さてお昼前に、長らく入院療養中であったY先生が久々の来校。仕事復帰は年明けになりそうですが、無事退院なされて国語科一同 ホッとしました。不在の間は私以外の先生達が授業を分担していたので、そのお礼方々挨拶回りのご様子。そんな姿を見ていると 自分の退院時のことが思い出されます。あの時も浦島太郎気分で、たかが1ヶ月不在にしただけで、学校の様子がまるで見えなくなったものです。 というより世間のスピードというか、学校自体が持つスピード感やエネルギーに圧倒され、復帰した初日にあてられたようで えらく疲労したことを思い出しました。あの時は歩くスピードが半分になり、色々いない間のことを話してもらったのですが、 脳の回転数が鈍化したために全然耳に入らなかったっけ...。多分Y先生もそうなんだろうなぁと思いました。
病気になり健康でいられることがどんなに奇跡的なことかを悟る。未だに私は実感しています。いつ知れぬ命だからこそ、 大事に生きねばと。あれ以来感動屋になりました。小さな親切にありがたいと思うようになりました。口こそ毒舌家の看板は 輝いていますが、心では存外悟りだしているようです。こうやって呼吸して動けて食べられて、その上働けるなんてある意味 とても幸せなことです。まぁあんまり悟りきってしまうのも私らしくないし、そういうキャラでもありませんので、そう思うだけにして、 普段は剽軽キャラとして生きていきましょう。まっ、クリスマス前だしそんなピュアな気分もいいでしょう。
その後全校集会。相変わらず校長先生のまとまりのないお話。いつもの定番フレーズの「紳士淑女」連呼!(爆)うーん、気持ちは わかるんですが、もう少しきちんとまとめて考えて話して欲しいと思うのは私だけでしょうか。
そして最後のLHR。ここでは私のここ1ヶ月の血と汗と涙の結晶、調査書を配布!本当であれば年明けの1/7に配布予定なのですが、 生徒によっては年内から願書受付だったり、1/4くらいから出した方が受験会場が優先されるなんていうのもあるので、 私なんか先走って準備していたのです。他の担任も急ぎのやつ数人分は作ったようですが、私は全員作り上げました。調査書作成→ 点検→手直し→コピー→印鑑押し→割り印押し→職印提出→再度手直し→折る作業→封筒入れ→のり付け→緘印押し...。 これを約200枚今日まで仕上げました。なので全員に年内配布ー!どうだー!頑張ったぞー>俺。その後、第3回試験の結果などを 配る。これでほぼ任務終了。
と、ここで委員長のAさんから「先生、少し良いですか、時間?」と。はてなんでしょう?「えーと、××ちゃんと△△さんと... (すべて学校推薦で決まった子たち)のみんなで作りました。みんな頑張ってください。」と小さな小袋を一人ずつ配布。何かと思えば ミサンガ!全部ひとつひとつ、その人達のために手作りしたもの!全員が合格できるように、すでに決まった子たちが前々から コツコツ作っていたようです。もうこれには一同感動!!!!中には泣き出す女の子も。男子達も「やべぇー、マジ頑張んねぇーと。」 「やる気が倍増した!」と口々に言い合いました。クラス中感動の嵐。本当に優しい善意で満たされた一瞬でした。みんな嬉しそうに お互いの手首につけ合い出しました。男子が二人組で付け合っている姿はなんか可愛いし(笑)本当に優しいクラスです。すでに 大学合格した子たちを羨ましく思っていた他の子たちも、こんな気遣いをされて感激ひとしお。「先生も拗ねると思って作っておいたよ♪」(爆) いや、私はこういう温かい善意が通っただけでもう満足です。いいクラスだなぁ。やばっ、ちょっと泣きそうでした(^^;)本当に これでみんなが受かってくれたら、もう満足なんですけれどね。クリスマス前にサンタがやってきました。
と言いつつも放課後になって、この感動の輪に入れず遅刻してきた者2名。そいつらにも調査書など渡す。Oさんの願書点検などもして 、今年の担任業務無事終了。いやー、本当に頑張ったわ、私も(笑)まだまだ仕事はあるけれども、とりあえず目途が付いてほっと しました。多分この後煮詰まるやつが沢山出て、愚痴を聞いたりメールが来たりするでしょうが、それでも年の暮れ。実はこの後 先生達の忘年会があるのですが、その酒池肉林の様子は(爆)また後日。今日もハッピーな一日でした。
昨日生徒からメールがあり「先生〜調査書一通お願いしたいのですが...」ということ。まぁまだ年内ですので許してやろう。 と言っても発行は年明けになりますが、とりあえず生徒を呼びだし色々書類を書かせ、こちらも色々準備し来年に発行予定。土壇場で 迷うやつもいますからね。そうかと思うと再びメールで「先生、願書の写真が身分証明書の写真に使われるって書いてあるんだけれど、 制服のやつじゃまずい?」と問い合わせ。まぁ本人が気にしなければいいと思いますけれど嫌なら撮り直せば?って感じ。こんなことまで いちいち担任に問い合わせてくるんですよね。そういう意味ではメール教師と呼んでください(爆)
でももうひとつ思ったのは、全てがリセットされるかもしれないという期待感が雪にはあるんじゃないかなぁ。これだけ降れば学校が 休みになる(もしくは早帰りできる)、仕事を中止しても(中断されても)天候のせいだと言い訳できる、許される...。つまりは 雪のせいですべてをそこでストップできる、そういう可能性を感じさせてくれるからではないでしょうか?とは言っても雪のせいで 色々なことが滞ることの方が大きいわけで、手放しで喜べる事なんてそうそうないけれど、でも雪が自分の抱えているあらゆる 煩わしさを止めてくれる、そう一瞬だけ思わせてくれる魔力があるような気がします。
昨日はずーっと雪見の一日でした。こうやって何もしないでいる一日も風流でした。でも今日になってすっかり溶けてしまう淡雪を 見ていると、現実に戻されましたけれどね。
年末年始のテレビにはいつから興味がなくなったのだろう。小さい時は特別番組だけで、ああこれとこれが裏でやっているから どっちを見ようと真剣に悩んだものだが、ビデオが出てからは意味もなく録りためて、結局見ないまま終わってしまうという時期もあった。 今となってはテレビは放逐し、長時間拘束されることがなくなり、自分のために使うことが出来るようになった。
かといってずっと本ばかり読んでいても時々ボーっとすることがある。寝転がりながら本を読んでいて疲れると、何も考えずに 天井や壁を眺めたりしている。すると日頃気付かなかった小さな差異に気付くことがある。『あれ?あんなところに染みがあったっけ?』 とか『ここの壁紙の端、めくれてきたなぁ。』『あの蛍光灯のはじっこに書いてある英語、なんて単語だろう。』普段は朝早く 出勤し夜に遅くに帰ってくるため、自分の家なのに昼間の顔はあまり知らなかったりする。昼間に見える家の中の景色というか ちょっとした差異に心を奪われたりする。窓から見える昼間の景色が新鮮だったりする。自分の知らない風景がまだまだ家の中にも、 窓からの風景にもあったりする。くだらないがささやかな発見が心を和ませたりする。そして飽きるとまた読書に没頭。こんな 大晦日もありでしょう。