とはいっても1、2年生は普通に通常授業しているわけで、私も1時間目は授業、3時間目は3年生のテスト監督と、不規則な一日でした。 今回のテスト監督表は私が作ったものなのですが、相変わらずのうっかり八兵衛ですから、監督表の試験時間が間違っていたり、保健室監督が 抜けていたりと誤謬だらけ。仕事は早いのですがミスも多いという私。これだけは初任の時から直りませんな。
放課後に調査書チェック係の会議あり。これはもうすぐ始まる推薦入試で、中学校側から願書と調査書(いわゆる中学からの内申書)が くるわけですが、それをチェックする係があるわけです。で、私もその一員に選ばれ仕事をするわけですが、その手順とやり方などの 説明が行われました。昔は教務部にいてこういう仕事はけっこう手慣れたつもりなのですが、ここ数年教務部を離れ、総務や情報部を やっていたし、ましてや新しい学校ですからやり方も違うし、どうも流れが今ひとつ頭に入らず唯々諾々と従うのみ。
その後部活に出てひとしきり練習に参加。暗くなり部活も終わってコートから校舎へ戻ろうとした時の話。職員玄関から中へ入ろうとすると、 ちょうど下校しようとする女子の一団に遭遇。生徒会のメンバーなのですが、その中に私のクラスの女子も一人混じっていました。 するとその子が(もちろん冗談で)「きゃー○○(私の名前)ー!」と叫んで手を広げて抱きついてきたのです。他のメンバーはもちろん 笑っていたのですが、私があまりにノーリアクションだったので「センセー!なんか言ってよ!女子高生に抱きつかれているんだから!」 えーとえーと...「何かの罰ゲームですか?」(爆)
そしてその後、再び入試関係のプログラム確認作業。これはもう2週間近くやっているのですが、なかなか見えてきません。これは入試に関わる 様々なものが詰まっております。ざっと挙げてみると、例えば受付簿、点呼簿、調査書の点を入力する表、学校独自の傾斜配点的なものを入れるもの、面接チェック簿、 面接誘導簿、点数を換算する表、合否の判定を出すところ等々、もう色々なものが詰まっております。それに加え合否が決まった時点で出す 通知書、中学への案内書など、その後の事務処理にかかわるものまで網羅されているのです。で、これが昨年のまま普通に使えればいいのですが、 今年からうちの学校、入試形態が変わるものであちこち直さねばならないのです。それがこのプログラム、あっちこっちが複雑なつながり方をしていて (例えばこの名簿データから名前を呼び込ませ、こちらの表からこのデータを読み込ませ、ここのところで処理をして、最後にこの表に 出力させるなんてやつ)どこがどういうつながりになっているかを把握するだけで延べ何時間もかかってしまいました。それでもこの表は なんのために使うのか?というのがいくつかあり、結局昨年担当で仕切っていらしたZ先生にレクチャーを受けました。すると同じものなのだけれども、 分担箇所によって呼び名が違うだけのもの(例えば本部では「得点表」って書いてあるのに、手元にあるデータのファイル名は「データ入力表」なんて 具合)もあり、初めて目にする私にはその区別すらわかりませんでした。おかげでまず、これが何でなんのためのものかを確認するのに 10日間もかかってしまいました。そしてやって先日から手直し作業にかかる。今年度から推薦も小論文から通常のテスト問題に変わったので、 えらく大幅手直し。ひとつひとつデータを入れては間違っていないか、データの連動が間違っていないか確認していました。でもこれって 「すいません、間違っていました!」じゃすみませんからね、入試だし。
6時間目自分のクラスの授業へ行くや否や、いきなりクラスの女子から「その色のスーツは先生らしくない。」と言われました。今日は 割と濃い色のスーツだったのですが、さっそくダメ出しです(笑)そういえば先日も「そのジャケットにそのズボンの色はどうなの? それが気になって授業に集中できなかった。」と訳もわからないことを言われました。ていうかいちいち担任のスーツを品評しないでください。 元々ファッションセンスは皆無なんですから(^^;)じゃどうすればいいんだよと言うと「先生は明るい色のスーツが先生って感じ!」だと。 よくわかりません。おかげで出足からつまずき授業は相変わらず盛り上がらず。
その後相変わらず寒い中部活に出たりして一日を終えています。ああ今日も頑張った...(爆)
