私の業務は、まず朝一から軽く教室の整備。机を少し片付けたりして面接会場の設営。それにしても...なんてぼろい椅子や机なんだ! これはあまりにもひどすぎる!普段は自分が使うわけではないのであまり気にしていなかったが、こうして改めて見ると 本当にあちこち壊れかかっている。座るところや背もたれの合板が剥がれかけているのは当たり前で、中には脚の部分が極度に 曲がっていたり、座るところの合板がささくれ立って座ると痛いものなど多数。なんだこの椅子達は!?拷問椅子か?いくら古い学校とは 言えあまりにひどすぎます。お金がないとはいえ、こういう学習環境の整備にはもう少しお金をかけられないものか?あまりにも 生徒が可哀相。私立に比べて見劣りするのは当然としても、これでは椅子のささくれで怪我しますよ。面接の時に受験生に 座らせる、見た目の良い椅子が、40脚あって12もないとは...。本当に悲しくなりました。
その後再び教務室へ籠もり、内申点データのチェック済みのものを再入力。いくつかミスを訂正して無事終了。これであとは明日の 本番を待つばかり。そうしているうちに、またまた私を訪ねて3年生が二人ほど登校。いちおう過去問の答え合わせというか無駄話 というか(^^;)でもこうやってたわいもない話をしていると意外と気が紛れて落ち着いたりするものです。是非是非この二人にも 頑張って欲しいものです。最後は「握手してください!」って、そんなゴッドハンドではありませんよ。私と握手したからって言って 受かるとは...。まぁ藁にもすがりたい気持ちなのですね。鰯の頭も信心から。O−TEACHERの握手も信心から。 いよいよ3年生も受験月ですから、切羽詰まってきました。本日も我がクラスの生徒は多数受験しているはず。みんな頑張っているかなぁと 思っているうちに大掃除の時間。片付けはほぼやってしまっていたので、簡単なゴミ捨てと掃き掃除くらい。生徒達も 「受験の時、思い出すよねぇ。」と言いながら働いてくれました。
そして生徒は完全下校して、ほぼ私的には本日の任務完了。しかしながら同じ担任でもF先生とかI先生は、ずーっと教室片付けていましたけれどね。 私はその他の事務仕事などをひたすらやっておりました。するとそういう時に限って悪魔襲来(笑)家庭科のH先生が 「私の成績、コンピュータに入力したいんだけれども、やってよ!」といきなり居丈高に命令口調で襲来(笑)あのー、 私はいつから子分になったのでしょうか?(泣)ていうか勝手に「来年の私の副担にはO−TEACHERよ!」って デマ流さないんで欲しいんですけれど(爆)仕方ないので付き合って、やり方を伝授。家庭科の成績処理さえ私にやろそうとするので、 そこは先輩といえどもご辞退して、やり方をいちいちレクチャーしました。もちろん自分でやった方が早いんだけれども、 こうやって自分で出来るようにしてもらわねば、身体がいくつあっても足りません。でも最後に「でもまた 忘れちゃうから無駄よ。」の捨て台詞には脱力してしまいました。やれやれ。
さてそんなわけで私も検査Uの時に試験監督。ここで我々職員も初めて問題を目にするのです。作成委員の先生しか知らないように 秘匿されているので問題漏洩もありません。で、監督しながら問題を見たのですが...うーん、まずまずかな。すごーく難しいと いうわけでもなくも、かといって簡単過ぎもしない。妥当な線でしょうか。でも中学で習う範囲を逸脱しないように作るのって、 とっても難しいと思われます。中学生達は必死で解いておりましたが、けっこう問題数が多いため、みんな問題用紙を盛んに めくっており、試験中パタパタ紙をめくる音がひっきりなしに続いておりました。
