挙一明三たる 2月 下旬 編


2月22日(月) 何もなし

木曜日課でした。またまた欠席たくさん。それもなんかノロウィルス的な感じの欠席が多く、もしや蔓延?何事も流行一番乗りの我が クラスですから怪しい…(爆)

授業をしゃっしゃとこなし、事務仕事をコツコツこなす日。とりあえず今日は無事平穏。

2月23日(火) やれやれ

火曜日はほとんど授業が減らない。よってけっこうハード。つい先月までは4コマを平気でやっていたのに、人間というのは堕落するもので、 3年生の授業が少し減ると、いつもどおりあるだけでハードだと思ってしまう。

なんかやっぱり風邪ひきが多く、早退なども出る始末。うーん、何かやばい雰囲気。

放課後学年会議。そろそろ来年度にかけて色々ある。まぁ年度末ということ。

2月24日(水) 様々な分掌

入試前日のため3限授業。たまたま授業がなくてラッキー。おかげでテスト作りが進む。小論文指導などしたり、まぁ仕事はあります。 4時間目に清掃・設営の時間。ここで教室を整備。そして程なく放課。細かい作業はかえって生徒がいると邪魔なので、自分で シコシコ一人でやる方がいい。こういうふうに先生たちは黙々と働いていたりするわけです。

午後はその点検だったりしますが、基本的に私たちはあまりない。忙しいのは教務部と管理部。まぁ各分掌忙しい時がそれぞれあります。 進路などは入試前など忙しいですが、今は結果待ちですから、とりあえず唯一ののんびり期間。せいぜい模試関係の仕事が少しあるくらいで 基本的に今は楽。

ただ色々な部署を回ってきてわかるのですが、外から見ていると「あそこの分掌は楽でいいな。仕事しているのかよ。」と思うのですが、 実際そこに入る、色々な苦労がわかります。私の場合教務部畑が長かったので、教務の仕事の色々は熟知しているつもりです。けっこう 細かくて大変なものばかりだし、意外と年間にわたってありますから。ただやっぱり学校を動かしている感はありますので、充実感は けっこうあるかも。ただ緻密でなかったので私には不向きでしょう。あとは特別活動部、通称生徒会もやりました。こちらも行事や 予算などありますが、どちらかというとイベント向きの私にはあっていたようですが、生徒と教員の狭間で面倒臭かったり、 教員主導になっている学校だったりすると意外に大変なところだったりします。また情報部の部長も何年か務めましたが、こちらも けっこう細かくて、どちらかというと便利屋になりがち…コンピュータが使えればよいというわけでもなく、どちらかというと実働と 情報発信が大変でした。総務部の時は保護者とのあれこれで、一番気を遣ったかも。式典などはまだしも、そういう方面では 対外能力が必要でした。そして進路はまだちょっとですが、こちらも学校のレベルによってだいぶ違いますね。大学指導か就職斡旋か… まぁ色々渡り歩いてきました。

さて来年度はどこにいるのやら…。

2月25日(木) 入試の日に

一般入試初日。5科目の試験。何だかだんだん問題も揺れる記述が多くなってきて面倒になってきました。

その前にこんなネタ。学校には困ったちゃん先生がどこにもいる。自分の事は棚に上げ、変な言いがかりというかおかしなことを言う人もいる。 たとえばこの前の学年会議でこんなことを言う人がいた。「清掃分担なんだけれど、うちのクラス、関係ないところばかり当てられて 困る。自分たちが使わないのになんでやるんだ!と生徒たちも言っている。あのトイレなんて誰も使っていないのに当てるなんて!」と 文句を言い出した。

はぁ?という感じ。誰も使っていないトイレなんてない。確かに使用頻度が低いところはあるが、それでもそれなりに使われている。 たまたま自分のクラスの子たちが使わないと言うだけで、誰も使っていないなんてことはない。それに自分のクラスの子たちが使わないから 掃除しなくていいというのでは、職員玄関だって、書道選択の子たちは音楽室だって、ましてや3年の廊下なんてやらなくていいという ことになってしまう。それを生徒が不満を言ったからといって、そのまま学年会議で文句言うか?自分たちに直接関係なくても、 公共の施設をみんなで大切に使う、きちんと清掃するということを何故指導しない?それをさも被害者のように屁理屈で文句を言ってくることに あきれかえってしまう。それがまたけっこう年配者だからたちが悪い。

