鵬程万里たる 12月 中旬 編


12月12日(月) ここから

テスト最終日。またひとつだけ監督をして終了。いちおう採点はほぼ終わっているので、平常点やら提出物などを確認しつつ、得点調整をする。

また午後からは部活が再開なのだが、今度はこちらが忙しくなり、あんまり関われない。まぁあと少しですから。

12月13日(火) 意味なし

本日からテスト返却。ところがうちの学校はこのテスト返却だけで4日間もあります。今日なんて1時間だけ。それも30分区切りだから なんと9:30には下校。これって来る意味ある?

そもそも返却なんてその気になって詰め込めば2日くらいで終わる。でもそれだと採点が間に合わなかったり、成績処理が午後から出来ないので、 多分大多数の学校は3日間くらい使い、午前中いっぱいでやる。午後からは面談したり成績不振者を呼び出したり、成績処理したり…それが通常。 うちみたいに4日間というのは異例の長さ。

というのもうちは講師やハーフ勤務の人がやたら多い。それも他校と掛け持ちとかも。そうすると、来られる火が水曜日だけとか木曜の午前中とか 限られてくる。そうするとその先生の返却が出来る曜日が固定され、3日間だとおさまらない。本当は同じ教科の他の人が返却すれば…という 意見もあるが、各担当者ごとにテスト問題が違うので、他の人が返却するのはなかなか難しいるだからダラダラと毎日1時間2時間で10時くらいには 終わるという長丁場になるのだ。本当に面倒。

人事がこういうふうに多様化すると、こんな弊害が出てくる。授業時数を確保して…とお題目を捉えながら実はこんなところで答案返却のためにテストが前倒しとなり、 授業数が減るという…意味がない。やれやれです。

12月14日(水) アホすぎて

答案返却2日目。今日も私のテスト返しなし(笑)

今、総務部で使っているノートPCは、正確に言うとPTAで買ってもらった古いやつで、ネットにもつながず(つなげず)OSを乗り換えてだましだまし使っていた。 ところが先日事務長から、何とか新しいノートPCを買えそう、プリンタも買ってあげると言われ、よしなに頼んでいた。全くお任せで。 それが先日来たのだがこれがまた…。

どんなやつが欲しいか聞かれたときに、いちおうワードエクセルが使えれば、プリンタもモノクロレーザーで…とリクエストしていたのですが、 来てみたらプリンタはbrotherのやつ。それはまぁいいんだがUSBケーブルがない。公立校でWiFiなんてありえないので普通にケーブル接続しかあり得ない。 そしてノートPCはDELL製で文句はないのだが、マウスがない。これはまぁしょうがないにしても、PTAで買った物なので、名目上はPTAで使えとのこと。 でもPTAの文書は結局学校で私が使っているのだから、その案内文書や様々な会議資料もすべて私が作っている。でもこのPCの管轄はPTAということ。

で、そのノートPCを初期設定しようとしたら、ワードエクセルはネットからダウンロードすることになっている。でも学校のLANは教員用ということで、 PTAでは使えないと事務長はおっしゃる。えっ?スタンドアローンで使えと?プログラム更新はおろかワードエクセルもダウンロードできないという、 アホみたいな展開。その上こっそりネットにつなごうと思ってもそもそもLANケーブルすらない。今いる総務室はLANのコネクト口が室内のかなり離れたところにあり、 10Mは必要。でもそれすらつなげないと…。

もう本当にお役所。PTAで買ったノートPCがまずケーブル類がなくてプリンタにもLANにもつなげない。そのせいでワードエクセルもダウンロードできないし、 どうやって使えと?またそのLAN接続も管轄がPTAだから教員用のLANにつなぐのはまずいと…もう意味がわかりません。つまり買ったはいいがメモ帳くらいしか 使えないノートPC。今時ネット接続も出来ず、プリンタも新品のまま放置。本当にアホとしか思えない。でもこれが現実。

