そんな中、帰りのSHR後、クラスの数人の女子が恋話で盛り上がっていました。すると「先生!相談に乗ってよ!」と詳しい話を 聞かされました。うーん、こんなオヤヂのアドバイスが何のプラスになるのでしょうか(笑)まぁ、そりゃ彼女らに比べれば 酸いも甘いも噛み分けた大人ですから(笑)色々修羅場をくぐり抜けた一人としてアドバイスしました。女子高生は恋愛に夢見るお年頃、 そういうことでわーわー言っていること自体が楽しい時なんですよね。私もそんな時代があったのかな...。まっ、私もいい年して この手の話題は嫌いでもないし、なんか授業中熱く恋愛論なぞを語って生徒にひかれまくっていることもありますが、それもご愛敬。 まっ、最近の高校生は笑って聞き流してくれているでしょう。
放課後は学年会議。10分で終わるといっておきながら、1時間もかかるなんて...2学年は時間の進み方が違うのでせう。 来年度の行事予定についてでしたが、学年として面談の時間の確保について意見を言っておきました。でもどうやら昨年もこの件で 要望があったらしいのですが、なんか一日減らされたらしい。授業確保も大事ですが、きちんと面談して進路の相談やら、保護者と 話し合う場を保障することも大事なことだと思うのですが...。まっ、まだまだ1年目ですからわからないことだらけなので、 様々な意見を聞く年としましょうかね。そんな一日でした。
しかしながら休んでいても仕事がなくなるわけではなく、一日分の仕事のツケは残ります。例えば昨日やるべきだった書類仕事、 授業のプリント、部活の大会関係の準備等々、今日やらざるを得なくなるわけです。担任の仕事って、誰でも出来る仕事だけれども、 逆に担任でなければわからない細かいところもあるわけで、何でも副担任にお任せということも出来ないのです。例えば今調整している 3年次の選択科目の変更など、個人的に進路の事情を聞いていて、それに付随して色々アドバイスしたりするシーンもあるわけです。 中には家庭の経済的な事情で進学に制約がかかっている子や、成績の面で志望を悩んでいる子など、担任でなければ知らない事情や 本人の気持ちなど、そういう点も絡めて選択科目の相談など乗っているのです。だからなかなか副担任の先生へすべてお任せ! というふうには行きません。いなければいないでどうとでもなりますが、今週末に選択科目の締め切り、来週には修学旅行の××の 締め切り、来週半ばまでに遅刻が多い者への指導、赤点者への目配り...などやっぱり担任が出張らないといけないこともあるのです。 だからそうそう気楽に休めないというのが本当のところ(だから夏休みくらい研修願い出さずに代休にして欲しいが(爆))まっ、 そういうのが担任の立場です。
話は変わりますが、先日ニュースでやっていましたが、とうとう私が言っていたことが現実になりつつある。それは 「先生のFA制度!」どうやら京都の方でやるような感じですが、なかなか興味深い感じです。ようは、先生の中には特殊技能と いうか、様々な分野のスペシャリストがいます。その人たちが、FA宣言して、その能力を高く買ってくれる学校へ異動するというもの らしいのです。例えば英語教育での実績、情報の専門家、当然部活指導の大物、進路指導で実績あげている人などなど、そういうのを 他校の校長が見て引き抜きをかける、複数からオファーがあった場合は本人が転勤先を選べるというものらしいです。実はこの話、 昨年私もしていました。昨年の日記のどこかに書いたかもしれません(暇な人は探してください)まぁ、昨今、教員も能力給の話が 出ていますから、こういうことも近いうちにあるんじゃないかなと思っていたら案の定でした。「できる教員」が求められている社会 なんですかね。でも逆に言えば「できない教員」を排除しようということでもあるわけですが...。しかし「できる」という基準は いったい何なんですかね?良い大学に沢山入れた?(でもそれって教員の指導力と直結しているの?)部活の大会で優勝させた?生徒指導で 強面で抑えが効く?(爆)客観的な評価って出来るんですかね。難しいところだなぁ。これって能力のある教員には実力を発揮できる場を 得られて良いようだけれども、私みたいに無芸大食な、なんちゃって教員には厳しいことかも。これからは教員も何か一芸に秀でて いなければ生き残れない時代なのかも。そういえば異動希望調査票にも「あなたが発揮できる能力・資格」みたいな欄があったなぁ...。
