明けましておめでとうございます。特に何も変わっておりません(笑)
さて、少しは気持ちを入れ替えて、ここの日記も頑張ってみますか。多分三日坊主だけど。
私のいる国語科は平均年齢が高い。ほとんどが8人中7人が50代で、一人だけ2年目の20代。驚くほどのアンバランス(笑) 当然仕事についても、それぞれベテランだから、あれこれノウハウがあり、みんな色々仕事が出来る。
でもそれゆえか、最近増えてきた若手の教員の雑な仕事ぶりが目に付くらしい。よく教科内の会話でも若手教員の悪口というか 苦言というか、その無奔放ぶりや、意識の違いで盛り上がることが多い。
ざっくり言うと、その仕事の雑さ。たとえば対生徒、対保護者に対する言葉遣いや、細かいケア、文書仕事の不備、独善性、 妙な自信、忠告を聞かないことなどがやり玉に挙げられる。
実は私はあまり言わないのだが、他のベテランの先生たちは、そのダメぶりにあれこれ言って盛り上がっている。確かに話を聞いていると、 嘘でしょ?とか、それはまずいんじゃないの?というエピソードがゴロゴロ出てきて、びっくりすることがある。 そりゃ口も出したくなるわと思うことはたくさんある。具体的に書けないけど(笑)
ただあまり一緒に尻馬に乗って批判することは少ない。なぜなら私も同じように出来ていないし、やらかすことも多く、 そして何より自分が若手の時も同じような失敗、失態を繰り返していたから。とても他人様をあしざまに言うことが出来ない。 自分を省みると、若手だけを責められないので。まぁベテランの鬱憤晴らしの感じもあるので。
ただ私も若手の頃は、ベテランの先生にあれこれ言われるとうるさいなぁと思うこともあったけれど、確かに、もっとも、ということも 多く、今思えば色々アドバイスをもらい、聞きながら成長していった記憶がある。そういう苦言が色々ありがたかった。
でも今時の若手教員はあまりアドバイスを聞かないのも事実。自分のペースでやることも多いし、協調性も少なく、 そして変な自信がある。本当はけっこう綱渡り的な仕事ぶりだったり、ミスも結構あるのだが、それを改めることも少ない。 私の目から見ても、ちょっと…と思うことは多い。だから他の先生たちが文句を言いたくなる気持ちもわかる。
で、今までなら大ベテランの先生のおかんむりを、40代くらいの中堅兄貴分先生たちがうまく諭して、間をつないで くれたのだが、今、その中間層がごそっと抜けている。教員の採用がずっとなく、50代の下は20代という かなりバランスの悪いピラミッド。おかげで仕事の継続性や技量の伝達が著しく悪い。その影響だと思う。
どうすればいいか…なんて打開策はわからないけれど、それが今の学校現場の難しさでもある。若手について あれこれ言いたくなる年代だが、私は静観することも多いこの頃。
初夢はあまり良い内容ではなかったです。
さて正月早々どうでもいい愚痴。昨日の続きから。
うちの学校は特にそうなのだが、システムとか職務分担が適当だ。これは赴任当初から感じていたこと。たとえばだが、私が 総務部なのでそれを例に挙げてみると、新入生の説明会、俗に言う入学許可候補者説明会というものがある。合格した中学生に 制服の買い方とか教科書買わせたりするやつ。これがどこの担当か曖昧だった。仕切り役がわからず、制服関係は総務、教科書は教務という風に、 あちこちが合同でやっていて、全体仕切りが不明確だった。これには来た当初ビックリ。だれに聞いていいかもわからなかった。 今は総務でやっているが…。
こんなの例を挙げるときりがない。体育館にある大型温風器。集会とかで使うやつ。これがどこの所有かわからない。卒業式で 使うから総務だろ、いや集会で使うから生徒指導部だろ、いや体育館の備品だから体育科?いつもそのそれに入れる灯油代をどこが 請求するか揉めるし、挙げ句の果てには進路のしおりもない。毎回その度ごとに印刷資料が出るだけで、まとまった冊子がない。 そして究極なのは内規が整備されていないこと。こんなことばかり。