事務長が何とか対処してくれようとしていますが、なんだか面倒なことに。個人的には長いLANケーブルとUSBのプリンタケーブルを買い足せばすべて解決なのですが、 どうなることやら。無線LANなんて学校では永遠に無理だし、このPTA用のPCのためだけにブロバイダ契約する?ていうかそもそも室内に電話回線もないし…。 やれやれです。

午後から運営委員会。前期入試の要項などがあり、長かったです。はい。

12月15日(木) 価値

答案返却3日目。ここにきてやっと私の担当クラスのテスト返しがあった。それを粛々と返して成績処理。

細かくやることがある。総務的に来年度の行事の会計について打ち合わせしたり、発送文書を確認したり、部活関係でも講習会の名簿を作ったり、大会事務局へ 連絡を取ったり…あっという間に夕方になる。この多忙さはなんとかならんか?

教員の価値というのは多面的なもので、どの能力を認めるかという問題がある。よく「あの先生は部活ばかりして全然分掌の仕事をしない。」と怒る人がいる。 確かにそういう面はあるのだが、でも部活で生徒指導をしてくれているから、ダメな生徒が部活に入っているせいで大崩れせず何とかなったり、学校行事でも 部活の生徒が奔走してくれるので助かっているという面もある。もしこれで部活が規律正しくなかったら、もっと生徒指導が大変になっていたはず。だから 分掌の仕事は差し引いても、部活の面で学校を正常化する側面を支えているとも言える。

またある先生は担任としてはとても有能で、生徒を動かすのが上手い。だからそれで学年としては率先して色々回してくれるので助かる。部活の顧問は全然だけど、 学年、担任としては必須の人だという評価もある。

また別の先生は、たとえば進路のエキスパートとしては有能で、あの人に聞けばすべてわかるし、進路のことは任せておけば大丈夫、でも担任としては…という人もいる。 それはそれで適材適所であれば上手く回る。それはコンピュータの仕事だったり、管理、教務などにも言える。

またある先生は造詣が深く、その教科の授業はとても素晴らしくて、生徒もとても楽しみにしている。あの先生の話は面白いしよくわかると好評だったりする。 これが先生として一番望ましいことなのだが、でも反面他の仕事は無能というケースも多々ある。

つまり、すべてオールマイティな先生はそうそういないということ。担任も出来て、分掌も軽くこなし、授業もよくて、部活の指導も出来る…なんて人はめったにいない。 それぞれどこかに偏っている。それをいかに生かすかが管理職の仕事なのだが、実はそれが一番わかっていないのが上の人。だって3年しかいないから。 それを見極める前に転勤してしまう。まっ、中にはすべてダメでクズの教員もいますが(笑)

だからあまり「あの先生はダメ」とレッテルを貼るのは簡単だが、実は他の分野で実力を発揮している先生もいるので、一概には決めつけられない。 私なども多分部活バカだと言われてるだろうし、何の取り柄もないと見放されているはず。何か一芸に秀でいたらなぁ…。

12月16日(金) 色々

答案返却4日目。そして午後から教科会議。まぁ相変わらず危ないやつがちらほら。長欠のやつもいて、これから3学期までにある程度色々あるのでしょう。 担任はご苦労様です。私は通学路清掃でゴミ拾いをしてから、ちょっとだけ部活。風邪気味ですよ。はい。

12月19日(月) だけ

本日は1時間だけで、1・2年生は小論文模試、3年生は進路関係。それで終わり。まぁ生徒はたったた1時間のために来るのですが、こちらは成績処理とかで忙しい。 私はそうでもないけれど(笑)というわけで私は午前中から部活をしていただけでした(笑)

12月20日(火) 生誕祭

本日は生徒指導部長による講話。薬物乱用教室ということで、いつもなら外部から講師が来るんだけれど、今日は都合が付かなくて指導部長自ら話しておられました。ご苦労です。 その後は学年会議がありましたが私は関係ないので、印刷したり資料作りなどしていました。

ということで本日私の生誕祭です。もうこの年になるといい加減特に感慨もなく、ただの一日です。いつ死ぬのかなと思うくらい。というわけでまだ生きています(笑)


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