もちろんワックスの 種類も違いました。もちろんたっぷり1時間以上時間を取ってじっくりやったものです、短縮授業にして。
ところがここはそういうこともなく、各種の質問に関して「うちはそんな感じではなく、割とあっさりやるだけ。」との答え。えー、そんなんで いいんですか?じっくり2時間くらいかけなければきれいにならないのに!「うちの学校は古いから、あまり一生懸命やっても、思うほど きれいにならないよ。それにそんなに時間かけたら道具片付けられちゃうよ。」確かに...。うーん、やっぱりやり方も時間も色々 違うんですね。とりあえずここは新参者らしく、郷に入っては郷に従い、ここのやり方通りやりましょう。ていうかよくわからないので 生徒に聞きながらやりましょう。その点2年の担任は、生徒の方が色々行事に関してはベテランなので助かります(笑)
ワックス隊(前任校ではそう命名していた)は昨日から「明日のワックス、掃除の班の1・2班だからな。放課後空けとけ!」と言って いたにもかかわらず、どうもそんなに人数も必要がないと今頃判明。いきなり帰りのSHRで「やっぱ1班で十分なの?」生徒「もちろん」 で急遽じゃんけんさせ生け贄の一班を選出。男子にとりあえず道具を取りに行かせる。その間女子3人に教室を掃かせる。さて問題の 汚れ落としだが、この間文化祭後にかなりきれいに水拭きさせていたし、日頃掃除だけは手抜きせずやっているので、比較的きれい。 ちょっとジュースの染みがあるくらいで、洗剤使うところはほとんどなし。そこでモップも待たずさっさと女子と雑巾で水拭き開始。 その後やっとモップなどを運んできた男子も加え、あっという間に水拭き完了。こんなに早くて良いのか?前任校では洗剤ガバガバ撒いて 水浸しにして汚れを浮かせ、ポリッシャーで念入りに30分以上かけて磨き、それで出た汚水を水切りやら掃除機で吸い取り、乾燥にも 1時間くらいはかけたもの。うーん、だからなんか物足りない。でもここはここでのやり方を踏襲。さっさとワックスを二度塗りして あっという間に終了。1時間もかからず終わってしまった。生徒曰わく「だいたい毎年こんなもんですよ、先生。」本当かと思って 隣近所のクラスを見ると、なるほど同じようなものか。うーん、ワックス職人の端くれとしては、良いような悪いような。納得できるような 出来ないような。まっ、次回はもっときれいに仕上げられるようにやってみましょうか。
というより、まだまだこの学校にふさわしい教員としての磨きが足りないということでしょう(座布団一枚!)(爆)
でもとある生徒がポツリ。「先生は得してますよ。先生のキャラクター(の良さ(?))でみんな動くから。先生が『やってくれないかなぁー。』 っていうと、他の先生なら嫌々やるけれど、O−TEACHERなら、みんな『仕方ないか。』って納得してあきらめちゃうから。」 うーん、これってどういう意味?頼み上手ってこと?それとも単なる面白キャラってこと?
放課後、疲れた身体に鞭打って部活へ出ました。明日と明後日は初心者中心の地域交流大会のようなものがあります。それがダブルスのみの 試合なので、生徒達はみんな張り切っています。以前にも書きましたが、こういう大会でもないと、部員の多い我が女子テニス部は全員 公式戦に出ることもかなわないので、特に1年生などは意気込んでいる様子。そのためか、今日は見ているだけにしようかと思って コートへ出ていくと「先生、待っていました(キラリ)」と不敵な笑み。いきなりダブルスの厳しい練習にこき使われ、1時間私だけが コートに入りっぱなしで、なんか逆に私がしごかれているようになってしまいました。最後の方は足がもつれ気味で、息は上がるわ、 汗はしたたり落ちるわ、本当に殺されるかと思いました。もう顧問も年なんだから大切に扱えよ、って感じでした。ああ死ぬ...。