サッカーは因縁の対決某クラスと決勝。前期の球技祭でも優勝を阻まれた相手です。しかしながら相手チームはサッカー部のみならず、 ユースクラブチームで活躍している選手も混じっていて、はっきりいって球技祭レベルではないうまさ。その辺のちょっとした部活並みの うまさです。いちおううちのクラスもサッカー部2名が奮闘しましたが、あえなく先取点を取られ完璧な敗退ムード。しかし終了間際 クラスのエースU君の劇的ゴールによりPK戦まで持ち込みました。しかしここでやはり自力の差、ここではずしてしまい無念の 準優勝。でもまぁよく頑張っていました。男子たちはキラキラ輝いていました。
バスケの方も準決勝は快調でしたが、決勝ではやはり相手チームに経験者・部活組がいて、奮闘むなしく敗戦。両チームとも準優勝。 みんなとても落胆していましたが、でも私としては大満足。だって他のクラスは早々と負けてとっとと帰っている中、うちのクラスは 3種目も決勝まで勝ち残れたのですから、上出来でしょう。勉強面では振るわなかったけれど、こういうところで頑張れるクラスの方が 個人的には大好きですけどね。帰りにジュースを奢りましたが、前回「なんだ?この聞いたことのないジュースは?」と言われましたが、 今回も値段に負け(ていうかお金が...(泣))なぜかクリスマス限定バージョンジュース!(笑)「先生、これ賞味期限大丈夫なの?」と 言われてしまいました。飲みなさい!文句を言わず!なけなしのお小遣いからの奢っているんだから!(爆)
生徒はこんな感じで盛り上がっていますが、裏では先生たちは年度末で大忙し。私も一覧表で生徒の成績をいちいちチェック。そして 指導要録へ単位数やら成績を転記。そして出欠の再確認もする。忌引きや公欠やらで、出席率など出したりで大忙し。球技祭が終わって すぐ学年会議で進級の可否が話し合われました。いちおう我がクラスで若干一人危ういやつがいたのですが、なんとかギリギリOK。 担任としてはホッとしましたが、逆に年間集計で遅刻が学年ダントツ1位ということが判明し、赤面の至りでした。ああ、担任の いい加減さが生徒に伝染しているだと猛省。その後、書類書きをひたすらする。そして通知票を出力して色々書き加えたりの作業。 もう本当に年度末は猫の手も借りたいです。とりあえず生徒とは別に、ぐったり疲れた一日でした。
そしてこの後は怒濤の会議オンパレード。まずは11時から成績会議。いちおう危ないやつもいましたが無事進級でき、担任としてはホッとしました。 そして引き続き職員会議で、入学式の要項とか始業式、新任式、離任式関係の連絡。その他諸々の話。ここで約1時間半。しばし昼休みを取り、 引き続き新分掌会議。来年度は実は教務部から抜けることになり、新しい部で、年初に必要な件に関して話し合う。そして次は新学年会議。 副担任やら学年の仕事の分担などの案が出され、いちおう考えておくことになる。そして次は教科会議...のはずでしたが...。 ここで今年一番の大事件勃発。うぇーん、なんでこんな時期にこんなことが!?はっきり言って恨みますよ。でも仕方がないですね。 こればかりは忙しい時に限って出るものですから(泣)まぁお察しの良い方にはおわかりでしょうが、前任校で散々経験した関係です(泣) うーん、これも日頃の行いか?うちの学校クラスでは珍しいことらしく、色々な先生に「大変ですね。」と言われるたびに、かえって 恐縮してしまう。本当けっこう慣れているんですけど(慣れたくないけれど)また明日、この件でバタバタしそうです。やれやれ。 ああ、2年の終わりがこれかよ...。
まずは通知票配布。一喜一憂はいつもの通り。そしてこの学校ではその成績を進路カードというやつに転記させるので、それをやらせる。 そして4月以降の連絡をして一段落。ここでいちおう担任からお別れの言葉というか謝辞。本当に良いクラスに恵まれてありがとうと言う。 こう書くと嘘くさいけれど、私が出会ったクラスの中で一、二のクラスだと思います。色々なやつがいて楽しませてもらったし、多少の 苦労もしたけれど、でも人間的に愛すべきやつが多く、私的には楽しく担任が出来たことに感謝。みんなクラス替えでバラバラになるけれど、 それぞれのところで今後も頑張ってください。私はいつまでもあなたたちの担任です。いつでも相談においで。待っているから。
