さて今日も生徒は楽勝メニューです。先週の水曜日は午前中で帰りやがり(笑)木金は入試で休み。その上本日も3時間で強制下校。 なぜなら入試業務があるから。もちろん採点やらもあるので部活も全面禁止、特に日頃朝から晩までの野球部の生徒などは、ほくほく顔で 帰っていきました。私もたまたまですが、本日は授業がなく、朝、復元作業をさらっと済ますととりあえず午前中は暇でした。そこで 少しでも後で楽したい私は、試験監督表の原案を作ったり、指導要録をちょこっと書き足したり、そんなことをやって過ごしました。
そんなわけで午後からが私の本番です。風邪気味で頭がぼーっとしていましたが自分を鼓舞して作業開始。まずは国語科として抽出答案の 処理。こういう入試業務では、間違いがあってはならないので、慎重に見直し、その上でピックアップした答案の正答率などを チェックするという作業があるのです。これがちょっとしたことで(^^;)点検見直し作業があり、予定よりもごたごたしましたが、まぁ どうということはなく無事終了。一番遅れていた英語の採点も終わり、すべての教科の点数が出揃いました。
ここからが私の本格的仕事。まずは点数の入力作業。こちらをまず1時間くらいでこなし、それを出力して再び見直し。もう何度も 見直しです。人間がやることだし、ましてや「うっかり八兵衛」の異名を取る私ですから、一番信用できないので、色々な人の目で 何度も点検してもらいます。そしてここからはコンピュータでの作業。もちろん詳しくは書けませんが、ようは並べ替え、並べ替え、 並べ替えという、もうこれでもかという並べ替え作業の連続です。ただ単に受験番号順に並んでいるデータを、ある一定の基準で 並べ替え、そして次の項目で並べ替え、男女別で、中学校別で、教科で...というふうに何種類もデータを作り、それを資料として いくのです。ただある意味、一定の作業ですから、そんなに難しくはないのです。しかしふとこんな作業を続けていると、私の 並べ替え作業でこの子の人生が決まるのかと思うと、思わずマウスを持つ手も震えます。人生はこうやって、誰かが色々な項目ごとに (年収、学力、容姿、立場、年齢等々)並び替えをしているのだろうなぁ...と愚にもつかぬ事を思ったりしました。ふぅっ。 いやいやこんなことアホなことにとらわれている場合ではないと、再び作業。
しかし...いざ並べ替えてみると、あれ?なぜこの受験生、この点数なのにこんなに上位に来ているの?と思うことがあります。 そこでよくよく点検してみると、計算式が一部間違っていたり、並べ替えた時に他の条件が混ざっていたりすることがあるのです。 こうなると大変。今まで作ったいくつかの資料がすべて無効となります。そこで前回と同じようにZ先生と一緒に、同じことを 二つのパソコンで別々にやり、最後に同じ順番になっているかどうか照合するという作業をします。ここでぴったり合っていれば 間違いないということ(二人とも同じミスをしていなければ)そしてまたそれらを他の先生達が点検していくという二重三重の 包囲網を敷いていくわけです。ですから時間もかかりますが、これが一番大事なこと。それでもよく新聞に出るように、入試問題に ミスがあったり、合格発表で間違えたりということも実際あるわけですから、とても神経を使います。
そういうバグをいちいち潰しつつ、本日も教務室のコンピュータ前で缶詰状態。ここに入試のデータがあるのですから、おいそれと 資料すら持ち出せません(流失したら私が疑われるから)まっ、ある意味軟禁状態です(笑)それでもほぼ予定のところまで終わり 個人的にはホッとしました。でも来た早々の1年目でこんな大事な業務任せちゃっていいんでしょうか?実はその方が気になったり しています。こういうのはベテランの人がやるものでは?と思いつつも、新人らしく頑張りました(爆)みぞれが混じる天気でも 熱い入試業務でした。
