で、とうとう本日から三者面談が始まりました。普通の学校では6月くらいに面談週間があるだろうし、中には3年生だけ、もしくは 保護者とだけというパターンが一般的だと思われます。しかしうちは二期制ですから、この時期テストがないので、7月14日から 半日授業、午後から面接週間という日程になっております。ですからかなりのフライングなのです。でもこれはすべて個人的な 都合であります。インターハイのための出張や準備があるため、その時期にはできないのです。だからそれらの日を除き逆算していくと、 こんな早くからやらなければ終わらないことになってしまったのです。多分本校一早いスタートでしょう。保護者も「あれ?今って 面談週間ですよね?どなたのお母さんも見かけないので…」と不安がって来校してきました(^^;)
しかしうちの学校の場合、けっこういい加減で、この面談も担任裁量に任せっきりで、昔とある担任なんて、数人しかやらない人も いたようです。そして形態も様々で、一般的には保護者と担任の二者でやるのが多いようです。ただ私はポリシーとして三者で (生徒、保護者、担任)それも「クラス全員」とやるのが信条なのです。ダメ担任ではありますが、せめてこういうふうに 親とも本人とも接するチャンスは最大限に活かしたいという主義なので。それにこういうふうに親と顔を合わせておけば、様々な 行き違いによるトラブルも最小限に防げますし、親の人柄も理解でき、意思疎通も図りやすいのです。そして何より、こんな いい加減な担任なんだと理解していただければ、諦めもつくでしょうから(笑)でも親の前での生徒の様子を観察し、家での 様子が垣間見られるのが、けっこう何かのプラスになったりするのです。ですから、これだけはどんなに忙しくても全員ときちんと 会うのが私の数少ない信条だったりします。
というわけで5・6限授業の後、疲れた身体に鞭打って4人ほど頑張りました。今日は全員男子。どちらかというと軟弱系男子 ばかりでしたが、案の定お母様が甘やかしているふうが見られ、なるほどなぁと納得した次第。まぁ成績のことなどで苦言を 言う場面もありましたが、無事2時間程度で終了。あー、あと36人(泣)
LHRの時間は席替え&文化祭の話。しかしここにきて「劇には出たくないー!」とわがままを言い出すやつが出てくる。何を 今更!なんだかクラス全体の雰囲気も今ひとつ乗り気でないという感じ。これにはちょっと激怒!ふざけんなよー!今更企画変更なんて できるかー!っていうか文化祭係が苦労して企画書書いたり、様々な書類書いたりして頑張っているのに、自分の気分だけで勝手な 物言いをするなっ!だいたい「部活が忙しいから、部活に入っていないやつがやればいい!」という言いぐさはなんだ!ならお前は クラスの文化祭に協力できないのなら、文化祭へ顔を出すな!参加する資格なし!例え30分でも1時間でも時間を融通することを しないようでは、元々部活加入率の高い我がクラスでは出来るわけがない。その上「役者なんてやだー!受付がいいー!」と 勝手なことばかり言う。おいしいところだけ持って行って苦労は人に押しつける、そういう身勝手さも我慢できない。 「先生が出たらいいじゃん!」と来ると怒り心頭。誰のための文化祭だよ!私の文化祭ではありませんよ!どうも協調性とか、 他人を思いやるという意志に欠けている発言をするやつが多い。色々意見を言うのはけっこうだが、クラスのための文化祭なのだから もっときちんと考えて話し合って欲しい。さすがにちょっと呆れてしまったので、最後にそのことを全体に言いましたが、果たして クラスの子たちはわかっているでしょうか?なんだかちょっとがっかりです。
