そんなわけでテスト最終日。やっと私の国語のテストがありました。待ちに待った採点(いや待っていないけれど…)がやってきます。 でもその前に肝心のテストが無事ミスもなかったかどうか、質問を受けるために巡回。まず我がクラスへ行く。「何か質問ある?特に 訂正はないけれど。」シーン…。問題数が多いためみんな必死。ノーリアクション。まっ、頑張ってくださいよと思いつつ、次の クラスへ。するとある生徒が手を挙げ「先生、ここの部分なんだけど、この傍線部Aって、質問からすると隣の文のことについて 聞いていますけど…。」「……っ!」確かに指摘のとおり傍線部の部分がずれていました。慌てて訂正。でも何でうちのクラスからは 誰も質問しなかったんだろう。ていうか気付いていないのか!?とりあえず舞い戻り訂正箇所の指示。でも相変わらずまた無反応。 なんなんだ…。
そしていよいよ採点。明日普通に授業があるため、返却したいところなのですが、今日の明日というのは無理っぽい。だいたい この問題数からすると、一クラス分採点するのにだいたい3時間程度かかる(国語は記述が多いため、いちいち書いてある答えを読み、 わかっているかどうかを判断し部分点を細かく付けるため)計算。3クラス分を採点すると11時から始めて17時終了の予定。 でもそんなに根を詰めて続けられるわけがないし、その他の仕事もあるから明日までは絶対無理。週末やるしかないか…。でも やれるところまでは頑張らねば…。というわけでその後昼食時間を惜しんで丸付け。3年生はさぼり指導やら2年生は修学旅行前の 学年集会やら、みんな色々忙しい。どの先生もなかなか採点する時間がありません。私もフラフラしていると、つい他の先生と 無駄話してしまうので、極力ヘッドホンして音楽を流し集中。いちおう4時ぐらいまでに7割程度終わる。
そこからはストレス発散のために部活へ少しだけ顔を出す。あー、明日も忙しくなります。まさに師走のスタートです。はい。
テストを返すも、生徒からは「問題数多すぎ!」「時間がなかった!」との意見あり。聞く耳持たず。だってあらかじめ 100問テストだ!と告知してあったんですから。点数の特に悪い奴らにはお灸を据えておきました。
空き時間に再びHP更新作業。先日読書感想文コンクールで賞を取った子がいて、その子の表彰式があったので、その様子と 写真をアップ。このところ中学生が高校選びで、高校HPをけっこう見ているようなので(アクセス解析)良いニュースは どんどん更新せねば。うーん、でも忙しい。
そんな忙しい中に、またまた放課後卒業生来校。浪人生が調査書の発行のお願いに来ました。先日来3人目。昨年の我がクラスは 浪人生したやつもそこそこいて、いよいよ勝負の時期が来たため、調査書を取りに来る者が増えてきました。先日も気弱な男子が 来ましたが、今回はさらに輪をかけて「へたれ」君登場。「先生、滑り止め、どこがいいですかね…。」えっ?今になって また進路相談ですか!?(爆)ていうか浪人生なら色々勉強し、大学もリサーチし、「ここ受けます!」と報告に来るのが 普通じゃないですかね。進路相談するにも「こことここを受けようと思っているんですが、それでいいですかね?」くらいなら、 まぁ許せます。本人の進路ですから自分で決めるのが当然、それも浪人して少しは自立して、大人になったかと思ったら、余計 軟弱になっている感じ…。なんだか心配になってきました。挙げ句に「あんまり大学のこと調べていないんで。」って、それで 受験生か!!こりゃ今年もやばいんじゃないかと不安になりましたよ。それでもいちおう本人はこのあたりを受けたいと いうので、まぁいいだろうということになり、とりあえず受領。なんだかこういうダメ男ばかりが浪人しているので、 まだしばらく、元担任のため息が続きそうです。もう根性なしばっかで嫌になる…。
で、2時間目にアルミホイルで芋をまかせ、昼休みに一部の男子に薪を運ばせるなどしました。私は授業変更して空けておいた 5時間目に、用務員さんのお手伝いをして炭おこしから。やつらは6時間目のLHRの時間に参集。食べるだけのお楽しみ。まぁ後片付けとか やらせましたが、この担任の苦労はいざ知らず。でもまぁ今回は担任からのサービスのつもりだったのでいいんですけれどね。 でも少しくらい感謝せよ。
放課後職員会議。議題はちょっとだけだったけれど、なんだか部署同士のすりあわせが出来ていないようで、ちょっと行き違い。 上の方の人たちよ、ちゃんとせよ!その後、また卒業生が来て調査書をお願いしに来る。またまたへたれ君で、なんだか心許ない。 やれやれ、卒業しても気苦労が絶えません。
普通の学校では、もう期末テストが始まり、いよいよ学期末モードのはず。半日で早帰りがほとんどで、先生たちはゴールが 見え始める頃ですが、こちとら普通に授業。それもつい先日後期の中間が終わったばかりで、バリバリ平常授業。冬休みまで 6限モードが続きます。だから私も今日は必死に教材研究。テスト中にやっとけば良かったのですが、そこはルーズな私ですから、 今頃切羽詰まって焦っています。というのも予定していた教材が思いの外短く、ズンズン進んでしまい、予定の5時間どころか 3時間もあれば楽勝に終わるペースになり、慌てて次の教材研究。うーん、タイムスケジュールが狂うと必死です。おかげで 今日は無駄口もたたかずひたすらお勉強。ひょえー!
