とりあえず薬を飲んだので、一日で回復。今日は何とか出勤。で、やっぱり一日いないと色々溜まっているんですよ。朝、国研の 自分の机の上を見てみると、自習監督のプリントの山。これはやっていただいたのでありがたく処理し(笑)、出席簿が見つからなかったとの メモやら学級日誌の放置など、それらを片付ける。そして昨日で1月が最終日だったので、1月の出欠統計を出したり様々な 仕事を朝からこなす。
で、本日は模試の日だったんですが、この準備というか連絡が全然してなかったので、朝からバタバタ。テスト並みに机の中を 空にさせたり、文系理系の教室移動の指示をしたり、はたまた受験カードの書き方を説明したりと、超忙しく連絡。ただでさえ 病み上がりなので、自分でも頭が回らず指示も不徹底。とりあえずあとでフォローを入れるということで、SHRはいい加減。
そしてさっそく模試監督。たまたま国語の監督もしたのですが、記述式で90字で書けというたぐいが結構あり、なかなか 採点が大変だなぁと、他人事ながら思ってしまった。他教科の監督の時はほとんど問題も見ず、ぼーっとして鋭気を養っていました。 というか体調がいまいちなので、安静にしていたのみ。それにしても生徒は朝からずっとやっていて、大変だなぁと思いました。 でも考えてみれば来年はもっと苦しい思いをしているはずだし、まぁその予行演習だと思えば、こういうのもありかなと。ようは こういう長時間頭をフル回転させる訓練ですけれどね。普段の授業ではぼーっとしている時間が長いのですから、こういう状況には 慣れていないですから。
そして頭の次は身体を使えと言うことで、明日はロードレース大会。うちはわざわざ陸上競技場まで出向いてやりますので、その 行き方とかの指示。でも去年やっているから問題ないと思うけれど。いちおう来週から推薦入試も始まりますので、荷物の整理なども 口うるさく指示。
放課後職員会議あり。臨時かよ…。って何かと思えば、まずは特色化入試の特別点のこと。そしてまだ特色化も終わっていないのに、 次の一般入試の要項確認。色々あります。何かいよいよ入試本番という気持ちになってきました。倍率も結構高いし、願書を出しに来た 中学生を見ると、何だか癒されます。もう2月ですからね。
最初に女子がスタートするが、途中で「頑張れー!」と言っているのだが、指を指されて笑われている。なんで?後で「先生って、 小馬鹿にしたように薄笑いで『頑張れー』って言っていたよね。」と言われたが、それは寒くて笑顔が凍り付いていたからです! 男子の方は相変わらずチンタラ走るやつもいて、なんだかなぁと思う。一生懸命やるのは格好悪いという風潮があるけれど、こんなに ダラダラやる気も無しに走る方が、もっと格好悪いと思うのだが…。まぁこういうやつの改善策としては、女子に必死に応援させるという 手がある。そうすると男どもは単純だから、途端に頑張るのだ。前任校では補助役員の女子に、途中に立たせ、男子に声援を送らせたら、 最終タイムがぐんと上がった経験がある。まっ、そういう作戦も必要かも。
とりあえず13時には終わったが、なぜか競技場の隣にあるテニスコートで2時間部活(泣)言っておきますが、私がやろうと言ったわけではなく、 部員がやりたいと言うので仕方なく付き合っただけですから。本当に懲りないやつらです。やれやれ。
本日は2時間授業のみ。予定では1コマだったんだけど、某先生に授業変更を頼まれていたので2/2の授業。早朝補習と合わせると 3コマやった気分。これじゃあ通常の日と変わらない感じ。で、その後が清掃・設営の時間。明日から特色化入試(推薦入試)が あるため、教室整備などが1時間分ありました。と言っても元々教室内はそれほど汚れていないため、教室内の整備はぼちぼちだったのですが、 やつら、机の中を空にせよという指示を、その荷物をどこかへ移動するだけ…という勘違いが入っているため、ロッカーの上とかに 放置しているのです。それをロッカー内へ片付けさせ、すべて私物は撤去させ、なんだかんだ捨てさせました。