呑舟乃魚たる 9月 中旬 編



9月13日(月) 色々書きたいが...

週末色々ありました。それは別のページで書きましたが、その余波が朝からありました。朝の打ち合わせが終わると、国語研究室の前に テニス部総勢26名が大集合!取り囲まれました。昨日の試合で、そのマナーというか、チームに対する意識の低さから来る、 失態というか失敗がありました。さすがにちょっと許せなくて、珍しく私の逆鱗に触れ、だいぶ怒りました。そのせいで、その詫びというか謝罪の 手紙を持って参集したようです。とりあえず今の時点では私も思うところあって手紙だけ受け取り、教室へ返しました。けっこう 泣いている子もいましたが、泣いていても何の問題解決にもならないので、ちょっと突き放した感じで対応したのです。すると どうもあちこちで「テニス部の子たちが泣いている。」という情報が耳に入り、ちょっと肩身が狭いです。テスト前なのに勉強も手に 付かないようだと心配ですが、これはこれできちんとけじめを付けなければならないことなので、ここはひとつ襟を正しましょう。

さて試験範囲もほぼ終わり、空き時間には問題の点検。ありゃー、やっぱりやってますよ。解答欄が記述式なのに記号式の幅しかなかったり、 傍線部がごっそり引いていない設問があったり...。このまま印刷したら大パニックになるところでした。結局この手直しで2時間以上 取られてしまいました。でもこれでとりあえずいつ倒れてもテストは出来るでしょう(笑)

本日のLHRは今更席替えしました。その決まった席順を私が板書するのですが、フルネームを書くのが面倒なので、いつも省略して 「田中」なら「田」とか「伊藤」なら「伊」と一文字だけで書きます。たまたまですが、「上」「中」「下」という三文字が並び、 ちょっと受けてしまいました。その後て体育祭のリレーのメンバー決めなど。こちらも3年生最後の行事ですから、楽しみにしている 人も多いようです。でもその前に試験ですけどね....。


9月14日(火) 試験前の忙しさ

気だるい一日でした。蒸し暑く勤労意欲が湧きません。本日の授業の方はほぼテスト範囲が終わったので、自習でしたが、それだけでは なんなんで、少しこのあたりを勉強しておけという老婆心のアドバイスなどに終始していました。そんな中、夏休み中にあった 模試が戻ってきました。それを見て愕然!未だにE判定のオンパレード!もう大丈夫なんですかね、こんなんで。でも配布したら、 みんな凍っていましたけれどね。そりゃそうでしょう。いきなりテスト勉強から受験勉強に切り替わっていたりして(笑)でも 一部では緊張感のないグループもいて、テスト勉強もせず後ろの方で小さい声で山手線ゲームなどしていましたが(^^;)まぁそれも 息抜きでしょう。逆に振るわぬ結果で心配になり、進路相談をしてくる生徒も二人ほど出てきて、まぁ色々です。

放課後に久々の学年会議あり。ちょっとフライング気味ですが、一部の専門学校について推薦選考会議がありました。いよいよ そういう時期なので担任は誰もが必死です。私も自分のクラスの生徒の把握に四苦八苦。特に10月1日付けの子は、明日までに 必要書類提出になっておりますので、色々焦っています。ちょうど会議に進路部長も出席していたので、各担任は疑問に思っていることを 矢継ぎ早に質問。私もわかっているつもりでしたが、再度選考基準などや必要書類を確認したりして、けっこういっぱいいっぱいでした。 そういえば推薦希望組は、放課後もてんぱっていましたっけ。でも担任も同じなんですよ。ああ、これからが大変かも...。


9月15日(水) 推薦って

テスト前日!生徒もかなりやばい感じです。というのもうちは二期制ですから、前の試験は6月頭。それ以降が試験範囲で今頃やるわけですから、 当然「6月にやったやつなんて覚えていない!」と切羽詰まるわけです。今日も授業中、半自習で質問受付タイムでしたが、「先生!この 教材、もう一度あらすじ説明してくれませんか?」って...。また色々質問するのですが、ある子は見事なくらい出題していない部分だけを 聞きまくり、よしとほくそ笑んでいるのを見ると、なんだか可哀相になってきます。そうかと思うと、わざと私の前に来て「××!... うーん、リアクションが薄いなぁ。じゃあ△△!あっ!表情が変わった!これ出るぜ!」と、まるで嘘発見器のような行動に出るやつもいます。 でもそこはポーカーフェイスというか年中にやけ顔の私にはあまり通用しない手ですが(^^;)

3時間目に教科会議がありました。来年の総合学習の展開についてや、教科「情報」のTTの割り当てなどについて話し合われました。 うーん、今年は逃れておりましたが、来年は再び借り出される気配があり、やばいですっ。