つまり昔、6クラスしか無くて人手が足りず、みんな兼任でやっていた。体育科の先生が総務部長だったので、体育館の大型温風器も、 説明会も一人で仕切ってた。管理部と教務部が一緒だから、学検の机の準備はある一人の先生がやっていた。進路もそう。 役割分担や仕事の細分化が明確でなく、全員で兼務していたのだ。
ところがクラス数が増え、教員も増えてくると、仕事が明文化される。それが古い先生を中心にあまり分化せずやってきたので その悪習が残っている。それで新しく来た人が戸惑うという構図。そして最悪なのがその古い人たちがここ3年で半分以上 転勤してしまい、何がどうなっているかわからぬまま取り残されているのだ。
だからあらゆるところが不整備で、何がどうなっているかわからないところが多い。傍目では正常に機能しているようだが、 前任校と比べるとあまりに杜撰でお粗末なところが多い。これをきちんと整理するにはかなりの時間がかかるし、力業、 リーダーシップが必要。それに若手が増えて仕事をよくわかっていない人たちが増えているので大混乱。それが現状。
今年もどうなるやら。
珍しく3日連続で頑張ってみる(笑)全く正月ネタではないが。
教員には武器が必要だと思う。それは個人のスキルという意味で。私が若い頃は、「進路指導ならあの先生に聞けば何でもわかる。」と言われるような、 進路指導の大ベテランの先生がいた。普段はあまり目立たないのだが、進学指導、就職指導なんでもごされ、個別の大学の 入試形態から、就職の面接質問事項まで、色々詳しかった。だから進路指導で迷ったときは、その先生にいつも聞きに行っていた。
またある先生は、生徒指導に長けていた。怒ることはもちろん、生徒をなだめること、緩急を織り交ぜて納得させること、本当に 上手かった。威厳があり、でもちょっと恐がれつつも好かれており、ああ、あんなふうに出来ると良いなといつも思っていた。 頭髪指導や停学などの時には、本当に頼りになる先生だった。
またある先生は、こちらも普段はパッとしないのだが、文化祭などになると無類の力を発揮し、生徒を駆使し色々なものを作らせたり、 作業させたり、うまく盛り上げたりする。企画も斬新で、どこから考えつくのだろうと思ったり、すごいなぁと感心した。
つまりすべて一芸に秀でた(教師の仕事として)先生が多かった。まっ、意外に他の面ではダメダメなのだが、その特定の場面では 自分の武器を発揮し、まさに無双の活躍をしていた。よく若い頃、そういう先輩の先生に「何かひとつだけ、これなら誰にも負けないというものを作れ。」と アドバイスされた。教科指導でもいい、生徒指導でも進路指導でも、何かこれだけはという武器を作るべきだと言われた。
この年になってみると、そのすごさがよくわかる。自分はほとんど何もなく、せいぜい部活指導くらいだが、そういう特化した部分がある方が 本当の専門職として生き残れる。ある先生は担任としては一流で、あの先生のクラスになりたいという生徒はたくさんいた。 クラス経営が得意分野だったのだ。
だから今の若い教員もそうすべきだと思う。どれも平均点であることも大事だが、何かの武器を作るべきだと思う。
世間的には仕事始めですが、私はまだのんびりとしています。どうせ嫌でも忙しくなるので(笑)
さて、お正月にはそこそこ年賀状が来るのですが、そこに同職の人たちの近況が書かれていて、色々と思う。 昔の学校で仲が良かった人たちが、今はあちこちに転勤して新しい学校に行ったとか、今は何をしているだとか知れて 楽しい。
ある先生は割と大変な学校へ行き、教務部長をしているとか。ご苦労だなぁと感じたり、ある先生はもう10年目と書いてある。 じゃあ悉皆かと思ったり、9年目?じゃあもう今年異動だろうとか、ある先生は超進学校へ異動となり、違う意味で大丈夫かなと 心配したり、色々である。