今、現代文で評論文をやっているのだが、それがとても煮詰まっている。まぁ文章としては普通なのだが、生徒の反応がいまいちなのである。 個人的には頑張って少しでも楽しくやろうと、色々話題を広げて説明しているつりなのだが、どうもリアクションも薄い。いつもは 国語を楽しみにしている子も居眠りがち...「なんか最近国語面白くないよね。」という一言も聞こえてきたりして心が痛い。確かに 前回までやっていた夏目漱石の「こころ」はストーリーといい文章といい、やはり大作家だけあって、時代を超えて、今の高校生でも とても共感していたし、感動もしていて楽しんでいた。しかしこと評論文の固い論理的な文章となると、途端にテンションが下がり気味。 本当はこういう文章ほどきちんと理解して欲しいのだが、私の力不足で飽きられ気味。面と向かって「全然わからないし面白くない。」と 言われると、国語教師としての力量不足をなじられているようで非常にへこみます。ああ、こういう教材でも楽しく思えるような授業が したいなぁ...。
なので1時間目は教務部で、その入試の打ち合わせをする。まだまだ流れが見えず戸惑っています。3年生は本日まで学年末試験でした。 ちょうど私の担当の古典も最終日の今日にあり、いちおう巡回する。他教科は最後の最後で赤点取られないように、けっこう記号ばかりの 簡単なテストが多いらしいが、私の場合フツーに作ってしまった。そのせいか訂正のための巡回に行った時の生徒の視線が痛い痛い(爆) とりあえず愛想笑いしつつ「えーと、時間が余った人は、今年1年間の古典の授業の感想など、裏に書いてくれればありがたいです。」と 言う。2時間目はテストの常駐。本部に詰めながら採点する。出来はまずまずでホッとする。裏面などに「古典の授業、楽しかったです。」と いう好意的なコメントがありちょっと嬉しい。でも「雑談が印象に残っています。」というのは...(爆)でも中には辛辣なコメントもあり 「訳が中心でしたが、もっと文法をきちんとやって欲しかった。あれでは受験生にとって...」というのもあり、反省しきり。 うーん、より創意工夫してニーズに応えるような授業をしなければと思った次第。そして2時間ほどで採点し終え、自分のファイルへ 入力して得点調整などする。早いようですが明日からの仕事を考えると今日やっておかないと確実に死にます。
今日は我がクラス、またまた調理実習だったはずなのだが、本日はおこぼれなし(泣)お弁当持ってこなかったので購買でパンを買う。 いとわびし...。6時間目のLHRはクラスレク!体育館は籤で外れたがグランドは貸し切り。そこで男子はサッカー、女子は キックベースをやる。LHR係に任せておいて私はただブラブラ見ていただけなのだが、けっこう本人達は楽しそうにやっている。 こんな寒い中、何を楽しくて走り回っているのか...と思うのは年取った証拠?でも楽しそうにワーワーやっている姿を見ると、 「若いって素晴らしい!」と思うのはやっぱり...。でも実は私も混じってやりたかったのだが、男子のハードなサッカーは無理そうなんで、 女子と共にキックベースでも(爆)そういえばお隣では宿敵1組が男女混合ドッチボールで盛り上がっていました。
放課後、明日から入試受付のための会場設営。この学校は沢山来るらしいので図書室が受け付け会場らしい。みんなで机などを動かしたりして 明日に備える。で、いちおう入力係のチーフなので、前任チーフのZ先生に聞きながら明日の手順をおさらい。結局同じ図書室で入力も するらしいので、その場に持ち込むノートパソコンを確認したり、入力する時の段取りなどを軽く確認する。まっ、こればかりは明日になって みないとわかりません。そんな一日でした。
というのも今日は特色化選抜の願書受付。私はコンピュータ入力係。そんなわけで朝からコンピュータのセッティングやらデータ保存用の CD−RWを用意したり、中学校コード表を出したり、そんなことで朝はバタバタしていました。それでも授業はありますから、1、2時間目は 怒濤の授業。元々お祭り好きのせいか、こういう入試業務って普段と違う緊張感のため、どうもテンションが上がってしまいます。そのため 授業もヒート気味(爆)授業が終わるとすぐ受付会場になっている図書室へ。前任校だと元々あまり受験者も多くなかったので、応接室で 十分対応できたのですが、ここは来るわ来るわ、もう午前中なんて待っている人が約40人。順番札を配る始末です。こんなの初めてです。 ほとんどが中学生自身が自分で願書を持ってきて、こちらで書類を確認して受験票を発行する...そういう手順なのですが、これだけ 多いとこちらの受付業務も大変で、事務職員、教員合わせて8人体制くらいで切り盛りしています。私はというと、提出された願書を見ながら、 横の方でノートパソコンに次々と受験生の氏名やら中学校名やらをどんどん入力していました。このデータファイル自体はZ先生が 昨年作ってくれたので、私はちょっと手直ししただけなのですが、入力だけという単純作業なら、脳みそも使わないので、私みたいな やつでも大丈夫。とりあえず次々上がってくる願書を片っ端から入力しまくりました。
