移山倒海たる 2月 下旬 編



2月21日(月) 相変わらず相談係

このHPもあと一週間。ラストスパート頑張ります。とは言ってもさほど日常に変化なし。同じように千客万来の日々。 まずは某男子が登校。こいつは1校受かっているのだが、行かずに補欠合格の繰り上げを待ち、ダメなら浪人覚悟という選択を したいとの相談。個人的には行くべきだと言ったが、色々悩んでいて、相談しつつお金のこともあるので親と相談してから 決断するとのこと。次は女子。こちらもひとつ受かっているのだが、自宅に近いから嫌だという理由だけで3月に他も 受けたいとのこと。それなら始めから受けるなよと思うのだが、まぁ本人の意思なら仕方ないが...。どうもちょっと 遊びたい気分があって都内志向なのが原因らしい。オイオイという感じ。一緒に大学探しするが本人の希望にはほど遠し。

その合間に入試の追加分データを入力し、プリントアウトし精査してもらう。明日からはいよいよ名簿作りか...。 そうこうしていると一番気に掛かっていた女子が来校。色んな意味で一番心配していたのだが、無駄話して励ます。 ついでにHP作りなど伝授して、学校HP作りのお手伝いに引きずり込む。私一人だとどうにも手が回らなくて困っていたので、 有能な助手が欲しかったのです(爆)

本当はやるべき仕事が山ほどあるのですが、引きも切らず生徒が相談に来るので、全然捗りません。放課後に卒業アルバムの 取り残し写真撮影やら、印刷された見本などの点検など、慌ててやる始末。もう本当に猫の手も借りたいニャー(爆)


2月22日(火) 私設秘書誕生

本日も生徒来校。まずはS君、前日の大学入試問題がどれくらい出来ているか見て欲しいと来る。で、ばーっと解いてみると 6割程度の出来。うーん、微妙。相変わらず何ともコメントしづらい出来具合。7割以上できていれば合格しそうな勢いだし、 5割程度ならまずダメだろうけれども、6割だと平均点やら倍率に左右されそう。日頃の点数も同じようなものだけに微妙さな 違和感だけ残りました(爆)付き添いできたT君は「もう予備校の予約です!」と早々と白旗。頑張ってくれ...。 そうこうしているうちにあちこちからメール三昧。もちろん合否がらみですが、あれやこれや返信するのも大変。

そして卒業アルバムの色々をこなしたり、テニス部の写真をスキャニングしたりとまだまだ仕事三昧。あっ!当然入試の名簿作り、 面接割り振りなどもパッパとやりましたよ。

そして今日のメインは私設秘書への指示(笑)実は以前にも書いていましたが、そろそろ学校のHPを手直ししなければ ならなことになっております。ただ何とも忙しくてなかなか時間が取れません。そもそもデータ集めの段階から滞っているわけですが、 今あるHPはあまりに貧弱で、中学生が学校選びをする時にも、ほとんどスルーされそうなやつなので、一から 作り直さねばならないのです。でも本当に手が足りないので、とうとう私設秘書任命(笑)私のクラスで一番有能な女の子を ゲットしました(笑)いちおう大学も決まって暇をもてあましているので、登校を促しだまくらかしました(爆) 幸いコンピュータもそこそこできるので、これ幸いと「文化祭のページ」を作ってもらうことにしました。まぁ細かいタグ打ちやらは なんとかなりますので、まずは絵コンテを作ってもらいページレイアウトを依頼。その上好都合なことに、文化委員をやっていた子なので、 文化祭関係には強く、私の知らない(持っていない資料)なども沢山持っていたので、是非活用してもらうように しました。途中I越先生に文化祭の写真データをCDでもらい、本人に手渡し、画像を選んでコメントを考えるところから お願いしました。かなり出来る子なので本当に大助かり。もう勝手に私設秘書としてこき使わせてもらいます(爆)

