剛毅果断たる 10月 下旬 編


10月21日(木) テストの午後

テスト2日目。1限目は空いていたのでひたすら採点。でも結局2点のところを1点で計算し部分合計を出してしまい、それをすべて チェックしつつ再計算する作業をしていたので、結局全然進まなかった(泣)

その間に卒アル業者に電話する。本当は今日のテスト終了後、学年全体の集合写真を撮る予定だったのだが、雨で延期という連絡。 こういうのも地道な仕事ですな。

そしてその後はテスト監督。それが終わると公欠で受けられなかったやつの追試監督。そしてやっと採点業務に入れた。その合間に 成績ファイル整理や模範解答作り、進路関係の書類などをやる。うーん、データ入力系、資料作成系が溜まっていてなかなか進まない。

で、こういうときに限って職員会議がある。だいたい今日なんて年休者が1/4くらいいるのにいいのかね。だいたい日頃から「部活とかで 遅くまでやられている先生は、テストの午後などに早めにお帰りください。」なんて甘言を言うくせに、しっかりこういう時に 会議を入れる。テスト作りや採点をしたい人もいるのに、当然私のように脱兎のごとく帰りたい輩もいるのに、会議を入れるのですよね。 また内容も朝の打ち合わせで済むようなものもあるのに、なんか時間の浪費だわ。やれやれ。

10月22日(金) カウンセリング

テスト3日目。採点の方も一段落。平均的にはぼちぼちかな。とりあえずその成績を転記したりファイルに入力したりする。そういう 手間もけっこうかかる。テスト作りからここまでけっこう長い工程です。

試験監督をして、その後教室を片付けていたら、うちのクラス女子3人の受験相談&愚痴に付き合わされました。模試の結果が悪く、 不安で志望校を下げたいという相談、ありがちな話です。まぁそれぞれの悩みや愚痴を一通り聞いて、最後には励まして終わる… つまりそういういつものカウンセリング(笑)もうこんなこと何百回やっているんですかね?それが仕事と言ってしまえばそうなんですが、 3年の担任をやるたびに思います。生徒一人一人に向き合う…ってことはつまりこういうこと?ならばもっともっとそういう時間が 必要です。この3人だけで2時間近く話していましたから。余計な事務仕事など押しつけず、本来的なこういう仕事ができる環境作りを 是非お願いしたいものです。はい。

10月25日(月) 悩みの希望票

テスト最終日。遅刻しながらもとりあえず全員揃う。やれやれ。

今朝、人事異動の希望票が配られた。またこの時期が来たということだ。まぁ毎年のことなのでいつもなら『いちいち書くのが面倒だな。』と 思うところである。けれども今年はそろそろという予感があるから、書くのもちょっと考えてしまう。

高校の先生は最長10年同一校にいられる。まぁ例外はあるのだが。うちのような進学校は楽だから、みんなギリギリまでいたいと思う。 だからみんな転勤希望を出さず目一杯居座ろうとする傾向にある。逆に大変な学校に勤めている先生たちは、一年でも早く出たいと思うから 4年目からは毎年希望を出す(原則3年間は異動できない)。でも当然枠があるから、出る人がいて初めて入れる人が出てくる。 だから底辺校時代は『いつまでも居座ってないで、とっとと出ろよ。自分たちばかり楽しやがって!』と毒づいていた。その当時の ことは、前任校時代の日記に詳しく書いた。

で、自分がこういう進学校に来てしまうと、手のひらを返したように、居心地いいからできるだけいたい…と思ってしまうのは自己矛盾。 ぬるま湯につかっていると、ついつい長湯してしまう。自分のやりたい部活指導も十分できるから、ここまでズルズルときてしまった。 本当にすいませんという感じ。

でもここにきて、いよいよという感じである。昨年本校は大異動が行われた。職員の1/4近くが異動させられた。もちろん長い人は 当然のことながら、中には希望もせず4年目くらいの人も強引に出された。もうびっくりな感じ。それもちょうど3年生の担任が終わり、 一回りしてキリがいいというところでの転出。そんな人も数人。7年以上勤続でちょうど3年担任が終わった人は例外なく全員放出。 見事なくらいの割り切りだった。多分希望していない人は半数以上いたはずである。まぁうちみたいなところはどんどん出さないと…と いうのは前記の通り。