残してある荷物は問答無用、 置きっぱなしのやつが悪いのですから、すべて捨てました。私は残しておかない主義ですから(笑)そんなかんなで約1時間かけて終了。 まぁ毎度のことですが、ここの生徒は素直でよく動きます。指示すればさほど嫌な顔もせず進んでやってくれます。本当にこういう時 うちの生徒の素直さが光ります。もちろん嫌がる子もいますが、それでも言えばやらないわけでもなく、ましてや逃げようとするやつなんて ほとんど皆無です。こういう目に見えないところがもっともっと評価されてもいいと思うのですが。
そして生徒を帰したあと、先生達で最終点検。相変わらずずぼらな人は、整備がきちんとできていない模様でしたが 私はほぼ完璧を期したので大丈夫でした。その後教務部が点検する間、私は学校HPの更新を。金曜日にロードレース大会が あったので、その模様などを少し。ロードレース大会と言えば、ちょっとしたアクシデントが…。最後にクラスの個々の順位を 集計し、クラス順位上位3クラスを表彰したのですが、実はこれが間違っていたと言うことが判明。体育科が平謝りでしたが、 生徒がちょっと可哀想。某Y先生も喜んでいたのが、取り消しとなり、憤慨するやらショックを受けるやらで騒いでおりました(笑) こういう杜撰さがまぁこの学校の特徴なんですけれどね。明日の入試もミスが出なければいいのだがと祈るばかりです。
それだけじゃなくて、最近国語科はあまり良くないこと続き。ハマー先生や私をはじめ、このところ体調を崩されたりする先生も 多いし、ついていない感じ。というわけでお祓いしようとハマー先生が放課後、大音量でPCよりお経を流していた。少しは これで祓われるといいんですけれどね。
いちおうこちらも緊張感が走り、何となく落ち着かない一日。もちろん先生達は大忙し。私もけっこうあれこれ動き回っていました。 まず試験監督がありました。普通の筆記試験があり、その監督をしました。うちは独自で作っている問題なので、けっこう大変です。 担当の先生達が秘密裡に作った問題なので、私も監督して初めて見ました。ほほーっ、こういう問題か。でもこうやって他教科と すりあわせて作る総合問題って苦労しそう。普通の文章でも、社会や英語にも関わる文面にしないと、他教科では問題が作れませんから。 また担当の先生に後で聞いたら、高校入試の問題といっても、中学の範囲があるから、漢字の読み書きにも制限があり、とても苦労 したそうです。県の検査であれこれチェックを受けたそうな。そろそろ問題作りの順番になりそうだから、何か考えてしまいました。
とりあえず試験監督はきっちりやっていたのですが、とある男子生徒が何度も消しゴムや受検票を落とす。その度にもう一人の監督の S山先生が拾ってあげるのだが、しばらくするとまた落とす。焦っているのか落ち着きがないのかわからないけれど、よく落下させていた。 さすがに5回目ともなると、唖然としてしまいましたが…。とりあえず監督は無事終了。
そしてその後集団面接という流れ。私は面接官ではなく誘導係。これがけっこうせわしない。まず控え室から6人を誘導し、面接室へ 連れて行く。そこで待機を指示し、面接官へ引き渡す。そしてまたとって返して、5分後に次のグループを引きつけていく。すると ちょうど前のグループが終わるので、そいつらを引き連れて昇降口まで誘導し下校させる。この一連の流れが7回もあるのだ。だから 常に引き連れて移動すること70分。同じところをグルグル回り、けっこう疲れました。おまけに受検生は緊張しているせいか、 表情はこわばっているし、シーンとしてうつむいているし…。ミスがないようにと気を遣います。でもこちらも無事終了。
そして午後からは採点。国語の部分は迷うような解答がないので、とても楽。スラスラと採点が進む…はずなんですが、午前中の 試験や面接で、やはり先生達もお疲れ気味。なので採点もなかなか進まない。いや進んでいるんだけれども、総合問題のため、 解答用紙が他教科と共有しているため、如何せん効率が悪い。だから遅々として進まず、結局タイムアウト。でもまぁミスするよりは これくらいゆっくり正確にやった方がいいかも。そんなわけで長い一日が終わりました。やれやれ。
