4時間目、自分のクラスの授業を良いことに、LHRの前倒しでクラス作業。今度ある遠足の班決めを15分程度でやらす。と言っても 3年生の遠足はTDL!よって班別行動なんて、一歩中へ入ってしまえばわかるわけがない。班別で行動なんて逆にあり得ず、 好きな者同士、恋人同士、前のクラスの友達同士と、バラバラになるのは目に見えている。ならなんで無駄な班決めなんて?と 思われるかもしれませんが、単なる点呼用なのです。集合解散時は、とても全クラスきちんと集合できるとは思えない。というか 人混みのためスペースもなく声も通らない。なので小分けにして確認するためだけの班分けなのです。だから適当で出席番号順でも いいのですが、それはまぁ自分たちで決めた方が何かと良いだろうということで、いちおう男子3人+女子5人=8人×5班ということだけを 設定しました。すると男子は別に誰でも何でもいいとわずか3分で決定。しかし女子は...やはりいくら適当で良いといっても そこは人間関係の綾、ああだこうだ言いつつ決めていました。でもこちらも10分程度でほぼ決定。メンバーを見ると...やっぱり 類は友を呼ぶというか、おとなし系はおとなしい子たちのグループ、おきゃんな子たちはやっぱりそういう人たちで集まり、 お姉ちゃん系はお姉ちゃん系と群れたりしておりました。やっぱりね...。
そして引き続き6限LHR。ここでは進路関係の身も凍る話(笑)まずは進路アンケートを採り、今後の進路スケジュールを話す。けっこう バシバシ進路関係のスケジュールが目白押しなのを伝える。こんなにすぐにでも決めていかねばならないのかと、生徒たちは驚いている様子。 3年生になって安穏としている場合ではないと軽く喝を入れる。真剣に頑張らねばなかなか厳しい現実が待っていると力説。少しは 身にしみた様子。放課後すぐ「先生、私、ここの学部が...」とか「先生!志望校増やしていいですか?」と色々言ってくる。そういう 真剣さが大事なのですよ。進路は個人個人が勝負ですから、早めにスタートを切ることが大事。そういう気に少しでもなってくれれば 話した甲斐がありました。私も自分のクラスの子は最大限手助けしてあげようと決意したLHRでした。
そしてその後クラス懇談会。ここでも私の方から一方的に大学進学のことについてまくし立てる(笑)というよりも生徒たちはけっこう 危機意識があるのですが、何げに親の方がほーっとしていることも多いもので、そのあたりのお話をしました。いちおう親として心得て おいて欲しいこと、今後の模試や入試関係のタイムスケジュールのこと、予備校や学校の授業の関わり、進学補習の件など色々話しました。 親も生徒も、受験モードで頑張りましょうという感じでした。その後一部の親から質問などもあり、40分ほどで無事終了。やれやれでした。
でも終わって思ったのは、どの親もなかなか自分の子供とじっくり話す機会が少ないのだなぁということ。それはただ忙しいだけではなくて、 なかなか面と向かって話すことに照れを感じたり、または感情的になったり、子供の方も面倒くさがったりと色々ですけれど、こんな 大事な話なのに、きちんと話し合われていないところが意外に多い。いつの時代も親子関係というのは客観的になれないものなのかもしれません。
朝SHR前に、昨年度私のクラスだった女の子が近寄ってきて「先生、進路のことなんですけれど××学部のことについて...」と 相談される。もちろん相談に乗りましたけれども、まずはきちんと担任に相談しなさいね。話しやすいのはわかりますが、担任を 差し置いてと言うのはやっぱりまずいですから。
3時間目の休み時間に、また前クラスの女の子が国語科研究室へ。「先生ーこれ預かっておいてくれない?」何かと思えばケーキ。 どうやら去年私のクラスの仲間の誕生日らしく、そのためにケーキを買ってきたようで冷蔵庫に預かってくれという依頼。もうー! こんなことで元担任を頼るなよっていう感じ。でも後で「先生にもおすそ分けー!」と言い、ケーキの切れ端(^^;)を持ってきてくれたのは ご愛敬。でもこういう子たちも可愛いです。
昼休みは今度こそ我がクラスの、とある女の子が再度面談。つい先日やったばかりなのだが、志望が変わったというので相談に来たのだ。 ここのところ進路関係の話を色々としているので、もう一度深く考えたらしい。本当はこういうことをもっと前から真剣に考え抜いて 欲しいのだが、まぁ今からでも遅くない。しっかりと自分と向き合い、心の声を聞いた結果だから良しとしましょう。こうやって ひとつひとつ進路の階段を上がっていくのだから。
そうかと思うと、これもまた昨年の私のクラスの女の子が「先生、この問題集の記述式のところやったんですが、模範解答と見比べて 本当に合っているかどうかわからないんで教えて下さい。」と言ってきた。これも仕事のうちなので、問題集を預かりささっと 解いてみて、彼女の解答の不備なところを指摘するコメントを書いたりもする。授業の準備で忙しいけれど、こういうリクエストにも 可能な限り答えなければね。
というわけで今日は色々な生徒に頼られる一日でした。
それが終わってから少し時間があったので、久々にじっくりと教材研究!普段はなかなか時間がなくてじっくり細かいところまで やりきれないのを、ここぞとばかり集中してやりました。具体的にいうと、古典なんかは文法事項で様々な解釈が成り立つところが あります。日頃は忙しさにかまけて『これはだいたいこういう解釈だよな...。指導書もそう書いてあるし、ノーマルパターンで 訳せるな。』なんてけっこう安易に考えたりしています。でも本当はもっと大部の専門書をあたったり、他の細かい注釈書を参考にしたり、 用例集などを見て、その上で解釈するべきなのですが、なかなか時間がなく、そういう細かいところまでやっていられません。 もちろん日頃でも、授業のポイントとなる細かいところはやりますが、それ以外のところはだいたいすっ飛ばしてしまうのが現状。 ちょっと疑問に思っても、けっこう流してしまうことが多いのです。だから今日みたいに生徒もいなく、時間がゆっくり取れる時は そのあたりの個人的な疑問箇所を色々調べられるわけです。そんなことをちらちらやりました。うーん、なんか国語の先生っぽい(爆) シーンとして一生懸命調べている自分の姿を鳥瞰すると、なんか受験生みたいです(笑)