私も昨年あたりに総務部長をしていると書いたら、似合っているだの、ご愁傷様ですとか書かれてきた(笑)また相変わらず テニスをしていると聞き及んだのか、もう年だから無理しないようにと書かれている。私より年上の癖に(笑)
それでもまぁ何となく消息が知れ、ああ悲喜交々だなと思う。羨ましくもあり、まだマシだとも思い、自分の現状を 確認するお正月である。
私的には今日から仕事始め。午前中に事務的なことを片付けようとしたら停電!電気工事中でした。やれやれ。 午後から部活をやってヘロヘロです。
さて、今日もちょっと書こう。それは学校間の言語の違いについて。えっ?同じ日本でしょ?と言われるかもしれないが、 もちろんそうなのだが、話されている内容やイメージの違いについて。
私の最初の学校はごく普通のレベルで、まぁ偏差値的には45くらいかな。就職半分、残り専門学校、大学がちらほらというくらい。 だから進路指導というと面接の練習や履歴書の書き方が中心だった。今の学校も同じくらいのレベルなのでそんなもん。 ところが2校目は超底辺だったからほぼ就職なんだけど、漢字の書き取りやらせたり敬語を使わせたり…。
ところが3校目は進学校だから、いきなりセンター入試、私立併願、指定校、模試関係…という全く訳のわからないことばかり やらされた。どういうふうに受けるのかも、受験勉強の内容とかもわからず、マーク模試がどうとか記述は…なんて会話ばかり 飛び交っていて、来た当初は使われている言葉自体がわからなかった。まさに言葉のわからない異国に来たみたい。
そしてそこから今の学校に来て、また就職や専門学校で、推薦書を書いたり、AOの指導をしたりする。元に戻った感じ。
進路ひとつ取っても、これだけ学校レベルによって使われている言葉が違う。それが他の分野についても同じ。うちで 予備校の話なんて出ないし、前の学校では停学的なものはほとんどなく、事情聴取、保護者召喚なんて言葉もあまりなかった。 追認とか罰清掃なんてことばもあまりなかった。つまり学校によって全然違うのだ。
それは先生たちの間においても同じ。補習の組み方、研修の内容、細かい成績規定…全然違う。会社において営業から経理に 回されたくらい仕事の内容が変化する。授業だって同じで、教え方やテストの質まで全然違う。前任校では漢字の書き取り練習なんて やりませんでしたからね。
つまり転勤するというのは、海外派遣されるのと同じくらいの変化がある。それに部活なども加わればなおのこと。だから この時期になってそろそろ人事異動の話が出てくると、みんな喧しいのだ。
まだ始まってません。本日も部活だけ頑張ってきました。
よくお役所は縦割り行政だと批判がありますが、実は学校もそう。学年ごとに区分けがあり、他学年との間に溝がある。それでもうちなんかは 比較的ない方だが、前いたところでは公然と批判することもあった。あの学年はダメだとか、あの指導はなっていないとか、あの学年のせいで…みたいな 悪口はよくあった。また分掌による派閥なんかもあり、生徒指導部の一団とか、教務部派みたいなものもあるところにはある。
みんなで同じ学校の中なんだから協力すればいいのに…と思うのだが、それは会社なんかと同じで、派閥的なものや、他を貶めることにより 自分たちの方が上だという優越感なのか、意外と根強くある。まぁどこにでもある人間関係なのだが、それがぶつかって会議なんかで喧嘩めいたものに なるときもあってなかなかに厄介だ。
若い時はそれこそ下っ端だから、あちこち振り回されることも多かった。ある学年のやり方をしていたら「そんな生ぬるい指導ではダメだ!だから ××(学年主任の名前)学年はダメなんだよ。」といわれたこともある。やれやれである。だからそれによって右往左往する生徒が可哀想。 某先生に聞いたらこうだというのに、違う先生に聞いたら全然違う指示をされたとか。