そして最後に一人ずつメッセージを書いた手紙を渡しました。実はこっそり書き溜めておりました(^^;)臭いこと書いてあるのであとで こっそり一人きりで読むように(笑)すると生徒の方からもお返し。みんなで声を揃えて「一年間ありがとうございました。」と 大合唱。そして色紙をもらいました。ちょっとこの時点でウルウル。感激で胸一杯でした。色紙には色々書いてあり、ここで読むと マジで涙が流れそうなので後でじっくり読もうっと。
その後、一緒に写真を撮ろうと言われ大撮影大会。でも男子が一人も来ないのは何故?(爆)そんなわけで感動のお別れが終わりました。
しかし...ここで終わりではないのが悲しい(泣)この後、昨日の件で予定の儀式がありました。これから春休み中まだまだお付き合いせねば なりません。まっ、こういうミソの付き方も私らしいと言えば私らしいか。有終の醜を飾るってことで。やれやれです。
そしてこの日の夜、前任校でお世話になった同じ国語のK先生(通称「親方」)の退職パーティーがあったので、そちらに参加。ここで懐かしい顔の面々と久し振りの再会。 いやー、私って武闘派だったんですね、配置されたテーブルがそんな人ばかりでしたから(笑)でも本当に久し振りの人が沢山いて、 もう超嬉しかったです。主賓の親方を差し置いて色々な人と旧交を温めました。やっぱり前任校の昔一緒にいた人たちは、良い人ばかりで 有能な人ばかりだと改めて思いました。当時は色々あって大変な思いもいっぱいしたけれど、みんな必死に仕事していて、でもそんな 生徒のパワーに負けずに、逆に先生の方がはじけていて(笑)でもそういう仲間だからこそ、みんなどこの学校へ散らばっていても、 仕事の出来る優秀な先生ばかりなのかもしれません。底辺校経験者は強い!(爆)そんな中でも一番お話ししたのは、前任校で仲良しだった I崎さん。一緒に遊びに行ったこともあり、会えてとても嬉しかったです。また一緒に遊びに行きましょうね(個人連絡(笑))
多分私がこの宴会に参加してる頃、クラスの生徒たちはクラス解散打ち上げに興じている頃でしょう。あー、クラスのみんなと語りたいなぁ(爆) 3月はお別れの季節....。
さて午後からも続きを...と思っていたら、部活の試合の呼び出しを受けました。実はもう一人の顧問のH先生が引率で行っていたのですが、 学校に急用が出来たので交代してくれとのメールが来ましたので、急遽試合会場へ。小雨の中試合が何度も中断しつつ行われ、私も 雨の中見ていました。うーん、春休みも忙しいのですよ。
そんな練習の合間に部活の生徒と話すことも多いのだが、今の話題はもっぱらクラス替えと担任は誰かという話題。まっ、そうでしょうね。 私も3月に入ってからクラスでも授業でも散々話題を振っておきましたので。なにかことがあると必ず「来年よろしくな!」とか 「4月からは命を大事にな。」などといかにも私が担任になったり怖い先生が受け持つ振りをしたりして、生徒を一喜一憂させて 楽しんでいました。でもあんまりそんなことばかり言うので「O−TEACHERは信じられない。」とまで...(^^;)まっ、こちらは すべてクラス替え後のメンバーも知っているし担任も誰だがわかっているのですから、からかいがいはあるのですが、もちろん ジョークで言うだけであって本当のことは言えません。それは4月に入ってのお楽しみ。
しかし生徒はそうは行きませんよね。気になってなんとか情報を引き出そうと、根掘り葉掘り聞くわけです。「先生、私、××ちゃんと 同じクラス?」もちろん教えませんが、そうなると向こうも「じゃテニス部の人がいるのかいないのかだけでも。」ノーコメント(笑) 「じゃ先生、言わなくていいから、目だけ見て。嘘ならそう見えるから。」おいおい、目の表情で読み取ろうというのかよ。 マジ嘘発見器状態です。