その後は再び入試の細かいデータ処理。いちおう昨日の時点でほぼ上がったのですが、今度は県へ報告するためのデータ処理があり、 それがまた細かいチェックがあり、校内で処理するのと若干違う計算が必要になるため、その照合で丸半日潰してしまいました。 つまりは途中で棄権した子がいて(体調不良のため2科目だけしか受けられなかった)その子のデータを校内では統一して処理するのですが、 県へ報告するやつは、5科目全て受けた子だけ集計するので、それをいちいち抜いた上で度数分布やらを作らねばならず、 それが結構手間取りました。その上、その処理ファイルを作って頂いたのがZ先生なのですが、自分で作ったファイルではないので、 いったいこの数字がどこから読み込まれて、どこで処理されて、とごへ反映されているのかがよくわからず、数字が合わないたびに いちいち関数式を確認してシートを切り替え切り替え、『えーと、!DATAの$F$24:$G$354の中から....COUNTIFで、この条件に 合うやつを拾い出した上で...この条件式で計算させ...それをVLOOKUPで....ぎゃああああ!わけわからん!』という始末です(爆) もう今日は終日頭の中でExcelの関数が乱舞していました。
そんな中、再び放課後には学年会議。お題はもちろん「クラス編成」延々続いております(泣)でもまぁ、色々問題点を指摘しあい、 少しでも新担任の懸念を払拭させることは大事なことです。でもそろそろどのクラスを誰が持つか?そんなあたりのことも話題に上り、 腹のさぐり合いというわけでもありませんが、みんな個人的には『このクラスが持ちたいなぁ...』という希望はあるようです。 でもその前に学年団に所属するかどうかもわからないし、ましてや担任になるのかどうかもわからないので、うかつなことは言えません。 ただ心配なのは校内人事の内示が遅れて、クラス編成、名簿発注、選択科目名簿、時間割にずれ込みすぎるのではと心配しています。 まだこの時点でもクラス編成は確定していませんが、とりあえず最終決定に近いところまでは何とか行きました。あとはテスト期間中に 再度会議を持って決まりそうな気配。それにしてもT先生、ご苦労様。さてさて生徒諸君よ!君たちの運命は決まりつつあります(爆)
つまり合否判定会議!入試の合否を決める会議です。資料の説明の後、いよいよ合否を決める話し合い。前任校では色々意見が出ましたが、 この学校は割と明確に合否の基準が細分化されていました。こここまではこういう判断、同列の場合はこの基準を適用という。だから さして揉めもせずあっさりと決定。
しかしこの後が私の超忙しい仕事の始まり。合否が決まったデータをまずは出力して、もう一つのデータと照合する作業。これが 間違えていると、不合格なのに合格にしたり、合格なのに不合格にしてしまうという、死んでもやってはいけないミスが出てしまうので、 人を替え三度ほど慎重に照合。ところが...これはコンピュータを使って6人ほどで教務室に詰めてやっているのだが、他の先生達は この後の合格発表の準備が控えている。つまり合格者名簿や合格者番号一覧、個人名別の合格通知書がないと仕事が一切出来ない。しかし まずはきちんと照合作業が終わらなければ先に進めないのは当然。なのに色々な人が教務室へ来て「まだ出来ないの〜?」「はやく 頂戴よ、名簿。」「番号掲示用のデータくださーい!」とせっつく。だからまだだっつうの!ここでミスしたらしょうがないでしょ!と 思うわけだが、早く帰りたい人たちはどうも待ちきれないらしい。その度に「まだです!もうすぐ出ます!」と、まるで仕事の遅い そば屋のような応対でした(^^;)
これが小一時間かかり、とりあえずあちこちの部署へ合格者一覧を配布。そして次に合格通知書の印刷。合否名簿から差し込み印刷で。
この通知ですが、合格者だけではなく不合格者へも別書式で出すので、それも印刷しなければならず結構手間。その上、前回特色化入試の
合格者にも再度合格通知を出すため、これもまた印刷。つまりひたすらプリンタの出番というわけ。結局すべての作業の遅滞は
プリンタ待ちと言うだけのこと。うーん、どうも効率が悪いです。ていうかこの学校のパソコンの機種の古さ(Excelのファイルが
すぐフリーズするくらいメモリの少ない機種使用のため)プリンタの驚くべき少なさ等で、ひたすら仕事効率が悪いです。
ああ、前任校が懐かしい。まっ、そんなことを考えつつ、お次にそれに割印、職印を押すというレトロ作業。そしてやっと必要書類の
袋詰め。やれやれです。私はコンピュータ担当なので、今までけっこうバラバラになっているデータファイルを統合して、来年度のために
まとめておきました。それとともにこのデータがあちこちの部署で必要になるため、それ用にひとつひとつ加工。例えば体育科から
ジャージの胸のところにつける刺繍用に合格者のネームデータ一覧を作成、事務室へは新入生用の名前のハンコ発注用のネームデータ、