本当はそういう垣根を無くして一体化させるのが管理職の仕事だと思うんだけど、如何せん校長も教頭も3年で転勤。長くいる長老みたいなベテランの先生たちを 変えていくなんて無理。事なかれでさっさと異動するのがいつものこと。よって縦割り・派閥はなかなか解消しないのです。 でもうちなんかはここ3年で半分以上職員が替わったので、そういう弊害はほとんどなくなった。ただ問題なのは仕事の引き継ぎが全然 出来ていないこと。やれやれ。
本日が始業式。ところが朝から大混乱。またまた女子トイレが流れないという…。生徒棟の女子トイレがほぼ全滅し、 少ない管理棟のやつを使えとのこと。もうなんなんですかね。
うちの学校はちょっと特殊で、普通のやつではなく、中水といって雨水を溜めてそれを流すというやつ。30年前に エコを先取りして設置したが、もう老朽化してあちこち詰まったり、ポンプが壊れたり…年に3回ほどよく壊れて 一部使えないことはあったが、今年になって頻発している。月一ペースで職員トイレが詰まり、毎度修理を依頼している。 ところがその修理費が底を突き、職員トイレは12月からずっと閉鎖中。ありえないですよね。
で、とうとうそれが生徒の方まで波及して、今日久しぶりの学校なのに、女子トイレがほとんど使えないとは…もうあり得ない。 400人の女子生徒がいる教室棟の女子トイレが全滅なんて…。 まぁ管理棟の方が使えたからそれほど大混乱しなかったし、今日は始業式だけだから何とかなったけれど、まだ修理の見込みも 立っていないとか…どうするんでしょうね。大掃除、始業式、服装頭髪検査の日程を少し短縮したらと具申したが、管理職は あまり危機意識がなく、大丈夫でしょとのこと。トイレに長蛇の列なんて人権問題レベルだと思うのですが…。 こんなトイレが足りなくなる学校って…。やれやれです。
さて、私は掃除して、始業式に出て、その後、午後から運営委員会の会議。そこでもトイレ問題について話し合うも、 こればかりは修理してもらうしかないんだけど、お金が無くて…明日からの6時間授業で、わずか管理棟の9器のトイレで 400人は無理だと思うのですが…。いちおう対応策として男子トイレを一部女子トイレにしたり、バケツを用意して 自分で流せるようにしますが、もうこんなの根本的に改善しないと無理レベル。簡易トイレを借りようにもやはりお金がなく、 マジでトイレ休校になりそうな勢い。本当にどうなるんでしょ。明日から大混乱必須。
とりあえず応急処置でトイレは復旧したそうです。やれやれ。でも根本的な解決にはなってないので、また発生するでしょう。
いよいよ今日から授業開始。月曜日課のため私は4コマ。ヒーヒー言いながらやってきましたよ。特に3年生の情報は たった6時間くらいしかないのに今回からパワポだと!?全く無理無理。やり方教えて一画面作れば終わりでしょう。これで 何がパワポなの?
現代文の方も残りが少ないため、テストを考えてコンパクトに。マジでちゃんとやらないと…。そして挙げ句に放課後に 職員会議。もうヘロヘロでした。
さて、この前、若手の職員が…という話をを書きましたが、実はベテランも色々あるのです。私なんかまだコンピュータが 使える部類だからいいのですが、この期に及んで、まだ手書きで資料を出す人とか、成績の入力も覚束ない人もいる。 そのせいで全体の集計やらデータの一元化が進まなかったりする。これには本当に困る。
成績入力でも、プルダウンで項目をきちんと選べなかったり、マニュアルに手順が書いてあるのによく読まず適当にやって 周りに迷惑を掛けたり、またそういう部分だけでなく、けっこう仕事もいい加減だったり、校内禁煙なのに…だったり、 傍若無人に振る舞う老害も意外と多い。だからいつも思うのだが、若手ばかり責められないなと…。
もちろん自分もその一人だと自覚している。あれこれ昔のやり方にこだわりすぎて、柔軟に現状に合わせられないこともしばしば。 自分のスタイルを貫く…というと言葉は格好良いが、偏屈で柔軟性が無いとも言う。今度暇な時に、そういう老教員の弊害を 書いてみよう。
というわけで、今日もまたあれこれバタバタしながら学校は回っていくのです。