そしてそれが終わると引き続き面接。私も試験監督後わずか15分で面接官へ。忙しいです。ペアになったのはK先生とS先生の 両ベテラン。私は下っ端です(笑)よって入退室の指示くらいでいい予定でした。初めに3人で軽く打ち合わせた時、S先生(面接チーフ)が 「あんまり聞いちゃいけないでしょ?朝、教務主任が言っていたし。質問は2つくらいでいい?」と言い出しました。いやそれは 「信条とか受験生に不利になる質問はしないでください。」と言っただけであって、質問するななんて言ってませんよ...。それじゃあ 面接できないじゃないですか(笑)とまぁ軽い呆けをかましスタート。6人の集団面接ですが、一回10分の予定。ですから質問も せいぜい3〜4こくらいしかできません。まぁ中学生もだいぶ練習してきていますから、あまり差が出ないのですが...。
ところが第一グループをS先生とK先生で一つずつ質問しました。時間は3分程度経過。するといきなりS先生が「はい、じゃ終わります。」と いきなり終了宣言!えっ?まだ3分しか経っていないですよ!それに予定より4分も早く入室させたのにもう終わりですか!? ていうか誘導の先生も来ていないし...。仕方がないので受験生には「すいません。誘導の先生が来るまで廊下で待機していてください。」と 言いました。そこへ第2グループを引き連れて誘導係のA先生が来る。「えっ?もう終わったの?」と言う顔をしている。そりゃそうですよ。 間に5分以上のインターバルがあるはずなのに予定より10分以上早く済んでいるんだから。次はもっとゆっくりやるだろうと思ったら、 せっかちな両ベテランはまたまた5分程度で終わらせてしまう。あのーまずいんではないですか?といいかけたところ、やはりその進行を 監視していた入試係のZ先生がやって来て「すいません、早過ぎるのでタイムテーブル通りお願いします!」と言いに来ました。 私のような若輩者ではなかなか言えませんでしたので助かりました。「じゃあO−TEACHERも時間調整で質問しなよ。」と 言われ、それ以降は第3の質問者として受験生をいじりました(笑)普通の志望動機や抱負の他に色々と...。でもそんな変な 質問しませんでしたよ!念のため。まぁ色々な生徒がいましたが特に問題はなく無事終了。
そして午後からは採点。採点主任の指示の下、みんなで集まって○付け。普段テストは個人個人で採点するものですが、入試だけは
みんなで集まってああだこうだ言いながら採点する場。相変わらず教科の特性が出て、英語科などは例年のごとくディスカッションしつつ、
社会科はみんな個々に、国語科は和気藹々と(笑)採点しておりました。で、例えば体育科や芸術などは、数学やら理科の助っ人として
編入されるのですが、国語には体育科が補強されました。いや別に悪口ではないのですが、やはり普段から肉体派の先生達ですので、
こういうお仕事はあまりお気に召さないようで(^^;)すぐ飽きたり、無駄口たたいたり、逃げ出したり...お手伝いして
くれて大変助かりました(爆)
そして次にその点数をコンピュータへ入力。ここからが私の本来のお仕事。コンピュータ係として、みんなが採点終わった後に、 もくもくとやる裏方仕事です。いちおう数人の先生と共同して約2時間かけて、確認しつつなんとか全員分の点数を入力。今回は 色々な教科の細かい点を分散して入れたために昨年の3倍の時間がかかりました。あー、疲れた。とりあえずこんな感じで 無事本日の入試業務終了。明日はいよいよ合否のためのデータ整理に入ります。やれやれ。
午後からはクラス的お仕事。前からため込んであった普通の写真をスキャナで取り込む作業をやりました。これがけっこう手間。 ノートパソコンのメモリもCPUも全然ダメダメなため、本当に画像読み込み、そして画像の編集等が、呆れるほど時間がかかりました。 だって一枚取るごとに固まっちゃうんですもの!というかワンクリックすると次の操作までに20秒くらいかかり、イライラしながら 取り込み作業。本当にもう少しまともなパソコンが欲しいと思いました。というかこういう系の仕事専用の、ある程度高機能の パソコンが数台欲しいです。やれHPを作れ!デジタル化しろ!と大号令かける割には、それが出来る「ブツ」がないんだから。 まさか自前で学校に持ち込むことも出来ませんしね。そんなわけで午後はそういうことをして惚けていました。以上!