その後抽出答案の点検。ここでミスが見つかると大変。他の解答用紙もすべて見直さなければならなくなる。国語科的には 大丈夫でしたが、某科目ではミスがつかり、全部再点検したらしい。まぁ開示請求もある時代ですから、その上中学生にとっては 一大事の入試ですから、念には念を入れるためにも必要なことでしょう。
で、あとは教務部のコンピュータ入力と点検があるのみで、他の人たちはお役ご免…と行きたいところなのですが、実はこの時期 とても立て込んでいるのです。例えば3年生の最後の試験にかかわる教科会議。本日設定されていました。もし昨年までなら 授業があって、採点があって、それから大事な成績会議と続くところだったので、この日程はやっぱり良かった。どれも 大事なものばかりだから、時間に追われるようなことになりたくないので。
というわけで教科会議をやり、分掌によっては会議があり、みんなそれぞれ忙しく午後を過ごしていました。私は教科会議後、 学校のHPに追加の写真を載せるため、O山先生からデジカメ画像をもらい、それの編集作業。USBメモリーからハードディスクに コピーし、そしてCDに焼き、それを編集ソフトで補正縮小し、色々手直ししてUP。けっこう手間がかかる。 で、それなりに忙しく作業しているのに、なぜか暇そうな校長が話しかけてくる。相変わらず朝補習ご苦労様という話から 世間話。えーと、作業していて忙しいんですけど…。それにこんな特色化入試の処理中にプラプラしていていいんですか…。 でもまぁここで校長があたふたしているようでは、ちょっとやばいけれどね。まぁ時間があったからコミュニケーションを 図りに来たのでしょう。忙しくなければ遊んであげるんですけどね(笑)とりあえずそんな風に過ごした午後でした。
2時間目に授業を一コマやって、もう終わり。うちのクラスなんて芸術の授業だけだったから、けっこう楽勝気分だったらしい。 そして生徒をさっさと下校させて午後からいよいよ判定会議。まぁこちらの方はいつものごとくいつものように済みました。 合格発表の準備は明日の予定なので、今日はこれだけで何もなし。いちおう教務部が点検しているので、それが済めば私の仕事も 出来るのですが、慌ててやってミスが出ても困るので、今日はやらないらしい。
その待ち時間にY倉先生の妄想話ネタなどで、国語科一同盛り上がる。いつもながら国語科は和気藹々。こういう日頃のコミュニケーションが、 何事も仕事がスムーズに行く潤滑油となるのかもしれない。昨今こういう場面が減ったせいで、教員が孤立化して、色々抱え込み 病むケースが多いが、こういう楽しい職場作りって、言い古されているが、やっぱり大事なのかもしれない。私もここの国語科で 働くのは気持ちよいですから。人間関係が仕事の効率に一番の良薬というのもうなずける。でも無駄話ばかりで、なかなか仕事も 進まないこともあるけれど(爆)
空いている時間帯に部活の試合結果の編集をする。これが膨大な量があって、2/3くらいまとめたところでA4で40Pにもなる。 うぉーん、どんだけの量になるんだ!何かもっと早くからやっていれば良かった…。やれやれ。
1限目は総合だったのだが、S谷先生がまたいらっしゃらないと言うことで私がまたやる(泣)でも今日からビデオではなくて 冊子に書き込ませる小論文指導。まぁこれならこちらは専門ですから説明は楽。とりあえず初歩の初歩として、冊子の指示通り 「制服は必要か必要でないか」というテーマに、対立する二つの理由を書かせるところから始める。で、指して聞いてみると 肯定派は「楽だから。」と言う。だからそれじゃあ小論文にならないんだよ!「何が」楽なのか主語を明らかにせよ!と言うと 「いちいち何を着ていくか考えなくて楽だから。」と答える。