そして入学者説明会用の受付名簿、当然新入生のクラス編成用のデータ...とやることは山ほど。これが教務部コンピュータ係の
試練でしょう。何度も書きますが1年目の私がなぜここまでこき使われるの仕事を任されるの?今ひとつわかりません。
そんな逆風にもめげず日番などもこなし、まぁとりあえず任務を果たしました。いちおうミスがなければとドキドキしていますが、
やっとこさ終わりが見えたのでホッとしました。あとは細かい後処理ばかりです。1月から続いた怒濤の入試狂想曲は無事終章。
ああ、疲れた!誰か、褒めて!(笑)
というわけで合格番号を書いた紙を持って、保健室前で待機。9時発表なので5分前くらいから待っていました。すると2分くらい前から 教頭がカウントダウンし始めました。「あと1分45秒です!....あと1分30秒...」って、そんなにぴったりじゃなきゃ行けないんですか? とりあえず30秒くらい前に掲示板の前に行き、貼る準備をしました。すると受験生がどどっと押し寄せてきて、いきなりもみくちゃに されそうになりました。そんなに焦らなくたって今貼るのに、画鋲を突き刺す側から「見えないー!どいてー!」と言われてしまいました(爆) てめぇーら、おとなしくしないとお前の番号、黒く塗りつぶすぞ、おら!と心の中で思っていたなんて絶対言えません。
そうして貼り終わると、毎年のように大歓声。「受かったー!」と叫ぶ子、友達同士で抱き合って喜ぶ子、泣きじゃくる子、様々です。 しかし見ていると落ちた子もいて、無言で唇をかみしめ立ち去る子、やっぱりなとあきらめ顔の子、悲喜こもごも運命の分岐点です。 そして昔なら受験番号の前でカメラで記念撮影する子も多いのですが、最近では写メで撮影して行く子が増えました。そして すぐ携帯やメールでで連絡。これも時代ですね。
とまぁ、そんな様子を見守りつつ、ぼーっと見張り番任務。普通は30分もすると人波も去るのですが、今日は意外に後から来る子たちも 多く、ぱらぱら来ては歓喜したり、落ち込んでいたりしていました。人波が途絶えたら撤収しようと考えていたのですが、そんな 感じでなかなか人気(ひとけ)がなくならないので、寒い中ずーっと立っていました。もちんここでも心の中で 寒いから記念撮影なんてしないで良いから早く帰って!なんて思ってもいませんよ(爆)そういえば後の方で来た5人組の 男子たちは、全然受かっていると思っていなかったらしく、みんな自分の番号があったらしく「やったーやったー!」と叫びまくり、 私のところへ来て「先生ですか?ありがとうございました。」と握手を求められました(笑)いや感謝する気持ちがあるなら、入学してから 頑張ってくれたまえ(笑)という感じで1時間ほど寒風にさらされていた合格発表でした。
さてその後は入試後処理。県へ報告する文書がたんまり(泣)どうしてこうお上はどうでもいいデータが必要なんですかね。 まぁ合計点や平均点はすぐにでも出せるから良いとしても、問題なのは相関資料。要するに内申書の点と入試の点の相関関係を 表すデータなんですが、これがけっこう面倒臭い。普通はピポットテーブルでやればいいのですが、提出用のやつは範囲が微妙で 面倒。手で数えた方が早いとわかっていながらも、ここはひとつ来年のためにきちんと関数式を使って...なんて思ったのがそもそもの 間違い。色々工夫してやっと出したところで教頭が一言。「O−TEACHER、それね、本県の中学生だけだからね。他県から 受けた子は省くよ。」って、もっと早く言えよ!うちの学校は県境に近いため他県からもけっこう受けているので。おかげで2時間かけて 作ったのが全部無駄になり、ヘロヘロになりました。その合間にテスト監督表を作ったり、事務のために、生徒のハンコを作るための ネームデータを抽出したり、入学許可候補者説明会のための名簿作ったりと、相変わらず八面六臂の活躍でした。あー、この忙しさ、 まだ続くの?(泣)
