そんな休め明けなのに朝から職員の健康診断。数年前から本格化し、大腸検診、検尿、身長体重、血圧、採血、腹回り、心電図、 胃部検診と、かなり多くなり、すごく時間がかかるようになってしまいました。おかげで1、2限の授業はすっぽかし。2時間以上 かかりました。やれやれです。でもこういう検診だと他校の先生も見えられるので知り合いの先生に数人会う。懐かしかったり 会いたくなかったり(笑)
さて授業再開ですが、生徒の方は修学旅行後ですから、テンションが上がりっぱなしで、なかなか落ち着かない。でも君たち、テスト直前ですよ! うちのクラス的には修学旅行でインフルエンザが4人も出たためスカスカな感じ。まだまだ終わった感じがしません。
放課後学年会議。細々。
相変わらず出停がいるし、体調崩している者もいるので、うちのクラスはスカスカ。でも私は今日も通院のため早退でした。
毎度思うのだが、私はそれほど仕事が遅い方だとは思わない。なのになぜか全然終わらない。やってもやっても出てくる。 たとえば修学旅行の記録用写真の差配とか出停の日付確認とか部活関係の書類提出とか…もうなぜかわき出てくる。それでも今日は授業が 少ない方だし、テスト問題もある程度目星が立っているからなんとかなっている。これで目一杯授業があったりテストが全然出来て いなかったら、多分夜遅くまでかかる分量だ。なんだかなぁ…。
でも何とか少し片付けて、やっと一息ついたところに「O−TEACHER、この間の模試の結果が届いたよ。」と新たなブツが 舞い込む。あ゛ー!まぁ先生なんてそんなもん。
放課後訳ありの子としばし面談。時数とか成績とかやばくなっているけれども、本人の状態もよろしくないのでなかなか打開策が 見あたらない。うーん、どうすべきか…。
それに加えて今日からやっとインフル組が復帰し、その事後処理でバタバタ。治癒報告書を回収したり、いない間にあった プリントを渡したり、会計処理を済ませたり…もちろん授業普通に4コマあったし会議もあるし…なんだかんだと忙しい。
そんな折り事務室から連絡。何かと思えば救急グッズ一式を渡される。どうやら勤続20年以上で、年齢があるところまで来ると、 福利厚生で配布されるものらしい。ちょっとしたハンドソープと熱冷まシート、バンドエイドくらいのもの。でもこんなものもらうと、 ああ、年なんだなぁと実感する。もらって嬉しいような悲しいような。
朝会で事務の方から、旅費のことについて連絡があった。つまりは練習試合などの出張旅費が足りなくて、10月以降出せないかも…とのこと。 部活関係の顧問に協力をいただきたいとのこと。まぁこのところどんどん予算がカットされてきています。一頃と比べると3割ぐらい 減っている感じ。それもそれをかなり目減りした額を学校に預け、その中でやり繰りしろという方式に変わってから、益々苦しくなっている。 具体的には印刷の紙がない、電器ガス水道代がない、設備を修繕する費用がない…という感じ。コピーは使えなくなりつつあり、ひたすら 印刷機でやれと。10枚のコピーもダメで印刷機を使えと。おかげで15秒で済むコピーが印刷機で10分はかかる。でも電気代とか考えれば 本当にその方が安いのかな?またガス代も厳しいためストーブの使用制限。あんな広い教室にだるまストーブ一個。それも2時間目まで。 これでインフルエンザ対策なんて言っても風邪が蔓延しますよ。そして老朽化のためにあちこち壊れてきても修繕する費用もない。耐震化工事の 大規模改修だってもう何年も先送り。教育に金をかけていませんよね。
そして今度は旅費の削減。これなどは私にかなり直結の話。練習試合や大会などに引率しても旅費が出ない。となるとどうなるの? 多くの先生たちは休日返上で試合の引率などに行っている。ほとんど手当も出ないまま生徒のために頑張っている。ただでさえ ただ働きなのに、これで交通費すら出ないとなったら…顧問のやる気も失われてしまう。交通費も手当も出ずに、本当にボランティアの 持ち出しだけでやることになる。それなら練習試合なんてやらない方がマシ、いやそもそも大会に出て損をするなら出たくない、 いっそ顧問になんてなりたくない…ということになるだろう。ますます顧問離れが進み、部活も衰退していくだろう。特別活動というものの危機ですら ある。
私もけっこう練習試合や小規模の大会によく引率していて、ある意味この学校の中でも多い方だと思う。でもそうなると小規模の 高体連主催ではない大会には出られなくなる。そうなると本大会に出られるのは部員の中のホンの数名ということになる。となると 他の子たちは試合にすら出られなくなり、ただの練習するだけの部員になってしまう。そういう子たちの救済措置というか、少しでも 経験させてやりたいと、そういうものに参加してモチベーションをあげているし、全体のレベルアップにもなるし、それがしいては レギュラーの強化につながって、県でベスト8に入り、学校名を高らしめているのだと思っている。そういう意味では部活がやりたくて この学校を希望して来る子も多く(特に吹奏楽や陸上などはそう)学校の人気、倍率にも寄与している。
でもこうなると小さな大会は辞退せざるを得なくなり、練習試合も出来なくなる。そうなるとますます部活衰退が進み、部活動自体が 崩壊するだろう。生徒たちも可哀想だ。でもこれが現実。私も最前線で顧問をしているだけに、このお達しは重きものがある。 ただでさえ手弁当でかなりの持ち出しでやっている部活動…これからは考え直さなければならなくなるのかな…。
というわけで日番やってさっさと切り上げ。明日から頑張ろう(爆)
毎年のことだが、12月というのはそれなりに締めの時期だから忙しい。ただそれもある程度予想内ならまだよい。時々予定外の仕事が 入り込んでくるからややこしい。たとえば、突然会議が入ったり、進路に来客があったり…まぁそれも仕事のうちだと言えばそうですが、 なかなか進みません(泣)
さて、そんな感慨を持ちながら、今日はテスト監督2連続。いちおう教務部の方で今までの監督数をカウントしていて、なるべく平均になるように 今回は調整して入れているそうな。私はけっこう勤勉にたくさんやっているので、今回は4回分。多い人は6回とか入っている。 でもこれもある意味公平じゃないとね。ただやっぱり困ったちゃんがいて、こういうテスト監督の時に限って年休取る人がいて、 ほとんどやらないなんて人もいない訳じゃない。その分補欠の人がかぶっているのにね。これを均等化しようとして最後にどどっと入れようとしても そこすら年休ですから…やれやれです。
試験監督中はひたすら思考の時間。あれこれ仕事のことからたわいもないことを考えている。仕事に関しては来週の授業(!)の段取りとか 部活の試合の調整とかそんなことをあれこれシミュレートしている。その他、『ああ、年賀状作らなきゃな。』とか『大掃除で、あの サッシ水洗いしなきゃ…』とかそんなたわいもないことを。まぁ先生も人間です(笑)
採点は明日なので、今日はその前に他の仕事を黙々とかたす。たとえば模試関係の返却答案の配布やら、点検しなければいけない プリントのチェックとか、成績を処理するためのExcelファイルの作り直しとか…。色々あるんですよね。でもこうして午後生徒がいなくて のんびりできるテストの午後は好き。