とまぁまだ色々あるのですが、日記を打つ間もないくらいまだ忙しいです。はい。


2月23日(水) 片付けつつ

本日は3時間授業後、掃除、そして入試の設営・準備の日でした。私は朝から再びCD焼きに没頭。でもまぁこれはたいしたことなかったです。 これもまたほとんど趣味の世界なのですが、卒業に向けてO−TEACHERプライベート作戦第2弾をひたすら頑張る。全40人すべてに 関してあれこれ○○する。もう腕がちぎれそうでしたが、とりあえずなんとか目途が立ちました。その合間にまたまたメールが2通。良いニュースと 悪いニュース。もうなんだか誰がどこ受かったのか落ちたのかわからなくなりました。その上生徒が2名来校。ひとりは事務的な手続きで、 もうひとりは他の先生に入試問題を見てもらいに。まだまだ受験は続いております。

大掃除は特にすることなし。前回から引き続き面接会場のため、全然教室の中身は変わっていないので、軽く掃き掃除くらい。あー、早く 机椅子を元通り戻したい。なんだかすっかり受験会場じみていて淋しいので。午後は国語研究室の机の周りに片付け。3年生のたまりに溜まった 無駄資料が山のようにあり、それをすべてシュレッダー。特に予備校模試の結果が全部で8回分くらい溜まっていて、ただ捨てるわけにも 行かずひたすらシュレッダー。そしていらなくなった色々な文書を片付けていました。でもこういうことをしていると本当に卒業が 近いんだなぁと淋しくなる。こうして処分して感傷的になるのが年度末...。でも最後の最後に望外の吉報メールが飛び込み、ちょっと ハッピーになりました。Kさん、おめでとう!

そんなホクホク気分で帰る途中、またまた携帯に電話が。誰かと思ったらまたまた我がクラスのSさん。大学の報告でしたが、実は クラスの一部で集まって友達の誕生日会をしているとのこと。計6人くらい次々と電話に代わり、しばしお話。みんな学校が恋しいようです。 私も声を聞きながら、またまたちょっと感傷気分。つながっているけれども、離れている。離れていく。こうして少しずつ距離が 出来てくるのだと感じた電話でした(クスン)


2月24日(木) 英文と採点に踊らされる

入試一日目でした。本日は5科目の試験。私は1限目の国語の監督をしました。なんかこう漲る緊張感がいいですねぇ。受験生に とっては大変だけれども。しかし私はこの合間に色々別仕事が入りました。まずひとつは英文の成績証明書作り。実は昨日の夜 うちのクラスの、とある女子よりメールがあり、英文の成績証明書が入り用になったと連絡あり。実はこの子、卒業後に語学留学 する予定になっているのです。予定では5月だからまだまだ大丈夫と思っていたところ、手続きのため早めに必要となり、慌てて 奔走。といっても今までそんな経験一度もないからあちこちへコンタクト。すると同じく留学させた経験のある数人の先生方から アドバイスを受け、無事雛形をゲット。英語科の先生の指導を受けて何とか作りました。もちろんすべて英語表記のため、 『これはどういうこと?何を意味しているの?』とわからないことがあるたびにExcite翻訳。助かりました。なるほどなるほど、 これは「上記の用件を公式に認める」という意味ね、つまりは上記の内容を証明するという意味か...なんて感じで納得しました。 うーん、すっかり英語が出来なくなっておりました。

そしてまた監督の合間に調査書精査。もう受験のための調査書作りはないのですが、卒業後用に作り直さねばならないのです。 今までのはすべて前期の成績・出欠しか載っていませんが、卒業後は当然年間の成績と出欠のデータに差し替えねばなりません。 で、成績データなどの差し替えは進路の方でやってもらったのですが、出欠などは担任でなければできないので、いちいち 数値入れ...。しかしどうも進路の担当者が不慣れらしく「あのー、全体人数が間違っていました...。文系のDランクが 1名多すぎたので各自で訂正してください。それから以前手直ししてもらった部分はまた元に戻ってしまったので、各自で 再度変更お願いします。」だと。おかげでいちいち確認しつつやっていたので、1時間10人もかかっております。ひょえー! というか大学によっては、この卒業後の調査書を入学と同時に提出せよというところもあるので、うかうかしておれません。

