抱薪救火たる 10月 下旬 編


10月21日(金) 色々

テスト3日目。採点もほぼ終了。監督はひとつだけ。

テスト期間中ですが、部活関係の仕事が色々。注文していたウォームアップの配布、荷物運び、講習会の名簿作りなど。その他にもPTA理事会のレジュメを 印刷したり、成績を調整したり、文書を3つほど仕上げたり…なんか色々あるわ。

10月24日(月) 向けるべき矛先

テスト最終日。ひとつ監督して終了。採点も終わっているので、得点調整したり、部活をやったり。

土曜日にPTAの理事会があって出勤していましたが、テスト中で久々に部活がないのに休めないという…。 その時に保護者と色々話して、ある件についてちょっとだけうまく進まなくて、なだめすかし調整して(笑)、うまく まとめました。その時なんだかなぁと思いました。

自分が若い頃は、別にそれほど尖っていたとは思いませんが、それでも若気の至りで、年配の先生たちの事なかれ主義というか、 いつもうやむやにおさめてしまう仕事ぶりに対して不満というか、もっとちゃんとやってくれればいいのにいきがっていました。 管理職に対してももっとガンガンいけよ、白黒はっきりさせろよと、内心では思っていました。声を大にして言ったわけではありませんでしたが、 そういう気持ちは多少ありました。

ところが自分がいざこの年になって、上の方の立場になってくると、なかなか物事はそうやってすんなりとはいかない。 懐柔暗躍根回し調整妥協によって成り立っていると言うことを知り、いわゆる世間というものを身にしみてきた。 今回のPTAの保護者たちとの話も、建前論だけでは上手くいかず、そこをうまくおさめるのが大人の仕事だと実感した。

それでふと思う。あのときの自分の何だったんだろうと。向けるべき矛先が鈍ったのか、それとも天に突き刺していたのか。 年を取ったな。

10月25日(火) 前倒しハロウィン

テストが終わり、本日から平常日課。私もテストを返しつつ授業をしたり。2年生が明後日から修学旅行のため、本日荷物搬入で、朝からガラガラと スーツケースを転がしている。明日は結団式で早帰り。

というわけで、なんとハロウィンの前倒し?(笑)

このところハロウィンが一般化し、巷でも仮装したりお菓子を配ったりとあれこれやっているが、当然流行り物が好きな高校生にも波及してくる。 学校内でもお菓子をばらまいたり、変な仮装するやつが出てくる。迷惑千万。

で、この前の体育祭で盛り上がった3年生応援団員を中心に、ハロウィン中2年生が修学旅行で不在だというので、その前に後輩たちにお菓子を 配ろうと朝から騒いでいた。やれやれである。

先生たちとしてもまぁ仲間内でコソコソ盛り上がるのは黙認だが、おおひっぴらに、それもゴミが出たり、学校全体に迷惑がかかりそうならそれは別。 このあたり偏差値の高い学校ではうまくやるのだが、うちあたりだと羽目を外しがち。やれやれな感じ。朝早く登校して昇降口近くでお菓子配りしている。 たださすがに仮装はあれかと思ったのかジャージ姿で。これハロウィン?ただのティッシュ配りにしか見えませんでした(笑)

まっ、そんな日常(笑)

10月26日(水) 特別時間割

本日から特別時間割。2年生が今日結団式だけで早帰り、明日から修学旅行なので、他学年は今日から4時間授業となります。前任校では5時間、 しかも午前中3時間午後2時間という、あまり嬉しくない流れだったのですが、うちはきっちり午前中4時間であとは放課というナイスな形。午後から部活も たっぷり出来るし、他の子も早く帰れるし、先生たちもちょっと余裕があるという良い一週間。

ところが…その特別時間割なのですが、2年生の先生がいない分、その空いた穴を他の教科をぶち込むという算段。決して自習は作らせないという形なため、 かなり不規則で不均衡な入れ方。たとえば2年生で1年生を教えている先生が修学旅行で不在な場合、いる先生の教科が入る。それも持ち時間とか バランスも考えず。たとえば保健の授業は週1回ですが、なぜかこの期間に3回も入るという…。その上うちの場合英語が習熟度でやっているため、 先生が足りないとどうしても簡単に入れられない。

となるとどうなるか…。そう、単独クラスの教科が何度も入れられる。つまり私の現代文や情報なんて死ぬほど入れられているのだ。普段週3回が5回になんて 序の口、そして4時間中4時間とも連続でと言うのも当たり前。ある先生に関して言えば一日に同じクラスの授業が2回もあるという…そんな無理矢理なら自習にしろよと いうくらい。でも半日勤務の人が多かったり、初任も多くて特定曜日に入れられなかったり…そういう余波で驚くほど不均衡な時間割になっているのだ。 ちなみに私は前日4時間中3コマは入っているし、ある日は4/4でした(泣)

まぁそれでも午前中で終わるならしょうがないと諦めていましたが、よくよく見てみると、あれ?このクラス教えていないのになぜか入っている?なんで? どうやら特別時間割を組む教務部の担当の人が間違えたらしい。そういえば何か間違いがあったら言ってくださいっていっていたが…よく見ていないので当日になってから 気がついた。やばっ。いちおう言ったけれど、そのクラスの担当の先生は同じ時間帯に他のクラスが入っていて、つまりダブルブッキング。やれやれな感じです。 というわけで、今日も半日とはいえ密度の濃い時間割でした(笑)

10月27日(木) 悪環境

本日も3/4の授業。まぁいいんだけどね。でも科目によっては毎日1時間しか授業のない先生もいて、何だかなぁ。

午後は相変わらず部活。その合間に少しだけ文書仕事。次から次へと尽きないものですね。そういえばこの前事務長が、総務部用にPCとプリンタを買ってくれると 言っていました。いちおうダメ元で申請していたけれど通ったみたい。だいたい総務部のノートPCはだいぶ前のXPをWindows8に載せ替えた骨董品。まぁ文書を 作る程度には困らないのだが、総務室にはプリンタがなく、この部屋はLANが来ていないのでいつもUSBに移し替えて移動してプリントアウトしている。 でもそのうち面倒だから、結局国語科にある自分のPCで作業したりする。その不便が多少改善されるかも。

ただいまだにこんな感じ。本当に公立高校は遅れている。特にネットワーク関係においてはLANが整備されていない部屋も多い。ならばWi-Fiでと思うが、そんな予算もない。 だから結局アナログ的なデータのやりとりが多いのだ。ちなみにトナーが買えなくて埃をかぶっているプリンタもあるとか。壊れた支給PCは修理費も出ない。 そんな学校なんですよ。

10月28日(金) ゆとり

本日も4時間なのだが、1年生は学年行事ということで、1年生だけで午前中に球技大会。3年生は通常授業。でも今度は月曜日は 1年生は通常授業で3年生が学年行事。ちょうど2年生がいない隙にこうしてなんかイベントを入れて授業を潰している。なんていい学校(笑)

ここの学校の良いところはあんまり授業とかを詰め込もうとしてギスギスしていないところ。それはとても評価できる。他校では7時間目に授業を入れたり、 面談期間を削って授業したり、隙あらば授業を入れて授業時間の確保をしている。

確かにそれが正当なのだろうけれど、うちはやはり底辺校に近い。だからそこまでやらず、むしろこういうふうに余裕を持たせて、生徒も職員もゆとりを 入れようとする。その方がメリハリも出るし、生徒も学校が楽しくなる。まぁ後付けだけど。

でも管理職が変わるとまた方針が変わりますけれどね。とりあえず余裕のある一週間です。


BACK