火曜日は「情報A」のサブで出動。始めの1時間は相変わらずネットセキュリティ関係を講義。ひたすら眠くなります。 そして2時間目はExcelでグラフ作りです。担当のI先生から言われたのですが「O−TEACHER、相談なんだけれど、 2組と8組の国語の授業もらえないかなぁ。テストまで試験範囲が終わらなくてさぁ。」とのこと。もちろん無条件に 差し上げますよ(爆)「なかなか終わらないんだよねぇ。」そりゃあそうでしょう。50分の授業にA4のプリント6枚 使って、説明&入力させるなんて、どだい無理な話です。そのため作業のExcelも進まないから、どんどん遅れるに決まってます。 見せてもらった授業計画では、テストまでの2週間で、到底終わらない量のプリント&作業。「ちょっと詰め込みすぎたかな。」 だと思われます(笑)
国語の授業で、古典分野で助動詞の説明を少ししました。断定の助動詞「なり」と推定の助動詞「なり」の見分け方、なんて ことを説明しました。その日ノートを集めてチェックしていると、生徒の質問が書き込まれていました。「先生、コロ助の 『なり』はどっちですか?」(爆)また前回こんな話もしました。「推量の助動詞『む』や現在推量の助動詞『らむ』、過去推量の助動詞『けむ』、 『む』を強めたのが『べし』なんだよ。これらはまぁいわば『推量ファミリー』だな。橋田壽賀子ファミリーや欽ちゃんファミリーみたいな。」 と。まぁかなり強引な比喩ですが、ちょっとしたネタとして言っただけです。するとこれも集めたノートに「橋田ファミリー?」と 書かれており、軽くへこみました。わからないなら書くなよ。言ったことなんでも書けばいいってもんじゃないのに…orz
本日が文理コース変更希望票の締め切り日。一昨日までは5人ほどしか出ていなくて、最低目標の10名に届かなかったので ヤキモキしていたのですが、今日になりどどっと提出。最終的にはほぼ予定数まで行きました。うーん、なんという絶妙のバランス。 でもこれから先が実際のクラス分けになるので大変なんですけれどね。でもまぁ第一段階終了です。やれやれ。
週明けというのは、土日に部活の色々な事務処理があるので、それも忙しい。練習試合の結果集計・まとめ、次の大会の申込、 特業の記入等々、部活にまつわる仕事がけっこう出てくるのだ。部活の顧問になってわかったのだが、ただ単に練習指導をするだけでなく、 こういう事務仕事も沢山あるのです。こういうことはなってみるまでわからないものである。そういえば昨日練習試合をしたのですが、 相手校の顧問の先生が素人の先生で、本当に何もわからずに来て「すべてお任せします。」と言ってきました。ルールも わからず、いわゆる単なる引率です。多分管理職から無理矢理受け持たされたのでしょう。色々話してみるとやっぱり苦労されている ご様子。ご年輩のご婦人で、おそらく家庭もあるだろうに(いや私もありますが)、土日も休みなく大会やら練習試合やらに借り出されれば、本当に 嫌にもなりますよね。生徒には悪いけれど、部活問題は色々な矛盾を抱えています。最近は運動部の顧問もなり手がいない感じ。 これで公務員の給料下げろとは 本当に勘弁願いたい。ほとんどの先生たちが休みなく働き、苦労して、こんなふうに部活までボランティアで持たされている 現状を知っているのでしょうかね。これでは有能な人は先生になろうと思わず、どんどん質が低下して教育が崩壊するのが 目に見えています。教育にお金をかけないでどうする!と勝手に憤慨しておりますが…。おっとかなり脱線。
なんかうちの校長が教育功労賞とかもらったらしいです。関心ないけれど。それがらみで、なんか祝賀会の案内が配られました。 会費が8000円だそうです。ていうかこんなもん出席しなきゃいけないんですかね。 義理で出席せねばならない人もいるらしいですが、私の場合あまり世話になった覚えもないし、特に恩義はないのでパスしようかと 思っております。というよりけっこう迷惑を蒙っていることの方が多いくらいです。でも世間の義理もあるようで、皆さん 困っているようでした。