でも入力しながらも、この学校の独自性というかこだわりが垣間見えました。例えば異体字に関して。色々な人がいますから、当然人名漢字も 色々。中にはフォントにない特殊な漢字の人なんかがいます。でもコンピュータで処理する以上、異体字を完璧に網羅できないのは当たり前で、 当然略字体というかあるものを使います。ただ中学校宛の文書とか合格発表の時には、その字の通り手書きで出したりします。でもデータとして 扱う分には仕方がないことだと個人的には割り切っていました。ところがこの学校はそうではない。どうもなんとかして異体字を極力 出したいらしく、色々四苦八苦している。うーん、そんなにこだわるところなのか?またやり方に関してももっと工夫すべき点が沢山 思いつくのだが、そこは新参者、まずは現状把握からしなければね。やっぱりこういう時こそ、色々な学校でやって来た経験が役に立ちそうな 気配。データのバックアップに関してもきちんと整備されておらず、ちょっと怖い気がした。そこですかさず進言してUSBメモリを 急遽買ってもらうことに。ハードに保存なんてまだしもCD−RWも昨年調子悪かったと聞いては、こうするしかありませんよね。
途中、クラスの子の進路相談。昼休みに進路のことで色々相談される。希望と現実が一致せずどうしたらいいか迷っている様子。とりあえず 勉強を始めるしかないのだけれども、どういう目標を立てるかで悩んでいる様子。志望校、推薦、一般、受験科目...そういえば自分も そうだったなぁと思い至ったりして。
午後からは調査書点検。中学校から送られてきた調査書の成績の合計を確認したり、記載されている内容をいちいち点検したりという作業。 これは合否に直接関わる作業なのでとても気を遣う。いちおう応接室に缶詰になりT先生とペアで目を皿のようにして点検する。でも なかなか内容を判別するのが難しい表記が沢山あり頭を悩ます。
そしてまた入力作業に戻り、帰りのSHRもやり、再び入力作業...ともう本当に5分と休むことなく本日は仕事しました。結局 入力作業が終わったのは5:30過ぎ。これらを金庫にしまうタイムリミットギリギリまでやってました。ふぅー、偉いぞ>俺(爆)
と軽く文句をたれたところで仕事は減りません。以上個人的ガス抜き終わり(爆)さて本日は半日だけ願書受付。あらかた昨日来てしまったので、 本日はぼちぼち。だからその合間に入力フルパワー!と言いたいところですが、もちろん授業はやってます(泣)まっ、授業はちゃっちゃと やり、とりあえず昨日入力した氏名データの確認作業を何人かの先生にお願いする。まっ、所詮人間のやることですからミスはそこそこ あります。名前の入力ミスはぼちぼち、でも性別の間違いが5人もあったのはまずいのでは!?でもそれよりも 入力していて願書の記載ミスがボロボロ見つかるのは、中学校側としてはどうなの?でもそれを言い出したら受け付けたこちら側も、 それに気が付かなかったんだから同罪ですね。まっ、たいしたミスでもないので教頭などに確認してさっさと作業。これを3時間ばかり。
授業の合間にいよいよ調査書点の入力にかかる。しかしこれがけっこう面倒。だって同じような数字ばかり並んでいるんだもん。 4、5、5、5、4...とこれが3学年分各教科あって27項目もある。テンキーで連打するのだが、なんかけっこうこんがらがったりする。 でもこれは合否判定に重要なものですから細心の注意を払っています。でも自分で自分が一番信用がおけないので、点検は必須です。
そして放課後、入試に関わるある重要なプラス材料に関する会議に出る。うーん、これは詳しく書けないのだが、まぁ色々な要素を 点数化したもの、それを判定する会議なのだ。これがけっこう悩むものもあり、各方面へ問い合わせしたりして2時間ほどかかる。 おかげで入力作業が滞ってしまい、これで明日は激忙となりそう...。こんな感じでほぼ今週はこんな話ばかりです。すいません、 つまらないネタで。だってずーっと籠もりっきりなんだもん。