昨日の入試打ち合わせの時もそう。前回の推薦入試の時には違う係で、今回は受付点呼係にあたった。別に特段難しいこともなく、毎年 そんなに変わる内容でもないし、ましてやマニュアルには事細かく書いてある。読めばわかるものばかり。それを「前回と同じと言われても、 前回と係が違うからわからない!えっ?教頭!この前聞いた時には、前と同じって言ってたじゃないか。(それは仕事内容が…)でも こう毎回係を変えられては混乱する!」と憤っている。じゃなにか?毎年同じ係を当てろと?推薦も一般も同じにしろと?そんなの受験生数も 手順も違うのだから無理に決まっているのに。「どうやるの?」と怒っていると、他の先生が見かねて「この前の職員会議で説明されたでしょ!」と 言うと、「そんな前のこと、忘れたわ。」だと。えっ?それで済んじゃうの?もうびっくりです。

とまぁそんなことがあって、私も呆れていたのですが、今日の受付点呼業務はその方と一緒だったのですが、実はちょっと違う仕事を やっていたら少し遅れてしまった。するとその先生に「O−TEACHER、遅いよ。」と言われてしまった。屈辱(笑)

入試監督していたら、ぼーっと眺めていたら、もう一人の試験監督のM先生が、後ろの席に座って監督していた。花粉症のためマスクを しているのだが、そのすぐ前の受験生2人もマスクしていた。つまり縦3人(そのM先生を含めて)マスクをして並んでいる状況だった。 数学の監督中だったので、時々受験生も顔を上げ、ぼーっと宙に目を向け考えている瞬間がある。それがたまたま絶妙のタイミングで、その3人が 同時に顔を上げ、虚空を眺める瞬間があった。その場にいないと面白さが伝わらないのだが、その目だけが虚ろな感じに、思わず吹き出しそうになった。

午後は試験監督が入っておらず、採点組(泣)今回リスニングの記述は逃れたものの、他の記述で揺れるものが結構あり、そこの担当になってしまった。 またかなり広範囲の部分に当たってしまい、まぁ仕方がないのだけれど、けっこうしんどい。少しやっただけでもうギブアップでした。 まぁ明日も色々ありますが頑張らねば…。

2月26日(金) 誘導・採点・内示

入試二日目。私の仕事は面接誘導。これがまた面倒。仕事としてはただ引き連れて行くだけなのだが、その待ち時間が辛抱ならん。 教室から面接教室へ連れて行くだけなので、そのインターバルが長い。それでも控え室を受験生だけにしておくわけにはいかないので、 その中でずっと無言の行のような人たちと待っていなければならない。それが各20分ずつ×5回…何も出来ずずっと黙っているだけなので、 午前中寡黙な人になりました(笑)まぁいいんですけれどね。

そして午後から採点…の前に、国語科一同気もそぞろになるということでフィギュア見てから採点開始でした(爆)まぁその分集中したということで(笑) ところがその集中力をそぐように、教頭から一人ずつ拉致されていました。そう、今日は転勤の内示日。こんなに採点でアップアップしているのに、 そんなこともお構いなしに続々と呼び出されていました。なんと国語科は悉皆だけでなく、全部で3人も!それも希望を出していた人は ダメで、出していない人が呼ばれていました。びっくり!

もうこうなると、採点が手に付きません。何だか雰囲気が一変し、重苦しいというか動揺しているというか…もちろんどこなのか知りたい気持ちも あるのですが、私も経験上、聞かれるのが嫌でした。特に自分の希望外であったり、他に大変なところに決まった人などもいると、何だか そんなに軽くみんなに言いたくない、自然とそのうち知れるだろうという感じにしたかったので、あえて無理強いして聞くことはしませんでした。 どう考えてもうちからの場合不本意なところが多いから。私だったら聞かれたくないので…。

でも何となく他教科の人たちの動向も聞こえてきて、えっ?あの人が?なんてのもありました。何だかざわざわして心が落ち着きません。 そのせいで一躍校内人事のあれこれも動きがあり、もう何だかわけがわからない。あの人が部長になるとか、あの人は何部を出るとか、 だとするとその後釜は?あの部活の顧問はどうするんだろう、今度はどんな人がくるの?みたいな感じになり、あっという間に校内が 騒然とした感じ…。

個人として、『私の転勤もあるかな?』と思っていただけに、ホッとする感じ半分、ちょっと残念半分というところ…。まぁ順番や年数、 切りの悪さから言うと無理かなとも思っていたので…。でもそんなことを飛び越して替わっている人もいたので、あながちあり得なくも なかったのですが…。でもやっぱり悲しい…。こうして仲良しの先生がいなくなると、また淋しくなりしばらく鬱になる。またそんな 季節か…と思うし、転勤される先生方の心情を思うと切なくなる…。ああ、春の嵐が吹き荒れました。


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