また生徒は担任も気になるらしく、色々カマをかけてきます。「理系は当然NとTだよね?じゃなきゃ困るんだけど。それは決定ですよね?」と。 もちろんノーリアクション(笑)でもこういうのってどこから煙が立って「先生、N先生が授業中『もと俺のクラス(1年次のクラス)から 出戻り組が10人はいるなぁ』って言っていたんですけれど本当ですか!??」と確認に来たりもします。そんなこと言われてもねぇ。 今日もテニス部の子から「O−TEACHERって理系担任なんですって!?野球部の子がなんかの名簿見て知っちゃったって、 メールが回ってきたんですけど、本当なんですか?」と言われました。どこからそういう噂が流れていくのかびっくりします。もちろん 答えられませんよね、何度も言うけれど。
でも生徒は残酷だからけっこう普通に「Tはきもいから絶対嫌!」とか「Oは信頼できない!」とか「O−TEACHERはいい加減だから 進路が心配。」と平気で言います。まぁこういうところに実は担任の評価が微妙に入っていて、3年ともなると辛辣に言っております。 教師と生徒の距離感というか、こちらが思っているよりも生徒の方がシビアに見ているということか。生徒は担任を選べませんからね。 でもこちらだってクラス分けしておいて言うのもなんなんですが、生徒を選べてないのですよ。自分の好きな生徒を取るなんて、 そんなことできませんからね。選択科目中心で分けている以上、そんなこと出来るわけないし、そんな好き勝手なこと言い出す先生なんて ほんのわずかですからね(ほんのわずかでもいることがちょっと...)さて4月になって生徒たちがびっくりする顔が楽しみだ(爆)
練習試合をやりつつ、実は裏で登校させ指導なんてこともあり、本当にコートと校舎を行ったり来たりで大変です。ああ、忙しい。 他の教員はけっこう暇している人もいるんだろうなぁ。でもまぁ好きでやっている部活だし、生徒のためだから苦にはなりません。 そんな一日でした。
そして練習試合が終わった後、家庭訪問。まっ、色々あるわけですが、こういうのも手慣れたもの...と思いきや家が見つからない! 電話して聞くとすぐ近くまでいることが判明したが、いくら説明されてもたどり着けず。とうとう近くまで向かえに来てもらう(^^;) でもいつやっても家庭訪問って慣れませんね。とりあえず10分程度でおいとま。仕事していますね、私(笑)
今日は年度末ということで、どこもフワフワした感じで浮き足立ってなんか落ち着かない。当然うちの学校から転出される先生たちもいる。 春休み中なのでみんなが揃っているわけではなく、人知れず荷物を運び出しそっと去っていく。特にうちの学校は長くいる人が多いので、 その寂しさはいかばかりかと思う。別に都落ちするわけでもないのに、都鳥の声が聞こえてきそうな桜の木の下でそんな気分を味わった。 去年の今日、私はとても切ない気持ちで一杯だった。長年住み慣れた場所を去るというのは、自分が自分でなくなるような覚束ない 不安で一杯だった。口さがのない人からは「いいなぁ栄転で。」と冷笑とも冷やかしとも取れない言葉を贈られたものだ。確かにそう 見えたかもしれない。でも別れの時というのは、その時になって始めて感じる喪失感なのだ。決して嬉しいばかりではない。多分今、 この瞬間に、新しい職場や新しい環境へ変わり、寂しさを感じている人々が何千人、何万人といるのだろう。だから桜は切ない桃色に映るのか。
昨日あたりも、本校へ転勤してくると思われる先生が荷物を運び込んでいた。名前もまだわからないが軽く職員玄関で会釈する。 とまどいつつ荷物を運んでいる姿を見て、私もこんなふうに戸惑いながら、誰も知らない、そしてほとんど人のいない学校へ荷物を 運びに来たっけ。こうしてここの一員に混ぜてもらったのだな...。春は出会いの季節でもあるのだなと、改めて当たり前のことを 考えたりした。そんな一日でした。
ちなみに午後からいつもの偏頭痛で、久々の嘔吐感を味わいつつ憤死...(爆)