悖出悖入たる 10月 下旬 編


10月23日(月) 休校にならず

昨夜から台風が来て、本日は休校か?と期待したが、朝の時点でほぼ通過し雨もほとんど止み暴風雨が残っていた感じ。 学校からの一斉配信メールで11:40からと連絡があった。あれ?やっぱりやるんだ。交通機関の乱れも徐々に戻っていた感じなので 仕方ないなぁと思っていたけれど、4時間目からとかやりたくなかった(笑)

それにしても学校のHPに、今日の台風による休校かやるかの情報が載せると言っていたが、県のサーバにアクセスが集中しすぎて 全然つながらなかった。こういうところ県はダメなんですよね。緊急事態のためにサーバをきちんとしなきゃ。結局多くの生徒が 見られなかったはず。やれやれ。

で、生徒の方だが、みんなそこそこ真面目に来ている。偉い。むしろ先生たちの方がいない人が多い(笑)で、担任も副担にも不在のため、 代わりに某クラスのSHRへ。最初に出欠をとって連絡事項を伝える。久しぶりの担任仕事。そして7時間目の総合も代理で行く。 今日はセンターから来た葉書を確認させる作業。自転車通学の調査。その後は自習。まぁそんな感じでした。はい。

10月24日(火) 学年外はわからない

今日から特別時間割。2年生は結団式で早帰り、明日から修学旅行でしばらくいません。そして1年生は大学見学ということで、クラス毎に2つの大学を 見に行くという行事。よって授業があるのは3年だけなので本日は4時間授業。私も2コマだけでした。 そして明日からも5時間ということで今週はちょっと楽そう。

でもここの学校ってけっこう学年毎に動いていることが多いので、こういう行事の時に他から見えにくい。たとえば今日の結団式もいつ、どこで、 どの時間帯でやっているのかもわからないから、テニス部の2年生に連絡を取りたくてもいつ空いているのかわからない。1年生も外へ出ていると言うことは わかるのだが、どんな流れでどんなふうに動いているか詳細が知らされていない。現地集合現地解散らしいのだが、「先生、部活ありますか?」と聞かれても、 終了時間や戻ってくるかどうかも知らされていないのに言いようがない。

まぁけっこう学校によってはよくあるパターン。学年の独立性が強く、それを全体に要項などあまり配らない。だから他学年の動向が全然分からない。 自分が当該学年になってはじめて知るという…。まぁ古くからいる人は分かっているからいいんですけれど、新参者はけっこう困る。たとえば 今週の土曜日に3年生の保護者対象の進路説明会もあるのだが、これは他学年にアナウンスしていない。だから今頃になって体育館でやる予定だが、 部活の練習とバッティングしているという…。説明不足もけっこうありますね。

10月25日(水) きつい

2年生は無事修学旅行へ旅立った模様。1学年いないだけで学校はちょっと閑散とします。ということで本日から5時間授業。でも私は連日授業は 減りません。担当は1年生と3年生なので、むしろ通常の6時間のところを5時間ですべて入るのでむしろきつい。まっ、仕方ない。

テスト返しもぼちぼちで、成績処理も同時進行。そして授業の方もだんだんエンジンがかかる。3年生は受験に向けて少し演習も増やさねばならないので、 予習が大変。相変わらずまだ小論文とか見ているのでけっこうハード。ストレス発散のために放課後の部活をやりたいのですが、今日も雨。 うーん。

10月26日(木) うーむ

昨日今日と担任が熱を出して倒れているので出動しています。まぁSHRだけなので気が楽ですが…。

今日も5時間授業ですが、授業は詰まっているし、面接指導などもあり、結局多忙。何だか全然暇にならない。うーむ。

10月27日(金) 聞く素直さ

本日まで特別時間割。今日だけ唯一いつもより授業が少ない。ホッ。

でもなぜかやることはある。部活関係の道具の片付けとか、明日の準備とか。まぁそんなもんだけど。

今年度同じ国語科に新任の子がいる。同じ1年生を担当していて、色々授業内容について質問されることが多い。 「これはどう説明したらいいですか?」「この部分も言った方がいいですか?」「こんな質問はダメですか?」等々。 毎回指導教官のベテランの先生に指導を仰いでいるのだが、私にもちょくちょく聞いてくる。けっこうドジっ子だが、 それでも一生懸命やっているし、素直なので、もちろん聞かれたら色々教えている。

ただ色々話していると『こんなことも知らないのか』ということはちょくちょくある。たとえば昨日も 古典の中で月の異名(睦月とか如月とか)が出てきた。私はついでに時刻の表し方などについても話したよと 言うと、「どんなこと話したんですか?」と聞いてくる。だから、10月は何で神無月というかとか、 十二支の漢字は書けるか?とか時刻や方角も十二支で表すんだよ、などと古典常識をついでに話したと。 すると「えっ?それもシラバスにありましたっけ?私は全然やっていないです。」と慌てていた。 いやいや、こういうものは授業の合間に知識として説明してやるもので…と話し、「昔は午の刻は昼間の 11時から13時で、だからその午の刻より前を午前、後を午後と言って、午の字が使われているんだよ、と 生徒に話したらみんな『そうなのかー』とびっくりしていたよ。」と話すと、「えーっ!本当だ!知りませんでした!」と、 生徒と同じように驚いていた。

こんな事も知らないで教えているのかよとこちらが驚くが、でも自分も新人だったときはどうだろうと思ってしまう。 やはりあの頃は本当に何も知らなくて、無知すぎて今考えると怖くなる。古典の文法すら危うくて、毎回 指導書を丸読みしたり、ひたすら他の先生のやっていることを盗み見盗み聞きして、取って付けたような授業を していたはず。赤面の至りだ。あの頃習った生徒が可哀想。

そう考えると、この新人の子は、知らないことも多いけれど、ちゃんと聞く耳も持っているし、素直に教えを 請おうとしている。その従順さというか学ぼうという姿勢があるだけマシ。何か変なプライドがあって 全然聞かない新人もいますからね。そう考えると、わからないことをちゃんと教わろうという姿勢こそが 伸びる資質なのかもしれない。そんなことを思う。

10月30日(月) 土曜日のこと

土曜日に3年生の保護者対象の進路説明会がありました。ここの学校は学期に一度やっているらしい。予備校の人を呼んで全般的な話。そして 進路指導部から具体的な受験手続きについて。10:00-11:30で約120人くらい来ていました。

私は最初近くのコンビニで立ち番。よく勝手にそこに車を止めてしまう保護者がいるのでその監視役。そんなことを30分くらいして、あとは ただ話をちょっと聞き、片付けを手伝ったくらい。特に何もしていません。その後、個別に保護者が担任と話す時間があったので、まぁ秋の面談代わりという 側面もあるのでしょう。土曜勤務でした。

で、その後、例の県下職員にやっとPCを配るということで、何だかいよいよ配布されるそうなのですが、そのためにはまず個々に静脈認証の登録を しなければいけないらしい。それで情報部の先生のところへ行き、左手右手の手のひらの静脈認識をしてもらいました。世間では一般的なのかも しれませんが、こんなことするのね。

で、本日は台風一過。晴れましたが風は強かった。相変わらず授業はサクサクとやって、その他小論文指導や部活の申込など色々事務仕事あり。はい。

10月31日(火) 10月が終わる

今日から2年生が登校。まだ修学旅行のテンションが残っているようですが、これで再び3学年揃い、学校もうるさくなりました(笑)

さて、本日も授業が盛り沢山。小論文指導もあったし、毎日いっぱいいっぱい。半年以上経つけれどいまだにこの学校に慣れませんね。


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