放課後またまた卒業生来校。まぁそろそろ受験の時期ですから当然なんですが、示し合わせてまとめて来いよって感じです。 でもこいつはだいぶ成績が上がったようで、少し脈ありらしい。是非とも頑張って欲しい。でも「久し振りに担任の顔見たら、 やる気が出たわ。」なんて言われるとちょっと嬉しい。あとは結果のみです。
さて本日は水曜日恒例の雑事消化日です。授業が楽な曜日ですから、ひたすら雑事消化。いや雑事といっても、まずは 教材研究なんですけれどね。私の場合ウィークポイントが「韻文」なもので、これをやると、かなり教材研究に時間がかかるのです。 元々予備知識もあまりないので、調べ物が大変。そういうやつに限って生半可な知識だったり、うろ覚えだったりするので、 勉強が大変。あっちこっちの本を調べたりネットで文献を検索したり(便利な世の中になった!)でもわからないことも多くてヘロヘロ。 結局授業で10分説明する程度のことを2時間くらいかけてお調べ三昧。やれやれです。
帰りのSHRに行くと、後ろの黒板に落書きが…。消そうとすると女子たちが「先生!消さないで!力作なんだから。」と騒ぎ出す。 よく見ると座席表みたい。女子の名前がちらほら。でもよく見ると男子の名前が…全部イケメン芸能人!(爆) 「なんだよこれ。」「えっ?理想のクラス!!」あるわけねぇーだろ(笑)でもこんなことで喜んでいる女子たちって…。 男子はそれを見てどうしていたんでしょうね。その方が気になりますが(笑)
しかし本日の私のメインの仕事はコース編成。いよいよテストも終わったので本格的に再開。いちおう選択科目である理科の方から 講座数の確認が取れたので、その理科選択に合わせてクラス編成。いちおう文系理系の区分けは済んでいたものの、ここからは かなり入り組んだ組み方になります。様々な条件を同時に満たすようにして編成しなければならないので、かなり至難の業。 何かのプログラムを使えばいいとは思うのですが、学校独特の条件とか、学年特有の事情とかもありますので、結局は人間が やった方が上手くいくことが多いです。で、空き時間にそのステップ1に取りかかる。バランスの悪い理科選択(ちなみに 生物がダントツに多く、物理、地学が人気なし)を案配することからスタート。ここのクラスに固めるとこちらのクラスが バランスが悪くなり、均等にすると少なすぎる…。適度な振り分けをすると男女比が悪くなる…。そんなかんなで色々パターンを 作っては壊し作っては壊し。一つのパターンを作るのに約30分。そしてそれを検証するのに30分。そうするとやはり 不都合が出てくる。そしてまた次のパターン作り…。そうやって繰り返すこと3時間近く。おおっ!これは上手くいったかも! 俺って天才!と思えるほどの黄金比的な配分を発見!ちょっと自画自賛してしまいました。うーん、これでステップ1は終了。 次はこれに芸術選択を絡める作業。こちらも少しだけトライしましたが、こちらのバランスを取ると、理科の選択バランスが 崩れ、なかなか難航。結局1時間くらい粘りましたがうまくいかない。うーん、やっぱり凡才だ(泣)でもこういうものは 続けてやっても良い発想が出てこないので、今日はここで切り上げ。また明日以降頑張りましょう。
というわけで長目の放課後だったので部活でリフレッシュ。2年生が早帰りでいないため、1年生がいっぱい練習できると 張り切っていたので、こちらもハッスル。うーん、頭も身体も使った一日でした。
とはいえ体育館に2時間缶詰というのは寒すぎる。まるで冷蔵庫の中にいるようです。はじめに見本を見せてもらい、クラスごとに分かれて 実際に人形相手にやってみる。いちおううちのクラスはくじ引きで男子2名と女子1名が当たっていました。でもその女子がとても 嫌がっていたら、紳士な男子が交替してくれて株を上げていました。
さて実際にやる段になると「最近は感染症とかの心配もあるので、直接口を付けての人工呼吸はやらない場合もあります。」と説明 された。なるほど私らの頃はそんなこと考えもせずにやったものですがね。そして何人かトライし、実際に心臓マッサージの やり方をペアになってやってみたりしました。そして最近話題のADというのも実演してもらいました。心電図を取りながら やるというもの。最近小学校などでは常備されているようですが、うちにはまだああいう機械は置いていません。そのうち我々も 講習を受けるようになるのでしょう。そんな感じで無事終了しました。