午後からはその会議があり。その前に少し時間があったので国語科の先生達とまったりと過ごす。みんなでくだらない話で盛り上がり、 ちょっと和む。そしていよいよ合否判定会議。私はコンピュータ係なので、データをスタンバイして、いつでも必要データを取り出せるように 準備。その前に上の方でいちおう原案を作ってあるのでスムーズに運ぶはずでした...。ところが!S宮氏の発言により途中 一時混乱!おいおい、頼むよ!こんなところでこじれさせないで欲しいんだけれど。後の作業がずれ込んで大変なんだけれど...(泣) まぁその発言はもちろんここでは書けませんが、判定会議の材料についての確認というか指摘でした。でもその確認のために30分も 中断し、予定が大狂い。それでもいちおう原案通りにほぼ終了しました。無事合格者も決定。
しかし本当に大変なのはここからです。私がメインとなり各種作業の指示。まずは判定会議を受けて合格者名簿、不合格者名簿の作成。 これを徹底して確認してもらう。もちろん私がコンピュータ上できちんと出していますが、ミスがあっては困るので教務部の人達に 3回くらい確認してもらいました。次は合格者に出す合格通知書の作成。あなたは合格しましたという紙切れ(笑)そして不合格の 子には結果通知書。不合格って書けないから一般入試が受けられますと書いてあるやつ。これらをF島先生に差し込み印刷で全受験者分 作ってもらう。でもこれも一枚一枚確認しながらの作業となるのですごい時間がかかります。おまけに少し印刷してから、文面に ミスが見つかり慌てて再出力したりして時間がかかっておりました。K名先生には合格発表時の掲示物の作成をお願いしました。 例の番号が書いてあって貼り出すやつです。これをお願いしました。そして私は各中学校へ出す合否が合わせ載った文書の作成。 中学ごとに××君、合格・△△さん、不合格と書いてあるやつ。中学校校長宛に出すやつです。これも取り消し者を抜いたり、 もしくはミスがないかどうか確認したりしながらなので大変でした。そして何より中学校数がめちゃくちゃ多いのです。延べ80校近く 作りました。そしてその後に今度は同封書類一覧という文書。これが合格者不合格者が入り交じっている中学用、合格者しかいない中学用、 誰も受かっていない中学用と、3種類作らねばならず、それをいちいち確認してひたすらまた80枚...。本当にヘロヘロになるほど 作業しました。もちろん教務部の人達は割り印押したり点検したりで、そちらも大変そうでした。結局すべての作業が終了したのが 夜の7時!3時過ぎから始めて4時間弱!ふぇーん、疲れました。教務部でもないのにこんなに働くなんて...。でも大事な大事な 受検ですからミスは禁物なので、時間がかかることもやむを得ません。でもこういう仕事を夜遅くまでしていると、生徒が文化祭準備等で 遅くまで残って高揚するように、実はちょっとハイテンションになっていましたが...(笑)でもすんげー疲れた。こんなに働いても 差し入れはないんですか...管理職?(爆)
その土日にも頻繁に携帯へメールが届きます。大学の合否について。生徒には自宅学習期間で会えないため、分かり次第メールで 連絡するように言ってあるのです。そのためそろそろセンター利用の大学や家政系や短大などではちらほら出てきました。 その結果が来るのですが、まぁ予想通り受かる人もいれば落ちる人もあり。当然のように色々なわけです。でもすでに合格発表が 済んでいるのにメールが来ないやつもいたりします。それはまぁ察してそうなのだなぁとは思いますが、でもきちんと連絡が 欲しいものです。心配しているのですから。
さて本日はまず朝から卒業アルバムの写真校正第3弾、クラスページ編。と言ってもすでに自宅学習期間に入ってしまったため、 生徒自身が確認できず。遅すぎ!仕方がないので私がざっと目を通す。そして次に軽く事務仕事。もうすぐ3年生の卒業認定会議が あるので、自分が出すべき成績をチェックしたり、クラスの出欠を転記したりする。
そんなことしていると我がクラスの女子が二人ほど登校。ひとりは滑り止めは受かったのだが第1志望が落ち、不安になって今から 3月の試験を受けようかという相談に。まだ発表待ちの学校があるのだが、本人は全然手応えがなかったらしく、もうかなり 追い込まれている感じ。まぁまだこれからだとは思うのですが、どういうケースになっても対応できるようにこちらも準備することを 約束。うーん、取り越し苦労で済めばいいのですが...。そしてもう一人は合格報告!念願の第1志望に受かり、その報告に 来ました。うーん、こういう喜びの報告はいつ聞いてもこちらも嬉しくなる。昨日事前にメールで連絡を受けていたのですが、 本人がどうしても直接報告に来たいというので、わざわざ来てくれました。彼女の場合もうここしか行きたくないというくらいの 第1志望でしたので、本当に良かったです。私もホッとしました。でもこうやって悲喜こもごもの展開が連日続くのですよね。 こちらもあまり一喜一憂しすぎると疲れそう。親というものはこんな気持ちなのかも。
