解衣推食たる 7月 上旬 編


7月3日(月) 役決め

ギョース!テスト前日だというのに6時間授業とはどういうわけだ?おまけに泣く泣く授業変更したために5/6の授業だぜ。 その上面談までセットとくれば、もう確実に死ぬね(爆)でもほとんどが自習だったため、実害はないけれども、それでも 2クラスくらいはまとめをやったりして結構疲れました。

LHRの時間は、修学旅行の体験学習アンケートと、文化祭の劇の役者決め。なんだかんだ言って、男子がすごい立候補。 あれだけ嫌がっていたくせに(笑)なんだかみんな出たがりのようです。ていうかみんな嫌だと思って役者の人数も減らしたし、 女子の配役も減らしたのに、女子の方から「私たちも出たかったー!もっと女の子の役、増やしてください。もしくは 2日間あるのでダブルキャストで!」と言ってくる。おいおい、乗り気じゃなかったのでは?飲食店希望だったのでは? わけがわかりません。でも役者連中はあっという間に90%決まりました。あとは他の係分担だけ。

放課後面談を3人ほど。こちらもけっこう疲れましたが、スルー。あー、これで明日からテストなんて出来るんですかね。

7月4日(火) 期末テスト始まる

テストが始まりました。朝教室へ行ってみると一人いない…こんな大事な時に遅刻か!?こいつはかなり遠くから来ていて、 いつも電車の遅れで遅刻するやつだが、今日もそうでした。まぁ本人のせいではないんですけれどね。

1時間目のテスト監督はぼーっとして過ごす。特に何もなく。2時間目以降は仕事を少し。選択科目の希望をとりまとめる。 進路希望にあった選択をしているかいちいちチェック。そうこうしているうちにテスト時間が終わり、またまた面談。 今日は二人ほどなのでさらっと終わる。

午後からは文化祭の準備スケジュール表作りと、動静表の確認。夏休み中は練習試合や大会がめっちゃ多くて、なんと 8日間連続試合続きなんて時がある。その他合宿やら練習試合が入ると、もうそれだけで終わってしまう。なんだか夏季休暇も 振り替え休業日もまともにとれないかも。やれやれ(泣)

その後臨時職員会議があり、本日の業務は無事終了。明日からは採点です。

7月5日(水) 超やる気

今日はテスト2日目。我が現代文のテスト。また色々訂正があるかと思いきやひとつもなし。質問も全然なく完璧な問題でした(笑) で、その後採点しようと思ったのですが、他にも部活の試合のスケジューリングとかコートの手配などをしているうちにあっという間に タイムアウト。採点は後で…(泣)

7月からF川先生が産休に入ったため、新しくO田先生という年配の女性の先生が来ている。色々な学校を回ってきたため経験豊富そうな方。 2年生の古典担当なので、けっこう張り切っている。と言っても今はテストだし、すぐ夏休みになるので、実質授業は9月からになる予定。 しかしなにやら色々準備している。何かと思いきや「夏休みの宿題を用意しているんですよ。」なるほどさっそく意欲的。ちょうどF川 先生のバシバシが終わったと胸をなで下ろしている奴らにとっては、びっくりでしょう(笑)で、何を?と尋ねると「F川先生が用言が 終わったというので、その続きということで助詞のプリントを宿題に出そうと思うんですが…」いいですねぇ、私も便乗しようかと 思っていたら「プリントが15枚くらいになります。」えっ!?助詞だけで!?それはちょっとやり過ぎでは…。どうもO田先生、 うちが進学校だと聞いてホクホクして赴任してきたらしい。今まで底辺校を回っていたので、やっと教え甲斐のある高校に来られたと やる気満々なのだ。うちは進学校と言っても下の上くらいだと思うのですが…。「O−TEACHERはどうされます?」うーん、 古典文法の宿題は良いにしても、助詞だけで15枚なんて…助詞の専門家になりそうです。というよりどうもO田先生、文法が専門らしく ばっちりやりたいらしい。私はひよって「私も助詞の宿題のプリントやりますが、自分で用意しますので、そちらはそちらで。」と 丁重にお断りしておきました。さて生徒はどう反応するんでしょう。

