やはり教員というのは一日いないだけで仕事が溜まります。さっそく行くと机に色々な書類の山。昨日欠勤した私の代わりに 自習監督を務めて頂いた先生方が出してくれた課題のプリントの山々...。ありがとうございます。こういうのって 急に言われて急遽課題作ったり自習監督の手配したりで、けっこう朝から大変なのがわかっているだけに申し訳なさで いっぱい。そういえば、昨日「休みます。」とかけた電話口に出た人の名前が、どうもどこかで聞いたようだが、事務室の誰だっけ?と 熱のある頭で考えていたら、今頃校長だと気づきました(爆)
まずはプリントの山をチェックし、昨日連絡されてる生徒への色々な伝達事項の確認をし(担任が知らないでは済まされないので) すると机の上にはアンケート用紙が...ははん、マラソン大会(この学校ではロードレースと呼んでいるらしい)の事前健康アンケートの 時期なのね。やっぱり冬場はこういう行事がどこの学校でもあったりします。それから頭髪チェックリスト、遅刻者指導の連絡表等々、 一日不在にすればこの手のメモが溜まりまくります。それでもって本日も模試の連絡、委員会の連絡、入試前なんで机とか椅子の がたつきチェック、登下校時のマナーについてなど、沢山言わねばならぬ事があります。ああ、喉が痛いのに...。なるべく 声を出さずに過ごそうという目論見は無理。おまけに生徒は「O−TEACHER、昨日どこへ遊びに行ったの?」だと。 この腑抜けた顔つきを見てわからないのかよ...。でも若干一名昨日メールで「先生、風邪?お大事に。」というお見舞いをくれた 心優しき生徒あり(泣)
そしてもちろん授業は咳き込みながらやりました。生徒は聞きづらかったでしょう。ていうか風邪菌まき散らしていただけかも(^^;) 空き時間にはもうすぐある3年生の第4回試験の監督表作り。昨日熱がある中、少したたき台を作っておいたので、それを調整(ただ 寝ていられなのが因果な商売)出来上がったものをT先生にチェックしてもらい、再確認してこちらはほぼ完成。次は入試関係の ファイルを作らねば...。こちらも急ぎの仕事ですが手つかず(大丈夫か?)
5時間目の「情報A」では、いよいよパワーポイント・HP作りが佳境。巡回していると本当に生徒の才能はすごいと感心。各クラス 数人はいるのですよ、センスの飛び抜けたやつ、技術のすごいやつ、そういうやつが目に付きます。勝手にタグを駆使して微妙な バランスに凝るやつ、たかがWindows付属のペイントごときで、すごくCool!な絵を描くやつ、書いてあるテキスト文章にひねりが きいていて面白い文章を書くやつ。色々います。うーん、このHPの外部コメンテーターとして外注したいくらいの腕前を持つやつも ちらほら。こういうのを見るとやっぱりHP作りの授業は面白いです。あとでじっくり見るのが楽しみ。
帰りのSHRでは「先生が勝手に『頭髪が赤い!』とか言ってN送り(注:N先生という生徒指導担当がいるが、その先生へ出頭 すること)にされた!」と騒いでおりました。今回の頭髪検査は担任レベルでチェックするようになっているのですが、熱で ぼーっとした頭で「うーん、お前とお前とお前は赤いな。よし、チェックだ!」と3秒で決めたのが不満なようでした。もうそんなの 秒殺です(笑)掃除もそこそこに放課後は入試要項の綴じ込み作業。教務部で全50ページ近くの冊子を70人分くらい綴じ込む。 こういうのって学校というところはしょっちゅうあるから、そういう簡易製本印刷機やら綴じ込み機みたいなやつを買って、 少しでも効率化を図ればいいのですが、どうもそういうところにはえらくけちで絶対買ってくれず、いつもいつも人海戦術で やらねばなりません。かといって入試要項ですから生徒に手伝わせるわけにはいかず、教員が黙々とやるいつもの光景。ああしんど。 うーん、また熱が上がりそう。明日また倒れるのか?