これでやっと一文となる。やつらが「文字数が足りない!」という 嘆きはここから始まっているのですよ。何でもかんでも自分がわかっているつもりなって端折っちゃっているから、短くなって しまうのです。他には?と問いかけると「どこかの集団に入っているとわかるから。」と、その有用性を言うやつもいた。 そこでまた補足。主語を足して言葉を書き言葉に置き換える作業を指示。誰にとって?→外部の人々にとって、どこかの集団→ 高校生、またどこかの高校、入っている→所属している、わかる→認識する。「外部の人々に××高校の生徒だと認識できる利点がある」と 書き直させる。また逆の意見として、制服がない方がよいの理由として「毎日着ていて汚い」を「不衛生」に置き直させたり。 でも語彙が少ない奴らなので、この作業もけっこう苦しんでいました。 まぁこんなことあれこれ言っていたら時間になりました。あれ?予定の半分しかやれませんでした。
2時間目の授業後、テニス部の試合結果集計とともに、写真整理していたのだが、なんか見つからない。というかCDに保存しておいた はずなのだが見つからない…。うーん、あちこちに散乱しているために何だか紛失したのか?もう一度自宅を探してみるか。 合間に補習の準備と(また火曜日早朝にある(泣))授業の予習を少し。
次の空き時間には、発表の下準備をする。私は合格番号掲示係なので、その掲示物作りをするのだが、まずはきちんと番号の 照合が必須。それをI先生とともにやる。その上で始めて掲示物作り。本当は放課後の時間にやる作業なのだが、意外にこの掲示板は 時間がかかる。放課後まで待っていると、超遅くなるので、空き時間を利用してスタート。この作業は超ローテクで、PCから打ち出した 番号をコピー機で拡大し、切り貼りして模造紙に貼る。毎回やっているが、これが本当に七面倒。もう少し大きめの紙を出力できるプリンタが あればねぇ。一台くらい買って欲しいものだ。そうすればこんな切り貼りをしなくて済むし綺麗なのに。それがカラーなら文化祭のポスターや 学校説明会のポスターなんかも自前で出来るのにねぇ。まっ、お金ないから無理でしょうけれど。 そんなわけで、今日は授業変更で4時間目からずっと空きで楽な日だったのだが、その作業にかかりっきりだったので、すべて潰れる。 あー!
ここからは全然別のネタ。私のクラスではないが、他のクラスに関わる出来事。ある教科の先生が、そのクラスの担任の先生に向かって 「××君は授業中うるさくて困る。やる気も全然なくて成績も悪い。ちゃんとやるように担任から指導してください。」と文句を 言っていた。いちおう担任の先生は「はい。」と言っていたが、その後「先生からは注意していただいたんですか?」と聞いていた。 すると「一、二度は言いましたが…。」とのこと。端で聞いていて、おいおい、と思ってしまった。授業のことなら、当然 教科担当が指導しなきゃいけないだろう。やる気がないやつを指導するのも教科の仕事だと思うのだが。自分が言っても聞かないから 担任に言えってか?教科担当の守備範囲じゃないの?いくら言っても聞かないのなら、担任が出張っていったり保護者に連絡したりと いうふうにはなるけれど、一、二度注意して言うことを聞かないから担任の所へ持ち込むなんて、自分の指導力のなさを棚に上げてると しか思えない。それも恥じることなく、まるで担任の指導がなっていないからダメみたいに、逆に怒っていることが信じられない。 他のことならともかく、授業でのことは自分で処理しろよと言いたい。こういう人に限って、自分は担任はやらなかったりする…。 まぁそういう理不尽なこともあるのです。初任の時に先輩の先生に言われた言葉。「その場で指導しろ。後でダメだ。 悪いことをした時はその場で注意するのが大事だ。」と言われました。確かに躾とか指導ってそういうことのような気がします。 なかなか難しいけれど。授業態度で担任に文句を言うのは筋違いだと思うのですが…。そんなことを感じたシーンでした。