そして午後から部活。相変わらず年甲斐もなく張り切ってしまう私でした(^^;)えーと、ここで予告です。私は明日午後から部活の大会の ため、一泊で出かけます。そのため明日明後日は更新できません。そんなわけですいません。戻ってくるまでしばしお待ちを。
さてこの後、実は出張でした。出張というとどこかの会議に出席するようですが、今回は部活の大会のために泊まりがけでいくものでした。 大会自体は明日なのですが、会場がかなり遠くて(県の東端、ちなみに学校は北西端)当日の朝とうてい間に合いそうにないので、 先乗りして行くことになったのです。今回は関東予選ということで、県下150校以上の中で、ブロック予選を勝ち抜いた24校しか 出られない試合のため、ある意味大事な試合です。でも我が校はブロックではまずまずですが、いざこのような上の方のレベルになると 勝ち抜くのはまず難しいです。えっ?顧問がそんな弱気でどうする?と言いますが、テニスという競技の最近の傾向は、頑張ったから 勝てるという現状ではないのです。昨今のテニスブームの影響か、小さい時からテニスクラブでやっているものが多く、高校に入った時点で キャリア10年なんて選手がゴロゴロいます。またうちの県は全国レベルの選手が多く、県下でも30名程度は関東レベル以上なのです。 だからそんな選手相手に普通の高校生が一から始めて、たかだか2年で勝てるわけがありません。どんなに才能があっても岡ひろみみたいな テニス・ドリームはほぼ無理なのです。ですから今回もある意味参加することに意味がある状態です。まっ、お泊まりで思い出作りと いったところでしょうか。
そんなわけで3時間目が終わった時点で選手は公欠で、大きな荷物を持って出発。私もボールやら用具を積んで出発。この日は大荒れの天気で 強風と雨に煽られ2時間かけて無事宿へ到着。生徒も時間をおかず到着し、その後室内コートを取り1時間ほど練習。その後はゆっくりと くつろぎ、夜に軽くミーティングをして早々と就寝(次の日に続く)
そして例年のごとくですが...先生方はご老体のため、園内のアトラクションを回ろうという気力の方はごく少数。頼りのK子先生は早々と 突入し姿は見えず。かといってT先生と同伴する気もなれず、仕方なく一人で...うーん、こういう時同士がいないと寂しい。
とりあえず目当ての「バズフライヤー」のファストパスを取りに行く。これを取るだけで40分もかかってしまった。よしよし12時には確実に 乗れると確認し、次の目当ては「ブーさんのハニーハント」こちらはファストパスの連チャンは無理なので、仕方なく並ぶことに。しかし 行ってみてびっくり!なんと130分待ち!つまり2時間10分ですか...ここで年齢と体力と 気力を秤にかけ、よし、男O-TEACHER、待ってやろう。どうせ他のアトラクションも混んでいる。どこかで並ぶなら、一番乗りたい ブーさんで並んだる!というわけでひたすら並ぶ並ぶ...。しかし待つのはまぁいいんです。でも男一人、それも前後に家族連れやカップルで 楽しそうに並んでいるのに、たったひとりでいいおっさんが並んでいるなんて、あまりに悲しすぎる(滂沱)しかたないのでメールしながら ひたすら待つ。結局1時間15分ほどで乗れた!もう嬉しくてブーさんのお尻にほおずりしたい気分でした(爆)
ここでちょうど時間が来たのでバズライトイヤーへ。こちらはファストパスのおかげですぐ乗船(?)バシバシと打ちまくる。結果はLEVEL-5 まずまずかな。途中であった生徒に聞くと、みんなLEVEL-2か3...これも昔培ったゲーマー魂が残っているからか?(笑)
ここで一端本部へ。するとご老体方がだべっておりました。もう根が生えたように意地でも動かないという方々が5人ほど。というより アトラクションを回っているのがK子先生とO原先生&I嵐先生熟年カップル、そしてT先生くらい。あとはみんな解散時間まで 動かないつもりらしい。まぁこんなに混んでいたらその気持ちもわかるけれどね。その後私はショーを見て(これが実は一番好き) あと3つほど空いているものに入ってタイムアップでした。生徒もほぼ解散時間に間に合うように帰ってきて、すぐOKが出ると とんぼ返りで再入園。あんまり遅くならないようにね。
途中園内を回って気付いたこと。意外に生徒たちは新しいクラスの班で動いている。もちろん便宜的に班を作ったが、内心では元のクラスの 仲間と回るのだろうと思っていた。しかし生徒たちなりに考えているのだろうか、通常の時間帯はクラスで決めた班で行動しているところが けっこういた(もちろん例外もあるけれど)これは生徒たちなりに、新クラスでの人間関係を築いていこうという現れかもしれない。 こういうところでお互い仲良くなって、うち解けていこうという大人の社交のような気がした。そういう意味では自分勝手に勝手に 行動している班が少なくて感心してしまった。もちろん解散してから再入場は、以前の仲間、元クラス同士、カップルなどに再編成されて いたが、それもまた興味深かった。こういう離合集散を繰り返し、クラスという新しい集団が出来ていくのだなぁとつくづく感じた次第。
でも私もちょっと疲れました。っつうか遊びすぎ?