そんな中の私だが、現在8年終了で、3年担任が終わるところである。はい、ビンゴ!(笑)というわけで昨年と同じ意向なら100% 出ます。となると、どういう希望を出すか、もちろん希望通りなんていくはずないのはわかっていますが、せめて地区だけは希望通りに 行きたいので、書き方も考えてしまいます。基本、良い学校から大変な学校へという流れがあるので、仕方がないとはわかっていますが、 せめて自宅から通いやすいところが希望。前任校は通うのに90分以上、今だって平気で70分はかかる。もちろんもっと長い通勤時間の 人たちがたくさんいるのもわかる。でも部活で朝練、放課後の練習、土日休みなくやっている身としては、なるべく近い方が嬉しい。 だって朝5時に出て、夜8時過ぎに帰るなんてことはざらですから。

というわけで、どう書こうか迷いつつテストは終わる。

10月26日(火) 増えている

テストが明けると途端に欠席ラッシュ。いやはや。

本日は答案返ししつつ、過去問解きなどをやって時間をつぶす。まぁその合間に点数の調整などして、小論文を読んだりしていますが…。

放課後は学年会議。こうどうして話し合うことばかりあるんでしょうね。そういえば前任校での学年会議なんて、基本的に担任任せで あとは諸連絡を各自で確認しろ、話し合うのは特別指導の件ばかり…なんて感じだったような。この学校は進路関係のことばかりで、 まぁ幸せっちゃあ幸せなんですが、事務的なことが3倍くらい増えている気がします

10月27日(水) 事務日

寒い朝。なんか秋、通り過ぎて冬?というほどではないけれど、ちょっと寒いです。

朝のSHRで模試の結果を配りましたが、もう阿鼻叫喚。そりゃE判定のオンパレードですから仕方がありませんよね。まぁドンマイ。 私は今日はスーパー事務仕事デイと名付け、それこそ怒濤のごとくやりまくりました。クラスの事務関係、授業アンケート、成績入力、 公開授業の指導案、志望校選定シート3枚綴り×8クラス印刷、授業で使う過去問プリント印刷、小論文添削、面接指導、進路面談… という感じで、もう寸暇の休みもなくやり続けました。もう死ぬかと思うくらい。でもこれ意外にまだまだ湧きだしてきて、 気がついたらお昼を食べるのを忘れて14時過ぎ。もうびっくり。えっ?授業?もちろんやってますよ。でも本当に事務職のような 気がしてきましたよ、はい。

10月28日(木) 進路相談

寒い一日。12月中旬並みだとか…。この寒暖の差のために体調を崩している者多し。私も喉がちょっと…。

授業は相変わらずぼちぼちやって、休み時間ごとの進路相談が忙しい。ひとりは推薦の袋詰め確認作業、ひとりは過去問の答えを 教えてもらいに、あと2人は模試の結果が悪くて志望校相談…。やっぱりそういう時期なんですよね。担任というのはこういう 手合いにいちいち相談に乗るものなのでしょうか。まぁ仕事ですかね。はい。

10月29日(金) 進路レクチャー第2弾

本日は月曜日課。2年生が大学体験講義があるため。で、本日のLHRでは前倒しして、進路レクチャー第2弾をやる。一部専門学校やら AO、指定校で決まったやつもいるのだが、一般入試に向けての説明。

この間PTA向けにあった進路講演会で、とある業者の話してくれた内容がとてもよかったので、それをパクリ、自分なりにまとめ直し、 その上でうちの学校的な内容を加味して説明。まぁ出願校選定のための色々な事務手続き的なことのやり方やら、スケジュールの立て方、 どういうリズムにすべきか、模試の活用の仕方、願書取り寄せ、受験用写真の撮影等々、かなり細かい段取りついて説明し倒し(笑) それに加えて模試の案内、進路冊子の見方など、まぁ色々です。こんなことに詳しくなってきたのも進路指導部3年目だからでしょうか。 生徒には少しは刺激になったかな?必死で合格ノートにメモっている姿が微笑ましい(笑)

当然合間には授業をしたり、進路面談したりあれこれあるのだが、こういう進路レクチャー的なLHRは随時必要ですね。まぁ こういう学校ならではですが。はい。


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