授業で無駄話を延々出来るなんてのはだめですか?(爆)
3限目の「情報」の授業では、現在Excelをやっていますが、途中巡回中に「先生!このグラフの、ここの目盛りを直したいんですけれど どうすればいいんですか?」と聞かれ、その生徒の望むようなものにすぐ直せず、四苦八苦。でもここでわからないと終わってしまうのは、 シスアドの名折れとなる!と奮起して、すぐ自分のパソコンへ戻り、色々調べて見事解決。けっこうパソコンが出来ると言っても、ちょっとした ことで、わからないこともけっこうあるものですが、こういう時即座に答えられるか否かが、生徒の信頼を勝ち得るかどうかということに つながるものなのです。とりあえず面目躍如。
6限目のLHRは修学旅行の事前学習として、平和教育関係のビデオを体育館で視聴。長崎の原爆の悲惨さを知っておいてもらおうという 試み。最初に話したK子先生のしみじみとしたお話も心を打たれました。それに引き続き原爆関係のビデオ鑑賞、生徒も真剣に見ていて なかなか良い感じでした。心ある生徒には、こういう実際の体験談などは心に響くでしょう...とここまでは良かったのですが、 その後、このしんみりとして、生徒一人一人が戦争の悲惨さをかみしめていた時に、I先生が「えーと修学旅行の注意事項ですが、 全員でドライヤーを使うとヒューズが飛んでしまうので、各部屋一個にしてください。それを各部屋のメンバーで決めておくように。」 という全く脈絡もない現実的な話...。せっかく生徒がビデオの余韻に浸っている時に、ドライヤーのネタなんて...。 そりゃ大切なことですが、そんな些末なことはこの場で言わなくても...と思ったのは私だけでしょうか?おまけにT屋先生は 「教科選択の連絡をしたかったんですが、『先生方、何か連絡はありますか?』と聞かれもしなかった...別にいいけど。」と すねておりました(笑)まっ、こういう独特の雰囲気がこの2学年ですな。私とS宮先生なら突っ込むところ満載で毒舌吐きまくりに なるところです(爆)
その後我がクラスでは恒例の席替え。毎度のことですが、前の方の席になったやつが不満ブーブー。「先生のくじが悪い!」「前の方に 2度なった者は考慮されるべきだ!」「化学の時間だけ替わることはできませんか?」己のくじ運の弱さを呪いたまえ。こんなに頻繁に 席替えをする担任を感謝こそすれ、文句を言うなんて言語道断だ!(笑)
テストもぼちぼち作らねば...。今、3年の古典で「源氏物語」をやっているのですが、どうも問題が思いつかない。疲れているせいか 変な問題しか思いつきません。例えば大人の源氏物語問題。
「あなたの好きな源氏名はなんですか?」(爆)
今日は空き時間に集中して、古典のテスト問題などを製作。とりあえず何となく雛形が出来たので、ちょっと嬉しい。でも毎回2つ分は 作らねばならないし、この学校だとあまりに簡単だと容易に良い点を取られてしまうし(それだと後で調整が大変)また問題数が少なすぎても やっぱりまずいし、なんかテスト作りでこんなに悩むのって本当に何年ぶりだろうかというくらいです。でもまだこの後、2年生の 現代文用のテストも作らなきゃならないし、まだまだ先は長いです。
なんかこんなつまらない業務日誌のようなネタばかりじゃ、せっかく新しく読者になってくれた人たちに申し訳ないなぁ。とは言っても そうそう毎日面白いネタがあるわけではないしね。なんなら毎日マニアのために女子高生の画像でも載せましょうか(>捕まります!) 唯一笑ったのは、入試問題の漏洩現場に立ち会ったことかな(うそ)ああ、誰かネタをくれ!