そして本日は推薦希望者のA期日締め切り日でした。この学校では出願時期によりA期、B期、C期と分けて推薦選考会議を行います。 専門学校や大学・短大でも10月から受け付ける学校に関しては、もう選考会議をしなければならないので、本日担任へ提出、すぐさま 学年主任へ提出となります。ところが...うちのクラス一人の子が、いきなり昨日から「先生、明日書類持ってくる!」と言い出し あたふたしてしまいました。元々専門学校希望だったのですが、あまり学校見学にも行っていなく、どこを受けるか迷っていたらしいので、 きちんと決まってから報告しに来いと言っていたのです。ところが突然「先生!A期で出す!」と言い出し、土壇場で書類提出してきました。 そのおかげで私も急遽書類を確認したり、出願要件をチェックしたりと、本当に大変です。それよりも何よりもたいした相談もせずに 勝手に決めてきたことにちょっと怒っているのですが、まぁ本人の進路で親も認めているならば、致し方ないか。そんなわけで振り回された 午前中。


9月16日(木) やっぱりだわさ

こんなこと(管理人注:すでに削除されたので書いておきますが、神奈川県の高校の先生が、自分のHPで学校のことを 書いて、懲戒処分になったというニュースにリンクを張っていました)があると、やっぱりこのHPも自重及び閉鎖も考えなければならないかなぁ。 私の場合も、けっこう特定できていますしね。もう写真も内容もかなり制限していかないとまずそうです。架空の電脳教師 O−TEACHERも存在できなくなりつつあるか...。

さてそんな心配をよそに、本日から前期期末考査です。我がクラスはこんな時は全員遅刻もなくそろい踏み。他のクラスでは長欠の子も ちらほらいるようなので、揃っているだけでもありがたいと思わねばね。1限目は2年生のとあるクラスの試験監督。ここでは監督しながら、 テスト後にやる教材の下調べ。教科書を持ち込んで軽く授業計画を練る。そして2限目は私の担当の現代文のテスト。今回は現代文と 言いながらも擬古文ですから、かなり生徒は苦労している様子。難易度としては並なんですが、生徒は額に脂汗流して取り組んでおりました。 巡回も終わり国語研究室でのほほんとしていると、監督していたY倉先生が飛び込んできた。「O−TEACHER、あの後生徒から 質問が出たんだけれど、感じの選択肢で正解がないんじゃないかって言うのよ。」えーっ!やっちまいましたか!?慌てて確認すると、 それは生徒の勘違い。ちょっと質問文に不親切なところはあるものの、きちんと正解はある。単なる生徒の勘違いです。あー、びっくりした。 漢字だけは私が素案を作って、全担当者に配布したものですから、私のミスは全クラスへ行き渡ることになりびびりました。

そんなわけでさっさと採点して遊ぼうと思って、午後からは気合いを入れて順調に丸付け。最後に合計を出していたら....あれれ? 97点、88点、92点、79点...って、こんなに出来ているの!?超簡単だったのか!? えーと、63点、53点...よしよし、

えーと、次は115点!?

あり得ません...。おかしいとと思って見直してみると、なんと配点・付け間違えミス!配点は微妙に違うわ、1点のところ2点で○付けしているわ、 よくよく合計してみたら120点満点くらいになっている!(爆)慌てて計算し直し、付け直し。おかげで時間が予定の倍以上かかり、 泣きそうです。きちんとやり直したら普通の平均点でホッとしました。やっぱり私がスムーズに点数が付け終わるわけないと思ったが、 予想通りでした。まぁ私らしいといえばそうなんですが、こういうオチの付け方が毎度のことなので自分でも呆れ気味。 おかげで生徒の解答用紙がぐちゃぐちゃになり申し訳ない(^^;)そんなわけで生徒どころか私が額に汗した午後でした(笑)


9月17日(金) 採点して

テスト2日目。この日もテスト監督しながら、ぼーっと次の教材の進め方を考える。そして2限目は再び私の担当の古典のテスト。今回は かなり範囲を長く、それも満遍なく出したので、生徒の方は死にかけておりました。巡回で回ると、まだ時間が半分しか経っていないのに 放心状態の生徒数人(笑)やれやれです。

さて返ってきて採点...とそこへ昨日の現代文のテストを休んだ生徒が来る。この学校のシステムとして、正当な理由があり欠席届が 出されれば追試験を行うことが出来るようになっている。しかし生徒の方ではそのあたりのことをよく理解していないらしく(というか 担任が説明していないらしく)「えっ?受けさせてくれないの?」的な発言。もともと本来は欠席した場合受けられないのが普通なのですが、 例外的な措置として追試をやれるということなので、そのことを話し来週の放課後に追試をすることを指示。おかけで問題漏洩が心配なため、 別バージョンの試験を放課後作ってしまいました(泣)

そうかと思うとうちのクラスの一部の子たちが「先生、指定校推薦って...」と手続きのやり方を聞きに来る。確かにテストが終われば すぐそういうことにもなるので、本人達はテストどころではないのかも...。

そんなかんなでなかなか採点までたどり着きませんでしたが、やっとこさ午後になりエンジンフル稼働。あまりの出来の悪さに、というか 何も書いていない白紙欄が多く、採点が楽でした(泣)それでも点数的にはぼちぼちでしたので、あまり悲惨なことにはならずホッ。 でもこの時期になると学校の勉強は捨てて、もう受験勉強に走っているやつもいて、そういうやつは軒並み大幅ダウン。でも学校の 勉強くらいちゃんとやれないやつが受験で上手くいった試しがないのに。その後点数のシミュレーションを軽くして終了。とりあえず 連休に入れそうです。


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