さていよいよ教頭に誘われ体育館へ。私はステージ下の来賓席へ。そして厳かに式が始まる。緊張して入場してくる生徒の顔は、 どれも忘れがたく強烈な印象を呼び起こしました。呼名でひとりひとり名前を確認しながら、授業での様子や交わした会話などを 思い出す。校長の式辞はともかくとして、PTA会長のおばちゃんの祝辞はとてもよく、そしてメインの答辞は男女ペアで完璧な ものでした。多少長かったけれど、この学年独自でやった「第1回カレー王選手権」やら「東京散策うまいもの王選手権」などが 盛り込まれており、懐かしく思い出しました(詳しくは私の過去の日記を参照!すべてO−TEACHER企画です)それを 聞いているうちにこちらも涙がウルウル。あー、素晴らしい卒業式でした。本当はその後、生徒ともっと話したかったけれども、 午後から授業が入っているため、式だけ出て即退散。あー、これで前任校とのつながりが切れたようで後ろ髪を引かれました。
でも戻って午後から授業をし、帰りのSHRに自分のクラスへ行くと「あー、先生、遅刻だー!」「どうしたの?風邪?」と 気さくに話しかけてくれる生徒を見て、ああ、自分の居場所はここなんだなと実感しました。先生稼業はどこへ行っても、こうして 生徒たちと泣き笑いしながら続くのですね。
さて実はここから大ネタがひとつ!実は夕方からマル秘学年旅行決行!その詳しい詳細は後日。刮目して待て!(笑)
まずは朝から昇降口指導。立ち番です。今回のは昇降口に立ち「おはようー」と言いながら、挨拶する程度。これが前任校なら服装の 指導をしたり、頭髪の指導をしたりと色々あるのですが、ここの場合はあまりそういう観点はなく、声かけ指導というか、挨拶するという ところに重きがあるようです。それを20分ほど行う。今日は3年生の登校日なので、いつもより生徒がいっぱいいる感じで、なんか 朝から活気がある様子。やっぱり学校って3学年揃ってこそかも。
1時間目はテスト監督表の手直し。私の勘違いで、3年の先生を監督から大幅に除いたために各方面からクレーム。前回の3年の 試験監督はカウントしないというルールを、誰も教えてくれなかったため、勝手な思いこみで作ってしまったのです。でもそうなら 作る前にきちんと教務部で教えて欲しいなぁ。けっこうこの学校って引継というか仕事の手順をきちんと教えてくれないので、けっこう こういうミスをやってしまうのです。もちろん私のせいだけれども、なんかなぁ...。とりあえず作り直す。明後日から試験なのに 超土壇場作成。2時間目は授業。でも試験範囲は終わっているのでほぼ自習。テストについての説明を少しして、後は質問タイムにしました。
そして3限目からは表彰式、卒業式予行。体育館へ移動し、皆勤や外部表彰などを行う。そしてその後卒業式の予行練習をする。 ところがこれがなんかイマイチよくわからない。個人的な感想なのだが、なんかメリハリがなくだらだらした感じがする。だいたい どういう式次第か生徒はよくわかっていないから、いきなり「起立!」と言われても揃わないのは当然のように思うし、礼法指導なんかも 全然適当だったりする。式歌練習も中途半端だし、どうも粛然としない感じがする。こんなんでいいの?つい先週の金曜日に 前任校の整然とした卒業式を見てきただけに、こんなタラタラとしたのはどうも納得できないんですけれど...。前任校では、 礼法指導も式次第に沿った進行も、かなり何度も繰り返し、きちんと出来るまで時間をかけた経験があるので、これでいいのか感が 残りました。うーん、これも私的には、この学校特有のメリハリのなさのひとつとして映ってしまいました。出来る生徒だからこそ ちゃんとやればいいのに...。
うちのおネエちゃんたちはしっかり黒染めしてきてよしよし。頭髪検査があるということでちゃんと準備してきました。こういうふうに TPOを考えて、やるべき時にはきちんとやる、そういうことが自分で考えてやれるのは偉いなぁと思います。来年も是非そうしてね。 そしてとっとと帰りのSHRをやり本日は終了。その後何人かテストの質問に来た子たちを軽くあしらいつつ(笑)入試後のデータ処理 (例えば新1年のクラス分けに必要なデータをまとめ、事務で必要な新入生住所データ等々)を2時間ほどこなす。そしてその後、 明日の卒業式の準備として、係り分担のスリッパだしや傘袋準備などをこなす。他の先生方も式場の準備とか掲示とか、色々働いて いました。3年生諸君よ。君たちの晴れの式典に際して、沢山の先生方が準備していることを忘れないように。というわけで本日は こんな感じで終わりました。