そんな戯れ言を言ってますがまだ風邪が治っておりません。どうも日頃から軽口たたきの人ですから、少しくらい体調が悪くても いつも通りのリアクションをしてしまうため、誰も心配してくれません、空き時間を見つけては国語科研究室のソファーで倒れ込んでおりました。 そうしていると養護の先生から「O−TEACHER、先生のクラスの子が体調が悪くて(保健室に)来たんですが、がたがた震えているので 早退させた方が...。」はいはいそうします、ていうか私が早退したいくらい何ですけど(泣)とりあえず親が迎えに来てくれることに なっていたので私が送らずに済みそうです。そんなんで保健室へ様子を見に行ってみると、うちのクラスのその子だけではなく、他にも 咳き込んでいる子、真っ青な顔をしている子、寝込んでいる子、もういかにも風邪やインフルエンザもどきで満員御礼。5、6人ほど 息も絶え絶えにたたずんでいました。うーん、入った途端『この部屋は呪われている...いや菌が蔓延している!』と思いました。 ここ連日こんな様子らしく、これでは養護の先生の方が罹ってしまうのでは?と思わずにはいられませんでした。ある意味、今一番 入りたくない部屋かも...。とりあえず迎えに来てくれたお母さんへ引き渡し、下校させる。
さてそんなかんなで3年生の古典の授業へ行きました。すると...えーっ!なんだよ、欠席19人って!半分いないじゃん!ていうか 学級閉鎖?どうやら純粋な風邪っぴきもいるようですが、大多数はセンター入試前のさぼりというか自宅勉強組...。もちろん認めているわけでは ないですが、この手の進学校では例年のことらしいです。そのくせセンター試験明けの自己採点の授業になるとみんな来るらしい。 こんなに人が少ないとやる気も失せるね。ていうか今日来ている人たちは、よっぽどセンター試験の自信があるか、もしくは推薦とかで決まってしまって いるか、行くところがないか、それほど私の古典の授業が好きか(笑)、もう諦めて浪人覚悟か(爆)まっ、今頃焦って学校さぼって 家で勉強していても、しょうがないと思うのだけれどねぇ。そんなわけで今日来ている良い子たちには、学年末試験の問題流して おきました(うそ)
6時間目の我がクラスの現代文の授業は今年初。火曜日に休んでしまったので今頃年明け授業です。それにしてもみんな元気です。この 元気さがもっと勉強やら生活態度に反映されればと願うのは欲張り?授業の最後に少し時間をあげて球技祭のメンバー決めをする。なんか けっこう揉めていてなかなか決まらず。勝ちたいのか楽しみたいのかよくわからず、ああだこうだ言いながら決まったような決まらなかったような。
そして放課後は職員会議。今度は一次の入試の要項読み合わせ会議。T先生の指示の元、全50ページの要項を1ページ目から細かく 読み合わせ...こちらも私も担当なのでいちいち細かくチェック。しかしあまりの大部にみんな頭がボーっとしていた様子。担当の 私達でさえそうなんだから他の方々も...(爆)でも私もこの学校に来て初めての入試ですから、やっぱり色々やり方が細かいところが 違って、流れを把握するのに一苦労。おまけに私はコンピュータ係のチーフなので、色々点数的な処理やら名簿類の準備やらが任されており、 けっこう不安だったりします。果たしてうまくこなせるのでしょうか...。そんなこんなで1時間ほど会議が続きました。
というわけでまだいまいちなので今日も早めに上がり休息休息。
3時間目にまたまた「情報A」の授業。HP作りも進み中。時々難しい質問もされます。「先生!ここに隠しリンクを張りたいんですけれど どうすればいいですか?」つまりリンクするところは文字の色が変わりアンダーラインが付いてしまうが、そうじゃなくカーソルを合わせた時だけ 指の形にしたいのね。えーと、それにはこの簡単モードでは無理で、タグの方に直接...となるのですが、それは教えちゃいけないことに なっているのです。今回は自力で出来る範囲で作るということが目標なので、各自で検索して調べたりヘルプを見たり、そういうやり方で 解決させているのです。うーん、でも教えてあげたい...。それでも中にはトラブっている子もいて、例えば前回間違えてサーバ上の 自分のフォルダに保存していなくて、マイドキュメントの中に画像だけあったりとか、そんなケースも多々ある。そういう子に関しては 多少アドバイスもしたが、そういうことも評価の対象になっているので、あまり言えませんでした。うーん、逆にそれが『あー、違うー! それはそうじゃなくて...』とストレスになりそうでした(爆)
放課後は部活に出て、その合間に日番で校内を回り無事勤務終了。死ぬ前に寝なければ...。
