和風細雨たる 1月 上旬 編



1月1日(土) 柄にもなく紅白なんかにコメント

あけましておめでとうございます。今年もこの「高校教師の憂鬱」及び管理人のO−TEACHERをよろしく お願い致します。

本当に1年というのは早いものですが、体感的にはそう感じず、忙しい昨年はある意味長くも感じておりました(^^;) まぁ充実していた人だけ早く感じるのだろうなぁ、なんて正月から斜に構えております(笑)大晦日は特にすることもなく、 日本人の義務として紅白などをくさしておりました。やれなぜORANGE RANGEは「花」じゃなくて「ロコモーション」を 歌うんだとか、やれケミストリーは白を着ても汚らしく見えるとか、電飾のない小林幸子はただの飲み屋のママ風情だとか、 まぁ色々言って見ていました。でもアナウンサーが「美しき日々」を「素晴らしき日々」と言い間違えたあたりは、 海老澤会長の顔に泥を上塗りするようで楽しかったです(笑) それにしてもあの女性歌手達の逆立てた髪型のオンパレードは何とかならないのでしょうか。どうして女性陣は、いざと なると不必要にああまでしていじくるのか理解に苦しむ。確かにいつもと違う派手な衣装にすると、普通の髪型では 地味に映ってしまうというのもわかる。しかしなんかヘアメイクの人の、一世一代の大仕事のような逆立ち具合のように 感じるのは私だけなんでしょうか?そういえば本校でも球技祭や体育祭となると、女子達が同じように髪をアップにしたり、 スプレーで固めたり、同じような現象が現れます。一度球技祭の時に、とある女子に「なんでそんなふうにするの?」と 尋ねた時「だって祭りだよ!」確かに球技祭ではありますが。「ていうか×組に負けないように、気合いなんですよ。」 威嚇か?まるで獣ですね。そうか、紅白も白組に負けまいとの威嚇なのかも...。普段の髪型の方がよっぽど 良いのになぁと思ってるのは私だけ?

さて元旦は例年のごとく年賀状チェック。うーん、本当に同じ学校の先生方からぼちぼち来るのですよ。基本的に職場の人には あまり送りたくない主義なので、こうやってもらってしまうと困ってしまいます。全体主義的な日本においては、 仕事上のつながりというのは大事かもしれませんが、個人的には休みなんだからプライベート優先と考える人なので、 今更他の先生達からの年賀状は非常に微妙です。せいぜい『ふーん、××先生の奥さんの名前は△△子っていうのか。』とか 『○○先生のところは4人も子供がいるんだ...。』と感心する程度で、返信する時にあまり付き合いのない先生だったりすると、 コメントに非常に苦労します。難しいですね。それならいっそ生徒と同じようにメールでくれた方が気が楽かも...。 しかし昨日0時を過ぎてから携帯が何度も鳴り、いつものように早寝の私にとってはある意味迷惑でした。 ほとんどが生徒からの「あけおめ」メールでしたが、一斉送信のせいか、ほとんどため口なのにはちょっとムッ(笑)

もちろん後は例年のごとく読書&ゲーム。DQは終わってしまったので「いただきストリート」を(爆) あー、お腹が空かない。


1月4日(火) 仕事、始めました

そんなわけで仕事始めでございます。昔と違って公務員ものんびりとはしていられないので、私も心を少しも入れ替えず、 今年も脱力系教師で頑張ります(爆)

と言っても仕事というのも部活がらみ。本当は練習も休みなのですが、自主練習したいというやつが2名ほどメールしてきて、 仕方なく付き合う。まぁやる気があるのも良いものですが、こちとら寝正月でしたからけっこうきつかった。 で、国語科へ行くとすでにF川先生とK名先生はご出勤なされていて黙々と仕事しておられました。偉いなぁ...。 でも考えたらすぐ授業が始まりますが、教材研究も予習もほとんどしていないし、やるべきプリントの印刷もしていないし、 ある意味すぐ取りかからねばまずい状態。あー、なぜ年末にやっておかなかったのか...というのは宿題を溜め込む 生徒と一緒。はい、明日からきちんとやります、明日から...(>今日と言わないところが俺流(?))