さて試験は続いておりましたが、1限目の国語はすぐ採点が出来ると言うことで、先発隊が午後から採点。今回も相変わらず 悪問で、記述の部分がどうにでもなるような設問。採点する方はたまったものではありません。相変わらず国語科主任が吼えておりました(笑) それにやたら記述が多く、解答例も微妙な部分もけっこうあるので、他教科の人に手伝わすわけにも行かず、ほとんど 国語科オンリー採点。若干記号のところはやってもらいましたが、ほぼ私もフル稼働。記述のところを一部担当し、後半は あちこちの再検などに借り出されました。もちろん内容については言えませんが、やっぱり問題の多い試験問題でしたね。 どうしてこんな問題ばかり続くのでしょう。結局4時間くらい頑張り、2/3ほど済ませて本日は終了。あー、もうぐったりです。


2月25日(金) 入試2日目

入試2日目。昨夜の雨が朝方雪に変わり、少しだけ雪化粧。朝、昇降口辺りにいると、受験生達ははきはきと「お早うございますー!」と 言われたとおりに元気に挨拶(笑)こちらも「お早うございます。」と返す。「さっそく滑った?」なんて口が裂けても言えません(爆)

本日私は面接でした。2日目はグループ面接となっておりますので、6人一組で15分ほどやります。面接にあたっていない先生達は 裏で採点の続き。相変わらずの記述がまだ残っているため、面接官の方がかえって気が楽かも。

さて私はD面接室で、数学のO形先生と社会のT田先生と3人一組でやりました。この面談もきちんとやり方があるようで、そんなに きちんと決められているわけでなく、ある程度面接官の自由裁量に任されています。いちおうチーフのO形先生の指示の元、打ち合わせを しました。「じゃあ、私が初めの2グループやりますので、あとはO−TEACHERとT田先生で。」というので、私は始めのうちは 見ていればいいんだ...と思っていたら、いきなり1グループ目、3問くらいして時間がまだまだ余っていることに気付いたO形先生は 「じゃあ、O−TEACHER...」といきなり振ってきてびっくりした。ていうか何にも質問考えていなかったのに...。でも そこは臨機応変に切り抜けましたけれどね。そういえばO形先生が一番初めに「では名前と出席番号と 中学校名を言ってください。」と言ったのには驚きましたけれどね。でも中学生達は普通に受験番号を言っていましたが(^^;)

さてその質問内容なのですが、いちおう想定質問集があり、また個人の思想信条にかかわることには触れていけないし、不利になるようなことも いっさい聞けないので、割とありきたりのものになります。でもそこは私ですから、軽く捻った質問をしてみました。例えば 「中学生と高校生の違いは?」とか「あなたが尊敬する人とその理由」とか「最近一番嬉しかったこと」「映画や本、TV番組等で感動したシーン」などを 聞いてみました。みんな志望動機や中学時代頑張ってきたことは、けっこうきちんと練習してきてスラスラ言えるのですが、少し 捻ると考え込む子もいました。でもこういう質問をすると、どんなことに興味があり、どういう感覚を持っているのか、などが 垣間見えて面白かったです。ちなみに高校の面接なんて、よっぽどキョドってない限り悪い点は付きづらいはずですよ(多分...) 中にはなかなかうまく答える子もいて感心することもありました。そんなわけで不可なく4グループ終了。そしてすぐ採点の続きへ 駆けつける。しかしほぼ終わっていて点数合計などをするくらいでした。国語科の先生達は皆げっそりしていて、こちらの方が やはり大変でした。

午後は再び合計出したり転記したり抽出答案を確認したり。でも国語科は比較的早く終わったので、他教科の採点待ち。コンピュータ係の 私も待機していました。時間が少し空いたので卒業式に向けてクラスへのサプライズを準備。というほどのことではないのですが、 なんだかちまちました内職のようでぼーっとしてしまいましたが...。途中生徒からメールが来たり電話が来たりは相変わらずですが、 今日は入試のためほとんどまともに対応できず。ていうか予定表には書いてあるんだから、今日はさすがに手が離せないと言うことくらい 察してくれよ...。でもまぁ仕方ありませんね。

全然関係ないですが、今年は管理職が二人とも代わったせいか、いまだに校内人事の動向が示されておりません。確か昨年はこの時期に、 前回採ったアンケートの希望人数が張り出され騒然としていたものですが、今年は出る気配なし。というわけで国語科のI川先生と F川先生が、勝手に予想裏人事を立てておりました。そのあまりの熱心さに、管理職から依頼を受けているのではないかと思うくらい。 それによると私は...(爆)まっ、こうやって色々予想しているうちが楽しいんですけれどね。さて私は来年度どこへ行くんでしょう。 担任か副担任か、学年は分掌は?