ここで思ったのは『こんな片側だけ変に腫れていたら学校なんか恥ずかしくて行けない→絶対生徒に笑われる→でもこんなことくらいで 休むなんて社会人としてどうよ→そういえば試験範囲が終わっていないので自習になんてできない→なら大きな絆創膏でも貼っていくか?→ 絶対生徒に「それどうしたの?」と聞かれる→「夫婦喧嘩に負けた」と言うか→でも結局笑われるだけだ→でもいつも笑われているから 同じじゃん→いや待て、この絆創膏で何かネタに出来ないか?』と、全くもって全然違う方向へ発想が行ってしまう私っていったい...。
とりあえず30分くらい冷やしたらあまり目立たなくなり、絆創膏を貼らなくていいくらいにはなりました。それで仕方なく出勤(当たり前 だろ!)それでも今日は下を向いて、あまり人と顔を合わさないで過ごす一日となりました。多分今日はとても内気なO−TEACHER だったでしょう(笑)
でも多分こんな些細なことでも、例えば女生徒にとっては学校を休む理由になるんだろうなぁと思いました。 顔を腫らしたまま学校へ行くなんて絶対嫌だろうしね。生徒の欠席理由も、ただの風邪でないこともあるだろうと思った私でした。
話は変わって、先生ネタ。こう書くとまた内輪暴露ネタと思われがちだが、今日はニュースソースについて。実は他の先生達の言動というのは、 私が見聞きするのはあまりない。ではどこから耳に入ってくるかというと生徒からなのだ。よくHRへ行くと生徒同士が話している。 「今日の××先生、怖かったよねー」「マジで切れていたよね。」何があったかと聞いてみると、授業中騒いでいたやつがいて、その先生が 怒ったらしい。まぁここまではよくある話。でもここからが情報源(笑)「最近××先生、すぐキレるよね。」「なんか他の組でもあったらしいよ。」 「A君が質問したら、『うるさい!今、ここを説明しているんだ!』ってキレ始めたんだって。」「マジー!?」なるほど、あの先生は そういうところもあるのか。普段温厚そうなのにキレる時もあるんだ...。と聞き耳を立てたりするわけである。
でもそんな話に加わっていると先生の噂というのは意外とよく耳に入る。××先生はよく恋愛体験談を語る、△△先生はゲームのネタが多い、 ○○先生はいつも鼻歌を歌っている...等々。実はこんなところが情報源となっているのです。まぁ100%信じられるわけでは ないけれど、生徒の噂というのはおおむね信憑性が高かったりします。ましてや私みたいに新参者で、他の先生方がどんな方かわからない ものにとっては、生徒の情報というのはありがたかったりすることも多いのです。
でも待てよ...ということは私のことも色々他の先生に、生徒を通じて流れているんだろうなぁ。くだらない無駄話ばかりして、授業が 脱線してなかなか進まないとか(爆)
今日は40分短縮授業で、2時過ぎからPTAの学年懇談会・クラス懇談会があるのです。それにあわせて、最近の学校公開という風潮で、 午前中は保護者が自由に授業参観して良いことになっているのです。それなら勝手に来て勝手に見てもらえば良さそうなものですが、 これとはまた逆に、不審者が学校に入り込むなんていう事件もあることから、生徒昇降口に受付を構えて、そこで名簿にチェック、「PTA」と いうバッチを付けてもらい、いちおう確認しようということになっているのだ。PTA関係となると総務部が主管だが、授業参観というと 今度は教務部...。必然的に色々やらねばならなくなる。雨がそぼ降る寒ーい昇降口に、机を並べて来もしない受付にいる私って いったい...。そんなに朝から保護者も来ませんよ。でもかといって無人にすることも出来ず、仕方なく震えながら1限目から受付しました。 もちろん誰も来ませんでしたけれど。この受付業務、比較的時間割で空き時間がある人に割り振られているのですが、私やH先生、H部先生など、 比較的皮下脂肪が厚くて寒さに耐えられる、トド体質の人が入っているのは偶然でしょうか(爆)おまけに1限目は自習監督などもして あたふたして過ごしました。
さてそんなわけで、その学年PTAですが、相変わらずのまったり2学年ですから、進路部長のお話と修学旅行の報告でたっぷり1時間。 その後クラス懇談会がありました。こちらは我がクラス6人と少数精鋭。でも顔見知りのお母さんもいるし、以前の三者面談で全員と 話したせいか、よく覚えているし状況もわかっていたので、和気藹々と懇談しました。まぁ軽くクラスの状況や選択科目、進路の話など していたのですが、Sさんのお母さんが「先生、授業中プロポーズの話したんですって!?」と言い出してからは大脱線。どうやらクラスで 話した、現代文の小説の中の恋愛話を聞いたらしい。ここから一気に和やかになり、ああだこうだ笑いながら話しました。でも最近 思うのですが、以前ほどお母さん達と話すのに違和感がなくなりました。いや昔からどちらかというとお母さん受けは良く、そんなに 不得意ではなかったのですが、最近は特にナチュラルに話せるようになってきた気がします。これはおそらくお母さん方と年齢が近くなって きたせいでしょう。昔は若輩者だったから、けっこう肩肘張って頑張って親に対面していたような気もするけれど、最近は同年輩な せいか気楽に話せるようになってきた。うーん、良いことか悪いことか...。