1月5日(水) 書けない人

今日も通常営業。朝からお仕事です。金曜日から授業が始まるため、その時に使うプリントの印刷などをする。3年生は授業時間が 残り少ないため、テストことを考え、なおかつセンター試験もあるのでその対策となるようなものも必要だと思い、あれこれセレクトして プリント作り。そしてその合間にメール教師の実践編。休み中も色々生徒からメールの問い合わせがありました。一番多かったのは 調査書関係。「学部を変えたいけれど、この調査書使えるの?」「追加でもう一通欲しいんだけれどどうしたらいいですか?」等々。 当然そのための手続きが色々必要なわけで、それらの仕事をシコシコやる。ああ、調査書作りも飽きた。そして次に多いのが 「願書書いたんですけれど、よくわからないところがあって...」系。もう自分で責任持って書けよ!と言いたいところですが、 まぁ念には念を入れて、登校させて一緒に確認。で、今日二人来たんですが、一人はもう全然アウト。冗談のように不備だらけ。 本当に説明読んでいるの?と思ってしまうほど。例えばチェックを入れるところに○印をしてある。

 「これ、チェックだから『レ』って入れるんじゃないの?」
 「だって先生、ここに○印をつけろって。」
 「これは該当するところだろ!『卒業・卒業見込み』みたいなところを○で囲むんだよ!」
 「本当だー!」

こんなのは序の口で「先生、『続柄』って何?」とか「ここに何か貼るらしいんですけれど、なに貼ったらいいんですか?」などなど、 もう抜け作というのはこういう人のことを言うのでしょう。で、極めつけは一緒に来ていた友達(同じ大学を受ける)が 「先生、私の方は『志望理由書』を見て欲しいんですけれど。これ願書と一緒に出すものなんですけれど、400字あって 多分面接に使われると思うんで目を通してもらえますか?」はいはい、この間メールで言っていた件ね。その瞬間、

 「きゃーーーっ!そんなのあるの?」

提出書類も確認できないようなやつは大学行く資格なし!もう本当に担任は大変です(泣)正月呆けも吹っ飛ぶ初春です(泣)


1月6日(木) 筋肉痛

午前中部活でハッスル、ハッスル(すでに死語)一昨日から新春部活三昧で張り切りすぎて、もうかなりの筋肉痛。身体中がきしんで、 もう微動だに出来ないほど痛いんですけれど...(泣)年甲斐もなく張り切るとこんなふうにボロボロになるのですよね(反省)

今日あたりは先生方も結構来ていてみんなお仕事。授業の準備などをしている模様。私もそうしようと思ったのですが、 筋肉痛の後遺症のため、机の前にきちんと座っているのも激痛。というわけで仕事もそこそこに退散。あー、明日から学校なのに やばいなぁ...。


1月7日(金) こんな初日

そんなわけで始まってしまいました。明日から3連休だというのに今日から始めなきゃいけない理由でも あるんですかね?まぁ早いところでは昨日くらいから始まっているところもありますから文句は言えませんがね。 でも一つだけ。なんで初日から6時間授業なんですか!?ありえません...。 普通始めは始業式や大掃除で肩慣らしするでしょう。それが二期制の辛さか、授業確保のためすぐスタートなんて、 リハビリしている余裕もございません。

その上、その余波として色々ありますしね。例えば本日はたいてい午前で終わる学校が多いため、予備校など午後から 普通に授業があったりするわけです。で、そちらの方を優先したいがために欠席・早退のオンパレード!いちおう風邪のフリなんて して「早退したいんですけれど...」としおらしく来ますが、本当は全然元気だったりします。また中には冬休み中猛勉強して 夜更かしが続き、マジで体調壊しているやつなんかもいて、もういろんな意味で本末転倒しています。そういうやつらの 下手な言い訳とか説教なんかも、もうまともに出来ないくらい続出して、担任としては怒りを通り越して呆れ顔。でも聞いていると 例年こんな感じなんだそうです。進学校の3年担任なんてはじめてなので、こんな経験も初めてで、どう対応して良いか よくわかりません。でもなんかどの先生もあきらめ顔みたいですけれど。

そうかと思えば休み中に色々熟考した挙げ句、「先生、志望校を変えたい。」だの「追加したいので調査書ください。」という 輩も陸続。休み中の勉強で手応えを感じたのか、志望校をランクアップする者あり、はたまた土壇場でびびって滑り止めを 増やす者ありと、色々です。その度に調査書発行の手続きに手を焼いて、本当に毎休み時間戦場。初日からスパークしております。 その裏では小論文指導が続いていたり、願書のチェックをお願いされたり、もうあとわずかとはいえ疲弊しております。筋肉痛も 治っていないのに、脳みそまで筋肉痛になりそうです(爆)


BACK