本日はいつもなら6限目にあるLHRが1時間目にありました。これはなぜかというと3年生用に時間確保するためです。なんのためかというと 昨日まであったセンター入試の自己採点を集計し、それを午前中までに集計するためらしいのです。こんな経験は初めてです。だいたい 底辺校巡りをしてきた私にとって、センター入試なんて無縁のものでした。センター試験が終わって『へぇー、こんな問題が出ているんだ。』 なんて後で新聞で斜め読みするくらいでした。ところがこの学校はクラスの半分近くが受けるものですから、当然それに即した色々な ことがあり、今日のように自己採点がらみで学校自体の時制まで変わったりします。センター試験がどんなものかすらよくわかっていない 呆け呆け担任ですが、来年はこれに振り回されそうな予感。それでもとりあえず国語の問題あたりはチェックしておきましたが...。
そんなわけで1時間目にLHRとなり、まずは恒例の席替え。その後2月にある百人一首大会のメンバー決め。クラスの代表5人+補欠を 決めるらしいのですが、どういう基準で決めて良いかわからずあたふたしていたら、担当である図書委員の子がすべて仕切ってくれました。 やっぱり多少なりとも勝ちを意識してか、古典の授業であった百人一首テストで成績上位のものを、この図書委員がリサーチしてきて、 その子たちを中心にじゃんけんが行われ、とりあえず決定。まっ、うちのクラスはこういう勉強系ではいまいちなので、あまり期待せず 楽しんでやってくれればいいでしょう。それより球技祭の方で頑張ってくれれば...。
その後、教務部会があり入試についての話し合い。またまた細かい教務部内役割分担などがあり、私の責任がどんどん重くなる気配...。 いちおうコンピュータ関係の処理を任されているのだが、どうにも概要が掴みきれず、この学校ではどういうふうに行われているかが 把握できず、どこから手をつけて良いかわかりません。これは本当に手取り足取りご教授願わねばダメかも。不安増大中(当社比30%)
そんなわけで本日も3年生の古典の授業があったのだが、今日はさすがに満員御礼(爆)こんなに揃ったのは4月当初以来か?センターの 自己採点を持ち寄るということがなければこんなにいなかったかもね。それでも中には試験が終わって脱力しているもの、目がうつろなもの、 テンションが上がったままのもの、と色々でしたが、こちらはこちらで試験前なので普通にハイペースで授業しました。
帰りのSHRで、修学旅行の事後の班レポートを回収する手はずになっていたのだが、いまだ終わっていない班が多数。「先生、明日じゃ ダメですか?」ダメです!っつうか事前に何度も今日迄って言っていたでしょうが!それを延ばしに延ばして切羽詰まったのは君たちが悪い。 頑張って放課後仕上げるように指示。こういうルーズなところは担任似と笑わば笑え。そして部活のミーティングもこなす。もう本当に よく働く私(笑)偉いと誰も言ってくれないので自分で言います(爆)
今年度この学校に転勤してきて、一番大変だったのが、ある意味この古典の授業だったかもしれません。進学校で4単位、やってもやっても 予習が追いつかない...。こんな経験初任以来じゃないかなぁ。自分では早く進めているつもりでも、もっと早く進む先生もいたりして、 こんなやり方ではだめじゃないかと何度自問自答しただろう。文法はどの程度やればいいのか?口語訳はどの程度出来るのか?こんな 教材やったこともないから浅薄な経験では歯が立たないことを思い知り、テストを作れば簡単すぎて平均点が突出してしまったり、でも 逆に難しめにしてみたら赤点のオンパレードだったり...そんな悪戦苦闘してきた古典の授業も今日限り。でもこの授業のために 必死で教材研究したことが、実は意外と国語教員としてのスキルをちょっとは上げてくれたのだろうなぁ...。そんなことを思いつつ 、しんみりとした気分で自習する生徒たちを眺めていました。来年はこの経験を生かしてもう少しましな古典の授業をしようと思う 私でした。
さてそんな感慨に耽る間もなく、古典のテストを印刷したりする。そして溜まっていた事務的な書類書きを2つ、3つこなす。そうこうする うちに学年会議...。議題は成績不振生徒への対応。前期の試験及び第3回目のテストでも連続して赤点を取っている者たちへ、 どういう指導をすべきかと言うこと。このまま放っておいたらまた次のテストでも赤点を取り、それこそ進級できなくなる。そういう 最悪の事態を避けるために学年としてどうすべきか?という話でした。でも相変わらずなんですが、原案もないまま話し合っても、 あちこち話が行ってしまい、司会を任された私としては困ってしまいました...。とりあえず補習的なことを計画すると言うことで おさまりましたが...。そしてもうひとつは来年度のクラス編成について。いよいよ煮詰まって参りました。係であるT先生から、 どういう方向性で行くかという話でした。等質編成か選択科目別編成か。今年の3年生の実態と以前の実態の様子を話され、その 一長一短を吟味し、ある程度の方向性が決まりました。いよいよこれから本格的な編成作業に入りそうです。どきどき。そんなかんなで とりとめもなく本日も会議は勤務時間をとっくに超過しつつ終了(爆)