稲麻竹葦たる 8月 中旬 編



8月11日(水) のんべんだらり

もう夏休みも半分終わってしまい、ちょっと自失しているO−TEACHERです。本当はやらねばならない仕事がそこそこ あるのですが、どうもぼんやりとしてしまい手つかずです。こういう時に夏休み明けの教材研究とかテスト問題の素案とか、そういうものを やればよさそうなものですが、根が怠け者のため、だらだら本ばかり読み耽っております。自分で『これも研修、研修。』と 唱えながら(笑)

それにしても学校はひとけがありませんね。多少部活の生徒と文化祭の準備をする生徒を見かけるものの、ほとんど閑散としています。 世間ではお盆休みですから、先生達もあまりいらっしゃらず駐車場も閑散としておりました。そんな中、私は補習用の問題集を ちょっとやる(夏休み中に志願して個別補習を申し出る奇特な方達のため)その後やっぱりちょっとした原稿書きなどを1時間ほど やる。3時からは自主練の生徒のために練習に付き合う。やれやれ。


8月12日(木) 高校生に対する敵意

なんとも過激なタイトルだがご容赦下さい。実は今日感じたことなのだ。今日は(というか今週は)部活がお盆休みでオフのため、 本当は家でのんびりするつもりだった。しかし部活の生徒が本日高校生対象の小さな草トーナメントに任意出場していて、その会場が 割と家の近くだったのだ。それで読書にも飽きたし冷やかしがてら見に行くかなと、とあるテニスクラブへ向かった。そこでの出来事。

会場へ行くと各校の選手達が沢山来ていた。ダブルスの試合ということもあり、多分50名くらいは来ていたと思う。ただ高体連主催の 試合でなく、テニス協会がやっている大会なので、当然試合進行は協会の人たちがやっていた。中には私みたいに暇なのか、 お盆だというのに家にいられない事情があるのか(笑)顔見知りの他校のテニス部顧問も数人見かけた。でも本日はあくまで見に来た 一般人ということで、自分のところの選手に会っても、軽く会話をしただげで、すべて自分たちで受付やら本部への確認作業などを させた。

ところがこの試合進行をやっている協会のおじさんが、すこぶる物言いが荒い。例えばある選手が試合が終わって、結果を本部に報告へ 来ると「はい!そちらじゃなくてこっち!!まずはスコアを報告するのが先でしょ!記入はあと!(ドローを記入する用紙が近くにある) 早く出してくれないと試合進行が遅れるでしょ!そしてさっさと次の試合のコートを確認して!ぐずぐずしている暇はないよ!」と軽く 怒り口調。それだけかと思っていたが、割と本部の近くで観戦していると、どの高校生に対してもそんな感じで怒鳴っている感じでした。

確かにマナーを守らなかったり、試合進行に差し障りがある場合は注意しても当然だとは思いますが、始めから最後まであの言い方は どうなんだろうと思ってしまいました。確かに学校によっては、そのあたりの躾というか、マナーの悪いテニス部員もいます。でも ほとんどのテニス部員達はきちんとしていて、礼節を守って、挨拶したり、ありがとうございますと言ったり、スポーツマンとして ちゃんとしている子たちばかりです。だから何もあんなに頭ごなしに言う必要はないんじゃないかなぁと思いました。あんまり うるさく言うものだから、陰の方では真面目な選手達も「あのオヤヂ、うるさいよねぇー。」と言ってましたが...。

そこで感じたのは、ある大人達は「高校生」というだけで、すごく攻撃的になるということ。相手が高校生というだけで、なにか 敵意の対象のように憎悪している人たちが存在する。その人たちは過去に「高校生たち」によって不愉快なことをされたり 気分を害したことがあったのかもしれない。確かにそういう呆れる高校生もいるのは事実だ。しかしだからといって、どんな高校生に 対しても十把一絡げにして「高校生」を敵視するのはどうかと思う。ていうか普通のまともな高校生の方が圧倒的に多いのだ。 自分が高校の先生をしているからなおさらわかる。一部の変な高校生のせいで、全体がそう見られがちなのも。 マスコミや一部で言われている高校生ばかりが高校生ではない。ましてやこのご時世に頑張ってテニスをやろうとしている、ある意味 一番真面目で頑張っている高校生の部類である。なのに暑いせいなのか機嫌が悪いのかしらないが、いちいち高校生に怒りながら 試合進行しているなんてちょっといただけない。色眼鏡で見すぎているような気がしたのは私だけだろうか。ちょっと不快な気分になりつつも、 こういう言われなき偏見はあるのだなぁと思いつつ、テニス会場をあとにしました。


8月17日(火) 保護者との交流

本当にさぼり気味で失礼します。先週から部活もお盆休み、学校も休みのため、ただだらだらとオリンピック見たり本読んだりして、 怠惰な生活をしていました。本日から部活再開です。まずは学校へ行き、9時から10時半くらいまで部活。一週間振りに部員と顔を合わせる。 何人かの生徒はオープンの大会へ出ていて、それを見に行ったため久方ぶりではないのだが、他の子たちは一週間ぶりのお目見え。 なんかホッとする。みんな元気に顔を揃えたのを見ると安心する。うーん、やっぱり私って部活好き、生徒好きなのね。とりあえず 身体がお互いなまっているので、ほぐしつつ練習。

10時半からはもうひとりの顧問にお任せし、まだ勝ち残っている選手の試合を見に行く。学校からは1時間30分かかる遠場だが、 せっかく勝ち上がって準決勝で負けたものの、3位決定戦まで残っているなんて、ある意味快挙。飛ばして会場へ。すると試合が押していて、 試合に入ったのはかなり後でした。そこで選手のお母さんとご対面(笑)今日はわざわざ車で会場まで送ってきたらしい。日頃 部活部活で休みもなく娘達を借り出しているので、恐縮して挨拶(笑)「色々お世話になって...。」とかえって向こうから お礼を言われてしまう。「先生、暑い中ご苦労様です。これどうぞ。」と差し出されたのは...ペプシコーラ!私が炭酸好きだと 娘から伝わっているらしい(^^;)余計なこと言うなよ(笑)そこで試合を見ながらお母さんと話すが、小さい時のこと、家でのこと、 担任でもないのでなかなか日常のことがわからないので、良い機会となった。その子の普段のものの考え方や性格などが少しわかり、 そういう面もあるかと得心し、今後の指導というか試合中のアドバイスなどにも参考になりました。また部活に対する理解なども していただき、本当によい機会でした。こういう部活の保護者との接点というのも大事だなぁと思った次第。連日部活部活で、 保護者も心配だろうし、何かの機会にこういう試合を見に来ていただいて、本人達が頑張っている姿を是非見ていただきたいものだと 思いました。あっ!試合の方は勝ち、見事3位になりました(爆)

さて、これだけ更新をサボっておきながら申し訳ありませんが、明日からまたしばらく逃避行します。再開するのは来週からになると思われますが ご容赦。というわけで本当のO−TEACHER、夏休みしてきまーす♪


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