放課後本日も三者面談。4人ほどこなす。 途中やったある男子は成績優秀でトップクラス。何の問題もなさそうなのですが、けっこう普段一人でいることが多い。だからといって いじめられているわけでもなく、孤立しているわけでもなく、孤独を好むタイプ。でも親としては心配らしく、成績よりも「もっと 友達と遊んで欲しい。」とのこと。うーん、こんな悩みもあるんだなぁと思ってしまいました。でもそれよりも疲れたのは本日 ラストの子。この女子は天然系なので、お母様が切れていました(^^;)私はこの手の天然には慣れているのですが、母親の勘に障るような ことばかり言い出す。平気で「地理?テスト前に1回も教科書見なかった。だって好きじゃないんだもん!ケラケラ(笑)」と、点数が悪くても 全く意に介せず相変わらずの能天気発言(そういう子なんです)でもお母様はそういう娘の態度に我慢がならずピリピリしている。 青筋立てながら「ほら!先生が『こんな点数ではかなり頑張らないと。』って言っているでしょ!なのになんなの、その態度は!」と 怒っている。でも娘は気にせず「だってやりたくないんだもーん!へへへ。」だと。まぁ本人は悪気がないし親の前での照れもあるので、 そういう無神経な発言をするのですが、親は先生の前で恥をかかされたと思っているらしく、どんどん語気が荒くなってきて 本当に最後の方はいやーな雰囲気でした。かえって私が気を遣って「まぁお母さん、本人も今後はやると言っていますし、ここはひとつ 今後に期待して…」と取り繕う始末。なんで険悪な親子関係を私が仲介せねばならないのでしょう(泣)色々ありますよ、親子関係って。 というわけでたった4人なのにぐったり疲れた面談でした。やれやれ。
しかし…もう書いていくうちに涙でにじんで書類が見えませんでした。というのもこの動静表とともに出張申請も出すのですが、あまりの 多さに気を失いそうでした。夏休みに入ってすぐ部活の大会が2日間。そしてインターハイが9日間拘束。その後すぐ次の日から テニスミニ大会が5日間。お盆をわずか数日挟んで合宿で4日間。合わせるとほとんど休みが取れません。その他インターハイ準備やら 部活指導、学校説明会やクラスの文化祭準備日を考えると、全然空きがないことが判明。いちおう高体連主催の大会で土日を使った日は、 長期休業中に(つまり夏休みに)振り替えで休めるはずなのですが、それらがほとんど取れません。振り替えで休める日が10日間くらい たまっているのに、ほとんど消化できず夏休みが終わりそうです。おまけにその夏季休暇の6日間もほぼ丸々残りそうです(泣)あー、 こんなに溜まった休暇、誰か買い取ってくれませんかね(爆)
そんなわけでその書類書きでまた1時間くらい取られました。もう連日これらで終わってしまう。授業の方は古典文法まっしぐら。 どんどん助動詞で討ち死にです(笑)果たして何人生き残れるのか?(笑)
相変わらず放課後は面談。本日はパワフルお母様降臨!(爆)そのパワーに圧倒されました。よって沈没。ひょえー!
そしてこの出張ですが、当然のごとくインターハイ絡みです。今日の午後から金曜日までずっと出張です。内容はインターハイの組み合わせ 会議。今日は午後からその会場設営などの準備です。市内のホテルでやるので、そこへ行き、みんなで色々セッティング。 いちおう私も広報副委員長なので、PCやプリンターをセッティングしました。ところが与えられたノートPCがWindows98!プリンタの ドライバを入れたはいいが出力できない。あれやこれややっていたらどうやらポートが変なことになっていて、なんとか直して 事無きを得ました。その後組み合わせボードの設置や軽いリハーサルをやり、本日は終了。いちおうテニス専門部の執行部の人たち ばかりなので、まぁああだこうだ言いながら和気藹々と進みました。明日からの組み合わせ会議がうまくいくことを祈るのみ。
昨日の続きで、インターハイの組み合わせ会議に出席。まずは午前中再びセッティング&リハーサル。と言っても実際には午前中は あまりたいした仕事がなく、これなら学校へ行きたかったなぁと思っていました。でも午後からは忙しかったです。全国の地区の 常任委員長たちが集まり、シード順位の話をして、その後くじ引きでドローを決めていきました。その内輪は思ったよりいい加減という よりざっくばらん?もっと細かい色々な駆け引きがあるのかと思ったら、意外に実力順通り(ランク・実績順)スムーズに進みました。 でも私は広報記録副委員長ですから、決定したドローを打ち込むのと、ボードに貼り付けられたネームプレートの確認作業であたふたしていました。