午後から通院のため早退。というわけで家に帰って採点しましたとさ。

7月6日(木) 他教科のテスト

テスト3日目。1時間目は保健のテスト監督。こういうテスト監督していると、他教科の色々な問題を見ることになるのだが、 色々教科により特徴があって面白い。保健のテストは…マークシート!保健のテストなんて年に何回もないから記述でちゃんと 採点すればいいのに…と思うが、概して体育の先生は採点を嫌がる。まぁ私が知っている体育の先生方なのでサンプルとしては 少ないが。昔同僚だった同期の某H氏は、記号問題で、いかに答えが並べ替えで言葉になるかにこだわって作っていた。そこまで 凝らなくても…というくらい長文にしていたっけ。でもまぁマークシートはいいのだが、問題用紙が一枚で裏表になっている。 これでは配布して問題を見るなというしかない。他教科でも裏表の場合はけっこうあるが、その場合は解答用紙の下に隠して、 開始のチャイムが鳴るまで見るなと指示する。うちあたりだときちんと指示に従うが、大変な学校だと、ジロジロ見たり 会話して教えあったりする。注意しても聞くようなやつばかりじゃないから大変なのだ。だからそういう学校では裏表なんて あまりしない。というよりそこまで問題数を多くしてもやらないから。とりあえずチャイムぎりぎりに配る。でもマークシートなんで 生徒はすぐ解き終わり寝に入る。早いやつだと試験時間50分のうち40分くらい寝られる。こんなんでいいんでしょうか。

2限目は私の担当の古典のテスト。前回平均点が低かったので少し簡単目に作ったつもりなのですが、巡回していると出来ているやつと 出来ていないやつの差が激しい。後で採点してみたら本当にそうだった。前回簡単に点が取れたので、たかをくくって手を抜いたやつは 撃沈。逆に前回点数が良くなくてまずいと思ったやつは頑張っていたので、思いの外簡単だったので出来ている。うーん、二極化ですな。

その後面談を3人ほど。なんか今日はウダウダな面談になってしまいました。その後採点に取りかかろうと思ったのですが、なかなか のれず、なんだか優先順位の低い事務仕事ばかりしていました。そして午後も後半になり、他の人々が会議やらなんやらでいなくなり、 静かになってきた頃にやっと興が乗り、少しずつ捗る。この分だと明日少し頑張れば終わるかも。あー、明日でテストが終わりかと 思うとちと悲しい…。

7月7日(金) 見知らぬ子

テスト最終日。採点はほぼ終わり点数の転記などをするくらい。あとは調整作業のみ。1時間目は保健室監督。ぐったりした4人ほどを 見ていただけ。そして2時間目は1年生の某クラスの試験監督。教室に入ると、とある女の子が「こんにちはー」と笑顔で手を振る。 「?」知らないやつだが誰?と怪訝な顔をすると「先生、私ですよ。O沼です!」あー!実はこの子、前の学年の3年の時にいた子の 妹なのです。かなり優秀で入学式の時代表で、新入生宣誓も行った子。その打ち合わせで春休みに姉と来た時に顔を合わせました。 もちろん入学式の時も。でもそれ以来学年が違うせいか顔を合わせていない。その時は中学生中学生した感じだったのだが、今日見たら けっこう大人びて見えた。つまり高校生らしくなっていた。だからわからなかったのだ。うーん、女の子ってたった4ヶ月ほどで こんなにイメージが変わるのね。ちょっとびっくり。

その後放課後は面談を2人ほどこなす。まぁ面談はだいたい進路関係のことを中心に話すのだが、今日やった一人の男子は、大学の こととか全く無知で驚いた。「先生になりたいけれど、教育学部しか無理なんでしょ?」とか「入試科目って好きなの選べるんですか?」等々。 出直してこいー!って感じ。もう一人の女の子は、普段とっても明るい子なのに、なぜか親の前では一言も話さない。 別に怖い親でもないし、成績が問題あるわけでもないのに、にこにこするだけでいつもと違って一言も話さない。何か親に言いくるめられて いるのだろうか?

それが終わって、テストの模範解答を印刷したり、夏休みの宿題のプリントを印刷したり…。あと文化祭がらみの予定を考えなければ ならなかったり、動静表作ったり…うーん、忙しい。あとは部活関係の試合予定を調整したりしてヘロヘロ。けっこう仕事あるなぁ。 事務仕事ってこの時期は一気に押し寄せますからね。

7月10日(月) テスト返却など

さて今日からテスト返却です。私も3コマ、フルでありました。でもサクサク返して余裕の説明。というより模範解答を作っていたので、 ほとんど指示無し。それよりも夏休みの宿題についての告知で時間を取りました。現代文も古典も、ばっちり出しました。と言っても 現代文は、2学期の教材の夏目漱石の「こころ」を読んでおけというやつ。古典は助詞のプリント5枚答え付き。どちらもまぁ簡単な もんです。でも生徒は嫌がっていましたが。

今日、修学旅行の体験コースの希望調査の締め切りでした。沖縄なので、シーカヤック、カーカヤック体験から伊江島離島ツアー、さとうきび収穫、 沖縄料理体験など、都合9種類もありなかなか盛り沢山。あーだこーだ言いながら喜々として選んでいました。今が一番楽しいときでしょう。 途中文化祭関係の要項説明の臨時職員会議もあり、忙しい放課後。

そしてまたまた面談あり。本日は6人ほど。こちらはけっこう時間がかかり疲れました。その後成績処理や事務仕事、文化祭のちょっとした まだまだ夏休みには遠い感じです。ふぅー。


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