とまぁ朝からくだらない会話をしてますが、授業がないなら年休でも取ってゆっくり休みたいところですが、特色化入試前で、しかも 教務部、その上コンピュータ係のチーフではさぼってもいられません。そんなわけで午前中4時間教務室に詰めて、しこたま調査書の 点数を入力していました。受験生400人弱、それで成績が3年間分27項目。400×27=10800項目、E先生などにも手伝って もらいましたが、ほぼ7割方ひとりで完入(造語:完全入力の意)しました。もう自分がマシンになったつもりで、いっさい感情を持たず、 目というセンサで調査書を見て、テンキーに吸い付く指という出力装置で、ひたすら入れまくる。もうある意味解脱したような感覚ですな。 入力の神が舞い降りたようなトランス状態でした。もうこれでもかというくらい集中して入力していました。えらいぞ>俺。
ところで...この入力していた場所なんですが、実は教務室という部屋なんです。この学校は第1教務室と第2教務室というのが あって、普通の教務部の先生たちは第2教務室と呼ばれるところにいます。で、私が入力していたのが第1教務室という、教頭先生だけが 常駐している部屋なのです。ですから私は4時間ずーっと教頭と一緒にいました。何も会話せず(笑)私はただひたすら入力していて、 かたかたとテンキーを押す音だけが響き渡り、隣で教頭は何かしら仕事をしていました。で、この部屋にはたびたび色々な先生が 教頭に用があって入ってきます。で、入ってくると私がいるので、どの先生も一様に”ぎょっ”とした顔をして驚いて入ってきます。 『なんでこいつがここにいるんだ?』みたいな。でも私が入試の点数入力をしているのがわかると、『ははぁん、そうなの、大変ね。』と いう同情の顔をして納得してくれます。そりゃ私だって好き好んで教頭と密室で二人っきりになっているわけではないですから。
で、その先生たちが入れ替わり立ち替わり教頭に色々相談しに来るのです。例えば「マラソン大会のこの件ですが...」「入試の 掲示ですが、これでよろしいでしょうか?」「卒業式の関係で...」等々、ひっきりなしに色々なことが教頭に相談されていました。 そういうのを聞くとはなしに耳に入ってきて『教頭というのはなんでも屋だなぁ。そんなの自分で処理してくれよというものまで、 色々持ち込まれるもんなんだなぁ。』と思わずにはいられませんでした。いやだから教頭に同情したとかそういうわけではなくて、 そういう仕事なんだなぁと思った次第。またこの部屋には服務整理簿というものが置いてあって、ようは教員の休んだり早退したり遅刻したりを 記入する簿があるのですが、次から次へとみんな書きに来るのです。特に3年の職員は、3年生もいなくなり唯一休める絶好の 機会なためけっこう記入しに来ていました。担任とかやっていると色々疲れますから、こういう時こそ休まねばね。来年の今頃 自分もそうできるのかなぁ。
途中久々にうちのクラスの欠席していた生徒が親に連れられてくる。足を怪我していて付き添いが必要なので。けっこう心配していたんだけれども 本人は案外ケロッとしていてちょっとホッとする。でも松葉杖だと色々不便そうで可哀相。ちょっとお母さんと話したりする。 そして午後からは、特別点の入力をI先生にお願いし、ちょっと一息つく。午前中ハードワークしていたので、この交替はありがたい。 少し自分の仕事をする。
さてここからが今日のネタ(長すぎ)実は私、身内関係からレアアイテムを入手しました。それは...今CMでやっている上戸彩の パンダの着ぐるみを着ているポスターなのです。とは言っても別に私は欲しくないので、誰か生徒にあげようと本日持ってきました。 その話をたまたま同じ国語科のI先生にしました。するとI先生が「うちのクラスのあの男子達は欲しいって言うかもな。」と言いました。 その男子達というのは、私も普段「情報A」の授業で接しており、なかなか面白い奴らなので「じゃあ、そいつらが欲しいって言ったら あげますよ。」と請け負いました。そして放課後、帰りのSHRをして掃除を生徒と一緒にしていると、二人の男子が息を切らして 私のところへ駆け込んできました。二人ともハァーハァー言いながら、自分を指さしています。何かと思いきや「ハァハァ..だって、ハァハァ 、I先生が、ハァハァ、先着順だと...言うもんで...ハァハァ。」(爆)そんなこと言っていないけれど、その熱意に大笑い。 とりあえずじゃんけんさせてあげました。なんか高校生っぽい(笑)
放課後職員会議。また入試のことや今度あるマラソン大会のこと、そして総合学習の総括などが行われました。これはまた機会を見て 書きたいこともあるのでそのうち...。その後入試に使う受付簿や点呼簿、面接誘導簿などを出力し、本日の業務終了。ああ、今日も 疲れました。