その後も数学の半コマの50分、午後の国語の40分と試験監督しましたが、本当は仕事を持ち込みやろうと思っていたのですが、 頭痛がひどくなり、とてもまともに思考できる状態でなかったので、とりあえずボーっとしていました。頭痛薬のせいか頭が ボーっとしていて何だか置物のようにいただけでした。
放課後学年会議あり。コースの報告やら総合学習やらPTAやら、色々ありけっこう長くかかってしまいました。この会議中も 頭痛が進行してほとんど会議の内容が頭に入ってきませんでした。でもいちおう司会者だから議事進行せねばならないのですが、 今、何が話し合われているのか失念し、途中沈黙の時間を作ってしまったりしました。でもとりあえず終わらせて、その後 卒業生の調査書作成などして終了。あー、頭が割れる…。
国語教師を長くやっていると、二度三度とやったものが出てきます。まぁ定番教材というかお約束教材 みたいなやつが。現代文などは芥川龍之介の「羅生門」や夏目漱石の「こころ」中島敦「山月記」森鴎外の「舞姫」など。 古典に至っては「枕草子」「徒然草」「源氏物語」「万葉集」「奥の細道」「伊勢物語」など、やり尽くしです。 ですから物によってはあまり教材研究せずとも、すらっと出来なくもありません。でもしばらく振りに(例えば3年ぶりとか。 だいたい学年を持ち上がると3年周期だったりします)やると、けっこう忘れていたりすることもあるのです。これは 大事だから絶対教えなきゃいけないポイントというのはかわらないものですが、枝葉末節の部分とか、色々解釈できる部分などは、 けっこう忘れてしまうこともあります。ひどい時には説明しながら『あっ!ここの部分、以前教えた箇所だ!』とデジャヴ 現象に襲われることもしばしば。だからいちおうスラッとおさらいをしておくのは大事だったりします。
そんなわけで「伊勢物語」も何度もやっているので、内容は頭に入っているのですが、いちおう確認のために、 昔教えた時のノートを引っ張り出して確認しようと…あれ?ない?どこ?必死で探すがこういうときに限って見つからない。 もちろん空で出来なくもないのですが、やっぱり不安なので仕方なく一からノートを作り直す…(泣)あー、結局 こういうところで時間を食っているのですよね。
もちろんその後も自分の授業をひたすらやりまくり。空き時間にはテスト問題の素案の素案を考える。というか残り時間を考えて、 あとどのくらい進むか計算し、とするとここの部分は20点分くらい作ろうか、いやこっちはけっこう長くやったので配点は こちらが高めでもいいかな?などと投げ首思案。こういうことにもけっこう時間を取られたりします。
毎年恒例の生徒会誌に載せるクラスのページ用アンケートで大盛り上がり。まぁたわいもないクラスの格好いい男子ベスト3とか 可愛い女子ベスト3とか、アンケートを作ってみんなに書いてもらうのですが、これがもう戦々恐々。6限目の国語の時間の ラスト10分くらいにそれを配ったのですが、みんな真剣に悩んでいました。一部の男子たちが前に集まって「可愛い女子」の欄で 密談。聞き耳を立てていると可愛い。「××ちゃんって、この前の授業の時、指される順番で『××君ごめんね。そっちに まわして。』って言ってニコッとしたんだよ。もうあれで参ったね。だから俺は××ちゃんをbPに書くね。」「いや、○○さんは この間落としたプリント拾ってくれたんだぜ。超優しいよ。絶対こっちが一番でしょ。」聞いていてあまりにお子ちゃまなので 笑ってしまいました。こんな子供な男子たちを女子は良いように操っているんですね(爆)
「先生は、うちのクラスでどの女子が可愛いと思いますか?」と聞いてきたので、「うーん、観賞用というか見た目的なことから 言えば、このあたりかなぁ。」「うおーっ!」と盛り上がってしまいました。それを見ていた女子たちの『男って…』的な 冷ややかな視線が痛かったこと痛かったこと(^^;)まっ、お遊びですからね。許せよ女子。でもこんなことに一喜一憂できるのは 高校時代だけかも。平和なひとときです。