2月28日(月) 待つ苦しみ

えっ?今日の日記が最後ですか?でも特別に何もありませんが...。さて本日は入試明けなので、まず朝、復元作業。いちおう 我がクラスも面接で使われていたので、元通りに復元。やっと教室が普通に戻りなんだかホッとしました。今までガランとして 寂しかったのですが、元通りの机配置になると本物の教室っぽくなりました。これで3年生をいつでも迎えられます。

でも相変わらず生徒の応対に追われています。まずはとある男子が大学を落ちまくったので専門学校へ進路変更。もうすでに 3校ほど学校見学を済ませ、どこにするかも決めてきました。あとは私の方で推薦書を書くのみということで、明日までに 書き上げることを約束。そしてもう一人、大学提出用の調査書が必要だということで、女子が一名登校。こちらも了解する。 調査書の方も卒業後Verに書き換えも終わり、プリントアウトしたりする。そうそう通知票も出来上がったのですが、まだ あと2日登校する日があるのですが、遅刻や欠席があると書き直さねばならないので、なんだか不安。まっ、その時はその時。

生徒の方は12時で完全下校。午後から再び採点業務。と言っても国語はすでに終わっているので、特に仕事はなし。 ただまだ他の教科が抽出答案などの作業があるので、次の作業が進みません。いちおう点数入力は終わっているのですが、 その確認・訂正作業やらもあり、結局我々コンピュータ係の会議原簿作りはその後からとなりました。しかし本当に進まなかったのは この後です。実はこのあたりのコンピュータ上の作業はけっこう細かくて気を遣う難しい手順となります。例えば元データから 取消者を抜いたり、転記ミスによるデータ修正作業など、神経を使います。で、その後まぁ色々と細かい並び替え条件が 沢山あるのです。でもまぁ手順と流れがわかっていればまぁだいたい1時間足らずで出来るものです。しかし今回私は一切 手を出しませんでした。本来このコンピュータ係はチーフのI先生を含め、全員で5人います。しかし前回の特色化入試の時は ほぼ私一人でやりました。でも何かミスがあると、当然私一人の責任になってしまいます。で、今回はI先生やF先生にお願いしたのです。 というのも、いつも私に任せっきりになってしまって、この会議資料作りの手順などがまるでわかっていなかったからです。 当然私一人でやっていたのですから、わからないのは仕方がないのですが、もし私が風邪か何かで倒れたら(実際風邪気味なので) 判定会議に間に合わなくなってしまうことにもなります。だから今回は流れだけ教えてお願いしたのです。

ところが...これがいつまでたっても出来ないのです。それもけっこう簡単なところでつまずいてばかりで一向に進みません。 余計なデータを削除するという単純な作業でも「あっ!間違って消した!やり直しやり直し。」とか「あれ?このリンクで つながっているセルは消しちゃダメなの?」と、ミス連発。おまけにExcelの使い方が基本的に遅く、例えばRank関数をいちいち 手打ちしていたり、絶対参照していなかったり、なんだか見ていてイライラしてきました。でもここで手を出してしまえば、 また私が一人でかぶることになるので、ここき忍の一字。アドバイスしながら放置。でも見ていると、並べ替えが間違っていたりして 冷や冷やでした。つい何度か「私がやりましょうか?」と言ってしまいましたが。当然入試関係ですからミスは許されませんので、 逐一チェックして「そこは違います!」と声はかけましたがね。それでもひとつ作業しては考え込み、昨年度のものと見比べ、 そしてやっと次の作業という、超マイペース作業。それで間違っていなければいいのですが、時々ミスるし...(^^;) けっこうイライラしてストレスが溜まりました。自分がやった方が何倍も早いのですが、ここは育てる意味もあって我慢しました。 うーん、教員相手の「待ち」は疲れます(爆)おかげで何度も印刷するつもりだった教務部の人が、入れ替わり立ち替わりのぞきに来て、 こちらの作業が終わるのを待ちわびていました。結局出来上がるまで3時間近く。見ているのも疲れましたね。でもこれで 明日には何とか会議資料も出来て、何とか進むでしょう。あー、ストレスが溜まった。

と、この日記の最終回がこんなんでいいのかしら?(笑)


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