その後、テニス部のお別れ会(?)があり、色紙を渡したり、後輩へのメッセージを言ったり、もちろん大撮影大会(爆)写真取りまくりで 涙涙で終わりました。そこで感じたこと。途中卒業生達から一言ずつ挨拶があったのだが、部活の仲間がとても大切だということを みんな力説していた。そしてテニス部という場所がいかに自分にとってかけがえのないところかということも。ただ感傷的になり そう思う時でもあるのだが、しかしそれがいかに自分にとって大事な空間だったか、この子たちはちゃんとわかっている。そんなことを 聞きながら思った。このテニス部の子たちだけではなく、他の卒業生たちの言葉を聞いてもそう思う。自分たちが今、とてもかけがえのない 場所から旅立とうとしていることを本能的にわかっているのだ。それは実はとても大切な感性だと思う。高校という場所は卒業してしまうと、 途端に縁遠くなり想い出の場所となってしまう。でもそこでやってきたことは何物にも代え難い「自分作り」という作業なのだ。それを きちんとわかって、その空間へ対して素直に愛惜を持てるというのは大事なことだと思う。そういうまっとうな感受性を持ち合わせている この子たちは、きっとこれからも頑張っていけると思える。「友達」と呼べる大切な人たちと絆を結べたのだから。私も今年からこの 学校へ転勤してきて、この部活の顧問の1年生として、こういう素晴らしい部員のいる顧問になれて光栄だと思った。こういう素晴らしい 友情の育める部活の一員に混ぜてもらえてありがたいと心底思った。部活は続いていく。先輩から後輩へと伝統は受け継がれていく。 昔先輩から言われた言葉。「上から受けた恩は下へ返せ。」3年生から2年生へ、そして1年生へと受け継がねばならない。こんな良い 3年生が作ったテニス部を決してダメにしてはいけないな、と心から思った瞬間でした。そんな先生にも、心を新たにさせる 桜を待たずに終わった卒業式でした。
話は変わりますが、本日PTAから広報、編集委員会から冊子が配られました。PTAの広報の方は、保護者が作る学校新聞みたいなもので、 学校の行事が写真を沢山使って載せてありました。で、もうひとつの冊子。これが実は面白かった。内容はクラス紹介やらアンケートやらが 載っているものなのですが、個性ありありで面白かった。どうりで生徒が楽しみにしていたわけだ。そういえばクラスの編集委員が アンケートのとりまとめとか奮闘していたっけ。我がクラスのページも、クラスの様子などが色々書いてあり、なかなか楽しめました。 そんな中に2年生に聞いた「友達にしたい先生ランキング」というのがあったのですが、なぜか2位にランクイン!これって喜んでいいとこなのですか? 友達って...。そういえば私の名前がなぜか3年の友達にしたい先生ランキングの方にも入っていました。あのー、3年生って1クラスしか 教えていないんですけれど...。3年生の方ではほとんど無名なはずなのですがなぜ?(某クラスの組織票?)
そしてこの冊子の後の方に、先生たちの文章が載っていました。編集委員が選んだ7人程度の先生の「高校時代の想い出」が載っていました。 実はここに私の文章も載っています(^^;)この間悩みまくっていたのは実はこの原稿(爆)初めけっこう面白おかしく書いて、よし!と 思っていたのですが、とある先生に下書きを見せたところ「O−TEACHER、これ、やっぱ教育上まずくない?やばいこと書きすぎだよ。」と 忠言され、あえなくボツ。ここに書く程度の内容でしたんですけれどね。そして再び書き直し、今度は硬派の文章で、日頃思っているちょっと哲学的な 内容なんぞを真剣に書いてみたのです。するとこれも同僚に「キャラじゃない!」の一言で却下。結局当たり障りのない思い出話で 書き上げてしまった内容だったのです。個人的には痛恨の駄文で、本日出来上がった冊子を読んで、思わずのけ反りまくって赤面した次第。 ああ、国語教師の文章がこんなもんかよという、生徒の失笑が聞こえてきそうです。むっ、むっ、無念!くそー、この憂さ晴らしは 明日からのテストの採点で、厳しくつけることで晴らそう(爆)
さてその現文のテストだが...うーん、良いところまで書いているのだけれども、最後の四字熟語の問題で挫折している者多し。確かに 範囲が長すぎてきついとは思ったのだが...。また普通の問題も、かなり記述式を多くしたため『時間が足りない!』やつらも けっこういて、解答用紙の最後の方へ行くに従って白くなりつつあった。なんてきれいなグラデーション(笑)って笑っている 場合ではないですよね。ああ、これから採点地獄だ。でも本日は定期通院のため、全然出来ません。やれやれです。