でもこういうものも段取りよくやればもっと効率よくやれるはずのところが多々ありました。例えば私がドローを入力・確認するPCスペースが あるのですが、それと真反対側にネームプレートの貼られた大ボードが移動されてしまいます。それを確認するためにわざわざそちら側まで 走らねばならず、どうしてこっちのサイドへ持ってきてくれないのだろうと疑問を呈すと「それが今まで長年行われてきた組み合わせ会議の やり方だから勝手に変えられない。」ということでした。かといって次の組み合わせをやっている最中にバタバタ動いたり、読み上げて 確認作業もできないので、なんとオペラグラスを使って、向こう側のトーナメントボートを見て、小声で確認していくという、超アナログな やり方が踏襲されているのです。もうびっくりでした。これはほんの一例でまだまだ改善するべきところは沢山あるのですが、 勝手に変えられないお作法が存在するようでした。
とりあえず団体戦は完成させ、個人戦のシードまで抽選し本日の部は終了。私らはその後、それらを整えて仮ドローを作成。 その後は全国常任委員達との情報交換会という名の接待。いちおう名刺配りなどしました。しかしその中でも色々なドラマが。 最後の締めの挨拶にうちの県の副委員長が挨拶したのですが、なんだか険悪な話を。20年以上前のインターハイのクレーム話を 蒸し返したり、視察に来たときの全国理事の態度の横柄さに苦言を呈すような挨拶をして、かなり会場が凍り付き異様な雰囲気と なりました。こちらは歓迎する方なのに、どうやら20年来の遺恨があるらしく、またこの宴会の席で、偉そうにあれこれ言われて 腹が立ったらしい。うーん、大人の世界の醜い確執。どこでもこういうドロドロしたものはあるのね。
しかしながら、私的にはこういう上の方の世界を垣間見られて良い経験をしました。もちろん本大会はまだだけれど、組み合わせというのが どういうふうに決まっていくのか、強い地方のチームのテニス観を聞けたり、なかなか勉強になりました。でもけっこう疲れたけれどね。 まだ明日もこれが続きます。でもこれって本当に先生の仕事なんだろうか…。
私はどんどん決まっていく組み合わせを、どんどんExcelで作ってあるトーナメント表に入力する作業に没頭していました。どこかの 偉い人が作った自動トーナメント作成マクロが組まれており、名前や学校や番号を入れると自動的に作られていくという優れもの! しかしながら学校名が7文字もあって長くて表記されなかったり、見栄えのために半角スペースを入れたり、そういう細かい作業が あるので意外に手間取ります。11時30分にすべての組み合わせ抽選が終わったのに、全国常任理事の人達が、昼食後会場視察に 出かけるので、それまでにすべて作り上げプリントアウトし、手渡ししなければならなかったのです。チーフのT野先生も必死です。 わずか1時間足らずで128人の個人戦シングルスのトーナメントを男女とも作り、64ドローのダブルスのトーナメント表も 男女作りあげるという、もうあり得ないタイムリミットの中での仕事です。そのお偉いさん達も北海道や九州から来ているために すぐ帰らねばならない人もいて、その人達のためにすぐに仕上げなければならず、もう私もこれでもかというくらいのスピードで 入力・確認作業をしました。もう目が完全にいってしまいました(爆)
そんなわけでもうかなりヘロヘロになって出発の1分前になんとか出来上がり、お渡しすることができて、もう放心状態。 超大変でした。今回我々の広報記録係が一番疲れたかもしれません。その後実行委員会の方へ戻り、それらの資料を全国の参加校へ 発送するため、約200校分の袋詰め作業。しかしこれがまた中に入れる文書にミスがあって差し替えたり、順番が間違っていたため 取り出して並べ直したり、そんなことが三度ほどあり、こちらも意外と手間取りました。そんな感じでなんとか3日間の組み合わせ業務 が無事終わりました。うーん、本当に疲れた。何度も書くけれどこれって教員の仕事?(泣)
ところで我がクラスの球技祭の結果は?(爆)