放課後に合格発表の準備がありました。先日の特色化入試の発表が明日のため、中学校へ発送する書類一式の袋詰め、合格掲示など 各部署に分かれて色々準備。でもブツは金曜日に遅くまで残って出力したので、今日はそれを確認して遺漏ないように分類、 袋詰めするだけでした。私は合格番号を掲示するやつを切り貼りして作るだけの単純労働でした。その後軽く教科会議。成績やら 来年度のことについて少し。まぁそこまでで終われば無事な一日でした。しかし問題はその後発生!部活をしていたらいきなり 呼び出されました。何かと思ったら、同封書類一覧という書類があるのですが、そこに書いてある文言が違うと、管理職の方から 指摘があったのです。で、すでに袋詰めしたやつをすべて差し替えろというお達し...。ていうか元々県の方から来た この手の見本の書式は教頭と教務主任しか持っていません。私は昨年のものをプリントアウトし「これでいいですか?」と 尋ね、OKをもらって88校分印刷したのです。ところが今頃細かい管理職が「ここにある『特色入試選抜結果通知書』を 『入学試験結果通知書』に替えてくれ!」と言い出したのです。確かに去年はそれで出したのに、今年はこだわるようです。 なら始めからきちんとチェックして指示しろよ!今頃になって発見して差し替えを命ずるなんて遅すぎだよ!教務主任も陰で 「あれくらい気にしなくてもいいのに。それほどの違いはないし何か言われたら謝れば済むことなのに...。」と言っておりました。 まぁ確かにそれはそうですが、それもどうかと...(笑)でもおかげで私のような下々はそのツケでいきなり、金曜日にやった プリントアウトが再スタート(泣)それもほとんどの先生が帰った後に、私やら教務部の人だけで人海戦術。結局小一時間 かかってしまいました。あーあ、こんなオチが付くとはね...やれやれ。
仕方がないので住所録ソフトを持ち込んで、合格者の住所をひたすら入力。前にも書きましたが、あとで生徒の住所録を作る時には この手のソフトが一番。Excelから名前のデータを読み込んで、ひたすら住所録ソフトで住所や生年月日を打つ。でもなんだか 気合いが入らなくて1時間程度で断念。
そうこうしていると今日来るといっていた生徒が来られなくなり、代わりに昨日落ち込んでいた子が「受かったー!」と満面の笑みを 浮かべて来校。もう心配させやがって。でも本人がとろけるほどの嬉しさで喜びを語っていたので良しとしましょう。また別口で 二人ほど登校して勉強しに来ていましたが、邪魔しちゃ悪いので放置。
そういえば朝から、とある男子が「今日××大学の入試なんで、『雨降って地固まる』みたいなうまいこと&自信があふれ出てきそうな 言霊をヨロシク」とメールあり(爆)っていうか、すでに自分で言っているじゃんかよ!まぁ担任に何かしら励ましのメッセージを もらいたいらしいのですね。本当にサービス業です(笑)とりあえず元サッカー部なので「受験もサッカーも攻めないと点は取れないぞ!」と 送っておきました(笑)まっ、そんな一日。
そんなわけでこれらの仕事をひたすらこなしました。まずは3年生の成績がらみの仕事。一覧表の提出、成績上位者の抽出、通知票へ 入れる順位のデータ処理。でもこういうことやっているといよいよ卒業間近という感じがしてきます。そんなことしているとクラスのやつらから 時々メールが入る。もちろん合否の連絡が主。ある人は某大学合格したが滑り止めなので嬉しそうではない文面、でもある人は 滑り止めも落ちてしまい、けっこう泣きが入っているものもある。こういう時は慰めの言葉もないですね。そうかと思うと恋愛相談みたいな メールもあり、色々です。
そして次にやったのは特色化の合格者の住所などをひたすら入力する作業。どうせあとで住所録を使うのだから、今のうちにせっせと 頑張りました。無事130名足らずを2時間強で終わらせました。でもこれって本当は総務部の仕事なんですが、来年度の1学年の ためにサービスで。それと並行して月曜日から始まる一般入試用のデータ入力ファイルも作成。昨年のデータを消去し色々手直し。 こちらも1時間程度で済みました。
と、ふと見回すと国語科の先生のいないこと。K村先生とF川先生はお休み、K名先生とK子先生は早退、I川先生は生徒が病院へ 行ったので、その付き添いで一時不在。だから午後あたりは私とI黒先生とY倉先生の3人しかいませんでした。少なっ!そういえば 学校はインフルエンザが流行だし、生徒も先生もバタバタ倒れだしております。こんな時期にやばいですよね。私も気を付けねば。